中小ベンチャー企業が異業種交流会を活用するコツ&方法とは?

異業種交流会に参加して「見込客探し」「新しい出会い」「人脈作り」を目指す人は多いですよね。

特に広告予算少ない中小ベンチャー企業にとっては、名刺交換会は貴重な機会になっているはずです。

そこで今回は、異業種交流会に参加して良質な出会いを見つける方法やコツ、上手な交流会の活用方法について解説していきたいと思います。

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異業種交流会とは?

ビジネスマンやセールスパーソンであれば、一度くらい異業種交流会に参加したことがあると思います。

もし参加したことが無かったとしても、多少なりとも交流会に興味を持っているはずです。

そもそも異業種交流会とは、様々な業種・業態の人達が集まって、お互いに名刺交換や情報交換することが目的の集まりになります。

なので、特定の形式でなければいけないわけではなく、立ち話で交流するタイプもあれば、座ってゆっくり少人数で話すカフェタイプもあるのです。

そこで参加者同士の人脈を紹介しあったり、異業種でのアライアンス契約を結んだり、異なる価値観に触れることもできます。

例えば、IT系のエンジニアと弁護士では仕事に対する考え方やスタンスが異なるため、価値観も大きく異なるはずです。

そのような別の考え方や価値観に触れる機会になるのが異業種交流会の魅力だと言えます。

異業種交流会でセールスは厳禁?

新規開拓に困っている中小ベンチャー企業の営業マンは、「異業種交流会に参加すれば今日、明日にでも売上が上がるかも…」と考える人がいますが、ほとんどの場合、思惑通りに上手くいくことはありません。

実際、交流会で初めて会った人にいきなりセールスされたら、誰だって「いえ、結構です」と秒速で断りますよね。

セールスとは、相手が商品に興味を持って、話を聞く体制にならなければ成立しません。

よって、異形種交流会で売り込みされたら、一般的には避けることが当たり前になっているのです。

異業種交流会の参加費

東京や大阪などの大都市で開催されている異業種交流会ですが、その内容は二極化していると言われます。

  • 経営者などが参加する高額な交流会
  • 営業マンや副業希望者などが参加するワンコイン交流会

どちらに行けば正解&不正解みたいな話ではありませんが、自分の目的に応じたイベントを選ぶことが大切でしょう。

そこで重要になってくるポイントが「イベントの参加費」です。

異業種交流会で高額なものは10,000円~30,000円、安価なものでは500円~3,000円程度が主流です。

交流会参加費は経費処理できるので、この辺りは経費上限やお財布と相談しながら選ぶのが良いでしょう。

もし失敗したとしても、名刺交換会に参加したこと自体が貴重な経験になるはずです。

異業種交流会に参加する目的

異業種交流会に参加する目的は人によって様々です。

しかし、大枠では以下の3つに分類することができると思います。

  1. ビジネスマンの人脈づくり
  2. 見込顧客を探すための新規開拓営業
  3. 彼氏彼女など男女の出会い

この中で、もっとも多い目的が「人脈づくり」です。

ほとんどのビジネスパーソンは、付き合う相手や取引先などが固定されているので、必然的に人脈も限定されてしまいます。

そのような状況を改善するために、名刺交換会が活用されているのです。

先ほどもお伝えしたように異業種交流会には様々な業種・業態の人が参加してきます。

だからこそ、異業種交流会に参加して新たな人脈作りをするのです。

営業目的が多い

異業種交流会に参加する人の大半は「人脈形成」なのですが、中には売上アップを目的にしている人もいます。

特に営業マンはその傾向が顕著で、全員がその目的のために参加していると言っても過言ではありません。

しかし、あからさまな営業行為は、基本的に避けられるはずです。

なので、もし売上アップを目的にするのなら、将来の見込顧客を探すくらいにした方が無難かもしれません。

交流会で初めて会ったばかりなのに、興味がない製品サービスをセールスされても、大抵の人は愛想笑いをするだけで、どこか別の場所に行ってしまいます。

つまり、交流会での直接的な営業は嫌われるということです。

異性との出会いを求めるのも良い

異業種交流会はビジネスの側面が強いため、そのような使い方しか想定していない場合が多いですが、決してそんなことありません。

そのような交流会の中には、合コンなど、出会いを目的にした異業種交流会もあるのです。

出会いを目的にしたカフェ会には、20代~30代くらいの若い男女が参加しています。

中にはシニア向けの合コンもありますが、その開催数は少ないようです。

社会人限定の交流会もあるので、彼氏彼女を作ることが目的だったとしても、かなり真面目な出会いが期待できるでしょう。

しかし、もし異業種交流会に参加するなら、名刺だけは忘れないようにしましょう。

たとえプライベートの出会いを求めていたとしても、もしかしたらビジネスに繋がるかもしれません。

なので名刺を大量に持っていくことは基本で、名刺が足りなくなったり、名刺を切らしてしまうことはご法度なのだと肝に銘じておきましょう。

そもそも名刺が無いことは失礼に当たるので、異業種交流会には必ず名刺を持っていきましょう。

異業種交流会は効果ある?

異業種交流会に参加することは、果たして本当に効果があるのでしょうか?

「参加してみたいけど、正直どうなの?」と効果を疑問視する声もあります。

結論から申し上げると、異業種交流会は使い方次第でとても大きな効果を発揮します。

そもそも「名刺交換会は参加したら必ず効果が得られる!」という類のものではありません。

どれだけ大きな収穫を得られるかは、自分の振る舞いや行動次第なのです。

もし参加したのに「効果がなかった」と思った場合は、自分の行動を変えてみるのも一つの手でしょう。

異業種交流会の活用方法を理解しよう!

  • 異業種交流会はダメだ
  • 役に立たない
  • 時間の無駄

という厳しい意見もあります。

確かに100人の薄い人脈より、10人との濃い人間関係の方がビジネスになるという考え方もあります。

ただ名刺交換会に参加するだけでは、名刺だけが無駄に溜まっていき、時間を浪費する羽目にもなるでしょう。

このような考えになってしまう理由は、交流会の活用方法をきちんと理解できていない為だと思われます。

本当のところ、異業種交流会に効果を求めるのではなく、上手く異業種交流会を活用するという考え方が本質的なポイントなのです。

間違った交流会の活用方法

よくある失敗例の1つが、交流会で名刺交換をした翌日に相手に電話をしてセールスしたり、訪問営業を仕掛けたりすることです。

このようなセンスの無い営業行為は、相手からしてみれば非常にうんざりします。

異業種交流会とはそのような場ではないのに、その意味をきちんと理解していない新人営業マンが、このような失敗を度々冒しています。

また、名刺だけを集めるだけの「名刺コレクター」になってしまう人も多いようです。

そのような人は、名刺の多さが人脈の多さと勘違いをしているのです。

本当の人脈を作るには、ある程度の時間と、交流機会が必要になってきます。

やはりビジネスでは、お互いの信頼関係を構築することが重要ということでしょう。

例えば、廊下ですれ違って挨拶しただけの人に、あなたは信頼感を持てるでしょうか?

お互いに自己紹介して、酒を酌み交わして、時間を共有しながらコミュニケーションすることで、ようやく信頼関係が構築できるのです。

異業種交流会は東京&大阪に多い

異業種交流会は、東京や大阪で盛んに開催されています。

最近では、愛知県の名古屋や神奈川の横浜でも多く開催されるようになりました。

東京・大阪・名古屋は言わずと知れた日本の三大都市ですよね。

人口が多く、ビジネスチャンスも多い都会だからこそ、交流会を主催する人も多くなるのです。

交流会の開催日時は、主催する団体や都市によって様々ですが、基本的には平日の遅い時間や、土日祝日に開催されているケースが多いようです

現代社会は土日休みだけなく、平日休みやフリーランスなど、働き方に多様性が出てきているので、休日も分散する傾向があります。

だからこそ、様々な日程で異業種交流会が企画されているのです。

同業種交流会もある

交流会の中には、同業種交流会というものもあります。

同業種交流会とは、異業種交流会と異なり、同業種での交流会を指します。

どうやら同業種交流会には、異業種にない、様々な利点があるようです。

例えば、同業種だからこその「あるあるネタ」など、話題が豊富で盛り上がりやすいようです。

共通の話題は数多くありますし、グチに関してはきっとその倍くらいあることでしょう。

そのような話をすれば、同業種ならではの連帯感が生まれますし、困ったときに、お互いに融通し合うなどの互助的な作用が期待できます。

実際に同業種交流会では、パートナー契約など協業関係に至ることも多いようです。

とてもわかりやすいアライアンスなので、もし協業先を探している場合には、同業種交流会に参加するのがベターかもしれません。

オンライン交流会が主流になっている

2020年に発生したコロナパンデミックの影響で、オフライン交流会よりもオンライン交流会の方が主流になりつつあります。

よく考えてみると、オフライン交流会では実際現地に赴いたり、誰彼構わず名刺交換したり、無駄な時間が多いような気がします。

しかしオンライン交流会であれば、時間効率が良く、無駄も少なくなりますよね。

そこで出会って意気投合した人とだけ、後日リアルで会えば良いのです。

そのようなやり方が一番合理的だということで、近年ではオンライン交流会が主流になっているのです。

異業種交流会の活用方法

ビジネスパーソンが異業種交流会を活用する為には、ある程度のセオリーがあります。

それを抑えていないと、ただの「名刺コレクター」になってしまうので、結果的に人脈が広がっていきません。

つまり、ただたくさん名刺を集めても、決してあなたのビジネスに役立たないのです。

名刺交換会をビジネス活用するためには、まず下のポイントを押さえましょう。

ポイント
  1. 交流会の主催者と仲良くなる
  2. 交流会参加者に売り込みをしない
  3. 意気投合した人とは、その場で次の約束する
  4. SNSをフル活用する

①交流会の主催者と仲良くなる

まず一つ目の「主催者と仲良くなる」ということですが、これをおざなりにしている営業パーソンが多いので、とても残念に思っています。

よく考えてみれば分かるのですが、交流会の主催者は、交流会の参加者を理解しているケースが多いのです。

なので、自分の目的を主催者に伝えれば、ビジネスシナジーがある参加者と繋いでくれるかもしれません。

これはとても有効的な活用方法なので、ぜひ試してみてください。

➁交流会参加者に売り込みをしない

そして「交流会参加者に振り込みをしない」というのは先ほどからお伝えしている通りですが、それではどのような活用をすれば良いのでしょうか?

それはとてもシンプルな話ですが、交流会参加者の奥にある人脈を活用するイメージを持つことです。

つまり、交流会で出会ったAさんがいたとして、このAさんの知り合いにはBさん、Cさん…と様々な人脈があるはずです。

なので、Aさんは「あくまでもきっかけ」として割り切って、まずは仲良くなることに専念しましょう。

そして徐々に自分の目的を伝えていき、協業できそうなBさん、取引できそうなCさんなどを紹介してもらうのです。

このようなやり方であれば、Aさんがハブとなって、様々なチャンスが舞い込むことになります。

つまりAさんに固執しないことで、結果的に機会が最大化したのです。

➂意気投合した人とは、その場で次の約束する

これはセールスの基本とも言えますが、意気投合した場合には、その場でネクストアクションを決めていきましょう。

何か話が進展しそうな相手だった場合、とりあえず商談する日時を設定したり、営業資料をメールするなど、必ずネクストアクションを決める必要があります。

もちろんプライベートの飲み会を設定するのも良いでしょう。

とにかくネクストアクションを決めた人だけが案件化していくので、その数が多ければ多いほどビジネスチャンスが広がることになり得ます。

④SNSをフル活用する

SNSには様々な種類がありますが、ここで言っているのは主にFacebookやLINEのことです。

つまり、FacebookであればMessenger、LINEであればチャット機能があるので、それらをビジネス活用するということです。

やっぱりEメールは既読率が低くなりますし、どうしてもスピード感が劣ります。

そしてEメールはビジネス感全開なのに対して、SNSであればフランクな関係性になれるので、親密度が少し高まるのです。

なので、連絡を取りたい相手が見つかった場合、必ずその場でSNSを交換するようにしましょう。

一番おすすめのやり方は、名刺にFacebookやLINEのQRコードを印字しておくやり方です。

異業種交流会ではまず名刺交換するので、その後の話が盛り上がった時だけ、その場で「連絡先を交換したいので、QRコードを読み込んでください」とオファーするのです。

そうすれば流れがとてもスムーズになるので、その後の話も進みやすくなります。

この話からも分かるように、今どきSNSをやっていないビジネスパーソンはナンセンスだと心得ましょう。




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