トーマス・エジソンと言えば、アメリカのコングロマリット企業「GE(ゼネラル・エレクトリック)」を創業した発明家ですよね。
白熱電球を実用化した人なので、エジソンの名前を教科書で学んだ人は多いはずです。
「天才発明家」「発明王」などの異名を持つエジソンですが、ビジネスマンとしても一流だったのです。
そこで今回は、トーマス・エジソンの名言をまとめてみました。
ビジネスパーソンはぜひご覧ください。
トーマス・エジソンの名言集まとめ
私は失敗したことがない。
ただ一万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ。
これはエジソンの名言の中で、最も有名な言葉だと思います。
エジソンに言わせると、失敗は「単なる失敗」ではありません。
その方法ではうまくいかないことが分かったので「成功」だと定義しているのです。
つまり全てにおいて「実験」という考え方を念頭にしているため、全てがポジティブな行動になるのです。
私は、決して失望などしない。
どんな失敗も、新たな一歩となるからだ。
これはエジソンらしいポジティブな名言だと思います。
エジソンの辞書には「失敗」などないのです。
私の発明は、全ての人にとって役に立つものでありたい。
そして世界の平和に貢献するようなものでありたい。
もし私の発明で一人でも人が死んだとしたら、私には人生を生きる意味も資格もない。
これは全ての発明家が考えていることだと思います。
モノづくりしている人達は、それほどまで腹をくくっているということです。
失敗したわけではない。
それを謝りだと言ってはいけない。
勉強したのだと言いたまえ。
ネガティブに考えるのか、ポジティブに考えるのかは、その人次第です。
それであれば、何事もポジティブに考えたほうが良いと思います。
私たちの最大の弱点は諦めることにある。
成功するのに最も確実な方法は、常にもう一回だけ試してみることだ。
諦めてしまったらそこで試合終了です。
でも、もう一回という気持ちさえあれば、確実に前進できるのです。
成功できる人は「思い通りにいかないことが起きるのは当たり前」という前提を持って挑戦している。
これは経営者目線の名言だと思います。
マネジメントする側は、常にトラブルが起こることを前提にして動いています。
それと同じように、失敗することが当たり前と思えば、気持ちが凹むこともないでしょう。
成功に不可欠なのは、肉体的にも精神的にも疲労をためずに、ひとつの問題にエネルギーを注ぎこめる能力である。
集中力を分散させてはいけません。
とにかく一つのことを突き詰めましょう。
機械は生活を便利にした。
将来はもっと便利になるだろう。
しかし、用心しなくては人間が機械に使われるようになってしまう。
人間の価値は考えることです。
思考することです。
それさえあれば、明確に機械と差別化できるはずです。
ほとんど全ての人間は、もうこれ以上アイデアを考えるのは不可能だというところまで行きつき、そこでやる気をなくしてしまう。
勝負はそこからだというのに。
あとちょっとのところで、ほとんどの人は諦めてしまいます。
それは非常にもったいないことだと思います。
せっかく努力したのであれば、最後までやり抜きましょう!
私はこれまで、偶然のひらめきで、価値ある発明をしたことなど一度もない。
全ての発明には、想像を絶するような熱意が注ぎ込まれているのです。
プロダクト開発はそれだけ難しいということです。
発明とは、それが人類にとって本当に必要なものなのかを判断する能力である。
これはとても哲学的な名言ですよね。
発明には2種類のやり方があります。
- プロダクトアウト
- マーケットイン
プロダクトアウトとは、商品開発や生産、販売活動を行う上で、買い手(顧客)のニーズよりも企業側の理論を優先させることである。
マーケットインとは、顧客の声を聴き、顧客の要求や困りごとを突き止め、それらを解決する製品を市場に投入しようとする考え方のことである。
ビジネスパーソンはこの違いを理解しておきましょう。
絶え間なく、粘り強く努力する。
これこそが何よりも重要な資質であり、成功の要と言える。
良く言えば「粘り強い」ですし、悪く言えば「往生際が悪い」とも言えます。
しかしそれこそが成功するために必要とされる要素なのです。
首から下で稼げるのは一日数ドルだが、首から上を働かせれば無限の富を生み出せる。
この名言にはハッとさせられますよね。
知的生産者の人は、労働集約型(=身体を使う)ではなく頭脳を使いましょう。
人生に失敗した人の多くは、諦めた時に自分がどれほど成功に近づいていたか気づかなかった人達だ。
100回叩けば壊れる壁があるとして、頑張って99回まで叩いたのに、あと1回というのに気づかず辞めてしまう人が多いように感じます。
これは非常にもったいないことだと思います。
我々が何かを成し遂げようとしている時、ルールなどない。
イノベーションを起こす場合、その手法論は関係ありません。
アプローチ方法は無限にあるので、一つのゴールに向けて色々試せば良いのです。
大抵の人は一日中何か仕事をしている。
ただ一つ違うのは、彼らの仕事は非常に多岐にわたり、私はたった一つの仕事に全てのエネルギーを集中させている点だ。
- 色々な仕事を少しずつやる
- 一つの仕事に専念する
どちらがプロフェッショナルになれるでしょうか?
自分は毎日、18時間働くことにしている。
1日18時間というのは極端な表現だと思います。
実際には、そんなにたくさん労働しているわけでなく、思考している時間も含めているはずです。
しかし、本当に成功したいのであれば、実労働として週100時間(1日あたり約14時間)は働くことを推奨します。
それだけ働けば、ほとんどのケースで成功できるはずです。
私が成功できたのは、仕事場に時計が無かったおかげである。
エジソンは時計に関する名言をいくつも残しています。
終わりの時間を気にしているようでは、良い仕事などできないのです。
人から批判されることを恐れてはならない。
それは成長の肥やしとなる。
100%同意を得ることなどできません。
中には反対意見を言ってきたり、反対勢力も出てくることでしょう。
しかしそれを敵とみなすのではなく、アドバイスと見なせば、プロダクトの向上に役立つはずです。
作ったものが計画どおりに機能しないからといって、それが無駄とは限らない。
「失敗は成功のもと」ということわざがあります。
失敗は決して無駄にならないのです。
売れないものは発明したくない。
売れることが実用性の証明であり、実用性が成功を意味する。
トーマス・エジソンは、単なる発明家ではありません。
ちゃんと実用性を重視していたのです。
そういった観点では、れっきとした商売人ですよね。
最初のひらめきが良くなければ、いくら努力しても駄目だ。
ただ努力だけという人は、エネルギーをムダにしているに過ぎない。
良いアイデアが出てきた場合、ほとんどの人はそのように思い込んでしまいます。
しかしよく検証してみると、99%のアイデアは使い物にならないのです。
そのような使い物にならないアイデアに固執したところで、どんなに頑張っても製品化できないのです。
最上の思考は孤独のうちになされ、最低の思考は混乱のうちになされる。
この名言は発明家の孤独感が感じられる言葉ですよね。
「産みの苦しみ」と言いますが、一人でじっくり考えなければ、良いアイデアなど出てこないのです。
大事なことは、君の頭の中に巣くっている常識という理性を綺麗さっぱり捨てることだ。
世の中の常識は、時にしがらみとなることがあります。
イノベーションを起こす場合、これまでの常識を疑わなければいけないので、常識に流されないように注意しましょう。
もし我々が自分にできることをすべて実行すれば、自分自身に対して文字通りビックリすることだろう。
自分の力を100%出し切れば、信じられないくらいの結果が出ます。
これは実体験からもそのように思います。
困るということは、次の新しい世界を発見する扉である。
世の中は課題や問題で溢れています。
そのようなお困りごとが、次のイノベーションへ繋がっていくのです。
私は1日たりとも、いわゆる労働などしたことがない。
何をやっても楽しくてたまらないからだ。
サラリーマンには信じられない名言かもしれませんが、「起業家」と言われている人達は、総じてこのような感覚を持っています。
労働しているという感覚はあまりなく、趣味の延長線上なので、仕事が楽しくて仕方がないのです。
絶えず変化を求める気持ちこそ不満こそが、進歩するために最初に必要となるものである。
これまで人類はもっと豊かにしたい、もっと便利にしたいという気持ちでイノベーションを起こしてきました。
つまり常に変化を求めたのです。
そのような気持ちは行動に結びついていきます。
成功しない人がいたとしたら、それは考えることと、努力すること、この二つをやらないからではないだろうか。
この名言はとてもシンプルですが、真理をついているように感じます。
これにあと一つ付け足すとすれば「行動すること」だと思いますが、それは努力することに内包されているのかもしれません。
待っている間も頑張る人にすべてのものはやってくる。
これはすべての起業家に知ってほしい名言だと思います。
行動し続けていれば、結果は必ずついてきます。
諦めずに続けましょう!
完全に満足しきった人がいたら、それは落伍者だ。
現状に満足している人は努力をしません。
しかし周りはみんな努力しているので、相対的に考えた場合、努力しない人だけが衰退していくのです。
私はひとたび自分が正しいと思う道を歩き出したら、ゴールに到達するまでペースを崩さない。
これはエジソンの行動力を表した名言だと思います。
一心不乱に突き進む様子は、学ぶべき点がありますよね。
今取り組んでいることに関心を持ち、全力を傾けてそのことだけを考える。
人間が全力を出し切ると、自分でも驚くほどの結果が出るものです。
ほとんどの人はそのことに気づきませんが、一度試してみてください。
自分の中にある才能に気付くはずです。
まず世界が必要としているものを見つけ出す。
そして先へ進み、それを発明するのだ。
プロダクトをリリースする場合、あまりに早すぎてもダメですし、遅すぎても駄目なのです。
世の中のニーズに対して、ちょっと先にリリースするのがベストのタイミングだと思います。
天才とは、1%のひらめきと、99%の努力である。
これはエジソンの名言の中でも一番有名な言葉かもしれません。
「天才」と聞くと、とんでもない頭脳の持ち主のように感じますが、実は人よりも多く努力しているだけなのです。
悩みの解決には、仕事が一番の薬だ。
エジソンは「心配を紛らわすには、ウイスキーより仕事の方が役に立つ」とも言っています。
仕事をしていれば集中できますし、仕事をすれば何かしら前進するので、自然と悩みが解決されるのです。
一生懸命努力することに勝るものはない。
努力するのは大変ですが、着実に一歩ずつ前進しましょう。
努力する方向性が正しいのであれば、必ず結果は出るはずです。
これまで25,000通りの試みをしてきたが、これは別の見方をすれば、蓄電しない方法を25,000通り発見したということでもある。
成功する日は近いだろう。
この名言はとてもポジティブで前向きですよね。
エジソンは「失敗とは成功しないやり方を見つけることである」と言っています。
このようにマインドセットしましょう!
頭は筋肉と同様、鍛えるほど強化される。
「頭を鍛える」という言葉を聞きますが、「筋肉のように鍛える」という感覚はないですよね。
しかしエジソンにはそのような感覚があったようです。
私を天才と呼び、成功者というのは当たらない。
何もかも精一杯努力しただけだ。
天才物理学者と呼ばれたアインシュタインも同じですが、「偉人」と呼ばれる人たちは、自分のことを天才だと認めていません。
ただ人よりも努力しただけだと言うのです。
努力もせずに成功することなどあり得ないのです。
価値ある仕事をやり遂げるための必要条件は三つある。
第一に勤勉、第二に努力、第三に常識である。
一つ目の「勤勉」は、学ぶことです。
二つ目の「努力」は、一心不乱に頑張ることです。
三つ目の「常識」は、倫理観を身に付けることです。
「何が正義で何が悪か?」という倫理観がなければ、正しいビジネスなどできません。
方向性を間違ってしまうと、世の中が受け入れてくれないのです。
私は自分の葬式の日をもって、人生からの引退の日とする。
この言葉は「生涯現役」を宣言している名言だと思います。
個人的には、とてもかっこいい生き方のように感じます。
決して時計を見るな。
この言葉に付け足して「これは若い人に覚えてもらいたいことだ。」とエジソンは言っています。
若い頃は、とにかくがむしゃらに働きましょう。
「若い時の苦労は買ってでもせよ」ということわざは本当です。
商品にならぬ技術は役に立たない。
エジソンは発明家ですが、商人でもあるのです。
ビジネスにならない発明など意味がないと言い切っています。
休むことは錆びることである。
この名言にはドキッとさせられますよね。
休まず動き続けましょう。
寝るのはバカだ。
みんな寝過ぎた。
私は死んだ後たっぷり眠る。
全く寝ない事は推奨しませんが、寝すぎるのも良くありません。
適度な睡眠量を確保した上で、「働く、食べる、寝る」のリズムを自分なりに構築しましょう。
まとめ
ここまで発明王「トーマス・エジソン」の名言をご紹介してきました。
発明家として知られているエジソンですが、商売人としての側面も垣間見れたと思います。
ビジネスパーソンに役立つ言葉ばかりなので、お気に入りの言葉を座右の銘にしてください。