
フルコミッションで働きたい人が年々増えています。
この背景には個人がエンパワーメントされるようなサービスの登場がありますが、個々人にも「雇用先の企業に依存する生き方から脱出したい!」という気持ちがあるはずです。
そこで今回はフルコミッションセールスにフォーカスして解説していきたいと思います。
フルコミという働き方をきっかけにして独立起業する方法や、副業にする方法まで幅広く解説していきます。
>>フルコミ案件が多数掲載|side bizz(サイドビズ)
目次
フルコミッションセールスとは?
フルコミッションセールスとは「完全出来高制」や「完全歩合制」で働くことです。
仕事にかけた日数や時間ではなく、仕事の成果にのみにフォーカスして、それに見合った報酬を得られるのが特徴的です。
つまり、労働集約型の働き方ではないのです。
仕事の結果だけにフォーカスされるので、大きな成果が出せれば、1ヶ月で100万円、200万円を得ることも決して不可能ではありません。
ですが、結果がでない場合は報酬ゼロというケースもあるので、ハイリスクハイリターンの働き方だと言えます。
フルコミッションの雇用形態とは?
フルコミッションでは成果を重視しているため、営業や販売など仕事の成果がわかりやすい業務で使われています。
逆にチームでシステムを作る技術職、事務職などは、個人の成果が判断しにくいのでフルコミッションとの相性があまり良くありません。
フルコミッションの雇用形態はインセンティブ制度と似ていますが、この2つは全く違う仕組みになります。
インセンティブ契約は「基本給(固定給)+出来高」で構成されるのに対し、フルコミッションは出来高のみで給料が決まるのです。
つまり、成果に関係なく支払われる基本給がない分、出来高の上がり幅が大きくなっているのです。
よって、優れたスキルを持っている場合は、インセンティブ契約よりも稼げるはずです。
フルコミッションの仕事内容
フルコミッションの雇用形態は、企業の正社員と交わすような雇用契約ではなく「業務委託契約」というやり方になります。
業務委託契約では、営業活動や商品の宣伝活動など、委託者である企業が行っている業務の一部を受託者が代わりに行うのです。
その業務内容は様々ですが、セールスの場合には以下のような仕事があります。
- 見込み顧客のトスアップ
- テレアポ代行
- 電話営業でのクロージング
- DMを届けるポストイン営業
- 飛び込み営業
- 既存顧客へのクロスセル営業
- お客様のフォローアップ営業 etc.
上記はあくまでも一例ですが、これ以外にもたくさんの仕事があります。
この契約を委託者である企業と、受託者である個人事業主という関係性で締結するのです。
一見すると販売代理店契約に似ていますが、受託者の氏名を全面に出して仕事する販売委託契約に対して、フルコミッション営業の場合は、あくまでも企業(委託者)の営業代行(受託者)として仕事する側面があります。
なので、フルコミ営業の場合には、委託者の名刺(企業名など)を持って営業活動することになるのです。
また、正社員の場合は働く場所が決まっていたり、労働時間は午前9時から午後6時までなど、細かく決まっています。
これに対して、フルコミッションセールスは成果に対して報酬が支払われるので、働く時間や場所が制限されません。
ある程度自由な働き方が許容されているフルコミッション制度ですが、クライアントが満足する成果が挙げられないと、途中で契約解除されてしまうリスクがあるので、注意が必要です。
フルコミ商材(仕事)の探し方
営業力に自信がある人であれば、フルコミッションセールスという働き方は、とても魅力的に映るでしょう。
それでは、フルコミッションセールスの仕事はどのように探せば良いのでしょうか?
基本的には正社員のお仕事情報を探すように、フルコミッションの仕事も求人情報に記載されています。
なので雇用形態をみて、フルコミッション希望者を募集している企業に対してまずはエントリーしてみましょう。
案件数は少ないですが、アルバイト雑誌にもフルコミッションの求人情報が多少あるので、そちらもチェックしてください。
ただし、正社員もアルバイトも本質的には業務委託契約ではないので、求人情報を閲覧するユーザーとのミスマッチが起こっています。
そんな時に便利なのが、フルコミ案件に特化した求人サイトです。
代表的なサイトは以下の二つだと思います。
フルコミッションセールスの仕事はハイリスクハイリターンなので、そもそも希望する人が少ない働き方です。
そのような背景があるので、正社員の求人情報と比較して、求人している数がそれほど多くありませんが、上記の専門サイトであればたくさんのお仕事があります。
日本経済は長期停滞している状況なので、コスト削減の影響でフルコミッションの求人数が確実に増えています。
フルコミッションに業務の一部をアウトソーシングすると、自社スタッフを減らすことができるので、それが経費削減に繋がります。
よって、企業側には大きなメリットがあるのです。
企業によっては「商品開発力は高いけれど営業力はあんまり…」というケースもあるので、「セールスはフルコミッションに委託して、自分達は製品開発に専念しよう!」という戦略もアリなのです。
フルコミから起業しよう!
フルコミッションと聞くと、なんとなく「個人事業主」をイメージすると思います。
しかし実際には、会社員が副業フリーランスとして、フルコミ営業することもできるのです。
この場合には、安定的な給料もらいつつ、フルコミ営業でガッツリ稼ぐこともできます。
なぜそのような働き方が選ばれるのかと言うと、フルコミッションセールスを兼業すれば、起業しやすくなるからです。
やはり、いきなり会社を辞めて独立起業することはとてもリスクが大きいと思います。
そのリスクを軽減するために、複業(パラレルワーク)という働き方が選ばれているのです。
とはいえ、「副業なのにガッツリ稼ぐことなんてできるの?」と考える人は多いと思います。
結論から言ってしまうと、営業系の仕事であれば、たとえ副業だったとしても結構稼げます。
この辺りを次で詳しく解説していきたいと思います。
フルコミ副業にはどんな仕事がある?
代表的なフルコミッションの副業は「リファラル営業」だと思います。
リファラル営業とは紹介営業を意味する言葉なので、営業職の人であれば知っている人も多いはずです。
リファラル営業の業務内容は、見込み顧客をトスアップするだけので、とても簡単なことが特徴です。
例えば、あなたはコピー機を売るセールスパーソンだったとします。
しかし、お客様にはコピー機の購入ニーズがなく、あえなく失注してしまいました。
その後、色々なコミュニケーションをする中で、お客様から「ホームページを作り直したい!」というニーズを聞き出しました。
そんな時に便利なのがリファラル営業なのです。
自分達ではホームページ制作の提案ができないので、それを専門にやっている外部のパートナーに見込み案件として繋いでしまえば良いのです。
あとは提携している外部パートナーがきちんと提案してくれるので、自分達は特にやることがありません。
この副業をやるために重要なことは、見込案件の紹介先(=外部パートナー)を探すことです。
しかし現代ではリファラル営業サイトがあるので、簡単に外部パートナーを探すことができます。
サイト上には様々な企業が紹介者を募集しているので、そこで気になった求人情報にエントリーして、仕事内容や報酬条件を確認するだけです。
求人企業にとって紹介者は新規リード獲得の一手段になっています。
つまり、紹介者がたくさんいると、見込客探しがラクなのです。
これは双方にとってメリットのある仕組みなので、まずはリファラル営業を副業にしてみるのも良いでしょう。
リファラル営業であれば終業後の隙間時間や土日祝日など、休日の稼働でも十分だと思います。
まずは月10万円稼ぐことを目標に頑張ってみましょう。