営業はもう無理と感じたらうつ病かも|辞めるタイミングと転職のススメ

  • 営業職は辛い
  • 営業職はきつい
  • 営業職はしんどい

と言われることがあります。

その厳しさ故に、うつ病になってしまう人もしばしば見かけるほどです。

せっかく自分で選んだ仕事なのに、うつ病になってしまっては目も当てられません。

そこで今回は、営業職の人が限界に感じた時の対処方法や、辞めるタイミングとなどの話題について解説していきたいと思います。

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営業はキツイのが当たり前!?

社会人になって会社で働くようになると、何かしらの業務を担当することになります。

その業務内容は会社によって様々ですが、ほとんどの人が最初に経験する仕事が営業職だと思います。

営業職が所属している営業部は、ほぼ全ての会社にあって、企業経営の根幹を担う大切な役割を担っています。

しかし、営業職の仕事には他の職種にない独特の特徴があるので、そのことが原因になって「もう仕事したくない…」と感じている人が多いのも事実です。

例えば営業の仕事は、初対面のお客様に自社製品サービスを売り込むので、人付き合いが苦手な人や引っ込み思案な人にとっては、大きなストレスを感じるはずです。

また、営業の仕事がきつい理由の一つに”売上ノルマ”がありますが、これもプレッシャーに弱い人からしてみれば大きな負担になることでしょう。

法人営業はきつい?

個人営業よりも「法人営業の方が楽チン!」という人がいますが、法人営業であっても業務のきつさは変わりないので、セールスに向いていない人にはあまりオススメしません。

心理的なストレスが過度にかかれば、うつ病などの精神病を罹患する可能性が高くなり、症状が重くなればなるほど回復に時間を要してしまいます。

最悪のケースでは社会復帰できないこともあるので、十分注意が必要です。

そのため、自分が営業職に向いていないと感じたら、早めに部署異動を願い出たり、転職を検討するのも一つの方策だと思います。

もし日曜日に気が重くなったり、仕事が嫌で朝起きれなくなったら、行動に移すシグナルだと考えて良いでしょう。

営業職はストレスが溜まる

前述した通り、営業職は見知らぬ人と親しくコミュニケーションを取ったり、売り上げなど数字ノルマを常に気にする仕事なので、大きなストレスを抱えることになります。

このようなストレスが常態化すると、円形脱毛症や不眠症になったり、精神的に不安定になり、胃潰瘍になるケースもあるのです。

ちょっと話が変わりますが、営業シーク さの編集長が以前在籍していた会社でも、とても悲惨なことを目の当たりにしました。

その会社は東証1部に上場している誰もが知っている大手企業でしたが、とにかく営業現場へのパワハラが酷い会社でした。

立ったままでテレアポするのは当たり前なので、アポイント獲得できない営業パーソンは終日立ちっぱなしで業務するような過酷な会社だったのです。

しかもテレアポしている最中でも上司から常に罵声(いつになったらアポが取れるんだ!)が飛んでくるので、”その状況を電話口のお客様が不憫に感じてアポが入る”というとんでもない職場でした。

現代ではコンプライアンス違反なことが日常茶飯事に行われていたので、当然ですが身体を壊す人が出てきます。

身近なところでは、先輩社員が支店長から理不尽に怒鳴られ続けた結果、胃に穴が空いて手術する羽目になりました。

あまりに酷い状況だったのでかなりドン引きしていましたが、無事復帰した先輩社員が取った行動がきっかけになって転職することを決意しました。

なんと、胃に穴が空くほどストレスの原因になっていた支店長に対して、長期入院で離脱したことを謝罪している場面を目の当たりにしたのです。

この構図は「被害者が加害者に謝罪する」という矛盾をはらんだシチュエーションなので、とてつもない違和感を覚えました。

そして同時に「このような状況を容認している会社に将来はない…」と感じたので、すぐに退職する決意をしました。

営業職を経験したことが無い人には信じられない話かも知れませんが、東証1部上場の会社でもパワハラは常態化しているのです。

このような問題に加えて、どの職場にもあるような出世競争や、社内の人間関係などもストレス要因として挙げられるので、それらが複雑に混じり合った環境で仕事をすることは決して容易ではありません。

ストレスは適度なものであれば仕事の動機付けにすることもできますが、溜まりに溜まっていくとうつ病などの病気を発症するリスクもあるため、上手く管理することが必要です。

例えば、男性が多い営業という職場では、営業女子が働きづらいと言われています。

それだけでもストレスの一因となるわけですが、「営業職に向いてない…」と思って異動願を出すととかえってネガティブに評価されると感じて、無理を重ねてしまうのも身体にとって良くありません。

ストレスが限界になった場合

営業職はつらい仕事なので、ストレスが溜まってしまうのはある意味仕方ないことだと思います。

しかしそのような状況が続くと、やがて職場に行くと吐き気を催すようになったり、最悪の場合にはうつ病を発症して退職するケースもあるのです。

そのような結果は会社や同僚を含めて誰も求めていませんし、誰一人幸せにしません。

なので、自分で営業ストレスをうまく管理しきれないと感じた場合には、上司や人事部、社内のメンタルヘルス担当者に相談してみるというのも一つの手だと思います。

営業職に向いてない人の特徴

ここまでの解説で、「営業職はとてもきつい仕事」だということが理解できたはずです。

それでは、辛いといわれる”営業職”に向いていない人は一体どのような人なのでしょうか?

これを考える際に注意すべきことは、周りから「あなたは営業の仕事に向いていない」と言われているケースになります。

このように言われることによって、自分でもそう信じ込んでしまい、自己暗示(マインドセット)してしまうことがあります。

そうすると徐々にネガティブになって、結果的に「早く仕事を辞めたい…」と考えるようになるのです。

まだ入社したばかりの若い新卒社員は、仕事に不慣れで、失敗ばかり繰り返すことが決して珍しくありません。

そのような若手に対して、叱責も兼ねて心ない言葉を浴びせるケースが稀にありますが、それらを鵜呑みにしないで、上手く受け流す術を身に付けましょう。

多くの可能性を秘めているにもかかわらず、自分自身で可能性の芽を摘んでしまうことは絶対に避けるべきだと思います。

内向的だと営業に不向き

一方で、そうは言ってもどうしても営業に向いていない人も存在します。

このタイプの人に共通するのは、ストレス耐性が著しく低くて内向的だということです。

普通の人であれば我慢できる”ちょっとしたこと”が大きなストレスになってしまい、それを自分で回避することができないのです。

このような特徴のある人はストレスの大きな仕事には不向きである一方、事務作業などには高い能力を発揮するケースもあります。

なので、そのように感じたら自分が向いてそうな仕事を探してみると、新たな可能性が見つかるかもしれません。

営業職を辞めるタイミング

自分が営業職に向いてないと思っても、「営業を辞めたい!」と考えるのは甘えだと感じて、なかなか踏ん切りがつかないというケースもあり得るでしょう。

責任感の強い人ほど、そのように考えがちなので注意が必要です。

そのような場合はどうすれば良いのでしょうか?

自分で踏ん切りをつけるためには、まず「このまま営業職として仕事を続けていった場合どうなるのか?」という未来のキャリアビジョンを思い描いてみることです。

そこでストレスに見事打ち勝って、優秀なトップセールスとして活躍している自分がイメージできるのであれば、そのまま営業職を続けることが賢明だと思います。

特に新入社員であればなおさらですが、すぐに見切りをつけるのではなく、もうしばらく辛抱して仕事と向き合ってみることも必要だと思います。

2年目~3年目が転機になる

もしどう考えても営業スタッフとして続けていくことに自信が持てず、暗い未来しか思い描くことができないということであれば、思い切って辞める決断をするのも一つの選択でしょう。

しかし、辞めるタイミングを見極めるのは言葉でいうほど簡単ではありません。

人間には現状維持バイアスがあるため、ストレスを感じていても現状を変えることへの抵抗が大きく、辞めるという決断ができずに事態が悪化するということが決して珍しくありません。

そのような状況にならないためには、過度なストレスは健康を損なうリスクがあるという点を念頭において、その危険性を感知した時点で「速やかに辞める方向で動き出す」という姿勢を常に堅持することが求められます。

その時期の目安は、仕事始めてから「2年目~3年目」が多くなっています。

その理由は、一つの仕事に従事して3年経過すれば一通りの仕事が経験できるので、その後に仕事を続けるか否かを判断するだけの材料がある程度出揃うからです。

あくまでも目安程度ですが、そのくらいを目処に検討してみてください。

営業が無理なら転職を検討する

最後にお伝えしたいことは、「仕事は営業職だけではない」ということです。

「営業の仕事がストレスできつい」と思ったら、自分に向いている他の仕事を見つけることによって、キャリアアップを図ることもできるのです。

昔と違って、現代では人材の流動化が進んでおり、転職歴があることは、色々な経験を積んでいるということでポジティブに評価されることはあっても、ネガティブに評価されることは少なくなっています。

また、若年層だけでなく40代以降のシニア転職市場も活況を呈している状況においては、無理に営業職に固執する必要性ありません。

そのため、「営業職を辞めたい…」と感じたり、「営業としてのキャリアには向いていない…」と考えるようになった場合には、思い切って転職活動をしてみると新たな可能性が見出せるかもしれません。

もし転職に悩むようなら下の本を読んでみてください。

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
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営業職は事務作業から対人コミュニケーションまで、社会人に求められるスキルセットを一通り身につけることができる非常に良い仕事だと思います。

なので、向いていないとはいえ、そこで得た経験は今後の仕事においても大きな力になるはずです。

転職活動をする際には、「自分は営業に向いていない…」などと伝える必要はなく、「営業としてのキャリアがいかに次の仕事に活かせるか?」をプレゼンした方が良いでしょう。




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