イーロン・マスクといえば、誰もが知っているような有名起業家ですよね。
その本名は「イーロン・リーヴ・マスク」と言いますが、最近ではTwitter(ツイッター)を買収して話題になりました。
弊社もPayPalを利用しているので、ある意味ではイーロン・マスクの恩恵を受けているのですが、とても一人の人生ではなし得ないような偉業をいくつも成し遂げているので、「人類史上最高の起業家」とも言われています。
- PayPal
- テスラ・モーター
- スペースX
- ボーリングカンパニー
- ハイパーループ
- ニューラリンク
- OpenAI
PayPalは世界的な決裁金融システムになりましたし、テスラ・モーターはトヨタ自動車の時価総額を抜いて、世界一の自動車会社になりました。
家庭用自動車だけでなく、貨物トラック(サイバートラック)の自動運転にまで成功したので、「車は人間が運転しないもの」という文化を創造することでしょう。
スペースXではZOZO創業者の前澤さんを宇宙旅行へ連れて行き、スターリンクの事業では、衛星を介したインターネット通信を実現することで、「世界中どこにしていてもインターネットが使える」という世界を作ろうとしています。
スターリンクを普及させれば、電話回線を使う旧態依然の光通信やポケットWiFiなどのビジネスがいらなくなるので、画期的なイノベーションとなるでしょう。
トンネル掘削会社のボーリングカンパニーでは都市部の渋滞をゼロにするという壮大な計画を立てており、それとセットのハイパーループ構想(真空チューブ交通)では時速1223kmの移動手段を実現しました。
このハイパーループ構想によって、日本がノロノロと進めている「リニアモーターカー」が、完成前にもかかわらず過去の遺物となったのです。
ニューラリンクでは、人間の脳にチップを埋め込む「ブレイン・マシン・インタフェース (BMI)」 を作ることで、人間の脳と人工知能(AI)を統合し、機械との融合を目指しています。
そしてツイッター社を「総額6兆円」という途方もない金額で個人買収し、話題のChatGPT(チャットGPT)を開発するOpenAIまで立ち上げているので、とにかく話題にも事欠きません。
正直な話、「イーロン・マスクに任せておけば、ほぼすべてのイノベーションが完了する」というレベルの超人なので、歴史に名を刻むのは間違いないと思います。
そこで今回は、イーロン・マスクの名言集をご紹介したいと思います。
ビジネスパーソン必見の内容なので、ぜひ最後までご覧ください!
イーロン・マスクの経歴
1971年 南アフリカ共和国トランスバール州プレトリアに生まれる。
1995年 メディア業界向けにソフトウェアとサービスを提供するZip2を共同設立する。
1999年 Zip2を3億700万ドルで売却し、イーロン・マスクは2200万ドルを手に入れる。その資金でインターネットの決済サービスを提供するX.com を共同設立する。
2000年 X.comはインターネット金融会社であるコンフィニティと合併し、社名をPayPalに変更する。
2002年 eBayがPayPalを15億ドルで買収して、マスクは1億8000万ドルを手にする。その資金を使ってスペースXを設立する。
2004年 イエロー・マスクは、電気スポーツカーの商用化を実現するためにテスラ・モーターズへ650万ドル出資し、取締役会長に就任。
2005年 スペースXが重量物打ち上げロケットである「ファルコン9」の開発を発表する。
2006年 ファルコン1の打ち上げが失敗に終わる。
2007年 ファルコン1の2回目の打ち上げが、軌道に到達できず失敗に終わる。
2008年 テスラ・ロードスター最初の1台が納品されるが不具合が数多く発生し、製造をゼロから見直す。スペースXのファルコン1が初めて軌道へ到達。
2009年 ダイムラーとテスラモーターズはパートナーシップを結んで5000万ドルの出資を得る。
2010年 トヨタ自動車がテスラモーターズに5000万ドルを出資。IPO(新規上場)を実施して、2億2610万ドルの資金を調達する。
2012年 高級クロスオーバーSUV「テスラ・モデルX」を発表。ドラゴンが民間機として初めてISSへのドッキングに成功する。
2013年 スペースXが衛星「SES-8」の軌道投入を成功させる。民間企業が衛星を静止トランスファ軌道に投入するのは初めての偉業。
2014年 スペースXが「ドラゴンV2」を発表する。
2015年 非営利団体「OpenAI」の設立を発表する。スペースXが「ファルコン9」を打ち上げて軌道投入を成功させ、Kennedy 宇宙センターへの垂直着陸(=ロケットの再利用)を成功させる。
2016年 最も手頃な価格の大衆向け電気自動車「モデル3」が発表される。
2017年 地下トンネルを建設するボーリング・カンパニーを設立する。
2019年 全電動のピックアップトラック「サイバートラック」を発表する。
2020年 テスラモーターズの時価総額が自動車メーカーNo.1になる。
2022年 Twitterを買収する。
イーロン・マスクの名言集まとめ
学校にいてもいなくても、起業を成功させるために必要なことはすべて学べる。
世の中の成功者には、博士号を思っている人もいれば、高校を卒業していない人もいると思います。
つまり必ずしも学歴が「成功」と結びついてはいないということです。
大切なのは良い学校へ行くことではなく、「学ぶべきことを最短距離で、脇目も振らず学び続けること」だとイーロン・マスクは語っています。
非常に高い技術力を持った少人数のグループと、そこそこ技術力のある大人数のグループ。
勝利を収めるのは、常に前者だ。
この名言にあるロジックこそが「ベンチャー企業が勝てる法則」なのだと思います。
ファルコン1は試験機に過ぎない。
小手調べだよ。
イーロン・マスクが設立したスペースX社は、2006年にファルコン1を打ち上げますが、それは失敗に終わります。
ファルコン1は、民間資金で開発された史上3機目の軌道打ち上げロケットだったので、とても期待されていたのですが、やはり宇宙への壁は厚かったということです。
しかしこの時、イーロン・マスクは「ファルコン1は試験機に過ぎない。」と言いました。
これはビックマウスというよりも、心意気だと思います。
イーロン・マスクが言いたかったのは、「失敗するやり方を見つける実験だった」ということなので、これはある意味で大成功と言えるのです。
この言葉に続けて「これで終わらせるつもりはない。始まりの始まりだ。」と言いました。
シンプルな設計はスペースXのモットーだ。
シンプルであれば、高信頼性と低コストを両立できる。
ものづくりしたことのある人にはわかりますが、作り手はどうしても複雑かつ高機能にしたがります。
シンプルを追求した方が良いのは理解しているのですが、なかなかそれを実現できないのです。
それを実現できるイーロン・マスクという起業家は、シンプルに凄いと思います。
いつまでも人を恨んでいたら、人生はあっという間だよ。
- あいつのせいで…
- あいつが邪魔するから…
- せっかく頑張ったのに…
できない言い訳をしようとすれば、いくらでも理由は出てきますよね。
でもそれをしたところで、物事は前進しません。
時間だけを浪費するので、無駄なことはやめましょう。
ベンチャーキャピタリストやプロの経営者がいても、素晴らしい事は決して起こらない。
彼らはとても意欲的ではあるが、想像力や洞察力を持っていない。
この名言が言いたいことは、起業家とプロ経営者の違いについてです。
起業家には唯一無二と言える”ビジョン”があります。
これが決定的な違いなので、経営者は絶対に事業のビジョンを持つべきだと思います。
会社の時価総額の大きさで、私自身の業績を測ることなどできない。
会社の時価総額は、株価によって算定されます。
なので、現実と乖離しているケースがあるのです。
イーロン・マスクが言いたいのは、「自分が実現しようとしているビジョンを、投資家は理解していないので、正確に測ることなどできない」ということだと思います。
感動的な価格の感動的な製品がない会社は、大した会社ではない。
これはシンプルですが的を得た名言だと思います。
ビジネスパーソンの目指すべきポイントが、この名言に集約されていると思います。
軌道に到達したというのは、本当にとてつもなく大きなマイルストーンなんだ。
夢を実現するためには、”マイルストーン”を設定しなければいけません。
それを一つずつクリアしながら、最終目的である夢を実現するのです。
朝起きて、早く仕事をしたいと思うようじゃないと駄目だ。
これは起業家特有かもしれませんが、全く同感です。
とにかく明日が来るのが待ち遠しくて、明日どれだけ成長できるかワクワクしながら寝るのです。
このような感覚はサラリーマン時代に無かったので、起業家特有なのかもしれません。