石の上にも三年
【意味】辛くても我慢強く耐えれば、いづれ報われるということ。
冷たい石の上も長い間座り続ければ温まることが諺の由来です。
新しい仕事に就いたら、3年間は頑張ることをオススメします。
そうすればきっと何か得られるものがあるはずです。
首振り三年ころ八年
【意味】何事も道を極めるためには、それ相応の修練が必要というたとえ。
尺八は首を振りながら吹くまで3年、細い指の動きで良い音を奏でるまで8年かかることから、この諺が生まれました。
何事も努力が大切なのです。
使っている鍬(くわ)は光る
【意味】絶えず努力している人は、それが表に現れ、生き生きと立派に見えることのたとえ。
「毎日鍬を使っていれば、それは錆びることがない」という意味のことわざです。
逆に使わなくなると、どんなに優れた能力でも錆びてしまうので注意しましょう。
縁の下の力持ち
【意味】人目につかないところで努力をしたり、人のために尽くす人のこと。
ビジネスは縁の下の力持ちがいるから上手く回るのです。
縁の下の力持ちは重要な人物なので、自分の仕事に誇りを持ちましょう!
千万人と雖(いえど)も吾いかん
【意味】たとえ敵が1,000万人いても、恐れることなく立ち向かおうとする心意気を示す。
これは大きな勇気をくれる諺だと思います。
何か偉業を成し遂げたい人が、座右の銘にするのはぴったりだと思います。
両雄並び立たず
【意味】同じ力量の英雄が二人いれば、どちらかが倒れるということ。
これはシビアな話ですが、ビジネスの世界では勝つか負けるかなのです。
これから大きなビジネスを仕掛ける人は、この言葉を座右の銘にしましょう!
小股とっても勝つが本
【意味】多少卑怯な手を取っても勝つことが大切という戒め。
相撲の「小股すくい」という決まり手が語源になっている諺ですが、「小股をとる」とは他人の隙や弱点を狙うことを言います。
勝てば官軍、負ければ賊軍なのです。
敵に味方あり味方に敵あり
【意味】敵の中に味方がいることもあれば、味方の中に裏切り者がいることもあること。
大きな組織になると、この諺のような世界観になってきます。
全員に好かれることは無理なので、誰と組むべきか自分の目で見定めましょう。
勇将の下に弱卒なし(ゆうしょうのもとにじゃくそつなし)
【意味】上に立つ人が優れていれば、それに感化されて部下も優れていくこと。
これはリーダーが知っておくべき諺だと思います。
リーダーとは組織でいうキャップ(蓋)に当たります。
そのキャップの位置が低ければ、チームメンバーが登れる距離も低くなり、キャップの位置が高ければ、登れる距離も高くなるのです。
肉を切らせて骨を断つ
【意味】犠牲を恐れず捨て身で勝つこと。
この諺は、元々は剣道が語源になっています。
自分も痛手を負うくらいの距離でないと、相手に深い傷を負わせることはできない…
勝つための執念が感じられる格言ですよね。
ちなみに、肉は自分の身体のことで、骨は相手の身体のことを意味しています。