
営業職は第一印象がとても重要だと言われています。
この第一印象を上げる為の方法は、ズバリ”身なりを整える”ことです。
もちろんそれだけではありませんが、優秀な営業マンやトップセールスマンにはそのような共通点や特徴があるのです。
ぜひこの記事を参考にして、トップ営業マンになる為のコツやヒントを見つけてください。
目次
営業職は見た目が大事
「人は見た目で判断してはいけない」とはよく言われますが、見た目の違いが大きな影響をもたらす職種もあります。
その中でも、営業職は外見がとても重要な役割を果たす仕事だと言われています。
確かに”できる営業パーソン”と言われる人を見てみると、清潔感があったり、イケメンだったり、容姿端麗だったりすることがあります。
このようになる理由は、二つの観点から考えると理解できるはずです。
①清潔感が良い印象を与える
まず一つ目ですが、営業職はお客様とコミュニケーションを取る仕事なので、相手との商談の場を作らなければいけません。
顧客ニーズをヒアリングしたり、商品サービスなどを提案したりするには、そもそも商談できなければ先に進みません。
しかし、頭はフケだらけ、スーツは皺くちゃ、靴下に穴が空いているような営業マンを自宅に招き入れたい人はいないはずなので、そのような営業パーソンは商談まで辿り着けない可能性が高くなってしまいます。
しかし清潔感に溢れていて、全く不快感を感じない容姿の人であれば、商談の場を設けることは容易いと思います。
つまり、セールスパーソンなのであれば絶対に清潔感のある格好をするべきなのです。
➁印象操作できる
二つ目は見た目が優れていると、相手に良い印象を残すことができるからです。
- 彼は笑顔が素敵だった
- 彼女はとても美しかった
という好印象を抱いてもらえれば、また連絡も取りやすくなります。
もちろんその中には、
- 整髪した髪型
- ビジネススーツ
- ネクタイ
- ワイシャツ
- 革靴
- ビジネスバック
- 名刺入れ
- 腕時計
なども含まれます。
全体のバランスが整っていて、相手を心地良い気分にさせられる要素が揃っていると、営業職として成功しやすいはずです。
今まで全く容姿を気にかけていなかった人は、すぐにでも改善することを検討しましょう。
このあたりについては下の記事をご覧ください。
営業マンにイケメンが多いのはなぜ?
営業マンにはかっこいい人がいても、ブサイクな人はあまり見かけないと思います。
営業現場にイケメンが多いというのは本当で、セールスをする上で有利になる側面があります。
企業側としても、フロントに立って会社の顔として仕事する営業職が、相手に不快感を与える容姿だと積極的に採用しづらいという実態があります。
なので、イケメンとまではいかなくても、一般的に整っている顔立ちの人を好む傾向があるのです。
基本的には見た目が優れている人は第一印象が良くなるので、”まずは話を聞いてもらえる”というメリットがありますが、この武器が使えるのは最初だけなので、もし実力が無ければかえって不利に働いてしまうことも理解しておきましょう。
第一印象で「優秀な営業マンだ」と思われてしまうとその分ハードルが高くなり、対応に少し不満なところがあるだけで失望されてしまうリスクもあるのです。
つまり、最初の期待感が高すぎると、その後は減点方式で見られるということです。
とはいえ、このような影響があって採用活動でも見た目を重視される傾向があります。
実力的にはまだ不十分でも、とりあえず初対面の印象さえ良好であれば、前向きに採用を検討してくれることでしょう。
この時に重要な要素は、先ほどもお伝えした清潔感です。
とにかく清潔感さえ保っておけば、ほとんどの人は問題ないはずです。
逆に、いかに中身が優れた高学歴な人であっても、あまりに不潔というだけで採用を見送られるケースもあるのです。
そのような背景があって、結果的にイケメンの人が営業職に採用される確率が高くなり、全体的にかっこよくて清潔感のある人が多くなる傾向があるのです。
売れる営業マンの特徴
明らかに営業成績が良いトップセールスの人を見ていると、「平凡なセールスマンと何が違うのだろう?」と疑問に思うかもしれません。
売れる営業マンがやっていることには共通点があって、真似をするだけでもトップセールスに近づくことはできるので、ぜひ売れる営業マンの特徴を押さえておきましょう。
お客様から信頼されている
トップ営業マンに共通していることは、相手にGiveし続けることです。
Giveとは「相手に与える」という意味ですが、
- 情報を与える
- 人脈を与える
- 商材を与える
など何でも結構です。
さすがにお金(金銭)まではあり得ないですが、お客様にとってメリットのあるモノを提供し続けると、お客様から徐々に信頼されていきます。
つまり、お客様から信頼されることで、1人の人間として認めてもらうことができるのです。
この領域まで達すれば「■■会社の●●さん」ではなく、「●●さん」になることができます。
トップセールスを目指すのであれば、まずはお客様から信頼されることを心掛けてください。
話し方が柔らかい
トップセールスに共通することは他にもあります。
もちろん清潔感があって、好印象を与える身なりは絶対要件だと思いますが、それだけでは不十分です。
さらに優秀な営業トークが加われば、もっと営業実績は伸びるはずです。
その為に身に付けたいスキルは、物腰の柔らかい話し方です。
営業現場というものは、どうしてもピリッとした感じがあって、お互いにストレスを感じやすい場面だと思います。
しかし、柔らかい物腰で接すれば、相手の緊張感が解けて、スムーズな商談が実現していきます。
この時に気をつけたいのは話し方です。
一般的に物腰の柔らかい話し方というのは、
- 話す速度がゆっくりしている
- 敬語や丁寧語が使い分けできている
- 時々砕けた口調で話す
などの特徴があります。
このような特徴からも理解できると思いますが、営業現場では「常にビジネスライクな話し方をすれば良い」というわけではないのです。
時には友人に接するようなフランクな話し方をしたり、自分が思っているよりも遅めのスピードで話してあげることも必要なのです。
お客様には様々なタイプの人がいるので、いつも同じ口調や接客では通用しません。
営業現場は「人対人」の現場なので、常に相手を見ながら合わせてあげることが大切なのです。
髪型を整えている
できる営業マンは、綺麗で落ち着いた色合いのスーツに身を包み、派手過ぎず目立たないながらもしっかりとしたブランドのバッグやビジネスシューズ、腕時計などを身に付けています。
ただ服飾を意識したとしても、髪の毛がセットされていなければ全て台無しになってしまいます。
具体的には、爽やかで快活な印象を与えられるように、男性の場合には短髪系のツーブロックにするのが人気になっています。
長髪や茶髪を嫌うお客様もいるので、できる限りそのような髪型は避けましょう。
「髪型がスッキリしていれば整髪料なんていらない」と思う人がいるかもしれませんが、決してそんなことありません。
例えば下の2人ではどちらの方が不快感を与えやすいでしょうか?
- 髪型がセットされた清潔感のある営業マン
- 整髪料は使っていないが清潔感のある営業マン
この二者では、1の営業マンが相手に不快感を与えることは皆無だと思います。
逆に整髪料を使っていない2の営業マンは、相手によっては不快感を与えてしまう可能性がゼロではありません。
先ほどもお伝えしましたが、営業現場では減点方式で見られるケースが多くなっています。
それであれば、お客様から減点される可能性のある要素を全て排除するのがプロフェッショナルの仕事だと思います。
このように見た目を気にする習慣づけができているのが、売れる営業マンの特徴なのです。
相手の目に付きやすいところほど気にかけて、十分に配慮しているのが売れている理由なのかもしれません。
飛び込み営業は見た目が重要?
飛び込み営業という狭い分野で見た場合、さらに見た目が重要になってきます。
飛び込み営業では、いきなり初対面の人に出会って、その場で適切なコミュニケーションを取らなければいけません。
これを上手くこなさないと、お目当ての商品サービスを提案する商談まで行き着きません。
その為には、まず話を聞いてもらえる状況を速やかに作り出す必要があるのです。
例えば、少しでも不潔な部分がある飛び込み営業マンを家の中に入れようとは思いませんし、タバコ臭い営業マンと玄関先で長話しすることもないですよね。
ところが、清潔感のある人であれば「頑張ってるからとりあえず話を聞いてみようか…」と思ってくれる人もいるのです。
相手が個人でも法人でも、見た目が良いことで受ける恩恵は何も変わりません。
さらに、身なりを整えるだけでなく”会うときの表情”も意識するとさらに良いと思います。
顔つきの良し悪しで第一印象は大きく変わるので、常に笑顔を意識しましょう。
もし笑顔に自信がない場合、鏡の前で練習することをおすすめします。
女性営業ならではのコツ
昔に比べて営業女子が注目されるようになってきました。
女性は男性が持っていない魅力を持ち合わせているので、その強みを上手に活用できれば、男性以上の実績を出すことができるはずです。
営業をする上で女性の武器になるのが、女性ならではの気遣いです。
正直な話、男性営業マンには気遣いできる人が少ないと思います。
たとえ気遣いできたとしても、「自然にこなすというよりは、意識的に行っている」と言った方が正しいと思います。
それぐらい男性は気遣いが下手くそなのです。
しかし、女性には母性があるので、気遣いがとても上手な人が多い傾向があります。
これを営業の武器にすれば、お客様に好感を持ってもらうことができるはずです。
特に気遣いに慣れていない男性客であれば、女性の気遣いはとても丁寧で心地良く感じることでしょう。
また、話を聞く力が男性より優れているので、顧客ニーズを正しく理解して商品サービスを提案できることも特徴的です。
しかし、女性ならではウィークポイントもあります。
それは服装面や健康面で、女性特有の弱点があることです。
女性営業は歩きづらいヒールのあるパンプスで外回りをしなければならず、慣れないと足を痛めてしまうかもしれません。
男性のようなクールビズもしにくいので、暑い夏場でもジャケットを羽織らなければいけません。
また、スタイルを強調する細身のスーツは動きづらくてストレスが溜まるはずです。
そして女性特有の生理痛や偏頭痛など、健康面でも不利だと言われています。
しかし、多くのお客様は「担当者にするなら女性営業の方が良い」と思っているはずなので、本質的な優位性は揺るがないでしょう。
まとめ
ここまで「営業職の見た目」について解説してきました。
売れている営業パーソンにはそれなりの理由があって、多くの共通点がある事も理解できたはずです。
もしトップセールスを目指すのであれば、ここで解説したことをすぐに実践してみてください。
少しずつ自分を変えていくことで、きっとトップセールスに近づいていくはずです。