
日本人の中にも『偉人』と呼ばれる人たちが大勢います。
このような人たちは日本人特有の感覚を持ち合わせているため、日本人の心に響く名言を残しているのです。
そこで今回は、歴史上の偉人達が残した短い言葉をまとめてみました。
ぜひ最後までご覧ください。
日本人の心に響く名言集
事業を始める時、金儲けをしようという気持ちはなかった。
何が世の中を明るくする仕事はないかと、そればかり考えていた。
<日清食品創業者 安藤百福>
安藤百福は、皆さんご存知『チキンラーメン』の開発者です。
世界初の即席命を生み出した”イノベーター”なのですが、戦後の暗い時期を過ごした人物なので、このような前向きな名言を残したのでしょう。
安藤百福の偉業や名言が知りたい人は、下の記事もご覧ください。
この世に難関などはない。
難関というものはあくまでも本人の主観の問題なのである。
<ワコール創業者 塚本幸一>
塚本幸一は、女性用下着メーカーとして有名な『ワコールホールディングス』の創業者です。
1949年創立のワコールですが、2023年3月期連結決算は『創業以来初めての赤字』になりました。
企業としては逆境に立っている状態ですが、塚本紘一が残した名言のように、きっとこの難関を乗り越えてくれるでしょう。
君、弱いことを言ってはいけない。
僕も弱い男だが、弱いなりに死ぬまでやるのである。
<作家 夏目漱石>
これは『やり遂げる意思』が感じられる名言ですよね。
夏目漱石の”男らしさ”が感じられる言葉だと思います。
夏目漱石の名言を知りたい人は、下の記事をご覧ください。
太陽の光を借りて照っている大きな月よりも、自分から光を放つ小さな灯火でありたいものだ。
<作家 森鴎外>
「さすが有名作家!」と言いたくなるような、美しい表現ですよね。
誰かの意志に操られるのではなく、自分の信念を貫きましょう!
環境より学ぶ意思があればいい。
<津田塾大学創設者 津田梅子>
”環境”というのは『教育環境』のことを指しています。
この言葉が伝えたいのは、行動する大切さについてです。
今ある環境を”できない言い訳”にしてはいけません。
外部環境よりも、やり遂げる意思の方が重要なのです。
私の最大の栄光は一度も失敗しないことではなく、倒れるごとにまた起きるところにあった。
<本田技研工業(ホンダ)創業者 本田宗一郎>
失敗することは問題ではありません。
そのまま諦めてしまうことが問題なのです。
本田宗一郎の名言を知りたい人は、下の記事もご覧ください。
全て自分のことだと思って全力を尽くす。
自分のことと思えば、どんなに辛いことでも我慢できる。
<丸井創業者 青井忠治>
これは”当事者意識”を持つ大切さについて語った名言です。
大きな組織にいると”当事者意識”を持ちづらいですが、何事にも”当事者意識”を持つべきだと思います。
世の中のことは、全て原因と結果の関係でできている。
<実業家 渋沢栄一>
「日本経済の父」と呼ばれる、渋沢栄一が残した名言です。
現在の境遇を「不幸だ」だと嘆いたり、「なんで俺だけ…」と思うことはありますよね。
しかしそれは全て自分が招いた結果なのです。
そう考えた場合、これから先の未来を変えられるのも”自分自身”ということに気付くはずです。
渋沢栄一の名言を知りたい人は、下の記事もご覧ください。
常に一歩前進することを心掛けよ。
停止は退歩を意味する。
<野村財閥創業者 野村徳七>
「停止は衰退」という言葉を聞いたことがありますよね。
資本主義社会というのは、お互い競争関係にあるので、自分が休んでいる時でもライバルは常に前進していきます。
すると相対的に”退化”を意味することになるのです。
我、事に於いて後悔せず。
<剣術家 宮本武蔵>
これは「自分で選んだことは後悔しない」という意味の名言です。
たとえ自分の判断が間違っていたとしても、それを後々悔やんだところで意味がありません。
それであれば前向きに生きた方が良いと思います。
一日一生。
一日は尊い一生である。
<思想家 内村鑑三>
人間の一生は長いですが、「一日一生」と考えたらどうでしょうか?
今日一日で自分の命が終わると考えれば、きっと行動が変わるはずです。
アップル創業者であるスティーブ・ジョブズも、鏡に映る自分の顔を見て「もし今日が人生最後の日だったら、今日やろうとしていることを“やりたい”と思うだろうか?」と毎日自問自答していたそうです。
スティーブ・ジョブズの名言集は下の記事をご覧ください。
仕事は自分で見つけるべきものだ。
また職業は自分でこしらえるべきものだ。
<トヨタグループ創業者 豊田佐吉>
この名言のような発想ができれば、仕事や職業は「無限にある」と言えるでしょう。
勉強するから、何をしたいのか分かる。
勉強しないから、何をしたいのか分からない。
<タレント 北野武>
学ぶということは、基礎を構築する作業です。
基礎がしっかりしていれば、その上に立派な建物ができますが、基礎がなければ「何を作ればいいかわからない」という状態になるのです。
「生きている」と「生きていく」は大きく違う。
<シスター 渡辺和子>
自らの意志が強く感じられるのは「生きていく」ですよね。
この二つは似たような意味ですが、言葉のニュアンスが違っていて、主体性も違うのだと思います。
運が良くなくても悲観するな。
悪い条件が、かえってプラスになることが多いものだ。
<三洋電機創業者 井植歳男>
「残り物には福がある」という言葉もありますが、世の中にはネガティブな話ばかりではありません。
そして「人生は山あり谷あり」とも言いますが、悪いことばかりが続くこともありません。
悪いことの後には、必ず良い出来事が待っているのです。
人を信じよ。
しかし、その百倍も自らを信じよ。
<漫画家 手塚治虫>
周りを信じるのは当たり前ですが、それだけでは”他力本願”になってしまいます。
やはり人生は”自らの力”で切り開くべきなので、自分の力を信じましょう!
世の人は我を何とも言わば言え、我が成す事は我のみぞ知る。
<維新志士 坂本龍馬>
とてつもなく強い”信念”を感じる言葉ですよね。
日本の動乱期と言われた『明治維新』が好きな人は下の記事もご覧ください。
なんでもいいから、まずやってみる。
それだけなんだよ。
<芸術家 岡本太郎>
岡本太郎といえば「芸術は爆発だ」という名言ですよね。
とにかく熱い魂を持った人物なので、ぜひ岡本太郎の名言集もチェックしてください。
トライ・アンド・エラーを繰り返すことが、「経験」と「蓄積」になる。
独自のノウハウはそうやってできていく。
<ソニー創業者 井深大>
トライ&エラーを繰り返すことで、智恵がつきます。
経験値は表現的な知識に勝る”財産”だと思います。
商売とは、感動を与えることである。
<パナソニック創業者 松下幸之助>
「感動」というのは「ワクワク感」と言い換えることもできます。
買い物をする時の「ワクワク感」や、美味しい料理を食べた時の「感動」などが、商売の真髄なのでしょう。
松下幸之助の名言を知りたい人は、下の記事もご覧ください。
遅すぎる決断というのは、決断をしないに等しい。
<ソフトバンク創業者 孫正義>
経営者にとって『決断するタイミング』はとても難しいと思います。
「どのタイミングが適切なのか?」というのは感覚なのですが、ある程度の論理に基づいています。
それは経験に基づく『直観力』と言えるでしょう。
孫正義の名言を知りたい人は、下の記事もご覧ください。
デメリットのあるところにこそ、ビジネスチャンスがある。
<元ヤマト運輸社長 小倉昌男>
家業である大和運輸を継いで、個人向けの配達サービス『宅急便』を創業した小倉昌男の名言です。
当時、個人向けの配達サービスは「採算が合わないので実現不可能」と言われており、社内でも大反対だったそうです。
それでも、個人向け配達サービスのニーズがあったので、リスクを承知で参入し、見事にビジネス化させたのです。
小倉昌男の名言を知りたい人は、下の記事もご覧ください。
私は勝ち続けることで成長したんじゃなく、負けて強くなってきたんです。
<元レスリング選手 吉田沙保里>
負けることは『失敗する』ことです。
その経験があれば”改善”できるので、さらに強くなれるのです。
人としての徳を積み、良きことを積み重ねる人でなければ、大きなことは成し遂げられるものではない。
<思想家 吉田松陰>
維新志士の代表格と言える”吉田松陰”の名言です。
人としての徳を積むことは、周りからの信頼を集めることなので、結果的に成功しやすくなると思います。
吉田松陰の名言を知りたい人は、下の記事もご覧ください。
一番を目指すから世界のトップクラスにいることができる。
<コム・デ・ギャルソン創設者 川久保玲>
ビジネスにおいて、1番と2番では大きな違いになってきます。
一番を目指して努力していれば、たとえ一番になれなかったとしても”トッププレイヤー”の仲間入りができるはずです。
よく人は「私は本気でやっている」「真剣に取り組んでいる」という言葉を口にする。
だが、結果の出ない本気や真剣さは、本気でやっているとは言えない。
<ドトール・コーヒー創業者 鳥羽博道>
これはかなり厳しい言葉ですが、真理をついていると思います。
本気で取り組んでいれば、勝つために改善し続けるので、必ず結果がついてくるはずです。
キャリアを振り返って、誇れることがあるとすれば、毎日同じ情熱を持ち続けられたことです。
<元プロ野球選手 イチロー>
イチロー選手といえば、もはや野球界のレジェンドですよね。
毎日のルーティーンを大切にしていた人なので、重みのある名言だと思います。
イチローが残したポジティブな名言を知りたい人は、下の記事もご覧ください。
想像は過去と現在とを材料としながら、新しい未来を発明する能力です。
<作家 与謝野晶子>
自分の過去の経験は全て糧となります。
それらの点がすべて繋がって、自分の未来が作られます。
つまり毎日全力で取り組んでいれば、必ず明るい未来が待っているということです。
この水玉一つで立ち向かってやる。
<芸術家 草間彌生>
草間彌生といえば、印象的な水玉模様のオブジェですよね。
あの水玉模様には、草間彌生の決意が込められているのです。
やっぱり近道はないよ。
真ん中の王道が近道なんだよ。
<タレント タモリ>
人間は怠け者なので、どうしても近道をしたくなりますよね。
しかし王道(基本)こそが近道だということです。
学問は米をつきながらできるものなり。
<教育者 福沢諭吉>
過去を振り返って「もっと勉強しておけばよかった…」と後悔する人は多いはずです。
しかし慶應義塾創設者である福沢諭吉は、「どんな状況でも学ぶことはできる」と言っています。
言い訳をしてばかりで、行動に移さない人は、そもそもやる気がないのでしょう。
福沢諭吉の名言を知りたい人は、下の記事もご覧ください。
続けることがなぜ大切なのかと言うと、続けることによって違う方法論を編み出さなければ続かなくなってくるということなんです。
<放送作家 阿久悠>
この考え方は、ビジネスパーソンにとって非常に重要だと思います。
常に外部環境は変化しますが、それに対応するためには自分自身を進化させなければいけません。
これはつまり「同じことをやり続ける人は、常に進化できる」ということです。
面白い仕事があるわけではない。
仕事を面白くする人間がいるだけなのだ。
<楽天グループ創業者 三木谷浩史>
「仕事がつまらない」と考えている人は多いはずですが、その仕事を面白くできるのは「自分だけなのだ」と考えましょう。
私は人が人を育てるとは思わない。
人は仕事のみによって育てられる。
<DeNA創業者 南場智子>
これはとても共感できる名言だと思います。
仕事には”責任”がついて回るので、自分自身を大きく成長させてくれるのです。
私がこの世に生まれてきたのは、私でなければできない仕事が、何か一つこの世にあるからなのだ。
<詩人 相田みつを>
このような仕事を「天職」と呼んでいます。
自分にしかできない天職を見つけましょう!
一人で考え、一人で素晴らしい作品を生み出す人なんて、そんなにいやしないよ。
<漫画家 赤塚不二夫>
天才漫画家と呼ばれる赤塚不二夫の名言です。
ライバルやアシスタント、編集者などがいて、初めて一つの作品が出来上がるのでしょう。
ビジネスや会社経営でも同じでしょうが、一回でも実践してみると、頭の中だけで考えていたことの何倍もの「学び」がある。
<将棋棋士 羽生善治>
「百聞は一見にしかず」という言葉と同じ意味だと思います。
行動すれば経験が身につくので、最も早く成長できるはずです。
羽生善治の名言を知りたい人は、下の記事もご覧ください。
引き際を考えることはない。
<プロサッカー選手 三浦知良>
「生涯現役」を貫いているキングカズの名言です。
終わりはいづれやってきますが、それは毎日の延長上にあります。
なので、カズが伝えたいことは「今現在を全力で頑張れ!」ということだと思います。
三浦知良の名言を知りたい人は、下の記事もご覧ください。
努力だけで過去の事業が成功してきたか、というとそうではない。
やはりこれに運がプラスされている。
しかし、努力のないところには、絶対に幸福が来ない。
<日産コンツェルン創業者 鮎川義介>
「運は自ら引き寄せるもの」ということだと思います。
私に取り柄があるとすれば、ただエンジンが好きで好きでたまらず、それに没頭できたことだ。
<ヤンマー創業者 山岡孫吉>
自分が好きなことであれば、いくらだって取り組めますよね。
全く苦にならないはずです。
自分のやりたいことを仕事にしましょう!
努力だ。
勉強だ。
それが天才だ。
誰よりも3倍、4倍、5倍勉強する者、それが天才だ。
<医学者 野口英世>
天才とは「努力する才能」を持った人なのでしょう。
正しい努力であれば”必ず報われる”ので、努力を怠らないようにしましょう。
もし”世界の偉人”が残した名言&格言を知りたい場合には、下の記事もご覧ください。