
業種業態によって営業職が持ち歩くアイテムは変わってくると思います。
しかし、どうせ持ち歩くなら「こだわりのアイテム」をチョイスしたいですよね。
そこで今回は、一流営業マンを目指す人が持ち歩くべき営業アイテムについて解説していきます。
目次
一流営業マンの持ち物
トップセールスマンになる為には、営業スキルやテクニックが高いだけでは足りません。
営業マンが提案する製品サービスも大切ですが、それを提案する営業マンの人柄も大いに重要だと思います。
パッと見の清潔感や全体的な服装、ちょっとした仕草にもその人の人間性は表れます。
トップ営業マンには普通の人と違った高いレベルの教養も求められます。
他のビジネスパーソンとは異なる視点を持ち、幅広い分野において知識を習得しているのです。
そしてそれは、いつも持ち歩いている持ち物にも表れてくるはずです。
この記事では、売れる営業マンはどのようなアイテムを持ち歩き、営業活動に活かしているのかを確認していきたいと思います。
営業資料を大切にしよう!
営業マンの最も重要な持ち物の一つに「提案資料」があります。
営業する製品サービスの概要が記載されている資料なので、セールスパーソンの武器とも言えます。
見込み顧客に提示する大切な資料なので、営業マンにとっては一番の仕事道具ですよね。
営業資料は、テニス選手でいうところのラケットであり、野球選手ならグローブに該当すると思います。
なので資料が皺になっていたり、汚れていないよう常に気を配って大切に取り扱いましょう。
たとえ一枚のチラシであろうとも、大切な資料には変わりありません。
お客様に手渡すまでクリアファイルに入れたり、情報を更新して最新版に保つなど、メンテナンスも欠かせません。
提案資料を丁寧に扱えない営業パーソンは、トップセールスマンとは呼べません。
資料を入れるファイル一つでも、様々な種類のファイルが発売されています。
しっかりした作りのクリアファイルや、枚数が多い場合でもしっかりと保護をしてくれるタイプなど、資料の厚さで選ぶこともできます。
資料を入れるファイル一つでも、そこから新たな話題(話のネタ)が広まることもあるはずです。
トップセールスを目指すなら、営業に使えるものは何でも活用していきましょう。
営業の七つ道具とは?
営業職は臨機応変に対応することが求められるため、持ち物が多くなる傾向にあります。
しかし、なんでもかんでも持って歩けば良いという訳ではなくて、戦略的に持ち物を選ぶべきだと思います。
ここでは営業職の7つ道具と言えるアイテムをご紹介していきます。
①ボールペン

例えば、営業マンにとって絶対に欠かすことができないのが、筆記用具であるボールペンやノートです。
営業現場でメモを取ったり、お客様にサインしてもらうなど、字を書くタイミングは意外と多いものです。
相手がペンを用意することもありますが、ポケットからさっと自分のボールペンを取り出すことができれば、スマートな営業マンとして印象付けることができます。
ここでどのようなボールペンを持つかは非常に重要なポイントだと思います。
もちろん、100円均一で売っているような、おまけレベルのボールペンではいけません。
しっかりしたデザインで重みのあるボールペンが良いでしょう。
詳しくは下の記事をご覧ください。
➁営業ノート
また、ボールペンとセットで小さめノートも持ち歩くようにしましょう。

お客様から次回の宿題を出された場合、記憶力の良い人は頭の中で整理整頓できてしまいます。
それ自体は素晴らしいことですが、それを見たお客様の印象はどうでしょうか?
その様子を見ていたお客様は「メモを取らないで忘れないのか?」と不安になったり、「適当な人だな」という悪い印象を抱く可能性があります。
会社で上の立場の人はイメージできると思いますが、自分の言ったことを部下がメモする様子は一生懸命さが伝わりますよね。
逆に、自分の言ったことを一切メモせずに、頭で記憶するような人は、たとえ優秀だったとしても相手に一生懸命さが伝わらないので損していると思います。
営業現場もこれと同じなのです。
たとえ頭で記憶できることだとしても、自己演出の一部として営業ノートを取り出して書く習慣をつけましょう。
これをするだけで、お客様の印象は180度変わるはずです。
営業ノートは小さめでも構わないので、バッグの中に一冊は忍ばせておく方が無難だと思います。
営業ノートについては下の記事をご覧ください。
➂電卓
営業現場では見積もり金額を提示するので、電卓も持ち歩きましょう。
たとえ暗算が得意あったとしても、口頭で見積もり金額を伝えられるのと、電卓を見せられて数字を提示されるのでは相手の印象が全く違います。
また、細かい数字だった場合、計算ミスすることも考えられます。
後で金額修正するのはかっこ悪いので、そもそも提示金額を間違えないようにするべきだと思います。
電卓は計算できれば何でも良いと思われがちですが、決してそんなことありません。
営業現場で使う電卓を選ぶ時のポイントは以下の通りです。
- ボタンが大きくて押しやすい(打ち間違えしにくい)
- 計算結果をお客様に見せやすい(文字が大きい)
- 「00」や「千」「万」の計算ボタンがある(早く計算できる)
代表的なのは無印良品の電卓ですが、このような特徴のある電卓を選ぶことが大切だと思います。

④携帯電話の充電器
現代の営業マンにとって、携帯充電器は必需品だと言えます。
外回り営業している人にとって、クライアントやパートナー、関連部署との細やかな連携が欠かせません。
もし携帯電話のバッテリーが切れるようなことは、トップセールスマンにとってはあってはならない事態です。
電話が繋がらないだけで、失注することもあるからです。
そのようなリスクに備えたヘッジアイテムが携帯充電器なのです。

➄折りたたみ傘
ゲリラ豪雨が当たり前になった現代では、いつ大雨が降ってくるか分かりません。
外回り営業している時に雨が降ってきた場合、大切な契約書がダメになってしまうかもしれません。
営業資料が濡れてしまっては、セールスすることもできません。
つまり、雨は営業職にとって天敵なのです。
そのようなリスクに備えるアイテムが折りたたみ傘です。
現代では軽量の傘や、丈夫な傘など様々な種類が販売されています。
自分の営業スタイルに合った折りたたみ傘で良いと思いますが、壊れることも多いので、比較的安価な傘を選ぶようにしましょう。

⑥手鏡
営業職は常に見た目を気にするべき職業だと思います。
例えば、頭にホコリが付いていたり、髪型が乱れていると間抜けに見えてしまいます。
綺麗なブラックスーツに糸くずが付いているだけで、「だらしない人」という印象を与えてしまいます。
なので、営業前に自分の容姿をチェックできる手鏡が必要なのです。
手鏡は大きなモノじゃないので、100円ショップなどで調達しておきましょう。
➆歯ブラシ
営業職はお客様と対面営業する仕事です。
時には狭い会議室で顔を合わせることもありますし、綺麗好きなお客様のお宅にお邪魔することもあります。
そんな時に異臭を放つようでは「ダメ営業マン」と言わざるを得ません。
特に営業の谷間と言える「ランチタイム」は要注意です。
臭いがキツイ「ニンニク」や「ネギ類」が入った食べ物は決して口にせず、食後は必ず歯磨きをするようにしましょう。
さらにガムを噛んで口の中を馴染ませたり、ニオイが気になる場合にはブレスケアすることも必要でしょう。
営業職や販売職という仕事は、それほど気遣いするべき職業なのです。
なので、営業カバンの中に口臭予防の商品をいくつか入れて、常に持ち歩くようにしましょう。

営業にはパソコンが必須
現代の営業活動では、ノートパソコンが必須の持ち物になっています。
これはどんな業種業態でも言えることでしょう。
パソコンは精密機械なので頑丈さを求めることはもちろんですが、持ち歩く前提のノートパソコンであれば軽さも必要です。
他にも以下のようなものが必要になると思います。
- パソコンケース
- マウスパッド
- マウス
- 持ち運び充電器
この辺りは色々と試してみるしかありませんが、個人的に色々試した結果、おすすめの製品を下でご紹介しておきます。
もし良ければ試してみてください。


事務所で作業する場合には、パソコンスタンドやモニターも必要になると思います。
ノートパソコンにディスプレイモニターを接続した場合、作業効率は120%にもなると言われています。
作業効率が圧倒的にアップするので、オフィスで仕事をする場合にはモニターが必須だと思います。

持ち歩くべきアイテム
営業職が持ち歩くべきアイテムは、何と言っても営業鞄ですよね。
そもそもコレがなければ営業活動は始まりません。
営業バックに最適なサイズは、大きすぎず、かさばらず、しかし容量はしっかり入る多機能なバッグだと思います。
営業鞄については下の記事をご覧ください。
あまり大きなバッグを持ちすぎても見た目がかっこ悪いですし、スマートな印象を与えられません。
近年はパソコンを持ち歩くことが多いはずなので、パソコンを保護するクッション機能は外せません。
他にも、IT系など業種によっては営業リュックにすることもおすすめです。

リュックサックは両手が空くので、外回りする営業パーソンにはとても便利だと思います。
そして、営業活動の相棒と言える靴にもこだわりましょう。

決して高い靴を買う必要はありませんが、歩きやすくて綺麗な革靴にするべきだと思います。
革靴は意外と目立つアイテムなので、絶対に手入れすることを怠らないようにしましょう。
あともう一つ拘りたいアイテムは「名刺入れ」です。

対面営業の場合、初対面では確実に名刺交換するはずです。
その時に目に付くのが名刺入れだと思います。
この名刺入れが安っぽい人や、ボロボロの名刺入れを使っている場合には「できない営業マン」というレッテルを貼られてしまいます。
なので、牛革素材の綺麗な名刺入れを持つようにしましょう。
出張時に便利なアイテム
営業職は全国各地を飛び回っているので、出張する機会が多いと思います。
普段は持ち歩くことがなくとも、出張する時にあると便利なアイテムをご紹介していきたいと思います。
①Bluetoothのイヤフォン
当たり前のことですが、出張時は荷物が多くなります。
キャリーケースを転がしながら電話したり、お客様からかかってきた電話に即対応するのが営業職の務めです。
そんな時に便利なアイテムがBluetoothのイヤフォンです。
どんなに旅行バッグが多くても手ぶらで通話できるので、営業効率も格段に上がっていきます。
ノイズキャンセリング機能を実装したイヤホンであれば、クリアな音質が担保されるので、そのようなイヤホンを選ぶようにしましょう。

➁頭痛薬や胃薬
トップセールスといえども人間です。
時には体調を崩すこともあるでしょう。
特に厄介なのが頭痛や腹痛です。
このような痛みを抱えたままでは、大事なプレゼンに集中することができません。
いざという時の為なので、決して持ち歩く量は多くなくて構いません。
出来る限り即効性のある薬を常備しておきましょう。
また、人によってはアレルギー持ちかもしれないので、鼻炎薬なども必要だと思います。
「備えあれば憂いなし」なので、出張する際には持ち歩くようにしましょう。
➂スリッパ
スリッパ一つあれば、電車移動するときにも、飛行機で移動するときにも便利だと思います。
長時間座っている場合には、どうしても足がむくんでしまいますよね。
そのようなむくみの解消にもなりますし、何よりストレスが溜まりません。
持ち運びしやすいサイズのスリッパは、ダイソーやセリアなどの100円均一でも売っているので、とりあえず確保しておきましょう。
まとめ
一度外回りをしてしまうと、なかなか会社に帰れないので、営業職は様々なアイテムを持ち歩いてると思います。
しかし、余計なモノを持ち歩いてしまうと営業カバンが重くなりますし、無駄に体力を消耗してしまいます。
なので、必要最低限ではあるものの、実用性の高いアイテムを選択すべきだと思います。
この記事を参考にしながら、自分なりの「持ち物ポートフォリオ」を完成させましょう!