源泉営業という言葉があります。
営業職の人であれば知っている言葉かも知れませんが、それ以外の職種では馴染みのない用語かも知れません。
そこで今回は、源泉営業のやり方やコツなどを解説していきたいと思います。
源泉営業の意味とは?
源泉営業とは、主に不動産業界で用いられている営業手法になります。
営業には反響営業や紹介営業(リファラル営業)などの種類がありますが、源泉営業はその中でも大変しんどい営業スタイルと言われています。
その理由は、見込み顧客の発掘から、クロージングまでを一人の営業マンが担っているからです。
源泉営業の基本的なやり方には以下のようなスタイルがあるので、ここで順に解説していきたいと思います。
- 電話営業
- 飛び込み営業
- キャッチ営業
電話営業とは?
電話営業の場合は、電話帳や入手した名簿リスト、既存顧客などに対して、手当り次第電話をかけていきます。
不動産業界の場合には、主にワンルーム投資のセールスに用いられるケースが多い電話営業ですが、以下のような営業トークで実施されています。
- 保有しているワンルームマンションを売って頂けませんか?
- お手持ちのワンルーム不動産を預からせてもらえませんか?
- 新たにワンルーム投資をしませんか?
電話だけで営業するので、その難易度は比較的高めと言われています。
詳しくは下の記事にまとめているので、気になる人はチェックしてみて下さい。
飛び込み営業とは?
飛び込み営業とは、売買仲介業者や個人宅にアポ無し訪問をして、売買契約を取り付けるやり方になります。
不動産業界では、主に新築マンションや一戸建ての売買で用いられる営業方法になります。
詳しくは下の記事にまとめているので、気になる人はチェックしてみて下さい。
キャッチ営業とは?
最後のキャッチ営業とは、手当り次第に名刺交換して個人情報を取得したり、ショッピングモールやモデルルーム展示場の近くで査定に誘うというやり方をいいます。
これも不動産業界では、新築のマンションや一戸建てでよく用いられる王道のやり方になっています。
源泉営業は不動産業界の常識!
不動産業界では「源泉営業が常識」と言われるほど定着している営業スタイルなのです。
このように重宝されている理由は、確率的に一定の成果が期待できるからです。
他にも、トップセールスを記録するような高収入の不動産営業マンがよく源泉営業をしていることも一因になります。
つまり、源泉営業を実施すると「稼げる確率が高い」ので、みんなトップセールスマンの真似をしているのです。
源泉営業は稼げるの?
不動産業界では、金額の大きい物件を売買すれば、その分インセンティブも大きくなる傾向があります。
なので、賃貸営業と呼ばれるビジネスモデルは、あまり報酬が伸びにくいとされています。
その理由は、取り扱うのが賃貸物件なので、どうしても単価が安くなってしまうからです。
なので、不動産業界で高収入を狙う為には、高額物件を売買する「仲介営業」が基本になります。
このような考えから、たくさんの営業マンが参入してきているので、毎日熾烈な争いが繰り広げられています。
その戦いに勝つためには、専門的な知識が要求されます。
その他にも、契約者や金融機関、司法書士まで幅広い人脈と、円滑なコミュニケーションも必要不可欠な能力だといえます。
その影響もあってか、仲介営業では女性営業が多いという特徴があります。