敵を知り己を知れば百戦して危うからず
孫子の兵法は世界的な名著なので、誰でも知っていますよね。
孫子は古代中国の春秋時代に生きた軍略家で、呉の将軍として手腕を奮ったとされている人物です。
「敵を知り己を知れば百戦して危うからず」は、孫子の中でも特に有名な格言だと思います。
これは「敵のことを知り、己のことを知れば、百度戦っても負けることはない」という意味の言葉なのですが、この格言はそのままビジネスに当てはめることができます。
例えば営業を行う際、顧客が何を求めているかなど、相手のことを熟知することが重要です。
また、自社製品やサービスについて、深く理解することで顧客にも様々な提案ができます。
もちろんお客様は”敵”ではありませんが、要するに「相手を知り己を知る」ことは、ビジネスにおいて欠かせない要素なのです。
勇気凛凛(ゆうきりんりん)
【意味】失敗や危険をかえりみず、勇敢に物事に立ち向かっていくこと。
アンパンマンのテーマソングでお馴染みのフレーズですよね。
その印象に引きずられて少し幼稚に感じますが、座右の銘にするのであれば問題ないと思います。
言われたことをそのままやるんじゃなく、なぜこういうやり方なのかを考えて、もっと良い方法はないのか模索する。
お笑い芸人&ビジネスパーソンとして有名な厚切りジェイソンの名言です。
これは新入社員にぴったりな格言なので、ぜひ座右の銘にしてください。
まずはお客様が第一。
お客様を満足させられれば、利益は後からついてくる。
「お、ねだん以上。ニトリ♪」というテレビCMでお馴染み、ニトリ創業者である似鳥昭雄の名言です。
どんな仕事でも顧客満足度(CS)を追求することは欠かせません。
業種・業態を選ばない格言なので、使い勝手の良い言葉だと思います。
僕の知っているドーピングは1つだけ、努力だ。
ロベルト・バッジョは、元イタリア代表の10番を背負っていたサッカー選手で、「元祖・ファンタジスタ」と呼ばれています。
ドーピングは違反行為ですが、それをユニークに交えた名言ですよね。
努力家であることをアピールできる格言だと思います。
思い立ったが吉日(きちじつ)
【意味】何かしようと決心したら、すぐに始めるのが良いということ。
吉日とは「縁起のいい日」のことをいいます。
すぐに行動しなければ、負ける可能性は徐々に高まっていきます。
行動力をアピールしたい人にはぴったりのことわざでしょう。
朝(あした)に道を聞きては、夕べに死すとも可なり。
<訳>朝正しく生きる道がわかったら、その日の晩に死んでもいい。
これは儒教の祖といわれている孔子の名言です。
孔子の言葉をまとめた「論語」はビジネスパーソンの必読書と言われているので、必ず読んでおきましょう。
なぜこれが座右の銘におすすめなのかといえば、”生きる覚悟”が垣間見える言葉だからです。
「我が生涯に一片の悔い無し」という言葉を残してラオウは昇天しました。
それと似たような言葉ですが、孔子の言葉を引用すれば賢く見えるので、ラオウの言葉よりは良いと思います。
いろんな苦情を聞いても、決して否定的には捉えないようにしようと思う。
<島耕作~取締役 島耕作より>
これはサラリーマンの星と呼ばれている”島耕作”の名言です。
仕事をしていると、大なり小なりお客様からクレームを受けると思います。
その時、ネガティブに捉えるのではなく、ポジティブに捉えた方が良いと思います。
「勉強させていただく」くらいの感覚でクレーム対応すれば、さらに成長できると思います。
仕事もある意味では真剣勝負である。
これは宅急便の創業者であり、ヤマト運輸会長だった小倉昌男の言葉です。
やっぱり竹刀で殴り合うのと、真剣で斬り合うのとでは、本気度が違いますよね。
どちらが仕事で成果を出せるかは、一目瞭然だと思います。
壁があったら殴って壊す。
道がなければこの手で作る。
これは元日本サッカー代表「本田圭佑」の名言です。
Going my wayの本田選手らしい言葉だと思います。
強気で男らしい言葉ですよね。
あなたが逆境に出会ったら、それは貴重なレッスンだという見方をするといい。
これは世界的に有名な自己啓発作家であるナポレオン・ヒルの名言です。
ポジティブな考え方にさせてくれるので、座右の銘にもぴったりだと思います。
私は失敗したことがない。
ただ一万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ。
これは歴史の教科書にも出てきた発明家「トーマス・エジソン」の名言です。
エジソンに言わせると、失敗は「単なる失敗」ではありません。
その方法ではうまくいかないことが分かったので「成功」だと定義しているのです。
つまり全てにおいて「実験」という考え方を念頭にしているため、全てがポジティブな行動になるのです。
賢人と愚人の違いは、学ぶか学ばないかによって決まるのである。
慶應義塾大学を創った福沢諭吉の名言です。
人間は平等に作られますが、実社会ではお金持ちの人や貧乏な人、出世する人やしない人など、ある意味優劣がついてきます。
この差がつくのは『学ぶか学ばないか』なのだと福沢諭吉は語っています。
学ぶというのは勉強だけでなく仕事でも社会生活でも使える言葉です。
なので就職面接で答える”座右の銘”にはぴったりだと思います。
何かを始めるのは怖いことじゃない。
怖いのは何も始めないことだ。
これは「史上最高のバスケットボール選手」「バスケットボールの神様」と言われた、マイケル・ジョーダンの名言です。
マイケル・ジョーダンはNIKEから「ジョーダン・シリーズ」というバスケットシューズを販売していますよね。
そのNIKEのキャッチコピーが「Just Do It!」です。
ジョーダンが伝えたいのは、これと同じだと思います。
勝者と敗者の違いは、大抵の場合やめないことです。
これはディズニー創業者であるウォルト・ディズニーの名言です。
成功する為の秘訣とは、ただひたすらやり続けることだけです。
続けるのを止めた時、負けが確定するのです。
人生は七転び八起きだ!
立ち上がり続けりゃ勝つんだよ。
<大崎ナナ NANA>
ちょっと趣向を変えて、大人気コミックスNANAの名言をご紹介します。
NANAはアニメ化もされたので、男女問わず知っている人が多いはずです。
これは大崎ナナらしい勝ち気な言葉ですが、ガッツがあることをアピールするにはぴったりの言葉だと思います。
一見して馬鹿げてないアイデアには見込みがない。
天才物理学者と呼ばれたアインシュタインの名言です。
大きな偉業を成し遂げたアインシュタインだからこそ、説得力のある言葉ですよね。
多くの人が想像できるアイデアなど、一般的で価値が薄いのです。
多くの人が想像できないような、馬鹿げたアイデアこそが世の中を変えるのだと思います。
モノの値段は買い手が決める。
日本マクドナルド創業者である藤田田の名言です。
古くから日本では「モノの値段は作り手が決める」と考えられていました。
しかし藤田田はアメリカ式の資本主義を学んでいたので、「モノの値段は買い手が決める」という発想で商売していたのです。
現代では当たり前の発想ですが、当時では斬新だったそうです。
私は自分が着たい服を着ただけ。
私はいつだって自分が着たいと思うもの以外作らない。
超一流ブランドであるシャネル創業者のココ・シャネルが残した名言です。
この言葉には職人としてのこだわりが感じられますよね。
ファッションデザイナーであり、モデルとしての役割もあったココ・シャネルならではの名言だと思います。
アパレル系への就職を目指している人にはぴったりの金言だと思います。
努力に即効性はない。
これは南海ホークス時代に、選手兼監督として活躍していた野村克也選手の名言です。
ヤクルトや楽天の監督時代は「ノムさん」と親しまれていた方ですが、指導者としても一流だったことは言うまでもありません。
努力家タイプの人にはぴったりの金言だと思います。