トップセールスを目指すのであれば、営業トークについて学ばなければいけません。
そこで今回は、営業職が身につけるべきコミュニケーションスキルについて解説していきたいと思います。
シチュエーションごとに解説していくので、ぜひ自分の営業活動と照らし合わせてください。
目次
営業シチュエーションごとに解説!
ここから具体的な営業コミュニケーションをご紹介していきたいと思います。
もしかしたら『営業入門編』と言えるような内容かもしれませんが、営業の基礎を押さえるのは大切なので、新卒営業だけでなくベテラン営業マンまでぜひご覧ください。
1.新規のテレアポをする場合
テレアポする際、下のような営業トークを使っている人は要注意です。
お役に立てますので、今度少しお時間を…
これは当たり障りのないテンプレトークなので、効果がイマイチです。
テレアポの目的は『商談機会の創出』なので、できるだけ具体的な提案をするべきだと思います。
●●の課題を解決ができますので、今度少しお時間を…
見込み客が興味を持つようなセールストークにしましょう。
2.「今は忙しい」と言われた場合
5分だけでもお時間を頂けないでしょうか?
本当に5分だけ時間を貰ったとしても営業できませんよね。
もちろん『フット・イン・ザ・ドア』というやり方もありますが、まずは下のように伝えた方が良いと思います。
それでは何時ごろがお手すきでしょうか?
とりあえず「必要ありません」と断られているわけではないので、商談前提で進めて構わないと思います。
このような言い回しであれば、相手の見込み度合いを測る上でも効果的だと思います。
3.飛び込み営業のファーストトーク
ご案内させてください。
飛び込み営業の目的はセールスですが、いきなり売り込まれるのを、相手が歓迎してくれるわけありません。
なので、まずは挨拶をするのが無難だと思います。
ご挨拶に伺いました。
名刺を渡して、まず最初に「自分は怪しい者ではありません」とアピールしておけば、その後のトークに繋がりやすいでしょう。
4.他社製品を使っていた場合
なぜA社の製品なんですか?
お客様はA社の製品を気に入ったから導入したはずです。
それを真っ向から否定されると、気分を害してしまうので下のように伝えましょう。
A社製品は評判がいいですよね。特にご不満はございませんか?
まずは相手を肯定して、このように聞けば、もしかしたら不満点を教えてくれるかもしれません。
5.日程調整をする場合
いつがご都合よろしいでしょうか?
日程調整でお客様に主導権を握られてはいけません。
「暇な営業マン」と思われたり、「価値の低い営業マン」と思われてしまうからです。
●月▲日はご都合いかがですか?
自分からスケジュールを指定することで、お客様は考える手間がなくなります。
必ず自分から日付を提示するようにしましょう。
そして、お客様と日程調整する場合には「日程調整ツール」を必ず活用しましょう。
自分から都合の良い日程を3つほど提示して、お客様の都合が悪ければまた日程を3つほど提示して…、というやり取りはもはや原始人です。
弊社(WEBX Inc.)も日程調整ツールはフル活用していますが、このツールを使うことによってアポイント獲得率が300%UPになりました。
営業職であれば日程調整は毎日行うはずですが、その業務効率が飛躍的に伸びるので、使わないという判断はないと思います。
無料(0円)でも使えるので、早速登録してみてください。
6.社長宛に電話をする場合
社長様はいらっしゃいますでしょうか?
宛先を指定しないテレアポは、明らかにセールスです。
ホームページに代表者名は出ているので、下のように言い換えましょう。
●●社長はいらっしゃいますでしょうか?
少し違った営業スタイルを求めている場合「●●さんはいらっしゃいますか?」とフランクにテレアポするのもアリだと思います。
7.相手の苗字が珍しかった場合
珍しい苗字ですね。
相手は「珍しい苗字ですね」と言われることに慣れているので、普通の聞き方では「またか…」と思われるだけです。
なので、それは当たり前として、話を広げるコミュニケーションを心掛けましょう。
(名刺を見ながら)この苗字はどちらの地方に多いのですか?
このように聞けば、その後のコミュニケーションがスムーズになると思います。
8.担当者に会った時のコミュニケーション
どうも、いつもお世話になっております。
これはありきたりのコミュニケーションですが、他の営業マンと差別化したいなら下のように言い換えましょう。
●●さん、いつもお世話になっております。
このようにテンプレのコミュニケーションに一言加えるだけで、相手の印象は大きく違ってきます。
名前を呼ばれて気分悪くなる人はいませんし、親近感が湧くはずなので、おすすめのセールストークです。
これと同様に、商談が終わったタイミングでも相手の名前を呼んだ方が良いと思います。
●●さん、本日はありがとうございました。
引き際の印象は残りやすいので、このような対応を心掛けましょう。
9.初めて訪れたエリアの場合
このあたりは初めて来ました。
初めて訪れるエリアの場合、このようなトークが鉄板ですよね。
お客様はそのエリアに住んでいたり勤めている人なので、ただ「初めてです」と言うのではなく、感想も述べた方が良いと思います。
このあたりは商店街が賑やかですね。
自分の街を褒められて嬉しくない人はいないので、さりげなく褒め言葉を伝えましょう。
10.商談する場合
アポイントを獲得し、名刺交換を済ませたら商談開始です。
早速ですが…
このようにいきなり商談を始めるのは雰囲気が良くありません。
まずはアイスブレイクを試みましょう。
いきなり寒くなってきましたね。つい先日は20度を超えていたのに…
このような雑談力は営業現場で必要とされるので、まずはアイスブレイクについて理解しておきましょう。