日本には「大器晩成」という言葉があるが、実際にそういう人はあまりいないと思う。
私に言わせれば、それは最初にサボっているだけだ。
<BBT(ビジネスブレークスルー)大学学長 大前研一>
大前研一は、会社員になった以上、社長になれる「ゼネラリスト」を目指すべきだと言っています。
それが合わない場合には、専門分野を一つ選び「スペシャリスト」を目指すべきだと言っています。
ゼネラリストとは、幅広い知識に精通した多角的な視点を持つ人材のことです。
成功の陰には必ず失敗がある。
<ユニクロ創業者 柳井正>
これまで老若男女に対して「サイズ」や「柄」などを用意することが当たり前とされていたアパレル業界の常識を覆したのがユニクロです。
老若男女の体系や好みに合わせるのではなく、画一的なデザイン&サイズを提供することによって、製造コストを大幅に下げて、圧倒的な低価格&高品質を実現したのです。
しかし、ここに至るまではもちろん様々な失敗があったはずです。
柳井氏曰く「一直線に成功ということはほとんどあり得ないと思う…」と言った後、続けて言った名言がこれです。
事業は「一勝九敗」であればOKという、実体験も含めた重みのある言葉だと思います。

社内のブレーンストーミングチームは、ピザ2枚で足りる人数にする。
<Amazon創業者 ジェフ・ベゾス>
これはAmazonの”企業アイデンティティ”として、とても有名な言葉だと思います。
ピザ2枚で足りるチームとは3人~4人ほどを意味しています。
これくらいの少人数であれば、意思決定するのが簡単なので、すぐに行動へ移せるのです。
人は何か一つのことに気狂いにならなければ、到底人並み以上にはなれない。
<ミキモト創業者 御木本幸吉>
世界で初めて真珠の養殖に成功した日本の真珠王「御木本幸吉」の言葉です。
その当時、複製不可能なものとして「ダイヤモンド」と「真珠」が挙げられていました。
その一つを攻略して、世界を驚かせたのです。
天然真珠と変わらないクオリティを養殖真珠で実現した執念が、この一文に込められている気がします。
私は失敗したことがない。
ただ一万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ。
<GE(ゼネラル・エレクトリック)創業者 トーマス・エジソン>
これはエジソンの名言の中で、最も有名な言葉だと思います。
エジソンに言わせると、失敗は「単なる失敗」ではありません。
その方法ではうまくいかないことが分かったので「成功」だと定義しているのです。
つまり全てにおいて「実験」という考え方を念頭にしているため、全てがポジティブな行動になるのです。
昨日と同じことを今日は繰り返すまい。
このわずかな工夫の累積が大きな繁栄を生み出す。
<パナソニック創業者 松下幸之助>
ごくわずか、ほんのわずかの差でも、長い期間で見れば大きな差になります。
昨日よりも今日の方が一歩でも前進していると思えれば、きっと成功できるでしょう。
自分に能力も運もないことが気付けたら、ありがたいもんです。
<大創産業創業者 矢野博丈>
皆さんおなじみの「100円ショップ・ダイソー」を創業した経営者が矢野博丈です。
その人生は決して順風満帆だったわけではなく、多額の負債を抱えたり、夜逃げをしたり、倉庫が放火されたり、社員の離反を受けたり、苦難の連続だったそうです。
しかし持ち前の根性だけで、これほど大きな会社を築き上げたのです。
できないと決めているのは、誰かというと自分自身なんです。
人を決めませんから。
<ジャパネットたかた創業者 高田明>
人は誰しも「それはやったことがないから…」と口にしたことがあると思います。
しかしよく考えてみると、人は誰しも最初は”未経験”なので「やったことがない=できない理由」にはならないはずです。
そう考えると、まずは勇気を出してやってみることが重要なのだとわかります。
そのような勇気をくれる言葉だと思います。
志を持った人は、土壇場に強い。
困難にブチ当たっても倒れない。
<アシックス創業者 鬼塚喜八郎>
アシックスは「スポーツを通して青少年の育成を図りたい」という想いから創業されました。
しかし、長い年月の中で”多角化”を進めた結果、会社が傾き始めたのです。
そんな時、鬼塚喜八郎は原点回帰して”スポーツシューズメーカー”としての事業に特化する決断しました。
その結果、東京オリンピックの追い風を受けて業績回復したのです。
摩擦を恐れるな。
摩擦は進歩の母、積極の肥料だ。
でないと、君は卑屈未練になる。
<電通社長 吉田秀雄>
吉田秀雄といえば、電通4代目の社長ですよね。
当時は広告業界の地位が低かった時代ですが、電通を「広告業界のガリバー」と呼ばれる巨大企業に押し上げた立役者が吉田秀雄です。
とても有名な格言でもある「電通鬼十則」を作った人なので、気になる人は下の記事をご覧ください。