
与謝野晶子は、日本の歌人であり作家であり評論家だった女性です。
1901年に出版された歌集「みだれ髪」は教科書にも出てくるので、とても有名ですよね。
しかし「どのような人物なのか?」というのは知らない人が多いはずです。
そこで今回は、与謝野晶子の名言集をご紹介したいと思います。
この名言集を見れば、与謝野晶子の考え方や人物像が理解できるはずなのでぜひご覧ください!
与謝野晶子の名言まとめ
あなたの本棚を豊かにしてください。
与謝野晶子は”文化人”なので、やはり読書を推奨していたようです。
しかしある特定分野の本だけに偏るのではなく、「文学だけでなく、倫理学、哲学、経済、女性問題など、あらゆる分野の本を読むことが大切」だと与謝野晶子は語っています。
人の心を鈍らせる第一のものが記憶です。
与謝野晶子曰く、「記憶力が良いというのは、そのぶん感動する心を削いでしまう」そうです。
例えば、初めて見た美しい景色は感動しますよね。
しかし記憶力が良すぎると、その光景をインプットしてしまうので、再び感動することができなくなってしまうのです。
なので与謝野晶子は「吸収したものが自分の血となり肉となれば、すぐに忘れてしまうのがいい」と語っています。
学校を卒業すると本とほとんど縁がなくなるのは、人としての成長が止まるようなものです。
これは本当にその通りだと思います。
読書というのは「最も効率の良い投資」だと思うので、日々怠らないようにしましょう。
私が親しみを抱いているのは、平安時代の中流階級に生まれた女性たちです。
なぜかといえば「自発的に学び、自己を教育したから」だそうです。
やはり与謝野晶子は「学び」というものに重きを置いているようですね。
私の言う知力とは、知識の量ではなく、物事に対する理解力を意味します。
これは地頭の良さについて語った名言だと思います。
地頭がいい人の特徴について知りたい人は下の記事をご覧ください。
常識が不足しているのも困りますが、それがあまりありすぎて、肥満した人の心臓が脂肪過多で圧迫されるように、人間の命である想像力を萎縮させてしまう結果になっては困ります。
常識を重要視しすぎると、全く進歩できなくなります。
特にビジネスにおいては『常識を疑う』ことが重要だと思います。
画一主義の弊害は、大学よりも、小学校において際立っていると感じます。
与謝野晶子は、「小学校でも必修科目と任意科目を設けて、生徒自身の好き嫌いや得意不得意で選択できるようにするべき」だと語っていました。
与謝野晶子は1900年頃に活躍した偉人ですが、かなり先進的かつ現代的な考え方だったみたいですね。
創造は、過去と現在を材料として、新しい未来を発明する能力です。
創造力は個人に依存しますが、この能力があるからこそ人間は発達でき、進歩できるそうです。
各個人には『それぞれの創造力』があるはずなので、それを思う存分発揮させましょう!
人間は何事にせよ、自己に適した一能一芸に深く達してさえいれば良いのです。
これはつまり「プロフェッショナルであれ」ということですね。
周りと比較する必要などないので、自分独自の個性や長所を磨き続けましょう!
人は芸術があるので心が広げられ、人生を2倍豊かに生きることができます。
芸術というのは人間の創造性を爆発させ、それを表現するためのアプローチ方法です。
これは人間独自の特徴だと言えますが、個人的に大好きな芸術家 岡本太郎の名言集もぜひご覧ください。
労働は衣食のための金銭を得るためのものばかりではなく、個性を自由にかつ豊富に発揮して、人類が相互に連帯する世界の完成に貢献するためのものです。
お金を稼ぐだけの労働は虚しいと思います。
本質的な労働の目的とは「他人に貢献すること」なので、まさに与謝野晶子の言葉の通りだと思います。
私たちは愛を売り、良心を売り、知識を売って物資の購入に充てています。
これは”仕事”を表現した言葉なのですが、なんか詩人ぽくて素敵な表現ですよね。
個人的には大好きな表現です。
金銭は生活するための一つの手段です。
「お金を稼ぐ」ことを目的にしてはいけません。
お金は単なるツールなので、まずはその概念を理解した方が良いと思います。
詳しく知りたい人は下の記事をご覧ください。
人間は機械ではありません。
労働は商品ではありません。
与謝野晶子はこのように主張しますが、「労働も商品になる」と主張したのが経済学者のカール・マルクスです。
どちらが正しいかは置いておいて、ビジネスパーソンはマルクスの主張する経済理論を知るべきなので、詳しくは下の記事をご覧ください。
あえて冒険しなければ、進歩はありません。
リスクを取るからリターンが得られるのだと思います。
人間は動物のように単に「生きる」というものではなく、「よりよく生きよう」とするところに特徴があります。
これは正しい人生に導いてくれる名言だと思います。
動物と人間の違いをきちんと理解しましょう!
失敗も過失も、若い人にとっては自分を鍛錬することの一つです。
失敗を恐れる必要はありません。
それが血となり骨となるので、積極的にチャレンジしましょう!
流れる水が腐らないように、何かにつけて新しく心が動き、身体が働くというのは、人を生き生きとさせます。
水は留まると濁っていき、最終的に腐りますよね。
人間も同じだということです。
男とか女とかいう性別でもって、人間としての価値を差別する思想は、全く道理に合わないものだと思っています。
与謝野晶子は女性なので、特に女性の自立を提言していました。
その中には『女性の経済的な自立』も含まれていましたが、「全ての女性は就労するべきであり、専業主婦などもってのほかだ」と主張したのです。
その理由は、専業主婦は夫の経済援助があって成り立っているからです。
さらに社会に対する貢献度も低いので、昔は当たり前だった”専業主婦”という考え方を見直そうとしたのです。
考える人になるというのは、イチから創造することです。
創造こそが、一番の社会貢献だと思います。
なぜかといえば創造とは「古いものを破壊する」からです。
非合理的な仕組みや時代に合わないモノを破壊して、現代に合った仕組みに作り変えることが『創造』なのですが、それを追い求めているのが起業家という人たちです。
起業家の名言集は下の記事をご覧ください。