世の中には営業系のアルバイトが数多く存在していますが、そのようなアルバイトをする人は、大学生、俳優の卵、ミュージシャン、副業したいサラリーマンなど多岐に渡ります。
その中でも「副業したい会社員」が特に目立っていると聞きます。
実はここ最近、副業を解禁する企業が急増している関係で、本業と掛け持ちできるアルバイトを探して、実際に複業を始める人が増えているのです。
そこで今回は、営業系のアルバイトについて解説したいと思います。
- どのような種類の求人情報があるのか?
- セールスのアルバイトにはどのようなメリット&デメリットがあるのか?
幅広く触れてみたいと思います。
目次
働き方改革で副業ができる時代に!
政府が主導した「働き方改革」の一環で、2018年に厚生労働省より「副業・兼業の促進に関するガイドライン」が発表されました。
これを受けて、副業(又は複業)を許可する企業が徐々に増えています。
厚生労働省が企業に対して、具体的にどのような働きかけをしたのかと言えば、それは「モデル就業規則の配布」となります。
もともとモデル就業規則は存在していたのですが、その中には「労働者は副業することができない」という旨が明記されていました。
それを厚生労働省は「労働者は、勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる(モデル就業規則第14章から抜粋)」という記載へ大転換して、実質的に副業解禁したのです。
しかしこの文章の後には「会社に所定の届出を行なう…」という旨の文章が続くので、今のところは「勤め先へ所定の申請を行なう必要がある」という認識が正解です。
ただし厚生労働省が各企業に配布した「モデル就業規則」によって、今まで副業を許可していなかった企業も「副業を許可する可能性が出てきた」というのは大きな転換点になるはずです。
アルバイト求人の種類は?
営業系のアルバイトを探す場合、どのような仕事内容なのか気になりますよね。
大学生であればインターンの募集サイトを見たり、社会人であれば副業の募集サイトを見たりするでしょう。
サイドビジネスは本業と違って”フルタイム勤務”ができないので、不定期だったり、スポットでの働き方になると思います。
実際にアルバイトの求人情報が出ている営業職として多いものは、大きく次の4つになります。
テレアポ営業
テレアポ営業は、コールセンターを運営している会社などが求人しています。
その業務内容は「アタックリストにテレアポすること」なので、ある意味では誰でもOKな仕事だと言えます。
売り込みするセールスと違って、テレアポ営業はそれほど難しくないので、特に営業経験は問われませんが、円滑なコミュニケーションができなければ問題外となります。
なので口下手な人には辛い仕事だと思いますが、一般的なコミュニケーションスキルがあれば問題ないでしょう。
下の求人のように、コールセンター運営会社以外でも、営業代行会社や営業支援会社などがテレアポ人材を求めています。
事務所に常駐するアポインターであれば”月額25万円”の固定報酬、在宅&リモートワークのテレアポ営業であれば”時給@1500円”が相場となります。
様々な企業がテレアポパートナーを求めているので、もしそのようなお仕事を探している場合には、side bizz(サイドビズ)をご確認ください。
不動産のフルコミ営業
不動産業界はセールスコミッションが高いことでも有名ですよね。
例えば下の求人は固定報酬が出るパターンですが、+αとして高額なインセンティブが用意されています。
そもそも不動産の販売価格は数千万円なので、その1%だったとしても、ガッツリ稼げるのです。
物件価格5000万円×1%=50万円
一件販売する歩合が50万円であれば、月に1件、もしくは2ヶ月に1件でもアルバイト収入としては十分ですよね。
他にも不動産(土地や建物)の買い取りという仕事もあります。
販売(セールス)は大変ですが、買取なら難易度も低くなるはずです。
それ以外に賃貸物件の仲介をするリファラル営業も存在しています。
お部屋探ししている人や、引っ越しする人を”紹介するだけ”というリファラル営業なので、こちらも簡単です。
もちろん副業でもOK!
このようなお仕事にエントリーしたい場合は、side bizz(サイドビズ)に会員登録(無料)してください。
DM営業やフォーム営業
DM営業やフォーム営業は、在宅OKの営業スタイルだと思います。
基本的には”内職”のようなイメージになりますが、一件送信するごとに@50円などの単価が設定されています。
それは仕事の工数に応じて設定されるのですが、一件送信するごとの単価は@10円~100円程度が相場になっているので、そこまで大きく稼げる仕事ではありません。
やはり在宅&リモートワークというメリットを享受できる仕組みなので、それと反比例するように、報酬金額も低くなってしまうのだと思います。
ルート営業
ルート営業は既存顧客に対してセールスするやり方なのですが、その目的はアフターサービスにあります。
例えば機械の定期メンテナンスをしたり、備品の補充などをするのですが、顧客ニーズに応じてアップセールスを行ったりもします。
ルート営業はそのような仕事なので、アルバイトの人でも十分対応できると言われています。
もし「新規開拓営業は苦手…」という人でもルート営業なら問題ないでしょう。
営業系の仕事をするメリット&デメリット
営業系のアルバイトをするメリットがある一方で、デメリットも存在しています。
ここではその2つを解説したいと思います。
営業系のアルバイトをするメリット
営業系のアルバイトをするメリットはたくさんあるのですが、まず初めに本業とは異なる仕事を経験できるという点です。
これはあくまでも営業職以外に従事している場合なのですが、自分の職域を広げるチャンスになり得ます。
営業職というのはほとんどの企業で活躍している職種なので、セールスとして働いておけば、就職活動でも有利になるでしょう。
これによって自分の世界観が広がったり、仕事に対する価値観が変わったりするかもしれません。
そして次に、「営業という仕事が自分に合っているのか?」という部分を判断できるという点です。
副業であれば、自分に合わないなら別の仕事をするという選択肢がありますし、もし自分に合っていたのであれば、そのまま続ければいいだけです。
そして社外の人脈が広がることもメリットだと言えます。
社会人は意外と狭い交流関係なので、価値観も狭くなりがちです。
なので自分の見識を広めるのにも役立つでしょう。
このように人脈が広がったり、職業体験ができるというのは、アルバイトとして働く長所だと言えます。
営業系のアルバイトをするデメリット
営業系の仕事では、ほとんどのケースでノルマが設定されます。
なので数字のプレッシャーが重くて、たとえアルバイトとはいえ、かなりのストレスになることでしょう。
それと同時に「時間に追われる」という可能性が否めません。
ノルマが達成できなければ、いつまでも仕事をする羽目になるので、そういった意味ではサービス残業や休日出勤のリスクすらありえます。
そしてフルコミッションという働き方だった場合、たくさん働いたとしても”収入ゼロ”という可能性もあります。
「フルコミッションはセールス職の地獄」とも聞きますが、そのように言われる所以はこの部分にあります。
営業系のアルバイトは稼げない!?
ここまで営業系のアルバイトについて解説しましたが、時給制のアルバイトでは1時間働いたとしても1500円、1日8時間働いても12000円です。
それを10日間続けたところで12万円にしかならないので、大学生であればOKですが、独り立ちしている社会人にとっては心もとない収入でしょう。
そんな時にはリファラル営業で収入を補完するのがおすすめです。
リファラル営業とは「紹介営業」と呼ばれる営業スタイルで、多くのセールスパーソンが副業にしています。
実績としては「時給10万円」という結果も出ているので、短時間で効率的に稼げる仕組みだと言えるでしょう。
例えば法人向けSEO対策のリファラル営業であれば、下のような求人が出ています。
SEO対策したい見込み客を”紹介するだけ”のリファラル営業ですが、報酬体系はストック収入なのが特徴的です。
例えば、月額10万円のSEO対策を受注できた場合、そのうち30%=3万円が紹介フィーとして支払われますが、それがストック収益の場合には永続的に支払われるのです。
つまり一件の紹介(たった一回の営業)で、年間36万円(3万円×12ヶ月)の紹介報酬が受け取れることになります。
そのような紹介を年間10件こなせば「36万円×10件=360万円」という計算になるので、翌年からは年間360万円のストック収入が確定することになります。
何もせずに360万円の年収が確定していれば、自分のやりたいこと&好きなことに打ち込めますよね。
これはつまり「不労所得」になるので、「労働集約型」のアルバイトでコツコツ稼ぐよりも効率が良いはずです。
このようなストックビジネスに興味がある人は下の記事もご覧ください。
もちろんコツコツ稼ぐアルバイトを否定するつもりはないので、それはそれで働きつつ、リファラル営業も取り入れて、両立させるのがベストだと思います。
色々な仕事にチャレンジして、自分なりのビジネススタイルを確立させましょう!