ショーペンハウアーの名言集
ショーペンハウアーは、感情や欲望が世界を形成していると考えていました。
その結果、お互いの感情や欲望がぶつかり合い、全ての人々が絶望感を抱えて生きていると考えたのです。
つまりショーペンハウアーは「生きることは苦しいのが当たり前」という前提に立っていたのです。
そのような前提に立った上で、どうすれば幸せに生きれるかを追求した人物がショーペンハウアーです。
全ての人間は、他人の中に鏡をもっている。
人間は他人と関わらず生きていくことができません。
- 他人からどう見られているか?
- 人からの評価はどうなのか?
というのを常に考えているのです。
我々は他の人達と同じようになろうとして、自分自身の3/4を喪失してしまう。
3/4という数字の根拠は知りませんが、この考え方は確かに正しいと思います。
社会性を求める上で、他人と協調性を持つことは必要不可欠だと思います。
その作業の中で、自分の主体性は失われていき、他人と歩幅を合わせられる人が良しとされてしまいます。
富は海水に似ている。
飲めば飲むほど乾く。
物欲は限りがありません。
有形の資産を求め続けても、キリがないのです。
人生を豊かにして、幸せになるためには、無形資産(人脈、経験、能力など)を求めた方が良いと思います。
熟慮を重ねることによってのみ読まれたものは、真に読者のものとなる。
ショーペンハウアーは下のようにも言っています。
「食べ物は食べることによってではなく、消化によってわれわれを養うのである。」
つまりどれだけ内容を噛み砕き、どれだけ内容を消化できるかによって、読書の質は変わってくるのです。
推理する能力を持っている人はたくさんいるが、判断する能力を持っている人は少ししかいない。
推理は結果から導き出すので、リスクを伴いません。
しかし判断には不確実性があるので、リスクを伴うのです。
人生の幸福にとっては、我々のあり方、すなわち人柄こそ文句なしに第一の要件であり、最も本質的に重要なものである。
人柄というのは抽象的な言葉かもしれませんが、もう少し突っ込んだ話をすると「誠実さ」だと思います。
常に「誠実さ」だけは貫きましょう!
運命がカードを混ぜ、我々が勝負する。
この言葉はギャンブラーっぽい名言ですよね。
自分にできることは、与えられたカードだけで勝負し、人生を勝ち抜いていくことなのです。