
スティーブ・ジョブズといえばアップル創業者として有名ですが、実はトイ・ストーリーやファインディング・ニモで有名な『ピクサー・アニメーション・スタジオ(Pixar Animation Studios)』を株式上場まで導いた経営者でもあるのです。
数々のプロダクトを世の中に送り出したイノベーターなので、一流のビジネスパーソンであることは疑いの余地がありませんよね。
そこで今回は、スティーブ・ジョブズの英語名言をご紹介したいと思います。
独立起業を目指す人や、ビジネスパーソンは是非ご覧ください!
スティーブ・ジョブズの経歴
1955年(0歳) アメリカ・サンフランシスコで誕生、ビル・ゲイツもシアトルで誕生
1971年(16歳) スティーブ・ウォズニアックと出会う
1972年(17歳) リード大学へ進学するが中退
1974年(19歳) ゲーム機会社アタリ社へ入社する
1975年(20歳) ビル・ゲイツがマイクロソフト創業
1976年(21歳) アップル設立、Apple1発売
1977年(22歳) アップル創業(法人化)、Apple2発売
1980年(25歳) アップルの株式を公開(株式上場)
1984年(29歳) マッキントッシュ発売
1985年(30歳) アップルを追放されネクスト社を創業
1986年(31歳) ピクサーを買収して会長になる
1991年(36歳) ピクサーがディズニーと契約
1995年(40歳) トイ・ストーリーが大ヒット、ピクサーの株式を公開(株式上場)
1997年(42歳) アップル暫定CEOに復帰
1998年(43歳) iMac発売、ラリー・ペイジなどがGoogle創業
2000年(45歳) アップル正式CEOに就任
2001年(46歳) iPod発売
2003年(48歳) iTunes Music Store開始、ファインディング・ニモがヒット
2004年(49歳) 膵臓ガンの摘出手術、マーク・ザッカーバーグがFacebook創業
2005年(50歳) スタンフォード大学で伝説のスピーチ
2006年(51歳) ディズニーがピクサーを買収(ジョブズがディズニーの筆頭株主になる)
2007年(52歳) iPhone発売
2010年(55歳) iPad発売
2011年(56歳) iPad2発売、体調不良によりアップルCEOを辞任、10月5日逝去
スティーブ・ジョブズの英語名言
I think you should go get a job a busboy or something until you find something you're really passionate about because it's a lot of work.
いろんな仕事があるからね。
心から夢中になれるものが見つかるまで、皿洗いでもなんでもやった方がいい。
与えられた仕事ではなく『自分がやりたい仕事』をするべきだと思います。
それが見つかるまで、何でもチャレンジしてみましょう!
The only way to do great work is to love what you do.
素晴らしい働きをする唯一の方法は、自分の仕事を愛することです。
給料の為に働くのと、好きな仕事をやるのでは、パフォーマンスが違ってきます。
もちろんキャリアも違ってくるので、自分が求める職業に就きましょう。
Don't be trapped by dogma-which is living with the results of other people's thinking.
ドグマにとらわれてないでください。
それは他人が考えた結果を受け入れて生きていくことです。
- 自分の意志で生きるのか?
- 他人に従って人生を浪費するのか?
どちらが幸せな人生か一目瞭然ですよね。
「ドグマ」はキリスト教における宗教用語なので、気になる人は下の記事もご覧ください。
I'm a very big believer in equal opportunity as opposed to equal outcome.
結果の平等はともかく、機会というものは誰にでも平等だと固く信じている。
適切な努力をした人には必ずチャンスが訪れます。
それを手にする為の努力をしたか、しなかったのかで人生が変わるのです。
If would be pretty boring place if it was.
誰がやっても同じなら、人生はとても退屈なものになってしまう。
これはイノベーションについて語った名言です。
頑張った努力が反映されるからこそ、努力する甲斐があるのだと思います。
Going to bed at night saying we've done something wonderful-that's what matters to me.
夜ベッドに横たえた時、何か素晴らしいことを成し遂げたと言い聞かせて眠りにつく…
私にはそれが一番大切なのだ。
これはシンプルですが、人生の本質を突いている気がします。
人生は長いですが『今日一日しか生きられない』と考えたら、きっと生き方が変わるはずです。
今日一日の過ごし方が変わるはずです。
きっとほとんどの人は会社を休んで、別のことをするでしょう。
しかしジョブズは「いつもと同じように働く」と言っているのです。
それが自分のやりたいことなので、ジョブスにとって一番最良な選択なのです。
これは毎日全力で生きることを推奨した名言だと思います。
It's rare that you see an artist in his 30s or 40s able to really contribute something amazing.
30代や40代のアーティストが素晴らしいものを生み出し、実際に貢献できることなど滅多にない。
世の中を変えるような仕事に出会える機会はそう多くありません。
そのような場所で働くことを推奨した名言です。
I never did it's for the money.
お金が目的でやってきたわけじゃないからね。
「it's」はもちろん仕事のことです。
なので、これは起業家精神について語った名言です。
金銭は起業インセンティブになりますが、それを目的にするべきではないとジョブスは語っています。
起業家にとって一番重要なことは、最も優れたプロダクトを作って、それを世の中に広めることなのです。
Do you want to spend the rest of your life selling sugared water or do you want to a chance to change the world?
残りの人生を砂糖水を売ることに費やしたいですか?
それとも世界を変えるチャンスが欲しいですか?
スティーブ・ジョブズは、Appleを成長させるために『一流のプロ経営者』が必要だと考えていました。
そこで目を付けたのがジョン・スカリーです。
スカリーは38歳という若さでペプシコーラの社長になり、コカ・コーラを抜いてペプシグループを全米一位にした立役者です。
スティーブ・ジョブズは、そのような大企業の社長をヘッドハンティングして、見事にAppleへ引き抜いたのです。
It was one of the first times that I started to realize that maybe Thomas Edison did a lot more to improve the world than Karl Marx and Neem Karoli Baba put together.
カール・マルクスとニーム・カロリ・ババの二人を合わせたより、トーマス・エジソンの方が世界をより良いものにするために、はるかに貢献しているのではないかと初めて気が付いた。
カール・マルクスはドイツを代表する哲学者です。
そしてニーム・カロリ・ババはアメリカで最も著名なヒンドゥー教のグル(導師)です。
スティーブ・ジョブズは禅好きで有名ですが、共産主義やインド思想にもハマっていたようです。
しかしその分野で著名な二人よりも、発明家であるトーマス・エジソンの方が世界に貢献していると考えたのです。
トーマス・エジソンはGE(ゼネラル・エレクトリック)の創業者なので、エジソンの名言集もぜひご覧ください。
Design is the fundamental soul of a man-made creation that ends up expressing itself in successive outer layer of the product or service.
デザインとは人間の創造物が根底に宿している魂であり、製品やサービスの外装として表れるものに他ならないのだ。
一般論としてデザインは外装を意味しています。
しかしスティーブ・ジョブズの考えるデザインとは、プロダクトの『コンセプト(魂)』そのものなのです。
To design something really well, you have to get it. You have to really grok what it's all about.
本当に良いものをデザインするためには、その機能が分かっていなければならない。
それが一体何なのかというのを、本当に心の底から理解しなければいけない。
真のデザインとは、プロダクトの中から湧き出てくるオーラのようなものです。
なので、外側だけ取り繕ったデザインは、本当のデザインとは言えないのです。
The broader one's understanding of the human experience, the better design we will have.
経験に対する理解が広がるほど、デザインというものはさらに洗練されていくのだ。
イノベーションは、既に世の中にあるものを少し進化させることを指します。
なので経験値が多いほど、イノベーションが起こせる機会(アイデア)も増えるのです。
We made the buttons on the screen look so good you'll want to lick them.
スクリーンには、思わず舐めたくなるような美しいボタンを配置した。
これはiPhoneのボタンについて語った名言です。
スティーブ・ジョブズは「歴史上最も美しいユーザーインターフェースが出来上がった」と語りました。
When you're a carpenter making a beautiful chest of drawers, you're not going to use a piece of plywood on the back, even though it faces the wall and nobody will ever see it.
腕のいいタンス職人だったら、その後ろは壁で誰の目にも触れないからといって、背板を安物のベニヤ板で済ませるような真似はしないはずだ。
スティーブ・ジョブズはユーザーから見えない部分まで、徹底的にこだわりました。
マッキントッシュを開発する際には、目に見えない基盤の配線にまで美しさを求めたのです。
そのような目に見えない部分にこだわるジョブズを見て、「そんなの誰が気にするんですか?」と若いエンジニアが尋ねると「俺が見るんだよ」とジョブズは答えたそうです。
There are sneakers that cost more than an iPod.
iPodより高いスニーカーだって売っている。
iPodの販売価格は399ドルでしたが、他のMP3プレイヤーは100~200ドルが大半だったので、色々な人から「iPodの価格はクレイジーだ!」と言われました。
しかしスティーブ・ジョブズは、ブランド価値があれば高値でも売れると考えていたので、価格を変えることはなかったそうです。
I actually think there's actually very little distinction between an artist and a scientist or engineer of the highest caliber.
実のところ、科学者にしてもエンジニアにしても本当に優れた者ならアーティストとほとんど違いはないとさえ私は考えている。
アーティストとは創造する人のことを指します。
そう考えた場合、その定義はかなり広くなるとスティーブ・ジョブスは語っています。
Picasso had a saying "Good artists copy, great artists steal." And we have always been shameless about stealing great ideas.
ピカソはこんな言葉を残した。
「優れた芸術家は真似をし、偉大な芸術家は盗み続ける」
私たちは、素晴らしいアイデアをいつも臆面もなく盗み続けてきた。
人類は一歩ずつしか進化できません。
黒電話を使っていた人類が、いきなりスマートフォンへ進化することはできないのです。
他人のアイデアを模倣することに抵抗がある人は多いですが、そのアイデアをブラッシュアップさせるのであれば、それはイノベーションへと繋がるのです。
We believe it's the biggest advance in animation since Walt Disney started it all with the release of Snow White 50 years ago.
50年前にウォルトディズニーが白雪姫を作ったアニメーションの歴史以来、この映画に匹敵するほどの大いなる進歩を成し遂げた映画はなかったはずだ。
この名言はトイストーリーの成功について語った言葉です。
- CG 技術を開発したエド・キャットムル
- キャラクターやストーリー作りの天才ジョン・ラセター
- 資金力と交渉力があるスティーブ・ジョブズ
この3人が出会ったことで実現した映画がトイ・ストーリーだと語っています。
A lot of times, people don't know what they want until you show it to them.
大抵の場合、自分が何を望んでいるのか、目の前に差し出されるまで、人は気付かないものだ。
これは人間の潜在ニーズについて語った名言です。
人々はイノベーションを待ち望んでいますが、その具体的ニーズが理解できている人は少ないのです。
Our belief was that if we kept putting great products in front of costomers, they would continue to open their wallets.
素晴らしい製品を顧客に提供し続けるなら、顧客もその財布を開いてくれるものだと信じている。
これは商売の基本ですよね。
「欲しい!」と思うプロダクトを提供して、それに見合う対価をいただくことがビジネスだと思います。
We are gambling on our vision, and we would rather do that than make "me too" products.
私たちは自分たちのビジョンに賭けている。
他と同じようなモノを作るぐらいなら、自分たちのビジョンに賭け続けたい。
これはとても起業家らしい名言だと思います。
イノベーションを起こすような起業を成功させるためには、明確なビジョンが求められます。
そこにこだわり続けるジョブズの姿勢は、まさにアーティストと同じなのです。
The world doesn't need another Dell or Compaq.
世界はもうひとつのデル、もうひとつのコンパックを必要としていない。
これは常々思いますが、人それぞれに自分のやるべき使命(天命)があると思います。
既に他人がやっているビジネスであれば、それは他人にやらせておけばいいのです。
あなただからできるビジネスがきっとあるはずので、その部分だけに注力しましょう。
結果的にそれが社会への貢献になるはずです。
The roots of Apple were to build computer for people, not for corporations.
アップルが根底に抱えているのは、会社(法人)のためではなく人(個人)のためにコンピューターを作り続けるという理念だ。
スティーブジョブズがAppleを創業した頃、コンピューターというのは企業や自治体など、限られた人だけが使うモノでした。
しかしジョブズは「一般ユーザーが使えて、個人が自分の可能性を広げられるコンピューターを作る」という理念のもとにプロダクト開発したのです。
なので、AppleのビジネスモデルはBtoCのコンシューマー向けだと言えるでしょう。
Unfortunately, people are not rebelling against Microsoft. They don't know any better.
マイクロソフトに誰も反旗を翻そうとしないのは不幸だ。
他にもっといいものがあることに誰も気付かないからね。
Microsoftといえば、世界中で採用されているOS(オペレーションシステム)の『Windows』が有名ですよね。
その創業者のビル・ゲイツとジョブスは同い年ということもあって、強烈なライバル心を持っていました。
それが結果的にOS X(macOS)の開発へと繋がっていったのです。
Every once in a while a revolutionary product comes along that changes everything. It's very fortunate if you can work on just one of these in your career.
時折この世の全てをいっぺんする革新的な製品が登場することがあります。
自分のキャリアにおいてそんな製品の一つにでも携わることができるほど幸運なことはないでしょう。
これはiPhoneをリリースした時の言葉です。
iPhoneのような革新的なプロダクト開発に携わることを推奨している名言です。
I do think when people look back on this in a 100 years, they're going to see this as a remarkable time in history, and especially this area believe it or not.
100年後の人たちが振り返った時、この時代こそが特筆すべき点観点だと考えるだろう。
そしてまさかと思うだろうが、とりわけこの場所がその拠点だったと考えるに違いない。
これはスティーブ・ジョブズが1995年にインタビューを受けた時の言葉です。
この名言に出てくる「this area」というのはシリコンバレーを意味しています。
まだ100年経っていませんが、既にジョブズが予言した通りになっていますよね。
Cutting costs isn't the magic bullet for Apple's turnaround. What Apple needs to get back on its feet is come up with novel ways to get out of this predicament.
費用を削減することがアップル再建の妙薬ではない。アップルを立て直すために必要なのは、斬新なアイデアを生み出して、この苦境から抜け出すことなのだ。
自分が創業したアップルコンピューターを追放されたスティーブ・ジョブズは、ネクストを創業します。
そこで開発されたOSが魅力的だったので、結果的に追放されたAppleへ吸収されることになったのです。
スティーブ・ジョブズが復帰した時、Appleは凄まじく悲惨な状態だったので「僕でさえ諦めようかと何度も思ったぐらいだ」と後に語っています。
なので、優秀な経営者と持て囃されていたマイケル・デルに「あなたがAppleのオーナーならどのような経営再建を講じるか?」と質問したそうです。
それに対してデルは「すぐに会社を解散して、株主にお金を返すね」と答えました。
しかしそこから10年後、Appleの株価はDELLを超えて、アメリカNo.1の企業へと成長したのです。
Apple has some tremendous assets.
Appleには素晴らしい財産が残されている。
スティーブ・ジョブズがアップルに復帰したとき、社内の士気は下がっていて、みんな自信を失っていました。
しかしジョブズは『アップルというブランド力』と『優秀な人材』が残っていることに気が付いたのです。
If you look backward in this business, you'll be crushed. You have to look forward.
この業界では、過去を振り返っていたら潰されてしまう。将来を見据えて前進しなければいけないのです。
これは全てのビジネスに共通しますが、企業は挑戦し続けなければいづれ倒産する羽目になります。
現状維持は『衰退』を意味するので、絶対にチャレンジすることを忘れてはいけません。
If I couldn't figure this out how could our customers figure this out?
自分でも理解できない問題をどうして顧客にわかってもらうことができるのだろう。
これは有名な逸話ですが、スティーブ・ジョブズがアップルに復帰したとき、色々な製品が乱立していて、生産効率がとても悪くなっていました。
そこでジョブズは「A製品とB製品の差別化ポイントを教えてくれ」と色々な社員に聞いて回ったそうです。
しかしこのような簡単な質問ですら、まともに答えられる社員は一人もいなかったそうです。
そこでジョブズは製品数を大幅に削減して、アップルの強みが発揮できる分野だけに集中しました。
Many times in an interview I will purposely upset someone. I want to see if they just fold or if they have firm conviction, belief, and pride in what they did.
面接の時はいつも相手にプレッシャーをかけてきた。
その時に彼らが挫けるか、それとも自分の業績に確固たる自信と信念、そして誇りを抱いているかどうかを見極めたかったからだ。
これは人材採用について語った名言です。
人材採用のやり方は各社様々ですが、スティーブ・ジョブスは面接する際に、このような圧迫面接を好んでいたようです。
Lots of companies have tons of great engineers and smart people. But ultimately, there needs to be some gravitational force that pulls it all together.
素晴らしいエンジニアや優秀な人材を山ほど抱えている企業は少なくない。
だが、すべてを一つにまとめる重力のような力が最後には必要となってくる。
この名言に出てくるgravitational force(重力のような力)がスティーブ・ジョブズというカリスマなのでしょう。
低迷していたAppleに無かったものは、この「gravitational force」だったとジョブズは語っています。
Because I am the CEO and I think it can be done.
なぜなら私はこの会社のCEOで、その私がこれは可能だと考えている。
残されている逸話から、スティーブ・ジョブズはとんでもない独裁者だったことが推測されます。
しかしその独裁っぷりは、あくまでも『最高のプロダクトを作る』というこだわりのために使われていました。
どんなに現場が反対したとしても、そのプロダクトが正しいと判断できれば、圧倒的なリーダーシップで実現してきたのです。
You can't just ask customers what they want and then try to give that to them. By the time you get it built, they'll want something new.
顧客に欲しいものを聞いてからそれを与えてはいけない。
顧客とは、それが完成した頃には別のものを欲しがっているものなのだ。
顧客ニーズを捉えることはとても難しいと思います。
早すぎてもダメで、遅すぎてもダメなのです。
ほんの少し、半歩先をいく程度がベストだと言われています。
We believe that customers are smart, and want objects which are well thought.
顧客をごまかすことなどできないし、求められているのは考え抜かれた製品だと私たちは信じている。
顧客が求めるプロダクトを作ることは簡単ではありませんが、その解決策は意外とシンプルなことが多いとスティーブ・ジョブズは語っています。
What a computer is to me is the most remarkble tool that we have ever come up with.
私にとってコンピューターとは、人がかつて考え出した道具の中でもっとも卓越したものなのです。
スティーブジョブズはこのように考えていたので、コンピューター開発に関わることが人類へ一番貢献できることだと信じていたのです。
So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.
だから皆さんも、点と点が何らかの形で将来つながることを信じなければいけません。
これは2005年にスタンフォード大学の卒業式に招かれた時、スティーブ・ジョブズが語ったスピーチの一節です。
興味本位で学んでいたカリグラフィーが、Macのフォントにイノベーションを起こしたのです。
本気で取り組んでいることは、いつか必ず役に立つ日がやってくるはずです。
I think the general-purpose devices will win the day because I think people just probably aren't willing to pay for a dedicated device.
勝つのは専用ではなく汎用デバイスだと私が考えるのは、専用デバイスのために人は喜んでお金を払おうとしないからだ。
スティーブ・ジョブズは汎用的なデバイスにこだわっていました。
例えばiPhoneは、通話ができて、メールができて、インターネットもできる汎用的なデバイスですよね。
しかしAmazonのKindleは電子書籍の専用端末です。
スティーブ・ジョブズに言わせれば、「Kindleにはもっと沢山の機能を付けた方がいい」ということになるのです。
しかしここで注意しなければいけないのは、なんでもかんでも機能をてんこ盛りにするのはNGということです。
そうするとユーザーが使いこなせなくなるので、お得感を感じにくくなるそうです。
Sometimes when you innovate, you make mistakes. It is best to admit them quickly, and get on with improving your other innovations.
イノベーションに携わっていると過ちを犯すことも少なくない。
そんな時は過ちを直ちに認め、別のイノベーションに慢心していくことが最善策だ。
イノベーションを起こしたい場合、朝令暮改はむしろ当たり前です。
とにかく高速でPDCAを回して、ダメなら次にチャレンジしなければ、ベンチャー企業やスタートアップは生き延びることができないのです。
Innovation distinguishes between a leader and a follower.
イノベーションを見ればリーダーとフォロワーの違いがはっきりとわかる。
イノベーションとは『創造と破壊』を意味しています。
つまり今までの常識や商習慣をぶち壊して、全く新しい世界を作ってしまうことです。
それを実現できる人が本当のリーダーであり、それをやらない人は単なる追従者(他人を真似してお金を儲けるだけのフォロワー)なのです。
このような追従者は、世の中への貢献度が低いとスティーブ・ジョブスは語っています。
It comes from saying no to 1000 things to make sure we don't get on the wrong track or try to do too much.
誤った方向に進んだり、突っ走ったりしないためには1000のことにノーと言わなければならない。
スティーブ・ジョブズのこだわりは半端じゃないので、iPodやiPhone、iPadなどが完成するまでに数多くの「No(やり直し)」を言ってきたそうです。
アップルのプロダクトには、ジョブズの「哲学&美学」が込められているのです。
スティーブ・ジョブズの短い名言まとめ
Think Different.
前例に捉われず、固定概念をぶち壊せ。
これはアップルに復帰したスティーブ・ジョブズが打ち出したキャンペーンです。
これによって社員は「Appleらしさを取り戻す為には、ルーツ(原点)に戻ることだ」と理解したのです。
Stay hungry, Stay foolish.
満足することなく、愚直に続けよ。
これは有名なスタンフォード大学のスピーチに出てきた名言です。
スピーチの締めとして使われた言葉なので、世界的に有名な格言になっています。
スティーブ・ジョブズはこれを座右の銘にしていたそうです。
Real artists ship.
本物の芸実家は世に出てくる。
イノベーションを起こすクリエイターのことを、スティーブ・ジョブズはアーティスト(芸術家)と呼んでいました。
そのような人は世間から求められるので、自然と頭角を現すのです。
And one more thing.
あっ、それからもう一言。
スティーブ・ジョブズはプレゼンの最後に「And one more thing.」ということがあります。
有名なのは、倒産寸前のアップルに復帰した後、登壇した基調講演が終わったタイミングでマイクへ戻り「危なく忘れるところだった。儲かってるよ。」と一言加えました。
早くもAppleを黒字化させたジョブズに対して、Appleの復活を信じていた聴衆は歓喜したのです。
The most important thing is person.
肝心なのはやはり人間なのだ。
優れたプロダクトを開発するためには人間のアイデアが必要です。
人間こそが創造性の源泉なので、優れた一流の人材だけを採用するべきだとスティーブ・ジョブズは語っています。
Today, Apple is going to reinvent the phone.
今日、アップルは電話を再発明します。
これは2007年、iPhoneのお披露目会で冒頭にジョブズが語った名言です。
世界が変わった歴史的瞬間(イノベーションが起こった瞬間)なので、ぜひ動画でご覧ください。
スティーブ・ジョブズの名言から学ぼう!
スティーブ・ジョブスは類稀なる経営者なので、人生に役立つ名言がたくさんありましたよね。
イノベーションの起こし方や経営者としての立ち振る舞いなど、ジョブズ(アーティスト)だからこその格言がたくさんあったはずです。
スティーブ・ジョブズの名言をもっと知りたい人は、下の記事もご覧ください。