![千本倖生の名言集25選!第二電電(KDDI)を創業した起業家の言葉](https://www.sidebizz.net/blog/wp-content/uploads/2024/04/sennmoto-jpg.webp)
千本倖生(せんもと さちお)は、日本を代表する起業家として有名ですよね。
京都大学を卒業した後、電電公社(現在のNTT)へ入社し、1984年には京セラ創業者である稲盛和夫と一緒に第二電電(現在のKDDI)を共同創業しました。
そして1999年にはイーアクセス株式会社を創業し、2005年にはイーモバイル(現在のワイモバイル)を設立、2014年以降は株式会社レノバの代表取締役会長など、役員職を歴任しました。
2017年には公益財団法人である千本財団も設立しており、今は実業家というよりも社会還元や起業家育成に重きを置いているフェーズかもしれませんが、経営者やビジネスパーソンとしての手腕は疑いの余地がないので、今回は千本倖生の名言集をご紹介したいと思います。
千本倖生がどのようにして起業し、大成功を収めたかが端的に理解できるので、ビジネスに役立つ金言集を最後までご覧ください!
千本倖生の名言集まとめ
留学先のアメリカで感じたチャレンジ精神、フロンティアマインドは、当時私が勤めていた大企業の土壌にはないものでした。
千本倖生はNTTへ入社して半年でアメリカへ留学します。
しかし当時の留学はとんでもなく高かったので、試験を受けて無料で留学できる仕組みに合格したそうです。
その留学経験が「起業家として生きるきっかけになった。」と語っています。
どんな人の人生にも、少なくとも3回の大きなチャンスがあると私は考えています。
千本倖生の言うチャンスとは、「自分の人生を大きく飛躍させるチャンス」のことです。
このようなチャンスが訪れた時、それを掴み取れるだけの準備が必要なので、日々努力しましょう!
稲盛さん、電電公社に対抗できる民間の電話会社を作りませんか?
現在のKDDIは京セラ創業者の稲盛和夫と千本倖生によって創業されました。
それだけ聞くと、なんとなく稲盛和夫が主導したように感じますが、実は千本倖生が稲盛和夫を口説いたというのが実態です。
千本倖生はNTTの仕事で稲盛和夫と出会う機会があったので、元々胸に秘めていた事業プランを思い切って稲盛和夫にプレゼンしたところ、即答ではありませんでしたが、後日OKがもらえたのです。
その事業プランは「千本倖生は技術者なのでインフラ整備に注力し、そのインフラ整備に必要な資金300億円、向こう3年間で1000億円ほどの運転資金を稲盛和夫、SONY創業者の一人である盛田昭夫、ウシオ電機創業者の牛尾治朗など、複数の投資家に出資してもらい、さらに稲盛和夫には社長として第二電電の経営をしてもらう」という大胆なものでした。
このようなイチ民間会社が電電公社(現在のNTT)と戦おうという発想がそもそもブッ飛んでいますし、エンジェル投資が一般的ではなかった1984年頃の話しだと考えると、かなり大胆な提案ですよね。
稲盛和夫は既に京セラという大企業のCEOだったので、そのような人物を共同経営者として引き入れるなんて、素晴らしいアントレプレナーシップだと思います。
同じく「打倒NTT!」を掲げた起業家が、ソフトバンク創業者の孫正義です。
千本倖生と同じく偉業を成し遂げた経営者なのですが、その名言集は下の記事をご覧ください。
私は特に何も優れた能力を持たない、ごく平凡な人間にすぎません。
成功した秘訣について、千本倖生は「他の人よりもたくさん行動して、素晴らしい人たちとの出会いに恵まれただけ」だと語っています。
- 自分のミッション(使命)に目覚め
- 自分にしかできない「何か」を生み出し
- 世のため、人のために尽くす
これは起業するポイントについてまとめた金言です。
例えばこれまで人材紹介業に従事していた人が、いきなり飲食店を始めることは「自分のミッション(使命)」を遂行していないかもしれません。
なぜかと言えば、それは「自分にしかできないこと」ではないからです。
もし「自分のミッション(使命)がわからない…」という人は、これまでの人生(=点)を線にしてみてください。
そうすれば、おのずと自分のミッション(使命)が導けるはずです。
なぜかといえば、あなたの人生はあなた一人のモノ(=資産)なので、他の人が経験していないことがたくさん詰まっており、その人生経験を活かせるのはあなただけだからです。
これから独立・起業を目指す人は、この格言を参考にしましょう!
公平で健全な競争の実現のために、どうしてもライバル会社の存在が必要になる。
通信業界は日本電電公社(現在のNTT)の一社独占状態だったので、料金が高止まりしていて、ユーザーが不利益を被っていました。
そこで国はNTTの民営化を推進しましたが、それだけでおかしな状況が解消されるとは思えなかったので、千本倖生はファーストペンギンとして「一生安泰」だと言われていた大企業NTTを退職し第二電電の設立へと動いたのです。
しかしこの時、当時の社長に対して「私は退職してNTTのライバル企業を創業しようと考えています」というのを直接伝え、きちんと仁義を通したそうです。
このような仁義があったので、後々NTTは色々と協力してくれたらしいですが、この逸話を聞く限り、やはりビジネスは人間関係だということが良くわかります。
日本人は優秀な人材ほど大企業への就職を希望するが、アメリカ人は優秀な人間ほど独立起業を目指すと言われます。
実際の就職実態がどうかは知りませんが、アメリカのスタートアップ企業が多いことは事実だと思います。
その中でも特に有名な起業家が、PayPalやテスラモーター、スペースXなどを創業したイーロン・マスクですよね。
イーロン・マスクの名言集は下の記事をご覧ください。
私がよく若い人に言うのは、「旅をしろ」ということです。
別の国の文化や習慣を日本に輸入すると、それがビジネスシードになったりするそうです。
海外で「便利だ!」と感じたものは、きっと日本でも受け入れられるはずなので、このような感覚は大切だと思います。
建設に反対する一部の住民の方から、ぬかるんだ泥や石を投げつけられたこともありました。
通信インフラを整備するためには中継基地を建設したりネットワークセンターを建設しなければいけませんが、”通信”という目に見えないものを怖がる住民たちから、たくさんの反対運動を起こされたそうです。
このような苦労を乗り越えて、ようやく第二電電(DDI)は始動しました。
人生で起こる全てのことに心からありがたいと思い、他の人への感謝を伝え、形にして施す。
全てのものに感謝の気持ちを持つと、生き方が変わってきます。
長者番付の常連で、有名な実業家である斎藤一人は、それを「天国言葉」と呼びました。
詳しくは下の記事をご覧ください。