新入社員として入社すると、かなり多くの人が営業部に配属されるはずです。
しかし営業未経験なので、何をすればいいか分かりませんし、とにかく不安でいっぱいですよね。
そこで今回は『新卒営業に教えたいセールスの基本』をまとめてみました。
トップセールスを目指すための土台となる情報なので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
基本①:営業職の役割を理解する
「営業職=販売職」という認識の人は多いと思いますが、その考え方ではトップセールスになることができません。
なので、まず初めに営業職の役割について理解しておくべきだと思います。
営業職は何らかの商材(製品・サービス)を販売する役目なのですが、それはあくまでも顧客ニーズに基づきます。
つまり自分が売りたい商材を販売するのではなく、お客様が欲する商材を提案して買ってもらうのです。
そう考えた場合、「営業活動とはお客様の意思決定をサポートすること」と言い換えることもできるはずです。
このように営業現場では、顧客ニーズに基づいた営業活動のことを「顧客主体のセールス」と呼んでおり、自分の売りたい商品をただ売るだけの営業活動を「営業主体のセールス」と呼んで区別しているのです。
会社の”代表者”が営業職である
営業マンはお客様と接する仕事なので、とても重要なポジションですよね。
それはつまり「会社を代表して接客している」ということなので、セールスパーソンはすべからくそのような自覚を持つべきだと思います。
自分一人の振る舞いが”会社の印象”に直結してしまうので、一つ一つの振る舞いが重要となります。
例えばお客様と商談した時、その相手から素っ気なく断られるとムっとするかもしれませんが、だからと言って「こちらも取引したくないので結構です!」という態度をとると、もう二度とその企業はあなたの会社と取引してくれないでしょう。
それだけにとどまらず、周りの会社へ「あそこの営業マンは態度が悪い」という口コミをして、悪い噂が出回ってしまうかもしれません。
これまで積み上げてきたものを壊すのは一瞬ですが、そこに至るまでの信頼を積み重ねるには大変な時間と労力を要します。
顧客対応する営業マンは、このようなプロ意識を決して忘れてはいけません。
経験のなさが武器になる
新入社員だけでなく、転職したばかりの営業マンは、きっと所属する会社でのセールス経験が少ないので不安になっていることでしょう。
しかし全く気にする必要はありません。
なぜかといえば「経験のなさ」が武器になるからです。
「経験がない=お客様の目線に近い」ということなので、自分の感覚はお客様の感覚に近いのだと理解すれば、自ずと次に何をすればいいのか分かってきますよね。
このような視点(目線)になれるのは入社した直後だけなので、その時の感覚を絶対忘れないようにしましょう。
基本②:身だしなみを整える
トップセールスを目指したいのであれば、絶対に変な格好をしてはいけません。
営業職であればスーツ(業種によってはセットアップスーツ可)を着るのは基本なのですが、もし着こなし方がわからないのであれば下の記事を参考にしてください。
とにかく重要なのは、第一印象を良くすることです。
さわやかで清潔な印象を持ってもらうだけでなく、誠実さも伝わるような容姿にするべきなので、髪の色を染めたり、ロン毛にするのはもってのほかです。
タバコ臭い人も嫌われるので、できるだけ早く禁煙するべきでしょう。
営業アイテム(持ち物)にも気を配る
営業マンの持ち物といえばビジネスバックですよね。
スーツなどの次に”目立つ営業アイテム”だと言えるので、そこも気を抜くことはできません。
中身を整理整頓するのはもちろんですが、そのビジュアルにも注意しましょう。
基本的には地味目な革鞄が理想的であり、自立するタイプがおすすめです。
IT系の企業ではリュック(バックパック)を営業カバンにしている人をちらほら見かけますが、普通の会社では避けた方が無難だと思います。
そして意外と見落としがちなのが、契約書などに記入するボールペンです。
100円ペンを使っている営業マンもいるかもしれませんが、お客様に渡すケースもあるので、そのような安いボールペンは今すぐやめましょう。
高級ボールペンとまでは言わなくても、5000円~1万円ぐらいの上質なボールペンを使うことで、他の営業マンと差別化することができます。
もしお金に余裕があればモンブランのボールペンをおすすめしますが、重厚感のあるボールペンであれば何でもOKです。
スマートフォンが普及しているので腕時計をつけない人も増えていますが、営業職なのであれば仕事の際は腕時計をつけましょう。
白フェイスのシンプルなデザインがおすすめなのですが、Apple Watchなどのデジタル時計でも構いません。
あと綺麗な名刺入れを用意することも大切です。
安っぽい合皮の名刺入れ、アルミ製の名刺入れは原則NGなので、きちんとしたブランドの本革製名刺入れを選びましょう。
営業靴は目につきやすいので注意する
営業靴といえば本革製のビジネスシューズですよね。
自分はあまり気にしない人かもしれませんが、営業マンが履いている靴は、本当にお客様からよく見られています。
なので、きちんと靴の手入れをしましょう。
- ブラシでホコリを取る
- シューズクリームで磨く
- シューキーパーで形をキープする
これらは必要最低限のメンテナンスだと言えるので、セールスパーソンは覚えておきましょう。