31.名刺交換した時

日常会話:名前が読めないんだけど。

ビジネス敬語:失礼ですが、何とお読みすればよろしいでしょうか?

初対面で『名前を確認する』ことは決して失礼ではありません。

むしろ後から確認する方が失礼なので、氏名が読めない場合には初対面の時に確認しておきましょう。


32.商談を終える時

日常会話:じゃあ帰りますね。

ビジネス敬語:それでは、そろそろ失礼いたします。

雑談好きなお客様の場合、いつまでも付き合わされるので、ある程度のところで区切ることも大切です。

時間は”有限な資源”だと理解しておきましょう。


33.厳しい条件を突きつけられた時

日常会話:今すぐ判断はできないね。

ビジネス敬語:私の一存では決めかねます。

これは、その場での判断を避けたい時の決まり文句です。

使い勝手が良いので、セールスパーソンは覚えておきましょう。


34.取り消したい時

日常会話:やっぱやめる。

ビジネス敬語:白紙に戻させてもらいます。

これは「交渉決裂」を想起させるキツめな言い方なので、使う場面に注意しましょう。


35.クレームを言う時①

日常会話:もう納期が過ぎてるぞ!

ビジネス敬語:すでにお約束の納期を過ぎております。

取引先と喧嘩するメリットなど一つもありません。

できるだけ柔らかいニュアンスで伝えましょう。


36.クレームを言う時➁

日常会話:請求金額が違うぞ

ビジネス敬語:ご請求金額をお間違いではないでしょうか?

意図的に仕掛けてくる人は少ないので、基本的には「相手が勘違いしたのだろう」という軽いニュアンスで対応しましょう。


37.クレームを言う時③

日常会話:契約内容と違うぞ!

ビジネス敬語:ご契約させていただいた内容と異なるようですが、いかがでしょうか?

こちらも同様に、相手が認識間違いしている前提で対応した方が良いと思います。

もしかしたら自分の認識が間違ってる可能性もあるので、決して喧嘩腰にならないようにしましょう。


38.謝罪する時

日常会話:すいません。

ビジネス敬語:大変申し訳ありませんでした。以後、気をつけます。

謝罪する場合には、2度目がないことをアピールしておきましょう。


39.電車が遅延した時

日常会話:ごめん、ごめん。電車が遅れてね。

ビジネス敬語:申し訳ありません、電車の遅延で遅れました。

電車の遅延であっても、まず遅れたことに謝罪しましょう。


40.知らなかった時

日常会話:そんなの知らないね。

ビジネス敬語:私の勉強不足で存じ上げません。

知らなかったことは仕方ないので、せめて”謙虚さ”を示しましょう。


41.商談に遅れた時

日常会話:ごめん、遅刻した。

ビジネス敬語:貴重なお時間を頂戴したのに、大変申し訳ありませんでした。

ビジネスパーソンにとって、遅刻は命取りになり得ます。

商談に遅れた時には、心から謝罪しましょう!


42.ミスした時

日常会話:うっかりしてた。

ビジネス敬語:気の緩みが出てしまいました。

これはどちらかと言えば『自己防衛』を目的とした表現です。

ビジネスでは、このような演出も必要だということです。


43.取引先が出世した時

日常会話:出世したんだね。

ビジネス敬語:ご昇進(ご栄転)おめでとうございます。

「出世」という言葉は生々しいので、別の言葉に言い換えましょう。


44.贈り物をする時

日常会話:これどうぞ。

ビジネス敬語:つまらないものですが…、お口に合うとよろしいのですが…

公の付き合いの場合、「つまらないものですが…」などの枕詞が決まり文句になっています。

でも、決して”つまらないもの”を贈っているわけではないので、間違えないようにしましょう。


45.贈り物を受け取った時

日常会話:どうも、どうも。

ビジネス敬語:ご丁寧に、恐れ入ります。

贈り物を受け取った場合には、謙遜の気持ちを表しましょう。


46.贈り物を断る時

日常会話:これは受け取れないよ。

ビジネス敬語:このようなお気遣いは困ります。

もう少し柔らかい言い回しが良いのであれば「お気持ちだけはありがたく頂戴します」でもOKです。


47.有名人と会った時

日常会話:あなたのこと知ってますよ。

ビジネス敬語:ご高名はかねがね伺っております。

「ご高名=相手の名前の尊敬語」なので、社会的地位が高い人に使うフレーズです。


48.お願いする時

日常会話:お願い!

ビジネス敬語:誠に厚かましいお願いでございますが…

人にお願いする場合には、謙遜の気持ちを表現しましょう。


49.言いにくい時

日常会話:言いにくいけど…

ビジネス敬語:甚だ申し上げにくいことですが…

「甚だ申し上げにくいですが…」という枕詞を付ければ、相手は心の準備ができるはずです。


50.相手に配慮する時

日常会話:もしいいなら…

ビジネス敬語:もし差し支えなければ…

このような言い回しをすれば、クッションの役割になるでしょう。


51.人を紹介する時

日常会話:紹介するよ

ビジネス敬語:お引き合わせいたしましょう。

引き合わせとは、両者を取り持って合わせることです。

紹介営業(リファラル営業)はトップセールスの習慣なので、ぜひ実践してみましょう!


52.申し出を断る時

日常会話:無理だね。

ビジネス敬語:お力になりたいのは山々ですが…

このような言い回しは好印象を与えるはずなので、ビジネスパーソンは覚えておきましょう。


53.夜電話する時

日常会話:夜遅くにゴメンね。

ビジネス敬語:夜分に恐れ入ります。

あくまでも一般論ですが、夜遅くというのは21時以降を指します。

それ以降の時間に電話する場合、必ず「夜分に恐れ入ります」と伝えましょう。


54.時間があるか確認する時

日常会話:今大丈夫?

ビジネス敬語:今お時間よろしいでしょうか?

ある程度の目安があれば、「今5分だけよろしいでしょうか?」と伝えた方が丁寧だと思います。


55.折電をお願いする時

日常会話:じゃあ電話ください。

ビジネス敬語:恐れ入りますが、お電話下さいますようにご伝言をお願いいたします。

担当者が不在の場合、「折り返しいたしましょうか?」と聞かれるはずです。

その時に使えるフレーズなので覚えておきましょう。


56.担当者が休みだった時

日常会話:今日は休みです。

ビジネス敬語:あいにく○○は本日お休みを頂いております。

休んでいる具体的な理由を伝える必要はありません。

相手には事実だけを伝えればOKです。


57.失注を報告する時

日常会話:あの商談はダメでした。

ビジネス敬語:大変申し訳ありません!精一杯提案しましたが、私の力不足で成約には至りませんでした。

どちらにしても怒られるのですが、自己演出は上手な方がいいですよね。

「頑張ったけどダメでした…、悔しいです!」というニュアンスの方が可愛げがあるので、そのようなビジネス敬語を使うべきだと思います。


58.声が聞こえない時

日常会話:声が小さいよ。

ビジネス敬語:申し訳ございません、お電話が遠いようで…

これはテレアポ営業などをする場合、とても使い勝手の良いフレーズです。

営業職の人は覚えておきましょう。


59.電話口で名前を聞く時

日常会話:名前は?

ビジネス敬語:お名前頂戴できますか?

これは相手の名前を聞き出す定番のフレーズです。


60.クレームを言われた時

日常会話:了解。

ビジネス敬語:貴重なご意見ありがとうございました。

クレームには大きなヒントが隠れています。

決して「うるさい」とか「やかましい」と思わないで、真摯に耳を傾けましょう。


61.忙しい時

日常会話:今は忙しい!

ビジネス敬語:大変申し訳ありませんが、ただいま取り込んでおります。

ビジネスパーソンは忙しいので、すぐに対応できないシチュエーションもあります。

そんな時でも無下にせず、ちゃんと丁寧に対応しましょう。

ビジネス敬語はツールである

ここまで社会人必見のビジネス敬語をご紹介してきました。

もちろんここで紹介したビジネス敬語はごく一部です。

ですが、まずはここでご紹介したビジネス敬語を完璧に身につけ、あとは実務をこなしながら肉付けするイメージでも良いと思います。

なぜかといえば、冒頭で解説したように『ビジネス敬語はツール』であり、本当に重要なのは『ビジネスマナー=相手を気遣う気持ち』だからです。

ビジネスマナーさえしっかりしていれば、敬語はある程度でもOKなので、まずは社会人の”ビジネスマナー”を身につけましょう。




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