
世界には「カリスマ」と呼ばれる経営者たちがいます。
革新的な商品・サービスを提供して、世の中を変えてしまう「偉人」がいるのです。
そのような人たちの人生には厚みがあり、経験値も高いため、数多くの名言を残しています。
そこで今回は、ビジネスパーソンの人生を変えるような言葉をまとめてみました。
自信に繋がる名言ばかりなので、ぜひ最後までご覧ください。
人生を変える名経営者の言葉まとめ
他社がまねするような商品をつくれ!
<シャープ創業者 早川徳次>
早川徳次は19歳の頃に金属加工業で独立し、22歳の時に「早川式繰出鉛筆」という画期的な商品を開発、それを欧米諸国へ輸出しました。
それが後のシャープペンシルとなったのです。
ビッグビジネスにするためには、他社が真似したくなるようなプロダクトを生み出す必要があるのでしょう。
「そんなバカなことはできない」と誰もが思うことならば、競争相手はほとんどいない。
<Google創業者 ラリー・ペイジ>
ラリー・ペイジは、スタンフォード大学で出会ったサーゲイ・ブリンとともに、1998年にGoogleを設立します。
全く新しいビジネスモデルだったので、ほとんどの人はGoogleのビジネスが理解できず「あの会社はボランティア企業なのか?」と勘違いしていたほどです。
もし起業するアイデアが人知を超えた「ブっ飛んだアイデア」なのであれば、競争相手はほとんどいなくなるそうです。
紙と鉛筆を持ってこい!
<ホンダ創業者 本田宗一郎>
本田宗一郎はエンジニア出身の人物です。
その”ものづくり精神”は凄まじく、たとえ深夜だったとしても良いアイデアが生まれた場合、「すぐに紙と鉛筆を持ってこい!」と大騒ぎしたそうです。
新規事業の準備が十分に整ったら即突進すべし。
1、2、3ではいけない。
2は迷いである。
<阪急グループ創始者 小林一三>
これは”行動する重要性”について語った名言です。
人は失敗を恐れると行動できなくなるので、難しいことを考えず、とにかく行動することを推奨したのです。
素人だから飛躍できる。
<日清食品創業者 安藤百福>
業界の常識を知らない人は怖いもの知らずです。
そのような人は既存の枠、つまり常識からはみ出した発想が出来るので、イノベーションを起こしやすいのです。
やってみなはれ。
やらなわからしまへんで。
<サントリー創業者 鳥井信治郎>
コテコテの関西弁ですが、これはサントリー創業者の名言です。
サントリーは日本人の味覚にあった甘い「赤玉ポートワイン」を発売して大ヒットとなりました。
その赤玉を太陽(=サン)に見立てて、自らの名前(=トリイ)を組み合わせたのが、サントリーという社名の由来です。
大きい声を出して、いつも元気にニコニコしていれば、大抵のことはうまくいきます。
<アサヒビール会長 樋口廣太郎>
樋口廣太郎は”アサヒスーパードライ”を大ヒットさせた立役者です。
日本初の”辛口ビール”という新ジャンルに挑戦したイノベーターは、誰もができることを”成功の秘訣”として語りました。
六十点主義で即決せよ。
決断はタイムリーになせ。
<経団連名誉会長 土光敏夫>
土光敏夫は、石川島播磨重工業(現・IHI)や東芝の社長を歴任した経済界の重鎮です。
「ミスター合理化」という異名を持つ人物でしたが、やはりスピード感のある”行動力”を重視していたようです。
周囲を引きずり回せ。
引きずるのと引きずられるのでは、永い間に天地のひらきができる。
<電通社長 吉田秀雄>
「広告の鬼」と呼ばれた、電通4代目の社長が吉田秀雄です。
今でも語り継がれる「鬼十則」は、電通社員の行動規範となっており、ビジネスの鉄則としても語り継がれています。
鬼十則の内容が気になる人は下の記事をご覧ください。
成功は最低の教師だ。
<マイクロソフト創業者 ビル・ゲイツ>
ビルゲイツは19歳の時、友人のポール・アレンとMicrosoftを創業しました。
20世紀最大の成功を収めたビルゲイツですが、意外なことに「成功は最低の教師だ」という名言を残しています。
その真意とは「人間は失敗から学ぶ」ということに基づきます。
そう考えた場合「失敗は最高の教師」ということになるので、その逆である「成功は最低の教師」という考えに至ったのです。
先を見通して点をつなぐことはできない。
過去を振り返ってつなぐことしかできない。
だから将来、何らかの形で点がつながると信じなければいけない。
<アップル創業者 スティーブ・ジョブズ>
マイクロソフト創業者のビル・ゲイツと同じ歳に誕生したカリスマ経営者がスティーブ・ジョブズです。
この二人はお互いを「生涯のライバル」と認識していましたが、この言葉はスタンフォード大学でスピーチした時の名言です。
ジョブズの名言が好きな人は下の記事もご覧ください。
広告代をケチるのは節約とは言わない。
売上を減らすだけだ。
<ロッテ創業者 重光武雄>
重光武雄は、朝鮮生まれの日本人です。
18歳の時に日本へ渡り、新聞・牛乳配達をしながら、1946年に早稲田実業を卒業しました。
その後、日本に駐屯するアメリカ兵が噛んでいたガムに注目し、それを製造し始めたのです。
大学卒業からわずか2年後に会社を作り、チューインガム事業に本腰を入れた行動力は見習うべきだと思います。
カニのように横にはってでも前進せよ。
<グリコ創業者 江崎利一>
ビジネスは常に順風満帆というわけにはいきません。
時には向かい風に出会ったり、なかなか思い通りにいかないこともあるはずです。
それでも確実に前進していれば、いづれ成果へとつながるのです。
6歳の時の空想を忘れるな。
<スウォッチ創設者 ニコラス・ハイエック>
スウォッチは、「時計王国」と呼ばれるスイス発祥のメーカーです。
子供の見ている世界と、大人の見ている世界は違うと聞きます。
それほど子供のイマジネーションは優れているので、そのような気持ちを忘れないようにしましょう。
スピードを極限まで高めた先には、想像を絶する頂が見えてくる地点があるのだ。
<楽天創業者 三木谷浩史>
楽天の三木谷社長は、とにかくスピードにこだわっているそうです。
これと同じく、Amazon創業者のジェフ・ベゾスも「一番重要なのはスピードだ」と言い切っています。
ベゾスの名言集は下の記事をご覧ください。
私が作り出したものを全部知ることはできない。
私は革命をした。
<シャネル創業者 ココ・シャネル>
シャネルはファッションに革命をもたらしたといわれています。
白と黒を基調にしたシンプルなデザインや、万能型の服と言われている「シャネルスーツ」などは有名ですよね。
そういった意味でも、ココ・シャネルはイノベーターでありクリエイターだったのです。
ココ・シャネルの名言集を知りたい人は下の記事をご覧ください。
いや、今だからこそやるのだ。
<読売新聞社社長 正力松太郎>
正力松太郎は東京大学を卒業後、警視庁へ入庁し、警視庁警務部長まで出世しますが、その後読売新聞の社長に就任した人物です。
持ち前の行動力で日本テレビ放送を設立し、民放放送局のシステムを確立します。
なので「テレビの父」と呼ばれていますが、その一方で大日本東京野球倶楽部を発足させたので「プロ野球の父」とも呼ばれています。
その影響力が渡辺恒雄(巨人軍オーナーであり野球界のドン)へと引き継がれていったのです。
無駄金も使うだろう。
期限も遅れるだろう。
そんなことは当たり前だから気にするな。
ビクビクせずに思い切ってやれ。
<帝人社長 大屋晋三>
とてもリーダーシップを感じる言葉ですよね。
この名言は、仕事に対する権限は委譲するが、責任は自分が取ることを伝えているのです。
日本電産(現・Nidec Corporation)創業者の永守重信も「リーダーは権限委譲と責任委譲の違いを知れ」と語っています。
永守重信の名言集は下の記事をご覧ください。
アタマは低く、アンテナは高く。
<味の素創業者 鈴木三郎助>
鈴木三郎助は、世界で初めて「グルタミン酸ナトリウム」の商品化に成功した人物です。
常に謙虚な姿勢で(=アタマは低く)、情報感度は高く(=アンテナは高く)過ごすことが成功するための秘訣だと語っています。
自分を開発し、発展していくためには、他人と同じ考え、同じ行動をしてはならない。
<ソニー共同創業者 盛田昭夫>
他人と同じ考え方をして、他人と同じ行動をしている限り、凡人にしかなりません。
投資の世界もこれと同じで、人と違う行動を「逆張り」と言ったりします。
「投資の神様」と呼ばれるウォーレン・バフェットも、成功の秘訣について語っています。
バフェットの名言を知りたい人は下の記事をご覧ください。
人間にはいかに円くとも、どこかに角がなければならぬ。
<実業家 渋沢栄一>
渋沢栄一は「日本経済の父」と呼ばれている人物で、一万円札の肖像画にもなっていますよね。
名著と呼ばれる「論語と算盤」を記した人物としても有名ですが、この本はビジネスパーソンなら必ず読むべきと言われています。

現在のみずほ銀行、王子製紙、東京ガス、キリンビール、日本商工会議所など、数々の大企業を立ち上げ、その数は約500社にも上ると言われています。
そのような偉人が「協調性ばかりを重視しているとつまらない人間になる」と語っているので、この言葉を胸に刻んでおきましょう。
渋沢栄一の名言集は下の記事をご覧ください。
大好きな女性を口説き落とすんだと思ってやれ。
<ミキハウス創業者 木村皓一>
小さな個人商店を、子供服のトップブランドへと育て上げた人物が木村皓一です。
この言葉は、自社で働く営業マンに対して伝えていた名言です。
セールスパーソンなら誰もが共感する言葉だと思います。
こっちが恥ずかしいと思ったら買う女性はもっと恥ずかしいのと違うか。
<ユニチャーム創業者 高原慶一郎>
『女性用の生理用品』という新ジャンルを開拓した高原慶一郎の名言です。
高原慶一郎は、アメリカで生理用品が堂々と売られていることに驚き、日本でもその文化を広めようと考えました。
しかしこれまで馴染みのなかった 『女性用の生理用品』 を販売する際、男性社員の反発が予想以上に大きかったそうです。
その様子を見た高原慶一郎が、社員に対して伝えた言葉がこの名言です。
自らも生理用品を装着して寝る日々を繰り返し、改善を重ねた結果、シェアNo.1を誇る企業へと成長したのです。
黄金、学問、組織、機構、権力、数・理論、主義、モラルの奴隷になるな。
<出光興産創業者 出光佐三>
「海賊と呼ばれた男」でも有名な出光佐三の名言です。
「人間尊重主義」を貫いた偉大な経営者なので、その名言を知りたい人は下の記事をご覧ください。
人を熱烈に動かそうと思ったら、相手の言い分を熱心に聞かなければならない。
<実業家 デール・カーネギー>
デール・カーネギーは、おそらく世界で一番有名な自己啓発系の実業家でしょう。
ビジネスパーソンであれば「人を動かす」や「道は開ける」を一度ぐらい手に取ったことがあるはずです。


数多くのビジネスパーソンを指導してきた人なので、その言葉にはたくさん学ぶべき点があるはずです。
志を立てた以上、迷わず一本の太い仕事をすればいい。
<トヨタグループ創業者 豊田佐吉>
一つの仕事をやり続ければ、必ずプロフェッショナルになれます。
どんな分野でも構わないので、「私は○○のプロフェッショナルです!」と言えるようになりましょう。
いつだって忘れないでほしい。
すべては、一匹のねずみから始まったということを。
<ディズニー創業者 ウォルト・ディズニー>
ウォルト・ディズニーは、世界一有名なネズミ「ミッキー・マウス」の生みの親です。
ディズニー・カンパニーはアニメーション作品から始まった会社でしたが、その世界観を現実に表現したいと言って、周囲の反対を無理やり押し切ってオープンさせたのが「ディズニーランド」です。
文字通りのイノベーションを起こした起業家なので、ウォルト・ディズニーの名言を知りたい人は下の記事をご覧ください。
要は規模ではなくスピードにあるのです。
次に何をやるのかで、いつも頭がいっぱいです。
<ヤフー共同創業者 ジェリー・ヤン>
Yahoo!は1994年に設立され、1996年に株式公開しました。
その結果、20代半ばのジェリー・ヤンは1億ドルを超える資産を手中に収め、成功者の仲間入りを果たしたのです。
たった2年という強烈なスピードが成功の秘訣だったのでしょう。
成功が努力より先に来るのは辞書の中だけだ。
<ヴィダルサスーン創業者 ヴィダル・サスーン>
ヴィダル・サスーンは、イギリス生まれのヘアアーティストです。
ヘアサロンを経営していましたが、オリジナルのヘアケア商品を世界中で販売して大きな注目を集めました。
世界的なヘアデザイナーとして成功するためには、その裏に数多くの努力が隠れているのだと思います。
最悪の後には必ず最善がある。
<日本マクドナルド創業者 藤田田>
藤田田といえば「ユダヤの商法」が有名ですよね。

貿易商として数多くのユダヤ人と取引した結果、彼らが儲かる秘訣を自分なりにまとめて、そのノウハウを実践したのが日本マクドナルドでした。
「なぜ日本マクドナルドは成功できたのか?」という秘密が知りたい人は、下の記事をご覧ください。
みんなは自分たちが何を望んでいるのか、こちらは言うまではたいていわからないものだ。
<フォード創業者 ヘンリー・フォード>
これは消費者ニーズについて語った名言です。
潜在ニーズは表面化しないので、消費者自身も気づいていないケースが多いそうです。
気は長く持つが、行う時は気短でなければならぬ。
<ブリヂストン創業者 石橋正二郎>
世の中に認知が広まるには少し時間がかかります。
もちろんスピード感をもって取り組みますが、ある程度時間がかかることは承知した方がいいでしょう。
これはすべての起業家が理解しておくべき名言だと思います。
一旦負けることによって、勝つための新たな戦術が見えてくることがある。
<トランプ・オーガナイゼーションCEO ドナルド・トランプ>
常に勝ち続けることはできません。
時に負けることもありますが、それを教訓にしてまた勝てば良いのです。
人に褒められて有頂天になり、人にくさされて憂鬱になるなんて、およそナンセンス。
<オムロン創業者 立石一真>
人の評価によって、自分自身の価値が変わることはありません。
本質的に自分の価値を変えられるのは自分だけなのです。
幸福は汗からの配当だ。
<マクドナルドCEO レイ・クロック>
泥臭さがにじみ出る名言ですよね。
レイ・クロックはマクドナルド兄弟から”マクドナルドの経営権”を取得し、本格的なフランチャイズ展開を始めました。
それを自伝としてまとめたのが「成功はゴミ箱の中に」という名著です。
興味がある人はぜひ読んでみてください。

なりたがる人間を社長にしないことだ。
<日本興業銀行頭取 中山素平>
これは後継者選びについて語った名言です。
出世欲のある人は社長になりたがりますが、本当に社長にすべき人は『社長というポジションから逃げる人』です。
社長というポジションから逃げる人は、その責任感や重圧を理解しているので、ある意味では適任と言えるでしょう。
10回やれば9回失敗している。
<ファーストリテイリングCEO 柳井正>
ユニクロを世界的なアパレルブランドに育て上げた名経営者が柳井正です。
しかしその道のりは決して順風満帆だったわけではなく、その勝率はおおよそ1勝9敗だったと語っています。

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
<京セラ創業者 稲盛和夫>
京セラやKDDIを創業し、JAL(日本航空)の再建まで果たしたカリスマ経営者が稲盛和夫です。
この方程式で重要なポイントは「考え方」の部分にあります。
熱意や能力がマイナスということはほとんどありませんが、考え方がマイナスというケースは往々にしてあり得るのです。
- 考え方(-1)×熱意(2)×能力(5)=-10
- 考え方(-2)×熱意(6)×能力(3)=-36
このように「考え方」がマイナスになってしまうと、どんなに頑張っても「成果」がマイナスになってしまうのです。
なので、常にポジティブ(前向き)な考え方をしなければいけません。
この方程式は稲盛和夫が提唱していた有名な格言なので、ビジネスパーソンはここで覚えておきましょう。
言い訳は、解決への執念を鈍らせる。
<ソフトバンク創業者 孫正義>
言い訳をしても何も解決しません。
なぜかといえば、言い訳は後ろ向きだからです。
物事を解決するためには、前進しなければいけないのです。
孫正義は日本を代表する経営者なので、数多くの名言を残しています。
天才経営者の名言が知りたい人は下の記事をご覧ください。
良い機会に恵まれぬものはない。
ただそれを捉えられなかっただけなのだ。
<鉄鋼王 アンドリュー・カーネギー>
チャンスを掴み取るためには、それ相応の準備が必要です。
なぜかといえば、準備をしていなければチャンスだと気づかないこともあるからです。
せっかくの好機を逃すわけにいかないので、常日頃から努力して、アンテナを高く張るようにしましょう。
その筋が読めるか読めないか、いわゆる直観力が必要だ。
<ソニー創業者 井深大>
「直観力」と聞くと、なんとなくオカルトチックですが、決してそんな話ではありません。
しばしば経営者の名言には「直観力」という言葉が登場しますが、その力の裏付けになっているのは「経験値」です。
つまり、これまでたくさんチャレンジして、たくさん失敗してきたからこそ、「こうすれば上手くいきそうだ!」という直感が働くのです。
なので、直観力を鍛えるためには、人よりもたくさんチャレンジして、何度も失敗し、多くの経験を積まなければいけません。
だからこそ失敗を恐れてはいけないのです。
カリスマ経営者の名言から学ぼう!
ここまでカリスマ経営者たちの名言集をご紹介してきました。
「名経営者」と呼ばれる人ばかりだったので、きっと役に立つ言葉が見つかったはずです。
ビジネスの成功者が残した名言は、あなたの人生や仕事を後押ししてくれて、成功へと導いてくれるはずです。
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