紹介制度は多くの企業で活用されていますが、全ての企業が紹介制度をビジネス活用できているわけではありません
しかし、この仕組みはビジネスを加速させる可能性を秘めているので、出来る限り活用した方が良い仕組みだと思います。
そこで今回は、紹介制度を利用して”知人・友人”や”正社員”を紹介して貰う仕組み作りについて解説していきたいと思います。
これから紹介制度を活用したい人は必見の内容なので、ぜひ参考にしてください。
紹介制度とは?
日常生活をしていれば「紹介制度」という言葉を一度くらい耳にしたことがあると思います。
紹介制度は大手企業から中小ベンチャー企業まで、幅広いビジネスシーンで活用されている営業手法で、その役割は多岐に渡っています。
ただ大きく分類すると以下の2種類に集約されるので、まずはこのあたりについて解説していきたいと思います。
- 新規開拓に活用
- 人材採用に活用
①新規開拓に活用されている
営業活動する場合には、「新規開拓」が最重要課題とされているはずです。
見込み顧客を探すのはとても大変な作業なので、様々なやり方を試しては失敗するという繰り返しだと思います。
その大変さは営業パーソンであれば誰もが一致するところなので、営業現場にとって新規開拓営業は大きな負担になっています。
そんな時には、ぜひ紹介制度を活用してみてください。
ゼロベースで新規開拓しようとすると、どうしても商談に至るまで時間が掛かりますが、知人&友人から紹介された場合にはとても簡単に商談セッティングすることができます。
このような営業スタイルは「紹介営業」と呼ばれており、とても効率的なやり方だと言われています。
なので、紹介制度は多くの企業で新規開拓営業に活用されていて、「最も費用対効果が高い!」と言われるほどなのです。
企業によっては「お友達紹介制度」という名称で展開している場合もありますが、内容は紹介営業に変わりありません。
紹介者は知人友人に限らないので、既存顧客や取引先から見込み客を紹介されるケースもあります。
そういった観点では、紹介者の数を多くすればするほどビジネスチャンスが広がることになります。
➁人材採用に活用されている
紹介制度は採用活動にも活用されています。
人材採用する場合には、リクナビやマイナビなどの求人媒体を活用したり、人材紹介会社を使って優秀な人材を探すと思いますが、それらのやり方はどれもコストがかかりすぎます。
また、せっかく採用した人材が辞めた場合、コストだけ支払うことになるので非常に無駄が多いのです。
なので、決して理想的な採用方法ではないと思います。
それに比べて知人・友人、又は現役社員から紹介された人であれば、離職率が下がりつつ、採用コストもかかりません。
新しく入社した会社に知人・友人がいるだけで、社員の離職率は著しく低下すると言われています。
確かに職場で孤立することがなくなるので、その方が働きやすいですよね。
そして採用コストが下がることも特徴的です。
例えば一人当たり採用するのに100万円の予算を考えていた場合、10人採用すると1,000万円になると思います。
しかし、紹介制度で人材採用した場合、この一千万円の採用コストがゼロになるのです。
この仕組みは「縁故採用」なんて呼ばれる時代もありましたが、少しずつカタチを変えながら今なお存続している昔ながらの人材採用手法なのです。
特に欧米ではこの紹介制度を介した採用活動が一般的になっていて、人を介す紹介の方が優秀な人材を獲得できるとも言われています。
「リファラル」とも呼ばれている
紹介制度は古くからある仕組みですが、近年は「リファラル」とか「リファーラル」とも呼ばれています。
リファラルは英語のreferralを語源にしていますが、”推薦”とか”紹介”という意味合いがあります。
つまり紹介制度と同じ意味なのですが、「横文字の方がカッコイイ!」ということで、ベンチャー企業では「リファラル」という言葉の方が多用されているのです。
その主な活用方法には「リファラル採用」や「リファラル営業」があるので、以下に代表的な支援サービスを記載しておきます。
リファラル採用サービス:MyRefer
リファラル営業サービス:side bizz(サイドビズ)
これから紹介制度を活用しようと考えている人にとっては画期的な方法だと思われがちですが、実は古くから活用されている手法が”紹介制度”になります。
なので、紹介制度は決して裏技ではありません。
例えば外資系の会社では、採用活動にリファラルが活用されていますし、営業現場では古くから紹介営業が行われています。
特に営業現場で活用されているリファラル営業は、一般的な代理店制度なので「紹介店」や「取次店」と呼ばれて親しまれています。
もしリファラル営業について詳しく知りたい場合には、下の記事をご覧ください。