
マーケティングはとても奥深いので、様々な知識を学ばなければいけませんよね。
そんな時には「マーケティングの名著」と呼ばれている本を読むのがおすすめです。
ここでは「名著」と呼ばれるビジネス本をランキング形式(営業シークの独自ランキング)でご紹介していきます。
営業シーク編集部が厳選したマーケ本ばかりなので、マーケティング初心者だけでなく、営業担当者、ビジネスパーソンまで幅広くご覧ください。
目次
おすすめのマーケティング本ランキング
ここから「おすすめのマーケティング本ランキング」をご紹介していきたいと思います。
どれも歴史を超える”名著”と呼ばれているので、全部読むべきなのですが、忙しいビジネスパーソンには難しいかもしれません。
でもランキング1位~10位は”絶対に読むべきビジネス本”なので、直感的に「ビビッ」ときた本はぜひ読んでみてください!
おすすめのマーケティング本 第30位
書籍名:大型商談を成功に導く「SPIN」営業術
著者名:ニール・ラッカム
営業職であれば「SPIN営業術」を知っていますよね。
もし知らないのであればモグリだと思います。
ここでSPIN営業について語るのは大変なので、詳しく知りたい人は下の記事をご覧ください。
著者であるニール・ラッカムは、イギリスのシェフィールド大学で行動心理学の研究者として働いた後、会社を創業して、独自のセール手法を開発しました。
これまでセールスに関するコンサルティングやトレーニングを提供し続け、同社のセールスプログラムは23カ国以上、アメリカのフォーチュン500の半数以上で採用された実績があります。
これだけ聞けば、この本に書いてある”凄さ”がなんとなく伝わりますよね。
営業とは「セールス×マーケティング」なので、マーケティングに携わる人も「SPIN営業術」については押さえておくべきだと思います。

おすすめのマーケティング本 第29位
書籍名:ロープライスエブリデイ
著者名:サム・ウォルトン
著者であるサム・ウォルトンは、世界最大の小売業者であるウォルマートの創業者です。
現代は価格競争が激しいので、小売業と言えども「安く仕入れて高く売る」という簡単なビジネスモデルにはなりません。
中には「安くすれば売れる。もし売れなければ値引きすればいい。」と安易に考える人もいますが、それは死を早めるだけです。
価格勝負の勝者は、業界内で最安値を提示できる1社だけなので、そこに至るには大変な苦労を要します。
そのようなレッドオーシャンにおいて、「どうやってウォルマートは世界一の小売業になったのか?」というのは気になりますよね。
それを知りたい人はこの本を読んでください。

おすすめのマーケティング本 第28位
書籍名:ポジショニング戦略
著者名:アル・ライズ、ジャック・トラウト
ビジネスにおいて”ポジショニング”は非常に重要だと言われています。
なぜかといえば、それがブランディングにもつながっていくからです。
例えばコーラといえば「コカ・コーラ」ですよね。
ハンバーガーといえば「マクドナルド」ですよね。
このように、業界1位の企業(又は製品)は、消費者に刷り込まれるので、圧倒的な優位性を持つのです。
それと比較して、業界2位以下はほとんど一緒になってしまいます。
例えば「日本で1番高い山と、2番目に高い山は?」という質問に対して、1番目は富士山だと誰もが分かりますよね。
でも2番目に高い山はほとんどの人は答えられません。
正解は山梨県にある北岳なのですが、それほど1番と2番には違いが出てしまうのです。
これだけでも、マーケティングにおいてポジショニングの重要性が理解できますよね。

おすすめのマーケティング本 第27位
書籍名:顧客体験の教科書
著者名:ジョン・グッドマン
この本のテーマはズバリ「顧客体験」です。
カスタマーエクスペリエンス(CX)と呼ばれることもある「顧客体験」ですが、商品サービスに関心を示したお客様が、購入して使い終わるまでの全体験を指す言葉です。
この顧客体験を向上させることは、マーケティング戦略において非常に重要だと言われています。
なぜかといえば、優れたCXは確実に収益へと結びつくからです。
そもそもお客様は、購入する前段階である程度の期待感があって購買に至ります。
しかし、実際に使ってみたらガッカリした経験が誰にでもあると思います。
これはCXが低い状態なので、その後のリピートに繋がらないだけでなく、最悪のケースではクレームに発展するので、企業にとって何一つメリットがありません。
つまり好循環に繋がらないということです。
このようなCXを提供するためには、ある程度のノウハウを身につけなければいけません。
そのノウハウが詰まっている名著が本書なのです。

おすすめのマーケティング本 第26位
書籍名:「売る」広告
著者名:デイヴィッド・オグルヴィ
オグルヴィは「広告の父」や「広告の巨人」と呼ばれる人物です。
自身が設立したオグルヴィ&メイザーは、世界3大広告代理店としても有名ですが、オグルヴィは「広告は効能を語れ!」と言っています。
それを愚直に実行したのがRIZAPのCMです。
RIZAPの広告には「結果にコミットする!」と表示されていますよね。
つまり「効能を約束しない広告ではモノが売れない」ということです。
このような広告に関するノウハウや本質がぎっしりと詰まった一冊が本書です。
広告運用に携わるマーケターは必見といえる名著なので、ぜひご一読ください。

おすすめのマーケティング本 第25位
書籍名:カスタマーサクセス
著者名:ニック・メータ
IT企業では、数多くのカスタマーサクセスが活躍しています。
そのようなカスタマーサクセスが設置される理由は「顧客の離反防止」です。
つまりお客様が解約しないように「先手を打つ」という話なのですが、そもそも「売るのはゴールでなく、スタートである」という考え方に基づきます。
つまり購入してもらってから、上手に使えるようになるまで、カスタマーサクセスが伴走しながらサポートするのです。
それによってお客様の継続率も高まり、結果的に満足度も高まるので、サービス価値が向上するという好循環が生まれます。
そのようなカスタマーサクセスを実施したい場合にはぴったりの名著だと思います。

おすすめのマーケティング本 第24位
書籍名:ブランディングの科学
著者名:バイロン・シャープ
この本は「これまでのマーケティング理論の常識を覆す本」だと言われています。
とは言っても”最新マーケティング理論”の話なのですが、消費者行動をデータで細かく検証した上で、新たな戦略立案とブランディングの方法を読者に教えてくれます。
- なぜ売れないのか?
- どんな対策を立てれば良いのか?
という部分がクリアになるので、「マーケティングで効果が出ない…」と悩んでる人は必見です。

おすすめのマーケティング本 第23位
書籍名:OPEN INNOVATION―ハーバード流イノベーション戦略のすべて
著者名:ヘンリー・チェスブロウ
チェスブロウは、カリフォルニア大学の教授であり、イノベーションに関する世界的な権威です。
イノベーションを起こす場合には「クローズド・イノベーション」と呼ばれるやり方と「オープン・イノベーション」があります。
この2つを比べた場合、圧倒的にオープン・イノベーションの方が「成功確率が高くなる」と言われています。
- 既存ビジネスがマンネリ化している
- 会社内が活性化しない
- 良いビジネスアイデアが出てこない
このような悩みがある人にはぴったりの一冊だと思います。

おすすめのマーケティング本 第22位
書籍名:ラブロック&ウィルツのサービス・マーケティング
著者名:クリストファー・ラブロック、ヨッヘン・ウィルツ
マーケティングの名著といえば「ラブロック&ウィルツのサービス・マーケティング」ですよね。
この本は「マーケティングの教科書」と言えるような名著なので、マーケティング初心者であれば必ず読んでおくべきだと思います。
マーケティングに携わる人は「マーケティングの4P」をご存知だと思いますが、サービスにおいては「4Pが通用しない」と言われています。
そこでラブロックとウィルツは「サービスの8P」を提唱しました。
これがサービス・マーケティングにおける基本となります。
詳しくは本書を読んでいただきたいですが、とにかく価格が高い…
価格が高いのは”たまに傷”ですが、そのあたりは投資だと思って割り切りましょう!

おすすめのマーケティング本 第21位
書籍名:隠れたキーマンを探せ!
著者名:マシュー・ディクソン、ブレント・アダムソンなど
セールスを成功させるためには、キーマンを探し出さなければいけません。
しかしBtoB営業の場合には登場人物が多いので、キーマンを探し出すだけで一苦労ですよね。
実際に、法人が購買決定するまでには、おおよそ5.4人の担当者とコミュニケーションしなければならず、それは7タイプに分けられると言います。
- やり手:組織を改善し結果を出す人
- 教育者:地検の伝達と共有を重視
- 懐疑者:正確さを重視し、立証責任を求める
- 案内役:手に入らない情報を教えてくれる
- 友達:接触しやすく、他の人を紹介する
- 上昇志向:自分が目立つことを支援する
- 阻害者:現状維持を求めて、変化を拒む。
果たしてこの中の誰にアプローチするべきなのでしょうか?
その答えが本書の中に書いてあります。
なので、この本はマーケティング担当者だけでなく、営業担当者にもおすすめできる名著です。
