樹木希林(きききりん)といえば、数々のテレビドラマや映画、舞台などで活躍していた、日本を代表する大女優ですよね。
ご主人であるロックミュージシャンの内田裕也さんも有名でしたが、その人物像は「自由奔放」「自然体」という言葉が似合う女優さんだったので、数多くの名言を残しています。
そこで今回は、樹木希林の名言集をご紹介したいと思います。
ありのままの自分を貫き通して、実績を出し続けた大女優から、人生の教訓を学びましょう!
樹木希林の略歴
1943年に東京都で生まれ、1961年に文学座へ入ります。
その時には「悠木千帆」の芸名で女優業をスタートさせますが、後にテレビ番組のチャリティオークションでその芸名を売却、樹木希林と改名します。
1970年代には「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」「ムー」などへ出演して、大人気となりました。
2008年には紫綬褒章、2014年には旭日小綬章にも選ばれ、2018年9月15日に75歳で逝去しました。
樹木希林の名言集まとめ
私は人間でも1回、ダメになった人が好きなんですね。
これはとても共感できる名言だと思います。
失敗(=ダメ)というのは、人間を成長させてくれます。
なので、たくさん失敗してきた人は、とても魅力的に映るそうです。
どの夫婦も、夫婦となる縁があったということは、相手のマイナス部分が必ず自分の中にもあるんですよ。
樹木希林の夫は内田裕也ですが、個人的には「なかなか個性の強い二人だなぁ」と感じていました。
しかしこの名言を見た時、なんとなくしっくりきましたw
自分で壁を作って閉じこもっている若い人はいっぱいいる。
閉じこもっている人は、自分で自分のことを生きにくくしているそうです。
樹木希林は「壁なんてない」と語っています。
心のこうべを垂れて、相手に接すると、案外通じるものだなって。
心の中身は、その人の態度や言葉に表されます。
何事も『相手に感謝する気持ち』で接すれば、きっと人間関係はうまくいくと思います。
幸せに生きるコツを求めている人は、下の記事をご覧ください。
人間にはどんなつまらないことでも「役目」というのがあるの。
仕事において、不遇な瞬間はきっと誰にでも訪れると思います。
しかしそこで腐らずに「どうすれば自分の役割を全うできるか?」「何か得られるモノはないのか?」と前向きに考えた方が良いと思います。
人間なんて正しくないんだから。
これは「自分の意見は正しい」と思い込んでしまう人に伝えたい名言No.1です!
主人が好きか嫌いか、わからないうちに別れるなんて、そんないい加減なことないでしょ。
樹木希林には、内田裕也から離婚届を提出され、それを拒否したという過去があります。
これはその時に言った”名言”なのですが、確かにその通りですよね。
たとえ夫婦だったとしても、たかだか数年一緒にいただけで、相手の事が全て理解できているはずありません。
樹木希林という人間の”個性”が如実に表現された言葉だと思います。
誰かに添って生きるって、人間が成熟していくために必要なことだと思うの。
この名言では「成熟」と表現していますが、これは人間が幸せになる方法について語った名言だと思います。
人間は他の”誰か”を喜ばせる為に生きているのだと思います。
無理をして、嫌な思いをしてまで結婚という形にこだわらなくてもいいのかもしれない。
これは2016年の名言ですが、なんとなく時代が追いついてきた感じがありますね。
もはや”結婚”というのは旧態依然の仕組みなので、新時代に合わせて、そろそろ仕組みを変える時期なのかも知れません。
ああするべきだ、こうしちゃいけない、ああしちゃいけないというものの中からは、人は育たない気がする。
人を育てる有名な格言には「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。」というのがあります。
これは連合艦隊司令長官「山本五十六(やまもといそろく)」の名言なのですが、詳しく知りたい人は下の記事をご覧ください。
結婚すれば苦労もする。
嫌な思いもする。
結婚生活は決していいことばかりではありませんが、それを補うに足りるだけの”幸せ”が待ち受けています。
個人的には『結婚推奨派』なので、独身の人には結婚をおすすめします!
家は女がしっかりしないとダメ。
カカア天下くらいでちょうどいい。
樹木希林は、「逆境に遭うと、男の人は意外とヘロヘロになる」と語っています。
子供にも孫にも、ものを買ってあげたことがないの。
今まで一個も。
樹木希林は、世間的に見た場合『富裕層』だと思いますが、どうやら子供を甘やかす真似はしなかったみたいですね。
樹木希林は子供にも家事を一緒にさせて、パンツも自分で洗わせるなど、自分のことは自分自身にやらせていたそうです。
女優業には執着も未練もありません。
これは亡くなる直前の2018年に話した言葉です。
樹木希林は薬剤師になろうとしていましたが、足を骨折して大学受験ができなくなったので、仕方なく目にした劇団研究生に応募したそうです。
本人は「たまたま」と語っていますが、その「たまたま」が繋がって、見事に”1本の線”となりましたよね。
これが”人生”なのだと思います。
創造の「創」という字は「きず」という字なんですよね。
絆創膏の「創」っていう字なんですよ。
やっぱり、ものをつくるっていうのは、ものを壊してつくっていくことなのね。
これはイノベーション(創造)について語った名言です。
イノベーションとは「創造と破壊」なので、古いものをぶち壊して、新しいものを創り出します。
だからこそ「苦難の道」だと言われるのですが、イノベーターの覚悟は生半可なものではありません。
起業家の志を知りたい人は、下の記事を参考にしてください。
決して役者は適職ではないと思っています。
樹木希林ほどの大女優が「役者は適職ではない」と言うのは目から鱗ですね。
世の中には「天職」という言葉もありますが、この辺りを知りたい人は下の記事をご覧ください。
私は人のことを嫌いなんです、煩わしいから。
だから友達もいない。
樹木希林という人物を知っていれば、この名言は「印象通りだなぁ」と感じるはずです。
でもその反面「人間にはものすごく興味がある」ので、「”ものづくり”をしたい!」という情熱はあったそうです。
本当に自然体でテレビ出演していたんですねw
時代の風は考えないの、なるべく。
これは樹木希林の”生き様”を表した言葉だと思います。
ナチュラルな生き方を追求しながら、常に自然体で演じていた印象通りですね。
可能性はあるだろうけど、そのための努力をしようとは思わない。
これは2005年の名言です。
自分の可能性は感じたそうですが、そのために努力をして、わざわざ自分を変えようとはしなかったそうです。
まさに「上善水の如し」という感じですね。
私は絵の具の一つの色。
ドラマや映画の監督は、様々な演者(=色)を活かしながら、最高の作品に仕上げることが仕事です。
これと同じことをダイキン工業CEOだった井上紀之も言っていたので、その名言集は下の記事をご覧ください。
時が来たら誇りを持って脇にどくの。
これは引き際について語った名言です。
誰もが「まだやれる!」と頑張ってしまいますが、樹木希林は「それだと若い人の邪魔になるだけ」と語っています。
自分の好きなことをやって生きられるというのは、大変な感謝のこと。
役者業は”適職”ではなかったみたいですが、やっぱり役者業は好きだったみたいですね。
覚悟っていうのをすると気楽ですよ。
チャレンジするには勇気がいります。
勇気を持つには覚悟が要ります。
覚悟を持つと行動できるようになります。
行動できれば人生が変わるはずです。
幸せというのは「常にあるもの」ではなくて「自分で見つけるもの」。
他人の価値観に振り回されるのではなく、自分の人生を歩きましょう!
少なくとも美人女優とはいう枠には入らない。
樹木希林の自己評価は「ミスしてできた顔」というものです。
しかしそのミスを受け入れて、「なんとか活かせるように努力してきた結果、生き残ることができた」と語っています。
「もっと、もっと」という気持ちをなくすのです。
欲をなくせば、人間は解放されるそうです。
心穏やかにしたい人は『相田みつを』の名言集をご覧ください。
「いつか死ぬ」じゃなくて「いつでも死ぬ」という感覚なんです。
人間は「今日死ぬ」「明日死ぬ」くらいの感覚で生きるのが正解だと思います。
それを実践していたのが、Apple創業者のスティーブ・ジョブズです。
ジョブズの真意を知りたい人は、下の記事をご覧ください。
嫌な話になったとしても、顔だけは笑うようにしているのよ。
笑顔は「全てをポジティブにしてくれる」と言われています。
どんな時でも”笑顔”だけは絶やさないようにしましょう!
失敗したらね、そこからスタートなの。
人生山あり谷ありなので、あまり深く考えずに、前向き思考で生きた方がいいと思います。
本物だからって世の中に広まるわけじゃないのよ。
これは努力する勇気をくれる名言だと思います。
もし正しい努力が報われなかったとしても、それは時間が解決してくれるかもしれません。
子供の時に他人と比較する無意味さを知ったので、受賞してもしなくても、何とも思わない。
これは日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した時のコメントです。
他人と比べてどうこうという話ではなく、「各々が自分の個性を出し切ればいい」ということだと思います。
この考え方はアドラー心理学と似ているので、気になる人は下の記事を参考にしてください。