営業職として働いている人であれば、一度くらい「フリーランス(業務委託)として働いてみたい!」と考えたことがあるはずです。
しかしその働き方や報酬条件など、分からないことだらけですよね。
そこで今回は、営業フリーランスをエンパワーメントしている”さの編集長”が、営業職の業務委託について解説したいと思います。
「営業フリーランス」という働き方に興味がある人は、ぜひ参考にしてください!
>>フルコミ案件が多数掲載|side bizz(サイドビズ)
営業フリーランス(業務委託)とは?
2018年の副業解禁によって、フリーランスとして働く人が増えてきました。
その流れは営業も同じで、営業フリーランスとして活躍する人も増えてきたのです。
そのような人は、クライアントである企業と業務委託契約を締結して【セールスのプロフェッショナル】として各企業の営業活動を支援することになります。
ここがポイントなのですが、クライアントが業務委託に求めることは「即戦力であること」なので、つまりは「セールスのプロフェッショナルであること」というのが営業フリーランスとして活躍する必要最低限の条件となっているのです。
この認識を間違えてしまうと、後々トラブルになりかねないので、せめて「○○社ではトップセールスでした!」とか「年間 MVP を受賞しました!」などの実績がなければ、営業フリーランスとして独立することは見送った方が良いかもしれません…
なぜかといえば、営業フリーランスは「完全歩合制(フルコミッション)」で働くケースが多いからです。
完全歩合制の仕事とは?
完全歩合制の仕事は「フルコミッション」とも呼ばれていますが、それはどちらも同じ意味になります。
これはつまり「固定給がない」という状態を指していて、成果(実績)に応じてのみ報酬が支払われる仕組みのことを指します。
成果の基準は案件によって異なりますが、一般的には「商談1件につき〇円」とか「受注1件につき〇円」というような内容となります。
ちなみに、完全歩合制の仕事は個人事業主に適用されることが多い為、実際には営業職の他にも個人タクシー、webライター、デザイナーなど、幅広い業種・業態で使われている仕組みなのですが、そもそも完全歩合制で働く魅力とは、『努力次第で年収が青天井に高くなる』ことです。
例えば正社員の営業職として働いている場合、月間売上1億円を達成したとしても、自分の懐に入るのは30万円ほどの給料だけですよね。
しかしフルコミッションセールスだった場合、月間1億円を売り上げたら、少なく見積もっても1000万円ほどは懐に入ってくるはずです。
つまり固定報酬がないというリスクを追う代わりに、相対的にリターンも大きくなっているのです。
なのでこれは当たり前の話ですが、完全歩合制の業務委託として働いている営業マンは、少なくとも月100万円以上稼ぐと言われており、会社員で働いている人よりも圧倒的に高収入なのです。
業務委託として働くリスクは?
ここまで完全歩合制(フルコミッション)について解説してきましたが、完全歩合制にはもちろん良い面ばかりではなく、デメリットと言える悪い側面も存在しています。
まず初めに言えるのは「収入が安定しない」ということです。
例えば自分が病気になってしまえば、誰も稼いでくれないので、収入ゼロという状態にもなり得ます。
よって、フルコミッションセールスの人は病気になることも、気軽に休むこともできないということです。
それゆえに体調管理をしっかりすることが前提となっていて、健康的な食生活を心がけたり、ジム通いをする人も多いと聞きます。
そうやって自分なりのワークライフバランスを整えつつ働けなければ、業務委託という働き方は長続きしないでしょう。
あと正社員の時には当たり前だった”恩恵”が受けられないというデメリットもあります。
雇用契約を結んで働く場合には、労働条件についても厳しく規定されていますよね。
例えば、どの曜日にいつからいつまで働くのかが明確に定められていて、それ以外の曜日に働いた場合には休日手当が支払われます。
もちろん時間外に勤務すれば、割り増し手当が出たり残業代も支払われるのですが、フリーランスにはそのような手当が一切出ません。
もちろん有給休暇など皆無なので、気軽に病気することもできないのです。
さらに正社員の頃には完備されていた社会保険がなく、年末調整してくれる経理担当者もいないので、それらは全て自分の力で手続きするしかありません。
このようなデメリットがあることを知っておかないと、後で後悔する羽目になるので、ここで押さえておきましょう!
業務委託として働くメリット
先ほど、業務委託として働くデメリットについて触れましたが、もちろんそれをカバーするだけのメリットが存在しているので、実際に営業の業務委託として働いている人がいるということになります。
それは前述した通り「収入が多くなる」というだけでなく、自分の時間を好きなように使えるという部分も大きいでしょう。
今は働き方が多様化しているので、企業に束縛されたり、勤務時間を拘束されることを嫌がる人はたくさんいます。
在宅リモートで仕事ができれば、満員電車に悩まされることもありませんし、ワーケーションのような働き方もできるでしょう。
さらに個人事業主として活動するため、経費(損金)処理ができるというメリットもあります。
もちろん確定申告する面倒くささはありますが、それを上回るだけのメリットがあると言えます。
さらに2024年11月に「フリーランス新法」が適用された為、これからますます業務委託の人は働きやすくなっていくことでしょう。
営業系の業務委託案件はどう探す?
いざ「フリーランスとして独立しよう!」と考えたとしても、一番重要なのは「案件(お仕事)を獲得できるか?」ということですよね。
正直な話、この部分はあまり楽観視しない方が良いと思っています。
というのも、クライアントは営業フリーランスに即効性のある”成果”を求める為、意外とシビアに見ているケースが多いからです。
クライアントからは「過去にどのような成果を出したか?」や「他人と比較して秀でた営業スキルはどんなものか?」などの質問が矢継ぎ早に飛んできて、その質問に窮するようであれば、採用見送りとなるのは当たり前です。
なので、勢いだけで独立・開業するのではなく、きちんと計画性を持って物事を進めて行った方が良いと考えています。
営業系の業務委託は会社員として働きながらチャレンジすることができるため、まずは会社を辞めずに働ける案件(お仕事)を探してみましょう!
フルコミッション案件を掲載している媒体(ウェブサイトなど)はたくさんあるので、業務委託案件を見つけるのは決して難しくないはずです。
例えば、営業フリーランスに特化したお仕事情報サイトとして有名なのはside bizz(サイドビズ)ですが、このサイトには「副業として取り組めるリファラル営業」「フルコミッションセールスの案件」「固定報酬が出る営業案件」「週1 稼働(または週末のみ)でもOKの営業案件」などが多数掲載されています。
このような案件に取り組んでみて、自分でも通用しそうかを見定めることが重要だと思います。
まとめ
ここまで営業系の業務委託について解説してきましたが、営業フリーランスという働き方にはメリット&デメリットがあることが理解できたはずです。
そのリスクを最小化するために、まずはテストマーケティングをしてみて、その後に独立・開業しても決して遅くはないので、じっくりと腰を据えて、失敗しないようなチャレンジ方法を選びましょう!