アイデアのいい人は世の中にたくさんいるが、良いと思ったアイデアを実行する勇気のある人は少ない。
<ソニー創業者 盛田昭夫>
盛田昭夫といえば、井深大と一緒にソニーを創業したメンバーですよね。
盛田昭夫の特徴は『エンジニアでありながらバリバリの営業マン』だったことです。
その経営手腕が買われて、欧米では最も評価される経営者の一人になりました。
それだけアグレッシブな盛田昭夫だからこその名言だと思います。
なんでも一番でなければいけません。
<ニトリ創業者 似鳥昭雄>
これはゆとり教育に”喝”を入れる名言ですよ。
ニトリでは「一番主義」を掲げているので、何でも一番を目指す社風があるそうです。
なぜ一番を目指すのかといえば、圧倒的なアドバンテージが手に入るからです。
例えば、日本で1番高い山といえば富士山ですよね。
それでは、2番目に高い山はどこでしょうか?
日本で1番大きな湖といえば琵琶湖ですよね。
同じく、2番目に大きな湖を知っているでしょうか?
1番と2番では、それほど知名度に差が出てしまうのです。
最もよく人を幸せにする人が、最もよく幸せになる。
<オムロン創業者 立石一真>
これはビジネスの真理を突いた言葉だと思います。
たくさんの「ありがとう」が、たくさんの「売り上げ」になるのです。
現状に不満を持つことはいいことだ。
<カーネギー鉄鋼創業者 アンドリュー・カーネギー>
アンドリュー・カーネギーは、カーネギーメロン大学やカーネギー・ホールで有名な、アメリカの鉄鋼王です。
「現状に不満を持つことはいいことだ。」
…なんか心に響く言葉ですよね。
現状に対する不満がある人は成長すると思います。
「現状に対する不満感こそ、イノベーションの父である」とも言われますが、まさにそれを言い表しているような言葉だと思います。
ヒトマネでない事業を求め続けるのが私の経営信念。
本当に人々の生活に必要なものなら、必ず事業化できる。
<岩谷産業創業者 岩谷直治>
人々は自分が欲しいものを理解できていません。
それを理解して提供するのが”起業”です。
つまり「理想と現実のギャップを埋めること」が起業なのです。
10人の役員のうち、9人が反対したとしても、あくまでそれは決断するための一つの判断材料に過ぎない。
<近畿日本鉄道社長 佐伯勇>
社長の孤独感がよく表された名言だと思います。
最終的にはCEOが自ら意思決定しなければいけないのです。
その時点では実現不可能なことをまず言ってみる。
<日本電産創業者(現・Nidec Corporation) 永守重信>
1973年にたった4人で始めた小さい会社が、現在は社員10万人以上のグローバル企業に成長しています。
創業間もないベンチャー企業に仕事をくれる人はいないので、チャンスがあれば永守氏は「それならできます!」と答えていたそうです。
作れる見込みも勝算もない状態ですが、とにかく一心不乱に打ち込んで実現してきたのです。
恐らく永守氏は、自分自身を追い込むことで成長するタイプの経営者なのでしょう。
まるでアスリートのような経営者だと思います。
永守重信の名言集は下の記事をご覧ください。
売れるものに乗っかって売上を伸ばすのは誰にでもできる。
売れないものを売れるようにするのが本当の商人ではないか。
<ツムラ社長 津村重舎>
これは”市場を創造する”大切さについて語った名言です。
既にある既存マーケットで戦っても、売上はたかがしれています。
そうではなくて新しい需要を生み出した方がビッグビジネスになりますよね。
「漢方を科学する」を創業精神にしているツムラらしい言葉だと思います。
開発というものは企業のためにやるんじゃない。
世の中に貢献するという気持ちがなければいけない。
<本田技研工業(ホンダ)創業者 本田宗一郎>
これは企業経営について語った名言です。
企業は利益を求めますが、そんなものは後からついてきます。
まず意識すべきことは「お客様は喜ぶのか?」「社会をより良くできるのか?」ということだと思います。
売上を最大にして、経費を最小化する。
<京セラ創業者 稲盛和夫>
これは稲盛和夫が京セラを経営する上で目指した経営哲学(フィロソフィー)であり、アメーバ経営を実践する上でのポイントになります。
パッと見すると当たり前のことを言っているようですが、これが実践できている企業は少ないようです。
稲盛和夫曰く「売り上げはいくらでも増やすことができるし、経費も最小にすることができる。そう考えた場合、利益はどこまでも増やすことができる。」と語っています。
「なかなか利益が出せない…」という経営者は、「売上を最大にして、経費を最小化する。」というシンプルなことすら実践できていないのです。