「論語(ろんご)」は、孔子とその弟子たちの言行をまとめた、古代中国の書物である。
世界的に有名な名著ですが、人生の悩みを解決してくれたり、人生の道標となることでも知られています。
なので、論語に書かれている言葉を座右の銘にしている人は多いのです。
そこで今回は、論語に書かれているおすすめ名言をご紹介していきたいと思います。
言葉の意味も解説していくので、ぜひ最後までご覧ください。
論語の名言集まとめ
巧言令色、鮮いかな仁(こうげんれいしょく、すくいかなじん)
「巧言令色」とは、人をうまく騙すようなずる賢い発言のことです。
つまり見せかけだけの発言ということです。
そして仁とは、思いやりや、慈しみを持つことです。
初めて交わした言葉で、相手の印象は決まってしまいます。
初対面の時には十分注意しましょう。
再びせば斯れ可なり
孔子は「何度も考え直すことは無意味である」と言っています。
二度考え直せば十分だと言うのです。
なぜかと言うと、熟慮すると心配事ばかりが増えていって、実行力が落ちていき、決断力も鈍くなってしまうからです。
仁能く之を守らざれば、必ず之を失う
この言葉は「相手を思いやることができず、いつも自分の考えだけが正しいと思っている人は、いつか孤立してしまう」という意味です。
人間関係は複雑ですが、相手への思いやりだけは忘れないようにしましょう。
知者は、楽しむ
どんな場面でも、優秀な人は楽しみを見つけられます。
孔子は「不平不満を言いながら人生を終える人は、知恵が足りない人だ」と言っているのです。
楽しみて、然る後に笑う
この言葉は「楽しんだ後に笑う」という意味があります。
人が笑えば笑うほど元気になり、楽しめば楽しむほど幸せな気持ちになれます。
そのような生き方を推奨している名言なのです。
楽しみて以て憂いを忘る
心配事や悩み事をなくす為には、楽しむ時間を増やすのがいいでしょう。
少しでも楽しい時間を増やせば、きっと憂いは少なくなるはずです。
貧と賊とは、これ人の悪む所なり
これは「人というものは、貧乏で生活に困ると、とにかく他人から無礼を受け、何かと人を恨みがちになる。」という意味の言葉です。
貧しく惨めな生活では人にも優しくできないので、まずは自分が幸せになりましょう。
富と貴きとは、是れ人の欲する所なり
人間の欲望は、時としてモチベーションになります。
求めること自体は、決して悪ではないのです。
学者は己れのためにす
勉強するのは、自分自身のためです。
自分が社会の中で役立つために、勉強する必要があるのです。
それが結果的に社会貢献へ繋がっていくのです。
知者は動く
賢い人とは、何事も自分から率先して動く人です。
自分から率先して動くことを忘れないようにしましょう。