ビジネスをしていると、ちょこちょこ知らないキーワードが出てきますよね。
- 「チームメンバーはアサインした?」
- 「エビデンスは取ったの?」
- 「グロスでいくらだった?」
このようなフレーズを知らなければ、スムーズな仕事はできないので、全てのビジネスパーソンが知っておくべき言葉だと思います。
そこで今回は、今更人には聞けないビジネス用語を一覧にまとめてみました。
就職活動をしている大学生や新卒社員はもちろん、転職活動している人まで幅広くご覧ください。
目次
ビジネス用語の基本一覧(例文付き)
ビジネス用語には、絶対に押さえておくべき基本フレーズというのがあります。
しかし新入社員には馴染みがなかったり、業界が違うと全く分からないというケースも散見されます。
ここではビジネスパーソンが知っておくべきカタカナ用語や英語言葉など、一般的なビジネスフレーズを例文付きで一覧にまとめています。
ぜひ最後までご覧ください。
1:ブランディング
ビジネスにおいての「ブランディング」とは、特定の商品・サービスのブランド構築や管理を行うことです。
具体的には、ブランド価値を高めて、ターゲットに認知してもらうための活動を「ブランディング」と呼んでいます。
例えば、数ある商品・サービスの中でも「牛丼屋といえば○○」「高級時計といえば▲▲」など、ある程度イメージする企業がありますよね。
これはブランディングが成功している事例なので、そのような企業のマーケティングをチェックしてみましょう。
主力商品であるAのブランディングを行う。
2:プロモーション
プロモーションは製品サービスに対する関心を高めて消費者の購買意欲を促進する活動のことです。
広告、広報、販売促進、口コミ、パブリシティなどがこれに当たりますが、FacebookやTwitter、LINEなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)が急速に発達したため、双方向のコミュニケーションが要求される時代になっています。
つまり、単純なプロモーションでは効果が出ないので、マーケティング担当者はしっかり戦略を練る必要があるということです。
潜在顧客にアプローチするプロモーションを実施する。
3:AIDMA(アイドマ)の法則
AIDMAの法則は、1920年代にアメリカで提唱された消費行動の仮説です。
- Attention(注意)
- Interest(興味)
- Desire(欲求)
- Memory(記憶)
- Action(行動)
この5つの頭文字をとったのが「AIDMAの法則」と呼ばれており、消費者が商品を知ってから実際に購入するまでの心理的プロセスをモデル化しています。
この法則はビジネスパーソンの常識なので、必ず押さえておきましょう。
AIDMAの法則を取り入れながら販売戦略を企画する。
4:AISAS(アイサス)の法則
AISASもAIDMAの法則と似ていますが、消費者が実際に商品を認知してから購入するまでの行動をモデル化したものです。
しかしこれはインターネット時代の消費行動にフォーカスしているところが特徴的です。
- Attention(認知・注意)
- Interest(興味・関心)
- Search(検索)
- Action(行動)
- Share(共有)
この5つの頭文字をとったのがAISASなのですが、全ての行動が説明できるわけではなく、インターネット上で「自ら能動的に検索する」ということが前提になっています。
AISASの法則を取り入れながらウェブマーケティングを企画する。
5:AMTUL(アムツール)の法則
AMTUL(アムツール)の法則は、下の5つの頭文字をとった言葉です。
- Awareness(認知)
- Memory(記憶)
- Trial(試用)
- Usage(日常利用)
- Loyalty(固定利用)
こちらも消費者の意思決定プロセスを説明するモデルの一つなのですが、顧客が商品を見つけて購入し、その後も継続的に購入してくれる長期的な購買決定メカニズムを指します。
AIDMAの法則が”短期的”な購買決定メカニズムなのに対して、AMTULの法則は”長期的”な購買決定メカニズムということになります。
AMTULの法則を取り入れながら長期的な販売戦略を考える。
6:BtoC(B2C)・BtoB(B2B)
この言葉は一般的に使われているフレーズなので、ほとんどのビジネスパーソンが知ってるはずです。
BtoC(B2C)は「Business to Consumer」の略称で、BtoB(B2B)は「Business to Business」の略称です。
つまりBtoCは個人向け営業という意味で、BtoBは法人向け営業ということになります。
慣れた人では「それはtoC向けの商材ですか?」や「それはC向けの商材ですか?」という使い方もするので、さらに省略しても十分伝わります。
その商材はBtoCですか?それともBtoBですか?
7:フラグシップ
フラグシップとは、もともと海軍の軍用語で、司令官が乗船して艦隊の指揮をとる旗艦のことです。
しかし英語では「グループの中で最も優れたもの、又は重要なもの」という意味があるので、それが転じて、企業が最も力を入れている商品やサービスを指すようになりました。
なので、象徴的な店舗のことを「フラッグシップショップ」と言ったり、高品質な商品のことを「フラグシップモデル」と言ったりしています。
フラッグシップショップは、流行の発信源である原宿の表参道にあります。
8:インバウンド
この言葉は度々テレビでも耳にしますが、外国人旅行客が日本を訪れて観光することを指します。
英語のInbound(インバウンド)が語源になっているので、「外から中に入る」という意味があります。
それ以外にも、見込み顧客からの問い合わせや資料請求なども「インバウンド」と表現するので、ビジネスでは様々な使われ方をしています。
弊社はインバウンドマーケティングに力を入れています。
9:ホスピタリティ
「お・も・て・な・し」という言葉が流行語になって久しいですが、まさにそれがホスピタリティのことです。
意味的には「思いやり」という意味もありますが、主に飲食店やホテルなどのサービス業や医療・福祉現場においてよく使われている言葉です。
見返りを求めず相手に尽くす言葉なので、営業現場でも使えるフレーズだと思います。
このホテルはホスピタリティマインドが素晴らしい!
10:IR(総合型リゾート)
企業が株主や投資家に対して、業績や財務状況などを情報提供するのをIR(Investor Relations)と呼びますが、それとは違います。
このIRは「Integrated Resort」の略称なので、カジノや会議場、劇場や映画館、ホテルなどが一体となった複合施設のことを指します。
各国がIRによって観光客の誘致に成功しているので、日本もIRに注力していく方向になると思います。
各国でIRの誘致が行われている。