永守重信の名言集36選!成し遂げる力が身に付く伝説的な言葉

永守重信(ながもり しげのぶ)は日本電産の創業者であり、日本を代表する一流経営者です。

創業した頃は「モーターなんて間に合っているよ」と全く相手にされなかったので、仕方なく採算性が低くて難易度の高い案件ばかりを受注したり、大変な苦労をされたそうです。

あまりに日本企業が相手にしてくれないため、その後単身渡米し、アメリカでの営業活動を繰り広げました。

その結果、スリーエムやIBMなどの大企業を開拓でき、その評判を聞きつけた日本企業から徐々に発注がくるようになったそうです。

現在では世界No.1の総合モーターメーカーとして、精密小型モーター、一般モーター、車載用モーター、家電・産業用モーター、その他モーター関連の製品を世の中へ提供していますが、2023年4月1日にこれまで使ってきた日本電産という社名を変更して、新たに「Nidec(ニデック)」としました。

ちなみにNidecの意味は、Ni=日本、De=電産、c=株式会社、の略称とされています。

これからさらにグローバル展開を加速させる意気込みが感じられますよね。

そこで今回は、日本電産の創業者である永守重信の名言集をご紹介したいと思います。

これから日本電産(Nidec)への就職を希望している人や、高みを目指すビジネスパーソンは是非ご覧ください。

>>リファラル営業サイト|side bizz(サイドビズ)

永守重信の名言集まとめ

永守重信の名言1

一番を目指すから、人はついてくる。

永守重信は「一番以外はビリだ」という信念を持つほど、とにかく負けず嫌いな人です。

それは勉強だけでなく、喧嘩やスポーツ、ビジネスでも同じです。

野球するならエースで四番バッターを目指し、銭湯の下駄箱では必ず「1番」と書かれた場所に靴を入れていたそうです。

それほど勝気な人なのでNo.1になれるのでしょう。


永守重信の名言2

能力の差は5倍でも、意識の差は100倍まで広がる。

永守重信は「人の能力はそこまで大きな違いが出ない」と語っています。

例えば、仕事を5倍早くこなすことはできるかもしれませんが、10倍、100倍とはいきません。

つまり物理的な限界があるのです。

しかし意識の差は無限大です。

いくらだって差をつけることができるのです。


永守重信の名言3

相手が苦しみ、悩んだ時こそ、リーダーシップを発揮しろ!

IQ(知能指数)とEQ(感性指数)という言葉があります。

IQは先天的な要素が大きいですが、EQは後天的なため本人の努力次第で補えると言われています。

永守重信は相手を感動させたり、励ましたり、リーダーシップを発揮するためには、自分自身が喜怒哀楽を経験しなければいけないと語っています。

なので、リーダーを目指す人は”EQを高める”ように推奨しているのです。


永守重信の名言4

私は、日本電産をプロフェッショナル集団にしたいと思っている。

永守重信曰く「会社では仕事以上に重要なことはない」そうです。

なので日本電産では、仕事に関する話以外は勤務中に話してはいけないことになっています。

プロスポーツ選手もプレイ中はそのことだけに集中していて、他のことは考えていないはずです。

そう考えた場合、「スランプに陥っている選手は、余計なことを考えている」のだと語っています。


永守重信の名言5

私は苦労こそ財産だと考えている。

顧客からの厳しい要望や注文を断るのは簡単ですが、それを乗り越えたところに大きなチャンスがあるのです。

そのような経験が蓄積され、大きな仕事に繋がっていったと永守重信は振り返っています。

そのことを「苦労には有形無形の利子がつく」とも表現しています。


永守重信の名言6

自分のポストを脅かす部下を育てろ!

人材こそが企業にとっての成長活力となります。

入社した新入社員が課長になり、部長になって出世していきます。

それでは、その新入社員を育て上げた人はどのように評価されるのでしょうか?

部下を育てた人は「マネジメントスキルが高い」と評価されるため、さらに出世していくのです。

  • 会社は自分のことを評価してくれない
  • 実力通りに評価されていない

このように感じている場合には、上手な人材育成ができていないはずです。

もし適正に評価されていないと感じているなら、だらだらと愚痴をこぼすより、部下を動かし、育てる事に専念するべきでしょう。


永守重信の名言7

目先の楽を取れば大きなチャンスを逃してしまう。

苦労した努力は必ず糧となり、人生を豊かにしてくれます。

このような考え方を永守重信は「先憂後楽の精神」と表現しています。


永守重信の名言8

物事を実現するか否かは、まずそれをやろうとした人が「できる」と信じることから始まる。

自ら「できる」と信じた時にその仕事の半分は終了している。

これは真理をついた言葉だと思います。

何事も、自分自身が「できる」と思わなければ実現することはできません。

勝てると思わなければ勝てないし、負けると思えば負けるのです。

そのマインドセットさえできれば、もはや「仕事の半分は終わった」のと同然なのです。


永守重信の名言9

部下がこうだから使えないというのは、使おうとする努力を怠っている言い訳に過ぎない。

部下をマネジメントするのは大変ですよね。

しかし永守重信は「部下が使えないというのは、自分に問題があると思え!」と一喝しています。

あらゆる物事は一朝一夕に進んでいきませんが、部下の目線に合わせて、自ら歩み寄っていけば、相手の意識も変わってくると語っています。


永守重信の名言10

一流の能力を持っていても、人間として三流の管理者であれば、五流以下の業績しかあげられない。

これはまるで、渋沢栄一が書いた「論語と算盤」について語ったような名言ですよね。

論語と算盤
created by Rinker

論語というのは「高い倫理観」のことを意味していて、算盤というのは「計算=ビジネスセンス」を意味しています。

この二つが掛け合わさったときに初めて成功者となれるのです。

どちらか一方では不足するので、両方を磨くようにしましょう。


永守重信の名言11

上司は部下の心をホットにするために最大限の努力を惜しんではならない。

永守重信は「部下は上司の事を冷ややかに見ている」と語っています。

つまり、「決断力があるのか?」「責任感は強いのか?」「使命感を持っているのか?」などを冷静に観察しているのです。

そのような傍観者(=部下)たちを巻き込んで、大きなビジネスにするのが上司の役目だと思います。


永守重信の名言12

仕事で失敗した管理者が「辞める」と口にするのは筋違いだ。

「失敗は成功のもと」なので、成功しないやり方を見つけたことになります。

それを諦めずに何度も繰り返していれば、いづれその人は成功できます。

そう考えた場合、仕事で失敗した責任の取り方は、成功に導いて失敗を覆すことのはずです。

永守重信は、日本流の責任の取り方(辞任など)を「無責任極まりない行為」だと一刀両断しています。


永守重信の名言13

二番というのは一番の次ではない。

冒頭解説した通り、永守重信は「一番以外はビリ」という考え方の人です。

ある特定分野でも良いので、とにかく一番になることを目指しましょう!


永守重信の名言14

私は1年365日フル稼働。

たった1日の休みもなく働いている。

永守重信は「仕事が楽しくてしょうがない」と言っています。

そのような反面、「人を動かす人間に土日も盆も正月もない」とも言っています。

つまり「管理職はハードワーカーであれ!」と語っているのです。


永守重信の名言15

人間一人の力なんてたかが知れたものだ。

リーダー一人がいくら頑張ってみたところで、大したことはできないのである。

これはチームの重要性について語った名言です。

管理職の人は優秀なので、どうしても「自分が…」となってしまいますが、それは生産性を低下させることに繋がっていきます。

「自分の分身を作る」という考え方のもと、仕事をどんどん部下へ任せていきましょう。


永守重信の名言16

「権限委譲」と「責任委譲」を勘違いするな。

部下に権限を委譲することは良いですが、責任まで委譲してはいけません。

権限委譲した場合、その後の仕事を進めるのは部下ですが、責任を取るのは仕事を任せた”上司自身”なのです。

なので、適時進捗状況をチェックして、ミッション達成できるまでサポートしましょう。


永守重信の名言17

一度やると決めたことは、どんなことがあっても最後までやり抜く。

これと同じことを「広告の鬼」と呼ばれた電通四代目の社長”吉田秀雄”が『電通鬼十則』としてまとめています。

鬼十則について知りたい人は下の記事をご覧ください。


永守重信の名言18

陰で人の悪口、特に部下の悪口は言わない。

上司が先立って人の悪口を言うような会社に、良いチームプレーが生まれるはずありません。

このような場面を見たら、「その場で厳重注意するべきだ」と永守重信は語っています。


永守重信の名言19

世の中にあるものは好き嫌いで判断せずに、あらゆるものを一度は受け入れてみることが大事なのである。

永守重信は「あらゆるものがビジネスに活かせる」と語っています。

だからこそ食わず嫌いをせず、色々なものにチャレンジしているそうです。


永守重信の名言20

経営者は明確なポリシー、信念、不退転の決意を伝えることによって、多くの社員を動かしていかねばならない。

この名言のような心構えが必要なのですが、その伝え方には注意が必要です。

同じ言葉であっても、相手のキャリアやポジションに応じて、相手の捉え方は違ってくるので、全く同じ伝え方をしてはいけないと永守重信は語っています。


永守重信の名言21

現場に足を運び、現物を見て、現物に触れて、現場で判断する。

永守重信は「現場第一主義」の人です。

特にメーカーであるならば、必ず「現場第一主義であるべきだ」と語っています。

昨今の大企業は会議ばかりやっていて、そのミーティングの中だけで現場や人を動かそうとするから上手くいかないのだと言っています。


永守重信の名言22

本来、人間は働き者のはずである。

永守重信は「全ての人がやる気を持っている」と考えているそうです。

例えば、仕事に対して前向きでない人でも、自分の好きな趣味やスポーツには自主的に取り組んだり、美味しいものを食べに出かけたり、行きたい場所へは自ら旅行に行きますよね。

このように人間は、本来自主的に動ける生き物なのです。

しかし仕事になると、それを実践できない人がほとんどです。

その原因は、会社の仕組みと上司の意識にあると語っています。

社員のやる気を引き出す最大のポイントは、その仕組みづくりと管理者の意識改革であると、永守重信は断言しています。


永守重信の名言23

自信をつけた者は「踏みつけ」、自信のない者には「感動」を与えよ。

プロ野球選手としてはもちろん、野球監督としても一流と言われた野村克也は「無視、賞賛、非難」という名言を残しています。

永守重信と全く同意見みたいなので、この言葉の意味が知りたい人は下の記事をご覧ください。


永守重信の名言24

自信はしばしば本人の能力以上のパワーを引き出す原動力になることがある。

見え透いたお世辞ではなく、事実に基づいた褒め言葉は、相手をやる気にさせます。

つまり部下が成果を出した時は、純粋な気持ちで一緒に喜ぶのです。

少し大げさに褒めれば、期待する以上の成果が見込めるかもしれません。


永守重信の名言25

加点主義の風土がやる気を生み出す。

加点主義と減点主義は真逆の考え方です。

チャレンジに失敗したらマイナス評価を与えるのが減点主義で、失敗したこと自体はマイナスと捉えず、むしろ果敢にチャレンジしたことをプラス評価とするのが加点主義の考え方です。

減点主義を採用すると、失敗を恐れてしまうため、仕事が停滞しだします。

つまり何もしない(=失敗しない)ことが”正義”になってしまうのです。


永守重信の名言26

ベストを求めず、徹底的にベターを追求する。

これは永守重信が掲げている経営哲学です。

負けず嫌いにしては控えめな経営哲学ですが、これには理由があります。

まず主軸となっている事業がモーター(精密小型モーター)なので、他社と差別化しづらいということです。

よって、他社よりも少しだけ性能が良ければ、十分戦えるそうです。

そして「1人の天才よりも100人の協調できるガンバリズムを保った凡人こそが会社を支える」という考え方なので、組織論という中では100点満点の人材ではなく、60点程度の人材の方が結果的に良かったそうです。

天才的な人は属人的なので、組織に馴染まず扱いにくいですが、凡人であれば給料も安くて素直な人が多いのです。

個人的には負けず嫌いでも、会社経営という”組織論”で考えた場合には、ベターを追求しているそうです。


永守重信の名言27

成績よりも、トップのポリシーに共感出来る人を使え。

これは人材採用にも繋がる話ですが、経営理念やビジョンに共感できない人材は、会社をダメにします。

必ず経営方針に同調できる人だけを採用しましょう。


永守重信の名言28

夜2時間遅くまで残業をしている人よりも、朝30分早く出社する人を重視する。

これは永守重信が社員に口酸っぱく伝えている言葉です。

実は出社時間と成果には密接な関係があり、朝早く出社している社員ほど「成果が良い」というデータがあるのです。

逆に時間ギリギリで出社してくる人は、総じて成果が出せていないのです。

これと同じく「よく休む人は信頼も期待もできない」と伝えているそうです。


永守重信の名言29

社員の弱点は、それを得意とする他の社員にフォローさせる。

永守重信は「これが組織運営の要諦だ」と語っていますが、これを実現させるためには”社員の強み”を把握しなければいけません。

なので、組織を拡大する場合には、それを前提とした仕組みを考えておくべきでしょう。


永守重信の名言30

女性社員の意欲を高める方法はいくつかあるが、その際一番のポイントになるのは能力者のない人を揃えるということである。

「女性社員のマネジメントは難しい」と考えている管理職は多いはずです。

そんな時には永守重信の考え方を参考にしてみましょう。

長い経営経験の末、永守重信は「能力が同じ女性社員を一緒に働かせる」というのが最も効率的だと導き出しました。

なぜかといえば、女性は最初から優劣が付いていると、頑張るのを諦める傾向があるからです。

つまり女性は「協調性を大切にする」ということです。

なので、学歴や能力、やる気などがほぼ等しい女性社員を一緒に働かせれば、優劣がつかないので仕事が円滑に進んでいくそうです。

ちなみに、男性社員のマネジメントの場合はこれと真逆だと語っています。

男性社員は競争意欲が高いので、むしろ学歴が違う人や別々のキャリアを目指す人を一緒に働かせた方が生産性がアップするそうです。


永守重信の名言31

マナーや礼儀を知らない社員は使い物にならない。

これは先程ご紹介した「論語と算盤」に通じる話だと思います。

結局基本ができていない人は、応用(=難しい仕事)もできないので、使い物にならないのです。

何事も基本が大切なのだと思います。


永守重信の名言32

叱る時には徹底的に叱る。

永守重信はとても厳しい経営者として有名です。

本人曰く「もうこれ以上怒鳴ったり叱ったりすると、夜道で後ろからナイフで刺されるのではないかという極限まで叱った」と表現するほどです。

しかしこのように叱るには理由があります。

その理由とは、早くプロフェッショナルになって、一流になってほしいからです。

自分が本気で叱れば、相手も本気で受け止めてくれます。

このような信念があれば、叱ることも怖くないでしょう。


永守重信の名言33
  1. 楽をして儲かることはない
  2. うまい話には必ず大きな落とし穴がある
  3. 理屈よりも行動することの大切さ

これは永守重信が経営幹部に伝えていることを集約した3点です。

色々な伝え方をするそうですが、結局集約するとこの3点を繰り返し伝えているだけみたいです。


永守重信の名言34

人は「怠けるカメ」と思え。

「ウサギとカメ」という童話がありますよね。

この話ではカメのように努力して生きることが美学として語られていますが、そもそも「人間は怠ける生き物である」という前提があります。

なので、人は「怠けるカメ」だと考えるべきでしょう。


永守重信の名言35

何をやっても一流への道には大きな苦痛が伴うものだ。

努力なくしてプロフェッショナルにはなれません。

それは仕事だけでなく、スポーツでも、趣味でも同じです。

一流になる為には、それなりの苦痛が伴うものだと理解しておきましょう。


永守重信の名言36

不良品は不良社員が作る。

不良品が出る理由はいろいろありますが、集約すると「6S」になるそうです。

  1. 整理
  2. 整頓
  3. 清掃
  4. 清潔
  5. 作法

これらの不徹底が原因で不良品は出るそうです。

まとめ

ここまで日本電産の創業者である永守重信の名言集をご紹介してきました。

永守重信は日本有数のスパルタ&マッチョな経営者ですが、その考え方は間違っていないと思います。

たった一代で”世界一の企業”へ育て上げた経営手腕は本物で、学ぶべき点も多いはずです。

これから独立起業を目指す人や、管理職の人は永守重信の名言を参考にしましょう!

もし他の一流経営者が残した言葉も知りたい場合には、下の記事をご覧ください。

営業系の副業情報サイト「side bizz」

営業系の副業を探すならside bizz(サイドビズ)を要チェック!

サイドビズには”紹介するだけで稼げる”副業情報が多数掲載中!

サイト利用料は全て無料(0円)!

おすすめの記事