
営業職として活躍したいのであれば、服装に気をつけなけばいけません。
もちろんスーツスタイルは当たり前ですが、私服も同様です。
お客様や取引先に不快感を与えているようでは、まだまだ三流の営業パーソンですし、それでは営業成績も上がらないはずです。
とはいえ、「せっかくならお洒落したい!」というのも本音ですよね。
そこで今回は、男性営業や女性営業の服装について解説していきたいと思います。
目次
営業職の服装
営業職の服装とは、お客様に「信頼感」や「安心感」を与えることができる服装であることが求められます。
商品サービスを売り込む営業職は、まず相手から信頼してもらう必要があると思います。
その為に必要なモノがスーツだと思います。
やっぱりジーンズやスウェット、チノパンと比較して、スーツ姿はきちんとした印象を相手に与えますよね。
なので、
- ブラックスーツ
- 濃いネイビー
- グレースーツ
などのダーク系スーツを着こなしましょう。
女性の場合は男性よりも少し明るめの色にしておくと、相手の印象に残りやすくなるのでオススメです。
ブランド品を活用する
たとえ格好のいいスーツを着こなしても、他のアイテムに気をつかわないようでは全体が台無しになってしまいます。
例えば、腕時計はロレックスやオメガなど高級時計を身につけて、そのブランドが発信する世界観を上手く活用しましょう。
やっぱり手首はとても目立つので、こだわりの腕時計をつけたいですよね。
営業職におすすめの腕時計は下の記事にまとめていますので、是非ご覧ください。
そして、名刺入れはルイヴィトンやグッチなどのブランド物をチョイスするようにしましょう。
名刺入れは、お客様の名刺をしまう入れ物にもなるので、それなりのモノを用意しましょう。
名刺入れについては下の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。
スーツだけではなかなかお洒落するのが難しいですよね。
そんな時にはネクタイで遊んでみるのもおすすめです。
ネクタイには様々な色や柄があるので、気分によって付け替えてみてもいいと思います。
高級ブランドのネクタイを数本持っているだけでも結構便利ですよ。
ネクタイについては下の記事でまとめていますので、ぜひご覧ください。
ただコテコテのブランド物ばかり身につけるのは逆にセンス悪く見られるので、ロゴが控えめなアイテムや、適度に高級なものを選びましょう。
カジュアルな服装もあり?
ファッション性を重んじるアパレルやテレビ、エンタメ業界の営業職なら、おしゃれな雰囲気が漂うコーディネートが必要ですよね。
流行の最先端を取り扱う仕事なので、ある程度は流行を把握しておくことも要求されることでしょう。
ファッションに寛容なIT関連企業では、既存のレガシー産業と真逆の風土なので、合理性が優先されたカジュアルな服装が好まれる傾向にあります。
スーツを着る場合でも、高級なスーツよりもお手頃価格のスーツや、スウェット素材の服装が好まれたりします。
またスーツではなくパーカーを着たり、会社支給のロゴ入りTシャツを着用するケースもあります。
なので、「営業職はスーツ一択!」と考えるのではなく、勤務する会社のカルチャーを考えながら服装を選ぶようにしましょう。
営業職のスーツはどうする?
営業職の正装といえば、やっぱりスーツですよね。
基本的にはダークカラーのスーツになりますが、そのバリエーションは意外と多いですよね。
その中でもおすすめなのは、下のようなスリーピースのスーツです。

スリーピースのスーツは、
- ジャケット
- ベスト
- パンツ
が同一素材で作られているので、見た目が綺麗ですよね。

スリーピースのスーツは貫禄も出るので、童顔の営業パーソンにはピッタリだと思います。
営業職のスーツについては、以下の記事にまとめているので、ぜひご覧ください。
ワイシャツ(Yシャツ)にも気を遣う
スーツ姿が基本の営業職にとって、ワイシャツの存在はとても大きいと思います。
スーツの襟元や袖口から見えるワイシャツの存在感は意外と大きくて、差し色を入れたりすればそれだけでぐっとお洒落になります。
また、オフィス内ではジャケットを脱いで仕事することが多いので、ワイシャツのデザインや色にはこだわりたいところですよね。

ただ仕事で使うワイシャツとなれば、そんなにカラフルな色は選択できません。
あくまでもベーシックな白色や青色、ピンク色くらいが許容範囲でしょう。
オススメのワイシャツをピックアップしておくので、ぜひ参考にしてみてください。



どんなベルトが良い?
スーツに合わせるベルトという前提では、革製のベルト一択になると思います。
革製のベルトと言っても、その種類には本皮と合皮があります。


それぞれにメリット&デメリットがあるので、単純に良し悪しをいうことは難しいですが、基本的には本皮製のベルトの方がいいと思います。
また一言にベルトといっても、そのデザインや色は千差万別です。
ただ、「お客様に不快感を与えないようなデザインや色」を選択するべきだと思います。
カフスはあり?
カフスとは「カフスボタン」を略した言葉です。

ワイシャツの袖口につけるアクセサリーのようなものですが、普通のワイシャツにはボタンが付いているのでカフスを使うことはありません。
ただ高級なワイシャツや、オーダーメイドのワイシャツでは、カフスボタンをつけて袖口を止めるケースがあります。
カフスも様々なデザインが用意されていて、中には宝石が入っているような高級なものもあります。
もちろん、色々な高級ブランドからカフスボタンは販売されていますので、個性を出すこともできます。
人と違った印象を与えたい場合には、カフス付きのワイシャツを着ても良いと思います。

オフィスカジュアルも増えている
営業職の基本はスーツスタイルですが、相手がIT系など服装にこだわらない企業の場合は、ガチガチのスーツスタイルでなくてもOKです。
IT系の会社では、社内にオフィスカジュアルが導入されていて、Tシャツにジーンズというラフなスタイルの社員もいるほどです。
なので、IT系の営業職では、伸縮性のあるセットアップスーツを着ているケースもあります。

そのような企業に銀行員のようなお堅い服装で訪問すると、「なんか真面目そうだなぁ…」と引かれてしまうかも知れません。
また、きっちりし過ぎた服装にすることで、「この人は頭の中も古くて融通が利かないだろう…」という印象を与える危険性があるのです。
しかし、相手がカジュアルな服装だからといっても、最低限のビジネスマナーは守るようにしましょう。
パーカーとダメージジーンズなど、まるでストリートファッションのような格好で営業に訪れると、社会人としての常識を疑われてしまいます。
特に、初めて訪れる会社は、きちんとした格好で訪問したいものです。
眼鏡を活用する
メガネは使い方によって、営業職の武器になりえます。
というのもメガネの印象とは、
- 知的
- 頭脳明晰
- スマート
という印象があるので、業界によってはつけることを推奨されるケースすらあります。
具体的に言うと金融業などがそれにあたります。
大切なお金を預ける相手が、馬鹿では話になりませんよね?
そのような職種の営業パーソンは、少しでも賢く見られるためにメガネを活用するケースがあるのです。
最近では伊達メガネをかける人も多くなってきましたよね。
営業職は印象操作してナンボの仕事なので、必要であれば積極的にメガネを取り入れましょう。

ブランド眼鏡がおすすめ
一言にメガネと言っても、実に様々な種類がありますよ。
最近ではメガネのことをアイウェアと呼んでいて、「眼鏡も毎日着替える」という考え方が出てきています。
確かに、メガネは顔にかけるものなので、意外と目立ちます。
そう考えた場合には、ファッションの一部として、シチュエーションごとに付け替えるというのもアリだと思います。
そのような人の場合には、ブランド物のメガネをつけることがおすすめです。
やっぱりブランド眼鏡は品質が良いですし、何よりも相手にお洒落な印象を与えることができます。
営業シークのさの編集長は、下にある2ブランドの眼鏡を愛用していますので、この場でご紹介しておきます。
両方とも着け心地が良い眼鏡なので、オススメですよ。


夏場におすすめの服装
営業職が夏場の服装を考えるとき、訪問先の企業の職場環境を考慮する必要があります。
昨今では地球環境保護やエネルギー節約のために”クールビズ”を取り入れる企業が増えてきました。
オフィスではノーネクタイ運動が進められており、ポロシャツやアロハシャツで仕事をしても違和感がない企業はたくさんあります。

つまり、営業職の服装でもクールビズは当たり前になってきており、ジャケットを着用しなくても構わないという企業も多くなっているのです。
しかし営業職が訪問する場合、その企業の社員と同じようにラフな格好で訪れて良いはずがありませんよね。
たとえノーネクタイが推奨とされている企業に出向く時でも、外部から来た営業職はネクタイを締めた方が無難でしょう。
暑い夏ですから途中まではノーネクタイで歩いて、訪問先に近づいたらネクタイを着用するのが良いと思います。
なので、新規顧客や既存顧客に関わらずに、どのような場面にも対応できる夏用ジャケットを準備しておきたいところです。

ただ、色々とやりすぎるのも考えものです。
お客様が見て「暑苦しいなぁ…」と感じない工夫も重要なのです。
ただでさえ暑い夏場に、暑苦しい格好の営業マンと商談していると、その格好が気になってしまうので、商談に集中することができません。
たまに商談中に「暑いので、もし良ければジャケット脱いでください。」と諭されることがありますが、そのような声掛けにはぜひ甘えてください。
逆にジャケットを着続けることは、相手に見た目的な暑苦しさを与えるので迷惑かも知れません。
男性の場合は、ネクタイ色をブルー系の涼しいものにするだけでも印象は違ってきます。

女性の場合、夏にはスーツよりも涼しい印象を与えるブラウスやワンピースのほうが好まれるでしょう。
どうしてもスーツを着る必要があるのであれば、その時には白っぽい色のスーツにして、露出しない程度に首回りが開いたTシャツをインナーにすると涼しげになります。
営業職には、相手を気遣う気持ちが必要なのです。
冬場におすすめな服装
真冬の営業は本当につらいですよね。
なぜかと言うと、服装のレパートリーが少ないからです。
しかし、営業職という仕事柄、どうしてもスーツを着なければいけません。
このような制約があるため、下に着る枚数も限られますし、上に合わせる服装にも制約が出てきます。
営業のコートはどうする?
真冬の外回り営業には、コートが必要不可欠だと思います。
一言にコートといっても、その種類はたくさんあります。
- ピーコート
- ダッフルコート
- モッズコート
- チェスターコート
- ポロコート
- トレンチコート
- キルティングコート
- ステンカラーコート
この中で、営業職が仕事で使えそうなコートは、4~8のコートだと思います。
個人的にはチェスターコートのシルエットが一番好きですが、この辺りは好みだと思います。

ポロコートはボタンがダブルの仕様になっているので、貫禄が出たり、お洒落感がアップします。
トレンチコートはもはや定番コートですが、元々は軍隊着なんです。
なので機能性には疑いの余地がありません。

キルティングコートといえば、イギリスの老舗メーカー「MACKINTOSH(マッキントッシュ)」 ですよね。
英国王室ご用達の逸品なので、そのクオリティは折り紙付きです。

ステンカラーコートはシンプルなので、合わせる服装を選びません。
価格もお手頃なので、もしコート選びに迷ったらステンカラーコートにするのが良いと思います。

寒い冬を乗り切る為には、出来る限り厚めのアウターを用意したいところですよね。
でもスーツを着るので、あまりに厚手過ぎると着膨れしてカッコ悪くなってしまいます。
なので、営業職のコートには「薄いけどもあったかい」という機能性が必要なのです。
そのような観点では、ある程度高級な、ブランド物のコートを選ぶことがオススメです。

飛び込み営業に最適な服装
アポイントを取らずに企業や個人宅を訪問する飛び込み営業では、話すら聞いてもらえずに断わられることが多いものです。
営業成績を上げる為には、訪問先の数を増やして、効率よく営業しなくてはいけません。
そのためには、身軽で動きやすい格好をする必要があります。
持ち物が重いと持って歩くだけで疲れてしまうので、カバンや書類はコンパクトにまとめましょう。
カバン選びの参考になる記事をリンクしておきますので、もしよければご覧ください。
飛び込み営業を行うと、どうしても移動量(歩行量)が多くなります。
なので、革靴は歩きやすいものを選びましょう。
しかし、個人宅を訪問した場合は靴を玄関で脱ぎますので、脱いだ靴をじっくりと観察されて、ブランドや手入れの状態などをチェックされてしまうことがあります。
したがって、日ごろから靴の手入れを怠らず、お客に見られても恥ずかしくない程度の靴を履きましょう。
初めて出会う人は見かけで判断されることが多いため、飛び込み営業のときは、誰にでも好感を持たれるような服装を心がけましょう。
たかが服装、されど服装です。
相手を警戒させないような服装を選ぶべきです。
飛び込み営業を成功させられたら、社内での評価は高くなります。
初めての訪問先のドアを開けるときはドキドキしますが、だからこそ面白い仕事なのだともいえます。
せっかくの仕事のチャンスを服装のせいでダメにしないように、服や身だしなみにはできる限り気を配っておきましょう。
営業職の靴事情とは?
営業職の靴といえば革靴ですよね。
スーツに合わせるので当然と言えば当然です。
しかし、最近はその事情も変わってきていて、「スーツにスニーカーを合わせる」というファッションを大手量販店などが提案してきています。
もちろん今は通勤中のファッションとしてですが、もしかしたらそれが日常的になるかもしれません。
実際、営業職は外回りをする職業なので、毎日かなりの距離を歩きます。
そのような観点からすると、スニーカーを履いて営業することはとても合理的なはずです。
現代のような合理性を追求する社会では、近い将来スニーカーを履いて外回りする営業が当たり前になるかもしれません。
どうせなら長時間歩いても疲れにくいNIKEのエアマックスやヴェーパーマックス、Reebok(リーボック)のインスタポンプ フューリーなどがオススメです。
黒系の色にすれば、スーツとも馴染みやすいので、ぜチェックしてみてください。



営業職は靴下も重要!
靴と同時に重要なアイテムが靴下です。
先ほども解説した通り、営業職は外回りをする仕事なので靴下の摩耗がものすごく早いです。
なので、部分的に厚く補強している靴下などが大人気です。
そのような靴下でなければ、お客様のお宅や事務所にお伺いした時、「つま先に穴が開いている…」なんてことになりかねません。
破けにくくて丈夫な靴下といえば、ATSUGI(アツギ)のWORK-Fit(ワークフィット) ソックスですよね。

清潔感が大切な営業職にとって、穴が空いた靴下を履いているなんて大失態だと思います。
決してそんなことが起きないように、事前準備をしておきましょう。
女性営業の服装
営業女子の服装は、男性に比べると自由度が高いといえるでしょう。
パンツスーツのようにかっちりとした服装から、カジュアルスタイルな服装まで、様々なものに挑戦できます。
もちろん自社の業務内容や相手の企業の雰囲気をよく考えて、華美にならないような服装をするのは当然です。
しかし、女性営業職は男性とは違うデザインやカラーの服装ができるのです。
男社会といわれる日本のビジネスシーンで、女性は服装で自分をアピールして”相手の記憶に残りやすくできる”という利点があります。
といっても、仕事に慣れない若いときは男性的なイメージの黒っぽい色のスーツを着なくてはいけないケースが多いでしょう。
そのような場合でも、どこかに明るい色を加えてコーディネートしてみると雰囲気がぐっと良くなるのです。
たとえば、シャツの色、首元のスカーフ、襟元のブローチなどにピンク系の色を加えるだけでも印象は大きく違ってきます。
キャリアを積んでくると服装の自由度が高まり、ワンピースやブラウスのセットアップなども着用しやすくなります。
ただし、ワンピースやブラウスを着用していると季節によっては室内と室外の急激な温度変化で体調を崩してしまう人がいるかもしれません。
そんな時には、薄手のカーディガンなどを持っておくと良いでしょう。
どんな服装をするにしても、営業活動の一端であることを意識して取り組むようにしましょう!
営業スーツはユニクロでも買える!
ユニクロといえば庶民の味方ですよね。
高品質なアパレルが低価格で手に入るので、なんでもかんでもユニクロで済ますという人もいると思います。
そんなユニクロが最近ビジネスファッションに力を入れてきています。
代表的な物がワイシャツです。
ユニクロのワイシャツは高品質なのに安くてとても使い勝手が良いです。
さらに、スーツまで販売し始めて、本格的にビジネスファッションに参入してきました。
特に人気なのが it 企業などで積極導入されているオフィスカジュアルに対応するセットアップスーツやスラックスなどです。
また、コロナ禍で需要が増えた在宅ワークにも対応するジャケットなどもたくさん用意されています。
ここまでたくさんの商品が用意されていれば、もはやユニクロがあれば十分ぐらいのレベルになってきています。
是非一度ユニクロのスーツや、ビジネスアイテムをチェックしてみてください。
IT営業にオススメの服装
もしあなたがIT営業マンなら、「自由さ」と「真面目さ」を両立させるブランドをチョイスするようにしましょう。
そんな時に、ユニクロや無印良品などのポロシャツやジャケットはぴったりです。
両方とも無地の服が多いブランドなので、人と被っても気になりませんし、無駄な個性を主張することがありません。
とは言っても、きっちりした印象を与えるには十分な服装なので、若手社員を中心にユニクロを愛用している人が多いのです。
もし洋服選びに迷ったら、極力シンプルな服装を選んでみてください。