ソクラテスの名言集
ソクラテスといえば、誰もが知っている西洋哲学の開祖ですよね。
とにかく対話が大好きなので、ギリシャの街中で話ができそうな人を探して、毎日色々な人と対話していたそうです。
ソクラテスの名言から、生きる為のヒントを得ましょう!
友と敵がなければならぬ。
友は忠言を、敵は警告を与える。
他人から褒められることはあっても、叱ってくれる人は少ないはずです。
そのような戒めを言ってくれる存在は、生きる上でとても重要なのです。
賢者は複雑なことをシンプルに考える。
どんなに複雑な事柄であっても、必ず「核」と言える部分が存在します。
それを把握できれば、物事は意外とシンプルなことに気づくはずです。
妬みは魂の腐敗である。
他人の事を憎んだり羨んだりするのはやめましょう。
人を妬めば妬むほど、マイナス思考が自分の中に積もっていくのです。
金持ちがどんなにその富を自慢しているとしても、彼がその富をどんなふうに使うかわかるまで、彼を褒めてはいけない。
お金というのは単なるツールです。
それだけ持っていても、何も意味がありません。
どのように使うかが重要なのです。
嘘はいつまでも続かない。
いつまでも嘘をつき通すことができません。
いずれバレるので、早いうちに修正しましょう。
プラトンの名言集
プラトンは、ソクラテスに仕えた古代ギリシャ時代の人物です。
「哲学という学問はプラトンから始まった」と言っても過言ではないほど、現代においても大きな影響力を持っています。
代表作は「ソクラテスの弁明」ですが、個人的におすすめなのは「饗宴(きょうえん)」です。
饗宴を一言にまとめると「古代ギリシャ時代の飲み会で語られた恋話」です。
そう考えると読みやすくなるはずなので、もし興味がある人は一度読んでみてください。

優しくなりなさい。
あなたの出会う人々は皆、困難な戦いに挑んでいるのだから。
人間は自分だけが辛い思いをしているとか、自分だけが不幸だと考えがちですが、決してそんなことありません。
みんなそれぞれ人生という苦難に立ち向かっているのです。
よく練られた仕事は、半ば終わったようなものである。
これは準備する大切さを教えてくれる名言です。
事前準備によって、成功確率は大きく変わってくるのです。
嫉妬深い人間は、自ら真実の徳を目指して努力するよりも、人を中傷するのが、相手を凌駕する道だと考える。
世の中には、人の足を引っ張る人間が一定数存在します。
これは事実なので、そのような人とは距離をおきましょう。
笑いの実は青いうちに摘んではならない。
これが哲学者プラトンの名言とは思えませんが、意外とお笑い好きだったのかもしれませんね。
好機とは、何かを受け入れたり、何かを成すべき唯一の一瞬をいう。
人生には必ずチャンスが訪れます。
それは一瞬なので、絶対逃さないようにしましょう。
アリストテレスの名言集
アリストテレスの師匠は、前述したプラトンです。
その師匠を超えるような実績を残したアリストテレスは、古代ギリシア時代の哲学者ですが「万学の祖」と呼ばれています。
代表的な著書である「ニコマコス倫理学」の中で、中庸(ちゅうよう)を勧めているので、もし気になる人は一度読んでみてください。

人に従うことを知らないものは、よき指導者になり得ない。
この名言の言いたいことは「他人の気持ちを知れ」ということだと思います。
部下、後輩という地位になったことがない人は、その人たちの気持ちが分からないので、適切なマネジメントができないのです。
もしマネジメントに悩みがある人は、P・F・ドラッカーの「マネジメント」を読んでみてください。

人は繰り返し行うことの集大成である。
だから優秀さとは、行為でなく、習慣なのだ。
「習慣」という言葉を使うのでややこしいですが、この名言が伝えたいことは「点と点は線になって繋がる」ということです。
今までやってきた行為全てが、その人自身を形成するのです。
手は、道具の中の道具である。
どんなに優秀な道具だったとしても、自分の手にはかないません。
道具はある一定の分野で力を発揮しますが、手は万能です。
そのような万能アイテムを常に身に付けていると考えれば、色々なことにチャレンジする勇気が湧いてきますよね。
物事を学ぶのに、決まった方法はない。
「万学の祖」と呼ばれたアリストテレスらしい名言ですよね。
何でもルールを気にする人がいますが、学ぶことに関しては意欲さえあればOKなのです。
「垣根」は相手が作っているのではなく、自分が作っている。
お互いわかり合うためには、垣根を取り払って本音で話し合わなければいけません。
そのために、まず自分が相手のことを信頼しなければいけないのです。
勤勉なる者も怠惰なる者も、人生の半分は大差なし。
なぜならば、人生の半分は眠っているからなり。
人生80年と考えた場合、40年近くは眠っているだけなのです。
そう考えると、残り40年をどう過ごすかが成功の分かれ目になってきそうですね。
ルキウス・セネカの名言集
セネカは第5代ローマ皇帝ネロの幼少期に家庭教師をしていたことでも知られていますよね。
哲学者としてはストア派に該当するので、個人の道徳的・倫理的幸福を追求しました。
怒りは道楽よりも悪質である。
道楽は自分一人で楽しめますが、怒りの感情は他人の苦痛によって楽しむ行為なので、セネカは「悪質である」と言ったのです。
我々は短い人生を授かったのではない。
我々が人生を短くしているのだ。
「人生は短い」という言葉を聞いたことありますよね。
確かにあっという間に歳をとってしまいます。
その中身を濃くするか薄くするかは自分次第なのです。
誰もが、他の誰かのために、使い潰されているのだ。
「使い潰す」という表現はネガティブに聞こえますが、他の誰かのために貢献することが人間として生きる意味なのです。
これは社会の仕組みを端的に表現した名言だと思います。
未来のことは、運命の思い通りにさせてやれば良い。
未来はコントロールできません。
コントロールできるのは今現在だけです。
それであれば、未来を不安がったり、考えることは無駄なことだと思います。
先延ばしは、人生最大の損失なのだ。
やるべきことを先延ばしにするのは、毎日を無駄にすることと同義です。
今やるべきことであれば、すぐに取り掛かりましょう!
他のセネカの名言集は下の記事をご覧ください。
まとめ
ここまで世界の哲学者の名言集をご紹介してきました。
どの人も「賢者」や「哲人」と呼ばれた人ばかりなので、学ぶべき部分が多かったはずです。
ぜひこの中からお気に入りの言葉を探してみてください。