どんなにいい仕事をしているつもりでも、一緒に楽しく食事した人には勝てない。
藤田晋は「大事な会食を自分でセッティングしないのはNG」だと語っています。
秘書に任せたり、コンシェルジュに任せるなんてご法度だと言っていますが、その理由は「会食とはビジネスマンにとっての主戦場」だからです。
ビジネスパーソンはプレゼンを成功させるために「どのような資料を用意しようか?」「どのようなストーリーで進めようか?」「誰を同席させようか?」など、色々と考えますよね。
なのに”会食”になると、突然それを丸投げしてしまう傾向があるそうです。
ビジネス成果を出すためには、「会食もプレゼンの一部」だと捉えるのが正しいでしょう。
職場の仲間から受ける影響は甚大です。
周りの同僚が「仕事なんてバカバカしい」という人ばかりであれば、その職場は生産性が低くなります。
その一方で「業界1位を目指そう!」と頑張っているスタートアップや、「ライバルには絶対負けたくない!」と考えている人が多い職場は、とても生産性が高くなります。
これは組織運営における基本原理なので覚えておきましょう!
僕は、特に若い人は、多少背伸びして大口を叩いてもいいと思います。
この理由について「若い人は伸びしろが大きいので、短期間で成長できるから」だと語っています。
これは私も同感で、勢いのある人の方が魅力的に見えますし、何かやってくれそうな”ワクワク感”を持っていますよね。
「嘘つき」と「ホラ吹き」は別物なので、気にせず公言していきましょう!
社会に出てからは、付き合う人を選ぶようにしました。
これは100%共感できる考え方です。
学生時代の友人や仲の良い同期とつるむのは悪くありませんが、「考え方や目線が合っているのか?」という部分は見極めた方が良いと思います。
この部分が合っていないと話が噛み合わないだけでなく、”自分にとってネガティブな影響”をもたらしてしまうので、そのような相手とは今付き合うべきではありません。
正直馴れ合いの関係や、居心地がいい相手では、付き合う相手として不十分だと思います。
自分の目線を上げてくれたり、モチベーションを高めてくれたり、自分のことを追い込んでくれる相手と付き合うべきだと思います。
これを一言で表現すると「尊敬できる相手」ということになります。
藤田社長の友人といえば、ライブドア創業者のホリエモンこと堀江貴文ですよね。
ホリエモンの名言集は下の記事をご覧ください。
メッセージでも贈り物でも、ただ慣習に従うのは意味のないことです。
「ただ慣習に従う」のは思考停止状態なので、常識を疑うことが大切だと思います。
適切なタイミングで、適切な感想を言うのは、その人といい関係を作る大きなチャンス。
人間はどうしても”自分の評価”が気になる生き物です。
そして「自分に関心を持ってくれる人に好意を持つ」という特徴もあります。
このような”人間関係”についてのバイブルと言われているのが、デール・カーネギーが残した名著「人を動かす」です。
「人間関係の原則」を知りたい人は下の記事をご覧ください。
空気を読むのと相手に合わせるのは別のことです。
空気を読むというのは”保身”なので、どちらかというと”ネガティブ”なイメージがありますが、相手に合わせるというのは”気遣い”なので、どちらかと言えば”ポジティブ”なイメージですよね。
空気を読みすぎると、自分自身が「空気のような存在(=いてもいなくても同じ存在)」になってしまうので注意しましょう。
自分の立ち位置に有利な方へ市場心理を誘導しようとして、発言することをポジショントークと言います。
FacebookやTwitterなどのSNSを見ていると、どうにもポジショントークが多いように感じます。
ビジネスではポジショントークが多くなるので、それを見極めることが大切だと思います。
経営者ならば、評論される側に立つべきです。
これは経営者にとって耳の痛い言葉だと思います。
人から評論されるような会社でなければ、まだまだ三流ということです。
個人的には二流が褒められる会社、一流が批判される会社だと思います。
- 三流:人から認知されていない会社
- 二流:人から褒められる会社
- 一流:人から批判される会社
批判とは改善要望の裏返しなので、批判が出てくるような会社は「社会にとって必要不可欠な公器」になっているはずです。
人間関係は、食事を共にすることで築かれてゆきます。
ビジネスにおいて”会食が重要”なのは言うまでもありません。
なので、必要最低限の会食マナーは理解しておきましょう!