僕がビジネスの主戦場としているネット業界は、自分たちで自身のビジネスモデルを壊し、先に進まないといけない。
私も同じくネット業界が主戦場なので、これは全く同感です。
ネットビジネスは”水商売”と同じで、明日にはビジネスモデルが陳腐化する可能性を秘めています。
これはかなり大きなストレスになるので、ネットビジネスで起業したい人は心得ておきましょう!
成功しても慢心せず、危機感を持ち続けるのは、相当意識しているつもりでも、自分一人では困難です。
たとえ成功したとしても、常に危機感を抱いていないと、成功そのものが足かせになってしまいます。
常に謙虚な気持ちでいることが大切なのだと思います。
僕は会議をリストラしたり、中身を見直したり、人を入れ替えたりすることを「会議のメンテナンス」と呼んでいます。
報告だけの会議であればメールに切り替えたり、中身のない会議、いらなくなった会議はすぐにカットしているそうです。
会議が必要となる基準は、知恵を絞ったり、決断を伴ったりする場合だけのようです。
そして会社は生き物のように日々変化しているので、会議に参加するメンバーも常に入れ替えることが必要だと言っています。
これまで招集されていた重要メンバーだったとしても「次回からは参加不要」というケースがありえるので、惰性で会議しないことをおすすめしています。
新しいことに挑戦しなかったことが原因ではなく、実は勝ちすぎたことが失敗の要因になってるケースが圧倒的に多い。
これは藤田晋が大好きなビジネス本「ビジョナリー・カンパニー」に書かれていた言葉のようです。
ビジョナリー・カンパニーは世界的ベストセラーであり、「ビジネス書の名著」と言われています。
まだ読んでいない人は、ぜひ読んでみてください。
10年経つと、当時僕の周りにいたベンチャー起業家のうち9割はいなくなっていた。
それほどビジネスで生き残ることは難しいということです。
これから独立起業を目指す人は心得ておきましょう!
ビジネスは、記録や賞を目指すものではありません。
ビジネスには永続性が求められます。
短期的な記録や賞には大きな意味がなく、ビジネスでは「仕組み化できるか?」が重要なのです。
ネット業界では「朝令暮改」が当たり前です。
「言っていることが違う!」ということで、朝令暮改を嫌うビジネスパーソンは多いですが、それは見当違いだと思います。
もし間違った判断をしていた場合、すぐに切り替えないと大損害を被るハメになります。
なので「理由のある朝令暮改」であれば、個人的にはすぐ実行するべきだと思います。
藤田社長も「朝令暮改には決して外していけないポイントが2つあります。1つはその都度説明責任を果たすこと。もう1つは大きな軸をブレさせないこと。」だと語っています。
サイバーエージェントには、設立時から大きな目標があります。
それは「21世紀を代表する会社」になること。
これはたびたび藤田社長が口にしていることですが、サイバーエージェントという会社のビジョンだと言えます。
このビジョンが明確に定められていれば、基本的に会社経営を間違えることはありません。
例えばある新規事業を立ち上げる場合、「この事業によって21世紀を代表する会社になれるか?」ということを考えれば良いのです。
同じく、既存事業から撤退する場合、「この撤退によって21世紀を代表する会社へ近づくのか?」というのを自問自答すれば、自ずと答えが出てくるはずです。
情報処理は、一つにまとめることが大切だと思います。
藤田社長は、Eメールを情報処理の要として活用しているそうです。
具体的には、良いビジネスアイデアが浮かんだら自分宛にEメールを送信して、人から”読むべきおすすめ本”を聞いたら自分にEメールする、というやり方です。
実はたまたま私も全く同じやり方(Eメールを活用する方法)なのですが、どんなやり方をするにしても、早いうちに自分なりの情報処理方法を確立するべきだと思います。
会社は組織である以上、チームプレイが大切です。
コロナ禍においてテレワークが浸透しましたが、結果的に「原則出社」という状態に戻りつつあります。
やはり仕事はチームプレイなので、バラバラでは生産効率が低いということでしょう。
チームメンバーのまとめ方が知りたい人は、下の記事をご覧ください。