マーケティング本ランキング!名著と呼ばれるビジネス本30選

マーケティングはとても奥深いので、様々な知識を学ばなければいけませんよね。

そんな時には「マーケティングの名著」と呼ばれている本を読むのがおすすめなので、ここでは「名著」と呼ばれるビジネス本をランキング形式(営業シークの独自ランキング)でご紹介していきたいと思います。

営業シーク編集部が厳選したマーケ本ばかりなので、マーケティング初心者だけでなく、営業担当者、ビジネスパーソンまで幅広くご覧ください!

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目次

おすすめのマーケティング本ランキング

ここから「おすすめのマーケティング本ランキング」をご紹介していきたいと思います。

どれも歴史を超える”名著”と呼ばれているので、できれば全部読むべきなのですが、忙しいビジネスパーソンには難しいかもしれませんね…

でもランキング1位~10位は”絶対に読むべきビジネス本”なので、直感的に「ビビッ」ときた本はぜひ読んでみてください!

おすすめのマーケティング本 第30位

書籍名:大型商談を成功に導く「SPIN」営業術

著者名:ニール・ラッカム

営業職であれば、恐らく「SPIN営業術」を聞いたことがあるはずです。

もし知らないのであれば、それは「モグリ」と言わざる負えないでしょう。

この記事でSPIN営業について語るのは大変なので、もし「SPIN営業術」について詳しく知りたい人は下の記事をご覧ください。

この本の著者であるニール・ラッカムは、イギリスのシェフィールド大学で行動心理学の研究者として働いた後、会社を創業して、独自のセール手法を開発しました。

これまでセールスに関するコンサルティングやトレーニングを提供し続け、同社のセールスプログラムは23カ国以上、アメリカのフォーチュン500の半数以上で採用された実績があるので、これだけでもこの本に書いてある”凄さ”がなんとなく伝わりますよね。

営業とは「セールス×マーケティング」なので、マーケティングに携わる人も「SPIN営業術」については押さえておきましょう!

大型商談を成約に導く「SPIN」営業術
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おすすめのマーケティング本 第29位

書籍名:ロープライスエブリデイ

著者名:サム・ウォルトン

著者であるサム・ウォルトンは、世界最大の小売業者であるウォルマートの創業者です。

現代は価格競争が激しいので、小売業と言えども「安く仕入れて高く売る」というビジネスモデルを簡単には構築できません。

中には「安くすれば売れる!もし売れなければ、また値引きすればいい。」と安易に考える人もいますが、それは事業の”死”を早めるだけです。

価格勝負の勝者とは、業界内で”最安値”を提示できる1社だけなので、そこに至るには大変な苦労を要するのです。

そのようなレッドオーシャンにおいて、「どうやってウォルマートは世界一の小売業になったのか?」というのは気になるポイントですよね。

それを知りたい人はこの本を読んでください。

ロープライスエブリデイ
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おすすめのマーケティング本 第28位

書籍名:ポジショニング戦略

著者名:アル・ライズ、ジャック・トラウト

ビジネスにおいて”ポジショニング”は非常に重要だと言われています。

なぜかといえば、それがブランディングにも繋がっていくからです。

例えばコーラといえば「コカ・コーラ」、ハンバーガーといえば「マクドナルド」をイメージしますよね。

このように、業界1位の企業(又は製品)は消費者に刷り込まれるので、圧倒的な優位性を持つのです。

それと比較して、業界2位以下はほとんど一緒になってしまいます。

例えば「日本で1番高い山と、2番目に高い山は?」という質問に対して、1番目は富士山だと誰もが分かりますよね。

でも2番目に高い山はほとんどの人は答えられません…

正解は「山梨県にある北岳」なのですが、それほど1番と2番には違いが出てしまうのです。

この事例を聞くだけでも、マーケティングにおけるポジショニングの重要性が理解できますよね。

ポジショニング戦略
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おすすめのマーケティング本 第27位

書籍名:顧客体験の教科書

著者名:ジョン・グッドマン

この本のテーマはズバリ「顧客体験」です。

カスタマーエクスペリエンス(CX)と呼ばれることもある「顧客体験」ですが、商品サービスに関心を示したお客様が、購入して使い終わるまでの全体験を指す言葉です。

この顧客体験を向上させることは、マーケティング戦略において非常に重要だと言われています。

なぜかといえば、優れたCXは確実に収益へと結びつくからです。

そもそもお客様は、購入する前段階である程度の期待感があって購買へと至ります。

しかし、実際に使ってみたら「ガッカリした」という経験が誰にでもあるはずです。

これはCXが低い状態なので、その後のリピートに繋がらないだけでなく、最悪のケースではクレームにまで発展する可能性がある為、企業にとって何一つメリットがありません。

つまり”好循環”へと繋がらないのです。

良質なCXを提供するためには、ある程度のノウハウを身につけなければいけませんが、そのようなノウハウが詰まった”名著”が本書なのです。

顧客体験の教科書
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おすすめのマーケティング本 第26位

書籍名:「売る」広告

著者名:デイヴィッド・オグルヴィ

オグルヴィは「広告の父」や「広告の巨人」と呼ばれている人物です。

自身が設立したオグルヴィ&メイザーは、世界3大広告代理店としても有名ですが、オグルヴィは「広告は効能を語れ!」と語っています。

それを愚直に実行したのがRIZAPのCMです。

RIZAPの広告には「結果にコミットする!」と表示されていますよね。

この事例から理解できることは、「効能を約束しない広告ではモノが売れない」ということです。

このような広告に関するノウハウや本質がぎっしりと詰まった”良書”が本書です。

広告運用に携わるマーケターは必見といえる名著なので、ぜひご一読ください。

「売る」広告
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おすすめのマーケティング本 第25位

書籍名:カスタマーサクセス

著者名:ニック・メータ

IT企業では数多くのカスタマーサクセスが活躍していますが、そのようなカスタマーサクセスが設置される理由は「顧客の離反防止」だと思います。

つまりお客様が解約しないように「先手を打つ」という話なのですが、そもそも「売るのはゴールでなく、スタートである」という考え方に基づきます。

つまり製品・サービスを購入してから、上手に使えるまで、カスタマーサクセスが伴走しながらサポートすることによって、お客様の継続率が高まり、結果的に満足度も高まるので、サービス価値が向上する、という好循環が生まれます。

そのようなカスタマーサクセスを実施したい場合にはぴったりの名著だと思います。

カスタマーサクセス
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おすすめのマーケティング本 第24位

書籍名:ブランディングの科学

著者名:バイロン・シャープ

この本は「これまでのマーケティング理論の常識を覆す本」だと言われています。

と言っても”最新マーケティング理論”の話なのですが、消費者行動をデータで細かく検証した上で、新たな戦略立案とブランディングの方法を読者に教えてくれるはずです。

  • なぜ売れないのか?
  • どんな対策を立てれば良いのか?

という部分がクリアになるので、「マーケティングしても効果が出ない…」と悩んでる人は必見です!

ブランディングの科学
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おすすめのマーケティング本 第23位

書籍名:OPEN INNOVATION―ハーバード流イノベーション戦略のすべて

著者名:ヘンリー・チェスブロウ

チェスブロウはカリフォルニア大学の教授であり、イノベーションに関する世界的な権威です。

イノベーションを起こす場合には「クローズド・イノベーション」と呼ばれるやり方と、「オープン・イノベーション」があります。

この2つを比べた場合、圧倒的にオープン・イノベーションの方が「成功確率が高くなる」と言われています。

  • 既存ビジネスがマンネリ化している
  • 会社内が活性化しない
  • 良いビジネスアイデアが出てこない

このような悩みがある人にはぴったりの一冊だと思います。

OPEN INNOVATION
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おすすめのマーケティング本 第22位

書籍名:ラブロック&ウィルツのサービス・マーケティング

著者名:クリストファー・ラブロック、ヨッヘン・ウィルツ

マーケティングの有名本といえば「ラブロック&ウィルツのサービス・マーケティング」ですよね。

この本は「マーケティングの教科書」と言えるような名著なので、マーケティング初心者であれば必ず読んでおくべきだと思います。

マーケティングに携わる人は「マーケティングの4P」をご存知だと思いますが、サービスにおいては「4Pが通用しない」と言われています。

そこでラブロックとウィルツは「サービスの8P」を提唱しました。

これが『サービス・マーケティング』における基本軸となります。

詳しくは本書を読んでいただきたいですが、とにかくこの本は価格が高い…

価格が高いのは”たまに傷”ですが、そのあたりは投資だと思って割り切りましょう!

ラブロック&ウィルツのサービス・マーケティング
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おすすめのマーケティング本 第21位

書籍名:隠れたキーマンを探せ!

著者名:マシュー・ディクソン、ブレント・アダムソンなど

セールスを成功させるためには、キーマンを探し出さなければいけません。

しかしBtoB営業の場合には登場人物が多いので、キーマンを探し出すだけで一苦労ですよね。

実際に法人が購買決定するまでには、おおよそ5.4人の担当者とコミュニケーションしなければならず、それは7タイプに分けられると言います。

  1. やり手:組織を改善し結果を出す人
  2. 教育者:地検の伝達と共有を重視する人
  3. 懐疑者:正確さを重視し、立証責任を求める人
  4. 案内役:手に入らない情報を教えてくれる人
  5. 友達:接触しやすく、他の人を紹介する人
  6. 上昇志向:自分が目立つことを支援する人
  7. 阻害者:現状維持を求めて、変化を拒む人

セールスパーソンは、果たしてこの中の”誰”にアプローチするべきなのでしょうか?

その答えが本書の中に書いてあります。

なので、この本はマーケティング担当者だけでなく、営業担当者にもおすすめできる名著です。

隠れたキーマンを探せ!
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おすすめのマーケティング本 第20位

書籍名:ウソはバレるー「定説」が通用しない時代の新しいマーケティング

著者名:イタマール・サイモンソン、エマニュエル・ローゼン

この本が主張しているのは「SNSが登場した為、マーケティングのあり方が根本的に変わった」ということです。

消費者に様々な情報が行き渡るようになり、これまで以上に合理的な思考で考える消費者を、もはや騙すことは難しいのです。

つまり、スマホを駆使する現代の消費者を、『マーケターが操ることはできない』ということです。

とは言っても”バカ正直”にマーケティングしてもモノは売れませんよね。

それではどのようにマーケティングすれば良いのでしょうか?

この本では”影響力ミックス”という考え方を使って、「どのようなユーザーに訴求するのが最も効果的なのか?」という答えを明示してくれます。

具体的なシチュエーションごとに、訴求するべきペルソナを教えてくれるため、マーケターにとっては教科書と言えるような内容になっており、スタンフォード大学のマーケティング教授が書いた本なので、その理論を体感しましょう!

ウソはバレる
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おすすめのマーケティング本 第19位

書籍名:価格戦略論

著者名:ヘルマン・サイモン、ロバート・J・ドーラン

この本は1996年に出版されているので、もはや古典かもしれませんが、それでも価格戦略の基本が体系的にまとめられている”数少ない名著”だと思います。

価格戦略の第一人者と言われるサイモンと、ハーバード・ビジネス・スクールのドーラン教授が書き上げた本なので、紹介するケースはちょっと古臭いですが、その内容が色褪せることはありません。

製品・サービスをローンチする場合、「料金をいくらにするのか?」という価格設定は、非常に難しいと思いますが、そのような価格の導き方が書かれている”教科書”だと思えばきっと分かりやすいはずです。

売上と利益を最大化する価格戦略について、理論的かつ詳細に解説してくれるので、マーケターは必見ですが、販売価格が高いので、そのあたりは悩ましい部分だと思います。

価格戦略論
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おすすめのマーケティング本 第18位

書籍名:アイデアのちから

著者名:チップ・ハース、ダン・ハース

これは個人的におすすめしたい名著です。

著者であるチップはスタンフォード大学の教授で、同じく兄弟のダンはハーバード大学でMBAを取得した優秀なコンサルタントです。

2人の兄弟は「顧客の記憶に焼きつくメッセージの作り方」を研究してきました。

これはマーケティング担当者であれば、誰もが悩む課題だと思いますが、「成功パターンには”ある共通点”がある」と言われています。

  1. 単純明快である
  2. 意外性がある
  3. 具体的である
  4. 信頼性がある
  5. 感情に訴求する
  6. 物語性がある

この6つの様子を満たしていると、人間の記憶には定着しやすいのです。

例えば下のストーリーをご紹介しましょう。

バーで飲んでいると魅力的な女性が近づいてきた。

「もう一杯いかが?私がご馳走するわ」

そこで記憶は途切れて、気がつくとホテルの水風呂の中にいた。

「救急車を呼べ」というメモと携帯電話が置いてある…

かじかむ手で電話をすると、すぐに交換手が出て、なぜか状況を熟知しているようだ。

「腰からチューブが出ていませんか?」

確かに腰からチューブが出ている…

「腎臓を1つ取られたのです。この町で暗躍する臓器狩りの犯行だと思います。救急車が向かっているので、そこから動かないでください。」

この話は創作ですが、とても面白くて続きが気になりますし、一度聞いたら忘れられませんよね。

実はこのストーリーには、前述した6要素がきちんと詰め込まれているのです。

ということは、このノウハウをマーケティングに応用すれば、消費者の記憶へと効率的に刷り込むことができるはずです。

そのノウハウが知りたい人は本書をご覧ください。

アイデアのちから
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おすすめのマーケティング本 第17位

書籍名:おもてなし幻想

著者名:マシュー・ディクソンなど

この本に書かれているのは、「期待以上のサービスを顧客に提供するのは無駄」という衝撃的な内容です。

多くの企業は「顧客満足度を上げよう!」と声高に叫んでおり、顧客満足度が最大化されるように日々努力していますよね。

しかしディクソンは「そんなものは幻想にすぎない」と一刀両断します。

この話は適当な持論ではなく、あくまでもデータに基づいた話となります。

ディクソンが収集した膨大な数のデータに基づけば、顧客の期待を上回るサービスを提供しても、その見返りは少ないそうです。

確かに、この話を日常生活に落とし込めばなんとなく理解できる気がします…

例えば、お腹を空かせてレストランへ行った時、最初の方は満足感が高いですが、腹八分目を超えた辺りから満足感は薄れていき、お腹パンパンになる頃にはむしろ”後悔の念”が出てくることも少なくありません。

ということは、「顧客の期待通りにサービス提供すれば、それでOKか?」と言えば、そんなシンプルな話にもなりません。

「どうすれば顧客が満足して、自社の利益も最大化するのか?」という難しい問いに対して”答え”を明示してくれる名著なので、マーケティング担当者は一度読むべき本だと思います。

おもてなし幻想
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おすすめのマーケティング本 第16位

書籍名:「闘争」としてのサービス

著者名:山内裕

京都大学の教授である山内裕が出版した本です。

これはあくまでも一般論ですが、普通は「お客様に気を配って、きめ細やかなサービスを提供する」というのがセオリーなのですが、この本では「それは間違いだ」と一刀両断しています。

実は人気サービスと言われるものほど、きめ細やかなサービスを提供するのとは”逆”をやっているそうです。

例えば独自ルールを設定していたり、顧客に対してドレスコードを求めたりするのが、それらの典型例だと言えます。

このような独自ルールがあると、顧客は常に緊張感を強いられてしまい、店の言う通りに振る舞わなければいけないのでストレスを感じますよね。

従来型のサービス・マーケティングではこの現象を説明できないため、本書ではその謎解きに挑戦している名著だと言えるでしょう。

そのような内容の本なので、サービス業の人は必見です!

「闘争」としてのサービス
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おすすめのマーケティング本 第15位

書籍名:ブルー・オーシャン戦略

著者名:W・チャン・キム、レネ・モボルニュ

ブルー・オーシャン戦略とは、競争の激しい市場から抜け出し、自らの優位性が発揮できる市場で戦うやり方のことをいいます。

その逆を「レッド・オーシャン」と呼んでおり、ビジネスにおいては基本的にレッドオーシャンで戦わないことがセオリーとなっています。

なぜかと言えば、レッド・オーシャンで戦うことは消耗戦になってしまうので、どうしても大企業有利になってしまうからです。

なので中小ベンチャー企業ほど『ブルー・オーシャン』を探すべきなのですが、そんな簡単にブルー・オーシャンは見つかりませんよね。

実はブルー・オーシャンは探すモノではなく、自らが”創造する市場”なのですが、ほとんどの人が間違った認識をしているそうです。

本書にはその辺りが書かれており、世界350万部、43カ国語で出版されたベストセラー本なので、もしまだ読んでいない場合には”一読する価値”があると思います。

ブルー・オーシャン戦略
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おすすめのマーケティング本 第14位

書籍名:フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略

著者名:クリス・アンダーソン

インターネットの登場によって、フリー(無料)ビジネスが台頭してきました。

そのようなビジネスモデルを「フリーミアム」と呼んでおり、多くの企業が積極的に取り入れています。

  • なぜ一番人気のあるコンテンツを有料にしてはいけないのか?
  • なぜ95パーセントをタダにしてもビジネスが可能なのか?

フリービジネスを理解すれば、マーケティングの効果は加速的に伸びていきます。

使い方によっては”劇薬”となり得るフリーなので、この本を理解して、正しいフリービジネスを実行しましょう!

フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略
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おすすめのマーケティング本 第13位

書籍名:成約のコード

著者名:クリス・スミス

本書はデジタルとアナログを織り交ぜて、営業活動を最大化させる方法について論じた本です。

マーケティングの最終目的は「売上の拡大」だと思いますが、それはセールスとセットで考えなければいけません。

つまり絶対的な法則として「セールス×マーケティング」で考えなければ、売上の最大化は見込めないということです。

本書では現代的なデジタルマーケティングに警鐘を鳴らしています。

もちろんマーケティングはデジタル化しても良いのですが、その後にはアナログなセールスチームが関わるので、それらを分業制にしながら”仕組み化”しなければいけないということです。

野球で例えれば、まず「先発投手」がいて、次に「中継ぎ投手」につないで、最後は「抑え投手」がクロージングする…、という具合です。

このようにセールスとマーケティングをセットで語れる本は少ないので、そういった意味では貴重な1冊だと思います。

成約のコード
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おすすめのマーケティング本 第12位

書籍名:統計学が最強の学問である

著者名:西内啓

マーケティング担当者であれば、統計学について知ることはもはや当たり前ですよね。

しかし統計学について書かれた本はとても難解なので、なかなか手をつけられないかも知れません…

しかしこの本はとても分かりやすく、内容も網羅的で、統計学の本としては異例のベストセラーとなりました!

統計リテラシーがない人は「ビジネスで損をする」と言われているので、統計学について学びたい人、ビジネスパーソンは必ず読んでおきましょう。

統計学が最強の学問である
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おすすめのマーケティング本 第11位

書籍名:21世紀のチェーンストア

著者名:渥美俊一

渥美俊一は、チェーンストア経営研究団体ペガサスクラブを主催した人物であり、日本を代表する経営コンサルタントです。

数多くのチェーンストアを巨大企業にまで成長させた理論は、もはやお墨付きだと言えます。

例えばイオンの岡田卓也、イトーヨーカドーの伊藤雅俊、ダイエーの中内功などは、全員ペガサスクラブの出身者です。

そして近年では、ニトリを創業した似鳥昭雄も渥美俊一の愛弟子なのですが、これだけでも本書に書かれている内容の価値が伝わりますよね。

似鳥社長から「渥美俊一のコンサルティングを受けなければ、今のニトリはなかった」と言わしめたコンサルタントなので、小売業をしている方、フランチャイズ展開したい方にはぴったりの名著だと思います。

21世紀のチェーンストア
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おすすめのマーケティング本 第10位

書籍名:サービス・ドミナント・ロジックの発想と応用

著者名:R・F・ラッシュ、S・L・バーゴなど

マーケティング担当者であっても、「サービス・ドミナント・ロジック」のことを知らない人は多いはずです。

例えば、あなたはランチタイムにお腹いっぱい食べた後、ラーメン屋の前を通りかかったとします。

その時、大好物である”味噌ラーメン”が目に入ります。

しかも「ランチタイム限定:一杯500円」という格安料金だったので、ついつい立ち止まってしまいました。

しかしお腹は満腹だったので、味噌ラーメンを食べずに、そのまま会社へ帰りました。

本来は「顧客志向(味噌らーめんが好き)」があって「モノの価値(安くて美味そう)」も高いのであれば、そこで売れる(=CV:味噌ラーメンを食べる)はずなのですが、この現象はそれと逆ですよね。

そこで考え出されたのが、「サービス・ドミナント・ロジック」です。

この本の著者は「サービス・ドミナント・ロジック」の提唱者であり、第一人者でもあります。

「全てのビジネスはサービスの交換だ。モノ自体に価値はない。」というのがサービス・ドミナント・ロジックの考え方なので、この理論をマーケターは理解しておきましょう!

サービス・ドミナント・ロジックの発想と応用
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おすすめのマーケティング本 第9位

書籍名:ロングテール‐「売れない商品」を宝の山に変える新戦略

著者名:クリス・アンダーソン

クリス・アンダーソンは、ジョージ・ワシントン大学で物理学の学位を取得した後、量子力学と科学ジャーナリズムをカリフォルニア大学バークレー校で学びました。

その後『ネイチャー』『サイエンス』『エコノミスト』など、各誌の編集者を経験して、自ら本を出版しベストセラー作家の仲間入りを果たします。

Webマーケティングにおいて「ロングテール戦略」は最も重要な施策ですが、その本質を理解しているマーケターは少ないかもしれません。

マーケティング担当者であれば「ロングテール戦略」をきちんと理解するべきなので、絶対に本書を読んでおきましょう。

ロングテール‐「売れない商品」を宝の山に変える新戦略
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おすすめのマーケティング本 第8位

書籍名:ゲリラ・マーケティング

著者名:ジェイ・C・レビンソン

レビンソンは、マーケティング兼コンサルタント会社の社長を務める人物ですが、「ゲリラ・ビジネス」の提唱者として知られています。

王道のマーケティングでは勝てないケースが増えてきたので、少しアイデアを入れて、エッジを効かせなければいけません。

本書では『見込み顧客を集める具体的な方法やノウハウ』までを公開しているので、このようなアイデアが知りたい人にはぴったりだと思います。

いわゆる「フォロワー(=業界トップの後を追っている企業)」が実践するべきやり方、そのノウハウが凝縮されているので、マーケティング担当者は必見です!

ゲリラ・マーケティング
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おすすめのマーケティング本 第7位

書籍名:なぜこの店で買ってしまうのか ショッピングの科学

著者名:パコ・アンダーヒル

この本のテーマは「ショッピングの科学」なので、小売業に携わる人は必見です!

著者であるパコ・アンダーヒルは、マーケティングコンサル会社の創業者なので、その道のプロフェッショナルだと言えます。

アンダーヒル曰く「小売事業者は顧客のことを知らなすぎる」ということです…

かなり手厳しい意見ですが、それは的を得てるかもしれません。

お客様のことを理解して、売上につなげる極意を知りたい人は、ぜひ手に取ってみてください。

なぜこの店で買ってしまうのか ショッピングの科学
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おすすめのマーケティング本 第6位

書籍名:サブスクリプション

著者名:ティエン・ツォ

著者であるティエン・ツォは、セールスフォース・ドットコムの創業期から関わっている人物で、自らも起業し「サブスクリプションビジネス」が流行することをいち早く予見していました。

ビジネスをサブスク化することで、収益が安定するのはもちろんですが、不況に強くなるという側面もあります。

この本には「サブスクを成功させる鉄則」が詰まっているので、SaaSビジネスをしている人や、月額制サービスを提供している場合、絶対に読んでおくべき名著だと言えます。

サブスクリプション
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おすすめのマーケティング本 第5位

書籍名:コトラーのマーケティング4.0

著者名:フィリップ・コトラー他

マーケティング担当者で「フィリップ・コトラー」の名前を知らない人はいないと思います。

コトラーはアメリカの経営学者ですが、世界で最も影響力のある”ビジネス思想家”にも名を連ねている人物であり、マーケティング業界の重鎮です。

そのような人物が書いた本なので、内容は言わずもかな”有益なモノ”になっています。

なので四の五の言わず『とにかく読んで欲しい一冊』なので、マーケティングに携わっているのであれば必す読んでおきましょう!

コトラーのマーケティング4.0
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おすすめのマーケティング本 第4位

書籍名:急に売れ始めるにはワケがある

著者名:マルコム・グラッドウェル

マルコム・グラッドウェルはジャーナリストなのですが、この本は処女作にして大ベストセラーになった名著と言われています。

ここに書かれている内容は「モノが一気に流行る現象を人の行動原理から解明する」ということです。

これはマーケターであれば、気になる内容ですよね。

グラッドウェルは流行が一気に広がるポイントを「ティッピング・ポイント」と呼んでおり、そこには”原則”があると語っています。

そして、流行を広げる為には「コネクター」「メイヴン」「セールスマン」の3タイプを上手く活用することだと論じています。

これらを知りたい人は、ぜひ読んでみてください。

急に売れ始めるにはワケがある
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おすすめのマーケティング本 第3位

書籍名:エスキモーに氷を売る

著者名:ジョン・スポールストラ

著者であるジョン・スポールストラは、アメリカのスポーツチーム経営者を歴任してきた人物です。

この本に書かれている内容を要約すると、「超弱小チームがマーケティング戦略だけで急成長した理由」ということになりますが、そのポイントは”現場”にあります。

つまりこの本は、現場でマーケティング戦略を考えて、それを展開する方法を知ることができる名著なのです。

例えば弱小チームの場合、そのチームにはきっと”スター選手”がいませんよね。

そんな状況だと「どうすればウチのチームを売り込めるんだ…」と嘆くかもしれませんが、少し視点を変えれば、すぐに解決策が見つかるはずです。

例えば対戦するチームが一流のトップチームであれば、そこにはきっと”スター選手”がいるはずです。

その『相手チームのスター選手』をプロモーションに使ってしまえばいいのです。

\\\○○チームがホームグラウンドで、スター選手××と対戦決定///

このキャッチコピーであれば魅力的に見えますよね。

つまりマーケティングにおいては「自分たちの資産だけしか活用できない」ということがないので、アイデア次第で様々なプロモーションができるのですが、このように”視点の変え方”を学びたい人、面白い書籍を探している人は、ぜひ本書を読んでみてください。

エスキモーに氷を売る
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おすすめのマーケティング本 第2位

書籍名:情報なき国家の悲劇 大本営参謀の情報戦

著者名:堀 栄三

旧日本軍の情報戦の実態を、大本営情報参謀だった著者が明かした貴重な本です。

日本人はもともと「事実に基づいて考えるのが苦手」と言われており、その原因を徹底的に分析した一冊となっています。

著者は日本陸軍の軍人だったのですが、正確な情報収集とその分析力によって「マッカーサー参謀」という異名を持っていた人物です。

旧日本軍の情報軽視体制は、残念ながら現在の日本企業にも脈々と受け継がれています。

なので、本書が指摘する内容は、ビジネスパーソンにとって非常に重要なアドバイスとなるでしょう。

とても評判が良い本なので、ぜひ一度読んでみてください。

情報なき国家の悲劇 大本営参謀の情報戦
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おすすめのマーケティング本 第1位

書籍名:ブラック・スワン

著者名:ラシーム・ニコラス・タレブ

白鳥は”白い”のが当たり前ですが、黒い白鳥がいたらびっくりしますよね。

しかし実際にオーストラリアで黒い白鳥が発見されました。

このような事態は「想定外」なのですが、マーケッターの仕事とは未来を予測し先手を打つことなので、このような”想定外”にも対応しなければいけません。

そのために重要なのは、不確実性を受け入れて、リスクを最小化し、マーケ戦略を組み立てることです。

もちろん全て予測できるわけがないので、逆に予測できないことを”武器”とするのを推奨しているのが、本書の内容です。

「未知(不確実性)」をチャンスに変える方法が知りたい人はぜひ読んでください。

ブラック・スワン
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まとめ

ここまでおすすめのマーケティング本をご紹介してきました。

できれば全部読んで欲しい名著ばかりなのですが、もし時間がなければ気になる本だけでも読んでおきましょう。

この他にも”名著”と呼ばれる、おすすめしたいビジネス本はたくさんあります。

それを知りたい人は下の記事をご覧ください。

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