彼を知り己を知れば百戦あやうからず
【意味】敵味方両方の情勢を把握していれば、何度戦っても負けることがないということ。
これは孫氏の兵法にある有名な言葉です。
この言葉を知っているだけで、ビジネスで勝てる確率が上がっていくのです。
敵に塩を送る
【意味】ライバルが苦しい時、その弱みにつけこまず援助することのたとえ。
これは戦国時代のライバルであった、武田信玄と上杉謙信の逸話からきています。
武田信玄は北条・今川との関係悪化で経済封鎖されたため、塩不足に陥って困っていました。
それを見た上杉謙信は、最大のライバルであった武田信玄に塩を送ったのです。
その時に上杉謙信は「我は兵を以て戦ひを決せん。塩を以て敵を屈せしむる事をせじ。」と語ったそうです。
戦国武将ならではの男気が感じられる格言だと思います。
千里の行も足下より始まる
【意味】どんなに大規模な計画も、小さなことを実行するところから始まっていくことのたとえ。
何事も一歩ずつ前進するしかありません。
世の中そんなに都合良くできていないのです。
隗(かい)より始めよ
【意味】大きな計画は手近なところから着手した方がいい。
隗とは、中国戦国時代の政治家「郭隗」のことです。
中国戦国時代に、燕(えん)の昭王が「天下を取るために優秀な人材を集めたいが、どうすればいいのか?」と郭隗に質問したそうです。
その回答は「まずは私を採用しなさい」というものだったため、この諺が誕生しました。
若い時は二度とない
【意味】若く活力のあるときは二度と戻ってこないので、若いうちに何でもやってみることを推奨していることわざ。
社会人になった20代、仕事に慣れてきた30代では、がむしゃらに働くことを推奨します。
この20年の動き方によって、その後の人生が大きく変わってくるからです。
物は試し
【意味】最初から躊躇したり諦めたりせず、何事もとにかくやってみるべきということ。
新規事業を始める場合、とにかく慎重になって議論をしたがりますが、それはあまりお勧めしません。
まずは「物は試し」とチャレンジしてみることが大切だと思います。
「アホだからとりあえずやってみる」を会社の行動指針にしている会社もあるのです。
この言葉は失敗(=アホだから失敗は当たり前)を寛容に受け入れ、行動(=とりあえずやってみる)することを促す、画期的な行動指針だと思います。
思い立ったが吉日(きちじつ)
【意味】何かしようと決心したら、すぐに始めるのが良いということ。
吉日とは縁起のいい日のことをいいます。
すぐに行動しなければ負ける可能性が高まっていくのです。
果報は寝て待て
【意味】幸運は人の力でどうにもできないので、やって来るのを自然に待っていれば良いということ。
果報は仏教用語ですが、以前の行為が自分の報いとなって跳ね返ってくることを言います。
「他人は自分を映す鏡だと思え」というのは秀逸な格言だと思います。
待てば海路の日和あり
【意味】今は状況が悪くても、待っていれば良い機会がやってくるということ。
荒れた海も、待っていればいずれ静まります。
チャンスが来た時、乗り遅れないように準備だけはしておきましょう。
習わぬ経は読めぬ
【意味】知識や経験がないことをやろうとしても、できるものではないということ。
初めてやる場合、やり方が分からないので難しく感じますよね。
でも、誰だって最初は初めてから始まったのです。
まずは知識を学び、そこに経験を肉付けしていけば、いづれプロフェッショナルになれるのです。