
ストックビジネスは個人・法人問わずに誰でも興味があると思います。
一度ストック収入を確保してしまえば、あとは放っておいてもお金が入ってくるからです。
しかしストック型ビジネスを構築するには現実的なハードルが高いので、そう簡単にはいかないのが実情ですよね。
そこで今回は、副業でストック型ビジネスを構築する方法について解説していきたいと思います。
サラリーマンや個人事業主の人はぜひ参考にしてください。
目次
ストック型ビジネスとは?
ビジネスの収入形態には大きく分けると2つの型があると言われています。
- フロー型ビジネス=単発報酬
- ストック型ビジネス=継続報酬
フロー型のビジネスとは、1回きり(単発)しか収入が入ってこない仕組みの報酬形態をいいます。
フロービジネスは、「ショット」や「スポット」とも言われていますが、同じ意味合いになります。
ストック型ビジネスの種類
フロービジネスと対照的な仕組みがストック型ビジネスです。
例えば自動車の購入を例にしてみましょう。
自動車の購買は、1度に1台の購入が普通だと思います。
なので「この車を買います!」と言われれば、そこで契約して売り上げが確定します。
購入後はお客様がいくら自動車に乗ろうが売上は変動せず、毎月収益が入ってくる訳でもありません。
つまり月額制ではないということになります。
買い切り型のビジネスモデルは継続的な収益が入る仕組みにはならないので、フロー型ビジネスになってしまうケースが多いのです。
それに対して、電気料金やガス料金といった公共料金や、レンタルサーバーなど月額料金が発生する製品サービスはストック型モデルになっていきます。
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ストックビジネスでは、エンドユーザーと一度契約してしまえばあとは放っておくだけです。
解約される可能性も低いので、安定した将来収益が期待できるのです。
つまり、一度仕組みを作ってしまえば、契約者が増えるたびにその分の収益が上積みされていく商売になります。
ストック型ビジネスでは、新規契約のほかに継続利用している既存顧客からも収益が得られるので、どんどん安定収益が積みあがっていくことになります。
しかしその反面、短期的にはシステム開発や見込客の獲得コスト、人件費などが重いので、それなりの企業体力が求められます。
また、損益分岐点を超えるまでに相応の時間が必要というデメリットもあります。
ストック型ビジネスは継続収入が見込めますので、来月度や来期、来年度といった長期的な収入見込みが立てやすくなることも特徴的です。
権利収入(不労所得)とは?
ストックビジネスとは、ズバリ”不労所得”のことをいいます。
不労所得は”権利収入”ともいわれており、読んで字のごとく「働くことなく収入を得られる」という最強の仕組みになります。
ストックビジネスの反対語としてフロービジネスがありますが、世の中のサラリーマンや公務員などがそれに該当しています。
このような会社員は、自分の労働力を提供することで対価(給与)を貰っているので、働かなければ収入ゼロになるフロービジネスだといえるでしょう。
理想的なのは、フロービジネスによる収入を維持しながらも、ストック収入を安定的に積み上げていくという方法だと思います。
なぜかというと、先ほど解説した通り、ストックビジネスは損益分岐点を超えるまで時間がかかるので、ある程度の投資(キャッシュ)が必要になるからです。
そのキャッシュを会社員として稼いで、損益分岐点を超えるまで辛抱強く待つのです。
権利収入を得ることは、多くの人にとって夢や憧れといえるでしょう。
額に汗して働くことなく収入を得ることができれば、毎日の生活や暮らしも楽になります。
そもそも、権利収入とは印税収入や配当金などのように、所有しているだけで収入を得ることができる、著作権収入や株式配当みたいなものです。
他にも、賃貸マンションや賃貸アパートなどの家賃収入なども権利収入の一つといえますが、代表的な例ではネットワークビジネス(マルチ商法)が挙げられます。
「不労所得」はイメージが悪い
マルチ商法とはマルチレベルマーケティング(MLM)と呼ばれる、連鎖販売取引のことをいいます。
マルチ商法とねずみ講をごっちゃに理解している人がいますが、マルチ商法は健全で合法的なビジネスですが、ねずみ講は違法行為なので全く別物です。
ただMLMは詐欺に使われることが多いので、とても印象が悪くなりがちです。
悪い評判が立ってしまうと本業にも影響するはずなので、ビジネスマンが取り組むには風評リスクが高過ぎます。
とはいえ、少額であっても継続的に権利収入が入ってくれば、生活や暮らしは随分楽になるのも事実だと思います。
ストック収入には賃貸物件から得られる家賃収入や株式配当、印税収入などがあるので、個人事業主でも十分に得ることが可能なのです。
不労所得のイメージといえば、毎月自分の口座にお金が自動的に入ってくる仕組みだと思います。
「何もしなくても毎月収入が入金されてくる」ようなことになれば、まるで夢物語ですよね。
先述した通り、ストックビジネスへの関心は着実に高まってきていますが、就労せずにお金を手に入れる権利収入に対して悪いイメージを持つ人が多いことも事実です。
このようになってしまう理由は、恐らくマルチ商法のせいだと思います。
もちろん全部がそうとは限りませんが、「MLMとは誰かが損をする仕組み」になっているケースが多いからです。
先程説明した通り、「権利収入(不労所得)=MLM」というイメージがどうしてもつきまとってしまいます。
その結果、「不労所得を得ている人は、きっと誰かに損をさせている悪いヤツなんだ!」という印象を与えてしまうのです。
しかしながら、しっかりとルールを守って、納税の義務を果たせばMLMも権利収入も、何ら悪いことはありません。
サブスクリプションが流行中
サブスクリプションという言葉を聞いたことがある人は多いと思います。
「サブスクリプションと、定額制や定期購入、ストックビジネスとの違いが明確にわからない…」という声も聞かれますが、これが理解できればビジネスマンとしての価値を高めることができると思います。
サブスクリプションとは、現代社会における新しいビジネスモデルの一つであることは間違いありません。
サブスクリプションでは、これまでのビジネスのように何か製品サービスをエンドユーザーに都度販売するというわけではなく、その利用権利を継続的に提供し、その利用期間に応じた料金を支払ってもらうという仕組みになります。
なので、サブスクリプションの最大の特徴は、月ごとや年ごとに安定した月額料金(会費)が手に入るということです。
逆に言ってしまえば、ユーザーはその料金さえ支払っておけば、あとは使い放題というビジネスモデルがサブスクリプションと呼ばれているのです。
そして、期間内に行われたアップデートやバージョンアップなどにかかる費用も支払う必要がありません。
それと比較して、定額制や定期購入は「定期的に一定数量を購入する」というやり方なので、決して使い放題のサービスではありません。
この点がサブスクリプションと定期購入の大きな違いになっています。
ストックビジネスも同じになります。
代表的なストックビジネスは光熱費やウォーターサーバーですが、ウォーターサーバーは必要な分だけ水を購入しなければ使うことができませんよね。
決して使い放題ではないので、サブスクリプションモデルにはなっていません。
ストックビジネスでは、当初契約した内容に応じて利用料金を支払うことになります。
よって、追加で付加されたオプションサービスやアップグレード版を使用する際には、新たなコストを利用者に請求するのです。
サービス提供者や経営者としては、安定したストック収益を見込めるビジネスモデルですが、サブスクリプションとは若干異なるビジネスモデルだと理解しておきましょう。
ストック収益の作り方
ここまで読んできた人は、多少なりともストック収入に興味が湧いたことだと思います。
それでは、ストック型ビジネスには一体どのようなビジネスがあるのでしょうか?
自分でもできるモノがあるか気になりますよね。
まずは投資というジャンルについて解説していきたいと思います。
フロー型の収益は単発で稼ぐことなので、ストック収益ではないですよね。
株式取引でいえば、株価の差により収益を得るキャピタルゲインがそれに該当します。
一方のストック収益とは、株主優待や配当金などを得るインカムゲインだといえます。
不動産投資もフロー型とストック型に分けることができます。
家主として物件を賃貸に出すことでストック収益を得ながら、その収益やローンを駆使して土地売買のフロー収益も得ることもできます。
他にも、証券会社や銀行などはストック型ビジネスを行っている業種として有名です。
証券会社や銀行の窓口では投資信託が販売されていて、それらの信託報酬がストック収益の源泉になっています。
個人事業主でもストック型ビジネスは作れる
個人事業主や副業でストックビジネスを作ろうとした場合、どこかのプラットフォームに便乗した方が無難だと思います。
この時に良くMLM(マルチ商法)が選択されているのですが、ここはちょっと冷静になって考えてみましょう。
実際、MLMよりも印象が良くて稼げるストックビジネスはたくさんあるのです。
例えば、YouTuberやニコニコ動画を代表とする動画配信ビジネスであれば、動画制作によって収益を得ることができます。
YouTubeの広告ビジネスは、一度作成した動画が再生されるごとに広告収益が入ってくるので、実質的なストック報酬になります。
しかし、視聴者による「投げ銭=スーパーチャット(スパチャ)」は1回きりの収益なので、フロー型の利益になります。
ある程度は”チャンネル登録者数”と呼ばれるファンの数で広告収益が推測できるので、意外と安定した収益が見込めるのです。
その他にも有料のオンラインサロンやファンクラブを作るというアイデアもあります。
このようなコミュニティであれば月額会費を設定できるので、毎月ストック収入が貰える仕組みが出来上がります。
このように、毎月の収益が見込めるビジネスや、月額制の会費をとることで、たとえ個人事業主でも安定したストック型ビジネスが作れるのです。
サラリーマンのストックビジネス
平日に仕事をしているサラリーマンが「副収入が欲しい!」と思った場合にも、ストック型ビジネスはおすすめです。
ストック型ビジネスは、日常的に時間が取れない会社員という立場でも、安定収入を得られるので手堅く稼ぐことができます。
正社員の場合には、本業収入があるので、たとえ少額のストック型ビジネスでも全く問題ありませんよね。
もちろん副業をする上では、勤務先の就業規則を確認して、
- 副業が認可されているのか?
- 副業は一律禁止なのか?
- どのような副業なら可能なのか?
を事前に確認することが大切です。

サラリーマンにおすすめの副業
ある程度の貯蓄があるサラリーマンの副業なら、不動産投資がおすすめです。
投資用不動産に関しては、参考書を始めとした情報がたくさん出回っているので、初心者でも比較的安心して始められます。
仲介業者もたくさんいるので、もし興味があれば一度相談してみるのも良いでしょう。
一応、不動産投資を支援している会社をご紹介しておきます。
GA technologiesは、東証マザーズに上場している会社ですが、自己資金0円でも中古マンション投資ができるサービスを提供して急成長している企業です。
自己資金0円、投資未経験でもOK!失敗しない中古マンション投資なら【GA technologies】
その他にも、株式投資が挙げられます。
株価変動をこまめにチェックできなくても、株主優待や配当金といったストック収益を得ることはできるので、平日はサラリーマン、土日や平日の夜に銘柄研究といったやり方も可能です。
あまり貯蓄額がなくて、手軽に始めたいのであればブログ運営によるアフィリエイトが良いでしょう。
軌道に乗るまで時間が掛かりますが、一度収益を得られるようになると時間に関係なく不労所得が入ってくるようになります。
ブログ運営の場合には、おおよそ10万PVくらいで月2万円~5万円ほどのストック収入が期待できると思います。
参考までに弊社が運営しているブログサイトをご紹介しておきます。
東京らーめんブログ:https://www.ramen-blog.tokyo/
もしブログ運営をするなら、 自分の趣味や好きなことをテーマに選びましょう。
それが長く続けられるコツになります。
不動産はストックビジネスの代表格
ストックビジネスの代表格ともいえるのが、不動産収入だと思います。
具体的には、マンションやアパートなどの家賃収入などが挙げられます。
このような家賃収入や賃料による収入を得るためには、当然ながら、ある程度のまとまった資金が必要です。
一概にいうことはできませんが、少なく見積もっても1,000万円以上の資金を用意することが必要といえます。
しかしストックビジネスの面白さといえば、一旦、収入や報酬が得られる仕組みを構築すれば、簡単なメンテナンスや調整を加えるだけで安定収入(不労所得)を確保できるという点にあります。
もちろん、100%確実ということはありませんが、情報などを入念にチェックするなどして、不動産選びに失敗しない限りかなりの確率で成功が見込めます。
マンションやアパート、駐車場などを経営する場合には、いわゆる空室リスクなども懸念されますが、信頼できる不動産会社などに運営を一任することによって、そのリスクを軽減することも可能です。
不動産オーナーになれば、何もしなくても収入が入るストックビジネスが構築できるのです。

代理店&フランチャイズ開業もあり
個人事業主であれば、販売代理店としてストック型の商材を販売したり、フランチャイズのオーナーとして独立開業することもできます。
代理店やフランチャイズを経営する場合には、本部が相談に乗ってくれたり、人気店の作り方などを助言&アドバイスしてくれるので、過度の心配は無用といえます。
例えば、大手コンビニチェーンや飲食店などのFC本部には豊富なノウハウが蓄積されています。
ゼロから新しい事業を始めるよりも、あらかじめネームバリューや社会的信用のあるビジネスを始めれば、失敗するリスクを軽減しながら、成長性も手にすることができます。
自分はお金だけ出資して、店舗運営は店長やアルバイトに任せるオーナースタイルの加盟店もあります。
そこで得られたノウハウなどを生かし、新たに自分でフランチャイズシステムを構築することもできるはずです。
もしフランチャイズビジネスを検討しているのであれば、まずは資料請求したり、セミナーや事業説明会に参加するところから始めていきましょう。
【無料】フランチャイズサポート厳選!オススメFC【資料請求】
リスクを軽減するためには最初にサラリーマンの副業として始めて、その後に個人事業主として独立起業(脱サラ)するというスタイルもあります。
ただ、結果的にFC本部のストック収益になる「ロイヤリティ」を支払うことになることは、若干皮肉的な側面がありますね。

ストックビジネスは副業でも作れる
ストック型ビジネスは、個人の副業でもOKなのが特徴です。
会社の規定や就業規則などによっては、「まだ副業できない…」というケースがあるかも知れません。
しかし、副業や兼業を認める動きが活発化しているので、時間の問題でいづれ副業解禁されるはずです。
この辺りを詳しく知りたい人は、ぜひ下の記事をご覧ください。
とはいえ、すぐに儲けることが難しいというのがストック型ビジネスの弱点でもあります。
ストック型ビジネスには月額課金のビジネスモデルが多いので、安定して利益や利潤が出せるまでに時間を要するケースが多くなります。
その為、それを本業にして稼ぐのは若干無理があります。
むしろ、かえって本業を持つ会社員や公務員などが、副業的に取り組む方がストック型ビジネスには向いているかも知れません。
副業であれば、万が一ビジネスに失敗したとしても、リスクや損失を最小限に留めることができるからです。
具体的にはアプリやゲーム開発などもストック型ビジネスに該当しますので、開発スキルがある人であれば一度挑戦してみても良いのではないでしょうか?
もし「興味はあるけどプログラミングスキルが無い…」という場合には、現役プログラマーが講師として教えてくれる教育サービスもあります。
もしよければ一度問い合わせしてみてください。

副業ストックビジネスの探し方
サラリーマンや個人事業主が、ストック型ビジネスを副業的に始めるのには、意外とたくさんの選択肢があることに気付けたと思います。
しかし、どれも事業構築するとなればそれなりの労力が掛かりますし、もちろん時間も必要です。
もしそれが嫌だと言うのであれば、代理店募集サイトで商材を仕入れるというやり方が一番手っ取り早いかもしれません。
代理店募集サイトには、様々なストック商材が掲載されていて、例えば下記のような商材サービスで販売代理店の募集が行われています。
※実際にside bizzに掲載されている事例です。
- 水素吸入機をエステ、サロン、接骨院オーナーに導入提案する代理店募集
- プレミアムウォーターを販売する代理店募集
- オンライン商談システムの販売代理店募集
- Googleマイビジネスの導入支援で月50万円以上のストック収益が見込める代理店募集
- Web接客ツールの販売代理店募集
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- Web領域での注目商材「AIチャットボット」の販売代理店募集
- クーポンアプリの販売代理店募集
ここで紹介した掲載事例は営業系のお仕事探しサイトside bizz(サイドビズ)に掲載されている、ストック収入がもらえる代理店ビジネスになります。
やり方はとても簡単で、まずは気になるお仕事を探して、求人情報にエントリーするだけです。
後は求人企業と自由にやり取りをして、代理店契約を締結します。
その後は自分の知り合いや取引先に対してセールスをするだけです。
ビジネスマンとしての人脈が広がるほど見込み顧客も増えていくはずなので、特に人と関わることの多い営業職であれば取組みやすいはずです。
ストック型ビジネスをやりたいのであれば、まずは会員登録(無料)してみることをおすすめします。