ウォーレン・バフェットと言えば、アメリカの伝説的な投資家ですよね。
その一方で、繊維会社だったバークシャー・ハサウェイを買収して、世界屈指の投資会社に変貌させた凄腕経営者でもあります。
毎年巨額の利益を生み出している企業に再生させた経営手腕は、世界中の経営者から常に注目されているのですが、もちろん本業とも言える投資スタイルも多くの人たちから注目されており、バフェットが購入した株式は「バフェット銘柄」とも呼ばれているほどです。
このように全世界から注目されているバフェットには「一流経営者」としての側面と「敏腕投資家」としての側面があるので、今回は「オマハの賢人」と呼ばれるバフェットの名言から学びたいと思います。
ビジネスパーソンはもちろんですが、株式投資をしている人にもピッタリの言葉ばかりなので、ぜひ最後までご覧ください。
ウォーレン・バフェットの名言まとめ
バフェットは、収益に対して株価が割安な企業に投資する「バリュー投資」というスタンスをとっています。
この考え方では時価総額が割安な企業の株式を買うことになりますが、最初の頃は「事業の将来性」や「懸念事項」などをあまり気にしていなかったそうです。
その結果、バフェットは大きな失敗をすることになります。
それを教訓にした名言がこの言葉です。
まずまずの企業を素晴らしい価格で買うよりも、素晴らしい企業をまずまずの価格で買うことの方が遥かに良いのです。
きちんと事業内容を精査してから投資をしましょう。
10年、50年経っても「欲しい!」とみんなが思うものを作っているかどうか…
これが私の投資判断の基準です。
ウォーレン・バフェットは長期投資を基本スタンスにしているので、人々から永く愛される銘柄を物色しているようです。
安定したニーズのある銘柄は株価も堅調ということでしょう。
もし私が日本で若い技術者だったら、間違いなくこの会社で働きたいと思います。
これはバフェットの投資スタンスを表した名言です。
投資家という側面だけでなく、従業員からも魅力的に見える会社だけに投資しているのです。
喜んで10年間株を持ち続ける気持ちがないなら、たった10分間でも株を持とうなどと考えるべきではないのです。
バフェットが投資するのは、強い競争力を持っていて、一流の経営者がいる優良企業だけです。
そのような会社なのであれば、10年間持っていても全く不安にならないそうです。
農場を買収しようとする場合、毎日その値段ばかりを見る人はいません。
買値に対してどれくらいの生産高が見込めるのかというところを見るでしょう。
株式投資もそれと同じです。
マーケットの価格に一喜一憂しているようでは、本当の投資家とは言えません。
投資対象となる企業のビジネスモデルに注目するべきだと思います。
今日や明日、来月に株価が上がろうが下がろうが、私にはどうでもいいのです。
バフェットは”長期投資”を基本としているので、目先の株価の変動には興味がないと言っています。
つまり「10年後にどうなるのか?」だけが重要なのです。
胴元にとって良いことは、顧客にとって良いことではない。
証券会社のビジネスモデルは、回転売買が基本となります。
バフェットも証券会社に勤めていた頃、既にこの問題には気がついていたようです。
顧客が売買するほど証券会社には手数料収入が入ってくるので、これでは長期投資ができませんよね。
場合によっては、注ぎ込む金額が少ないことが、かえって失敗になることがあります。
リスクヘッジのために分散投資することが、逆にデメリットとなるケースもあります。
リスクが少ないということはリターンも少なくなることを意味しているので、常にリスクとリターンはトレードオフの関係にあるということです。
株を買うなら、どんな愚か者にも経営を任せられる優れた会社の株を買いたいと思うでしょう。
なぜなら、いつかは愚かな経営者が現れるからです。
バフェットは優れた事業に投資することを好みます。
優れた仕組みのビジネスモデルは、とても強固だからです。
価値が8300万ドルの授業を8000万ドルで買おうとしてはいけません。
大きな余裕をみることが肝心なのです。
余裕幅が少なければリスクは大きくなり、余裕幅が大きければリスクは少なくなるとバフェットは語っています。
投資家は肝に銘じておきましょう!