
世の中には販売できる商材がたくさんあるので、副業したい人やフリーランス(個人事業主)の人はどの商材を選べばいいか迷ってしまいますよね。特に副業でやるならノルマや時間管理など”本業に影響しない”ように気を付けなければいけません。
そこで今回は、副業や複業、兼業でも売れるおすすめ商材をご紹介していきたいと思います。
概要
商材とは?
まずはそもそも「商材とは一体何なのか?」という定義から解説していきたいと思います。
それは販売することで売れば利益を得られる製品サービスを指します。
つまり、販売する代理店からすると商売として成り立つことが前提になりますが、実は販売することで利益に結びつかない商材もあったりします。
そのような無利益商材はフック商材として取り扱われたりしています。
このように有形&無形など商材には様々な種類があり、中には情報商材のように知識やノウハウを提供するというのもあります。
主商材だけでなく副商材も用意しておくことでお客様の課題解説に結びつくので、様々な商材を仕入れておくことが重要なのです。
主商材と副商材がある
複数の商材を用意しておけば、顧客に合わせて主商材と副商材を入れ替えてセールスすることが出来るので、商材数を増やしておくことは営業戦略上とても有利になります。
顧客に売り込みたい商材があったとしても、その商材を必ず購入してくれるとは限らないので、最初から副商材をいくつか忍ばせておくのです。
フリーランスや個人事業主の人はこのようなチャンスを逃す訳にいかないはずなので、必ず複数の商材を仕入れておきましょう。
もし主商材には関心を示さなくても副商材の1つに興味を持つ可能性は十分あります。
そうなれば、結果的に商談成立することになります。
手ぶらで帰社する可能性を減らすためには、セールス機会を最大化させることが大切なのです。
関連記事:代理店ビジネスを副業にする|サラリーマン0円開業のススメ
クロスセルやフック、アップセル商材がある
一言に商材といっても、様々な活用方法があります。
その種類は様々で、営業スタイルにもよって扱い方が変化してきます。
ですが以下のような商材が一般的に使われている大別になります。
- クロスセル商材
- アップセル商材
- フック商材
これらを一つづつ解説していきたいと思います。
クロスセル商材とは?
クロスセル商材とは販売する商材に合わせて”全く別の商材”も同時に販売してしまうセールス手法を言います。
営業効率が高いので、様々な業種・業態で活用されている販売手法なのです。
ファーストフード店で例えると、ハンバーガーを購入した顧客にポテトやシェイクを提案する手法のことを言います。
誰でも「ご一緒にポテトはいかがですか?」というセールストークを一度くらいは聞いたことがあると思います。
まさにこれがクロスセルなのです。
関連記事:クロスセル戦略って効果ないの?クロスセル営業のやり方&難しさ
関連記事:クロスセルする意味は売上アップだけじゃない|クロスセル戦略の効果
アップセル商材とは?
アップセル商材は購入する製品・サービスのランクやグレードを上げて、顧客単価をアップさせる営業手法を言います。
こちらも営業効率が上がる手法なので、営業現場では良く活用されています。
ファーストフードで例えると、ハンバーガーを購入しようとしている顧客に、チーズバーガーにすることをおすすめする提案手法を言います。
チーズ入りにすると単価がアップしますが、その作業工数は大して変化しません。
またポテトのサイズをMからLに上げることもアップセルといえます。
サイズをアップするだけで単価がアップするので、とても効率的な営業が実現するのです。
関連記事:アップセルとは顧客単価を上げる秘策|クロスセル戦略との違い
関連記事:アップセルの意味を理解できますか?アップセル商材の正しい活用方法
フック商材とは?
フック商材とは売りたいメイン商材に繋げる為の回り道商材のことをいいます。
言葉的には鉤を意味する英語のフック(hook)が語源になっています。
フック商材はメイン商材が売りにくい場合に活用されています。
ファーストフードで例えると、100円のハンバーガーがそれに当たります。
安いハンバーガーを目当てに来店した顧客に、粗利率の高いポテトやドリンクがセットになったバリューセットなどをおすすめする提案手法を言います。
このように飴玉的な商材というか、集客につながる目玉商品のようなものをフック商材にするケースもありますし、全く別の商材をフックに使うケースもあります。
例えば、無料セミナーをフック商材にして見込み顧客を集めるという方法や、単価の安いITツールをフックにして、高単価の複合機を販売するケースもあります。
商材の種類は様々ですが、それぞれに長所と短所があります。
- 会社の戦略
- 商材の特徴
- 顧客の特性
など様々な観点からどの商材をチョイスすべきかを決めると良いでしょう。
やっていけないことは”戦略のない商材活用”です。
戦略なき商材仕入れはマイナスに影響する可能性があるので、この辺りはしっかりと検討するようにしましょう。
関連記事:フック商材とは顧客をひっかける魔法|儲かる商材を売る秘訣
関連記事:クロスセル営業とは顧客単価アップの戦略|効果の高いやり方とは?
商材と商品の違いとは?
販売できるものを”商材”と呼ぶので、実在する有形製品だけでなくサービスや情報といった無形商材もあります。
それでは、”商材”と”商品”はどのような使い分けをすればいいのでしょうか?
この2つは似ている言葉ですが、利用シーンが異なりますのでここで押さえておきましょう。
まずは「誰目線で考えるか?」ということがポイントになってきます。
例えば、商材を売る側の販売代理店からすると、取り扱っている製品サービスは”商材”になります。
ただ、購買する側のエンドユーザーからしたら”商品”になるはずです。
なので立場によって呼称が変わってくるのです。
また、「誰向けのものなのか?」というのもポイントになってきます。
例えば、ホームセンターで売られている洗剤は”商品”ですよね。
これを商材とはなかなか言わないはずです。
ただ法人向けの複合機の場合には”商材”と呼んだりします。
つまり個人向けの製品サービスは”商品”であり、法人向けの製品サービスは”商材”と呼ばれているのです。
このように利用シチュエーションに応じて言葉が選定されていることになります。
関連記事:代理店ランキング1位~11位|稼げる営業商材別ランキングを大発表!
情報商材には要注意
副業でも扱いやすいからという理由で情報商材に手を出してしまうと、意外と大変なことになるかも知れません。
情報商材の中には詐欺と思われても仕方がない商材があるのは事実です。
実際に、消費生活センターや弁護士に相談されたり、集団訴訟に発展しているケースまであります。
情報商材は実際に購入してみるまで中身が確認できないので、違法なビジネスノウハウが解説されていたり、実現不可能な机上の空論が述べられていることも珍しくありません。
転売と再販が許可されている!?
情報商材の中には、リセールライトと呼ばれる購入者が転売と再販を可能にするシステムが組み込まれている商品があります。
この仕組みを活用してインフォプレナー(情報起業家)として独立開業する人も現れています。
自らが執筆していない情報商材の商品であっても、自分の名前で直接販売できるので誰でもメーカーになることができるのです。
一般的なビジネスの現場にはOEMという仕組みがあります。
これもリセールライトと似ていて、他社ブランドの製品を製造する仕組みのことをいいます。
世の中に浸透しているPB商品などがそれに該当します。
具体的にはイオンの”トップバリュー”というプライベートブランドがありますが、あれを製造しているのはイオンではなく各メーカーなので、まさにOEMの仕組みです。
情報商材では「商品としての価値があるか?」ということをしっかり見極めなければ、訴訟に巻き込まれる可能性があるので注意が必要です。
結局どの商材でも同じですが、”自分が納得できる商材を仕入れる”というビジネスの基本部分は何も変わらないのです。
関連記事:サイドビジネス商法は違法?内職商法に騙されない為の基礎知識
売れるおすすめ商材一覧
世の中にはたくさんの種類の商材があることを解説してきましたが、具体的な商材まではピックアップしていないので、ここではその辺りに触れていきたいと思います。
今回取り上げる商材は、紹介・取次するだけで稼げる商材ばかりです。
業務内容は”知り合いに商材情報を口コミして、興味があればその人をメーカーに紹介するだけ”です。
このようなビジネススキームは紹介営業やリファラル営業と呼ばれており、代理店制度の一形態になります。
とても簡単な業務なので、新しい商材を探している人はぜひチェックしてみてください。
①不動産関連の商材
不動産には分譲や投資用マンションなどの売買仲介だけでなく賃貸物件もありますが、基本的に仲介業務を行うことが中心となります。
しかし、物件の仕入れや、資格の取得などビジネスを始まる為には面倒な手続きだらけです。
そんな時には、すでに営業している不動産会社と提携してしまいましょう。
そうすれば商材の仕入れが完了します。
それに加えて、紹介代理店としての契約締結をしておくのです。
仕事内容は、「不動産を購入・売却したい」「賃貸物件を探している」ような個人・法人を探し出して提携先に紹介するだけです。
不動産は高額取引になることが多いので、紹介営業でも1件あたり数十万円稼ぐことができるはずです。
②コスト削減の商材
コスト削減商材はとても提案しやすい商材として有名です。
その理由は明確で、相手に迷惑を掛けることが無いからです。
しかも、その商材数はとても多くて、ありとあらゆる業種業態に提案することができます。
例えば、
- 店舗向けのコスト削減商材
- 病院向けのコスト削減商材
- スーパーマーケット向けのコスト削減商材
- 複合機のコスト削減商材
- 電気代のコスト削減商材
など数えだせばキリがありません。
コスト削減は相手に迷惑を掛けることが少ないので、紹介しやすい商材だと言えるでしょう。
③光回線などの通信商材
光回線はNTT東西地域会社が光コラボレーションモデルとして光回線の卸売販売をしているので、様々な会社がメーカとして光回線を販売できるようになりました。
光回線はどの回線を使ってもクオリティが一定なので、売りやすい商材の一つと言えるでしょう。
この光回線も紹介営業で稼ぐことができます。
エンドユーザーの紹介や、代理店希望者の紹介で十分稼ぐことができるのです。
④自販機設置の商材
自動販売機は設置場所を見つけて入れ替えるというソリューション型の営業になります。
本来はとても複雑な営業になりますが、設置先を探すだけであればとても簡単です。
知り合いの店舗や事務所に自販機の無料設置を提示するだけなので、紹介営業に向いている商材と言えるでしょう。
➄電気代のコスト削減商材
電力自由化によって電気購入先を選べるようになったので、多種多様な契約先を消費者が選べるようになりました。
電気代の削減の話なので、デメリットがなく提案もしやすい商材と言えます。
契約先切り替えの斡旋をするだけで紹介料が入るので、無形商材の中でも手軽に行えるものとして知られています。
副業でも扱える商材
サラリーマンや会社員が副業しようとした場合には、本業がない土日祝日しか稼働できませんよね。
しかし、週末や隙間時間だけの営業でも成果が出せる商材があります。
それは紹介営業を副業にすることです。
飛び込み営業では、平日に営業をかけようとしても決済者が不在なため、最終的には週末に再度訪れなければならないことが多いです。
また法人営業では平日しか成果を出すことができません。
しかし、紹介営業であれば平日の会食時や友人との飲み会、休日の隙間時間でも十分稼ぐことができます。
副業が解禁されたことにより、会社員の副業として注目を集めている方法になります。
関連記事:副業代理店はサラリーマンに最適|個人代理店を募集している商材5選
個人宅向けの商材
個人宅向けの商材であれば休日に友人宅や親族宅を訪れた時にでもできます。
例えば代表的な商材がウォーターサーバーです。
ウォーターサーバーは、様々なメーカーから製品が出されていますが、一部のメーカーでは紹介者に対してキックバック(紹介報酬)を設定しています。
関連記事:個人的なキックバックは貰ってOK?違法ではないバックマージンとは
子どもに安全な水を飲ませたい人や、家まで運ぶのが手間と思っているご家庭にとって、ウォーターサーバーは必需品と言えます。
本業があるので、週末副業しかできなくても、個人宅向けの商材であれば遊びに行った時にでも隙間時間で十分稼げるのです。