営業職の人は「お客様に会うことが仕事」なので、良い印象を与える身だしなみがとても大切ですよね。
その中でも、相手から注目されやすい腕時計は特に気を付けたい部分です。
しかし「腕時計なんて好きなモノをつければいいじゃん!」と言う人がいるので、それを真に受けてしまう人が多いと聞きます。
しかし相手(お客様)がいる「営業という仕事」では控えるべき部分があるので、今回は営業パーソンやビジネスマンが身に付けるべき腕時計について考えてみたいと思います。
目次
営業が腕時計をする意味とは?
そもそも、営業職はなぜ腕時計をする必要があるのでしょうか?
その理由はいくつかありますので、まずは営業職が腕時計をする理由について解説していきたいと思います。
営業職は時間に追われている
営業職の人は一日に数多くのアポイントをこなすので、常に時間を気にしています。
ビジネスマンであればお客様との商談に遅れることなんて絶対できませんよね。
その為の時間配分(スケジュール)を意識しているので、「結果的に腕時計があった方が便利」という理由で腕時計をつける人が多くなっています。
”自分を演出”する必要がある
営業職の人は相手から見られる立場にある為、ある程度の印象操作をした方が良いと言われています。
例えば、できる限り下のようなプラスイメージを与えておいた方が後々有利に働くはずです。
- 頼りがいがありそう
- 誠実そう
- 清潔感がある
そのような演出の一部として、腕時計は利用できるのです。
ビジネスの現場における腕時計のイメージとは、
- 仕事ができそう
- 知的なイメージがある
- 誠実そう
などプラスのイメージばっかりです。
なので、腕時計をつけることで相手に好印象を与えることができるはずです。
また、凄くシンプルな話になりますが、「腕時計は目立つ」という点が挙げられます。
なぜ腕時計が注目されやすいかと言えば、営業という職業柄だと言えます。
つまりビジネスマンは職業柄、
- お客様と名刺交換したり
- 対面に座って資料を見せたり
- プレゼン提案したり
しますよね。
このような説明をする時に使うのは、自分の手です。
すると、お客様の視線は説明している営業マンの手に集まるので、意識しなくても身に着けている腕時計が自然と目に入ってきます。
このように目立つアイテムだからこそ、上手に活用すればプラス効果が得られるのです。
ビジネスマンにおすすめの腕時計
腕時計と言っても年齢によって似合う腕時計や、最適な腕時計などがあります。
営業の現場では極力プラスの印象を与えることが求められるので、生意気に思われたり、マイナスイメージを与えないような腕時計をチョイスするようにしましょう。
ここでは、ビジネスマンにおすすめできる”年代別の腕時計”を9つご紹介していきたいと思います。
20代におすすめの腕時計
まずは、20代におすすめの腕時計について解説していきたいと思います。
20代の営業パーソンといえば、新入社員や新人営業ですよね。
このような人たちは、「いかにフレッシュさを演出するか?」というのがポイントになってきます。
なので純真無垢で誠実、さらに素直な印象を与える国産メーカーの腕時計がオススメだと思います。
【おすすめの腕時計】セイコー(SEIKO)
セイコーは、日本を代表する老舗腕時計メーカーですよね。
20代の若造が海外の高級ブランド時計を持つよりも、国産メーカーの腕時計をつけた方が好印象を持たれるはずです。
ブランドでは、電波ソーラーを搭載した「アストロン」が有名です。
ファッションと機能を融合させた「ワイアード」は1万円台が多いので、資金的に余裕がない人でも手が届くと思います。
プレミアムブランドである「グランドセイコー」は、100万円を超える腕時計なので、世界的に高級時計としての地位を確立しています。
年配の人は日本製のグランドセイコーに対して好印象持っているので、身につけていると「センスが良いなぁ」と感じてくれるはずです。
【おすすめの腕時計】シチズン(CITIZEN)
シチズンも日本を代表する腕時計メーカーです。
グローバルに展開する老舗メーカーですが、2018年に創業100年を迎えました。
ブランドでは世界最薄光発電時計の「エコ・ドライブ・ワン」がシンプル&機能的だと言われています。
またスタンダードなデザインの「ザ・シチズン」は万人受けするので、新入社員にもピッタリですよね。
「ザ・シチズン」を革ベルトにすると、グッと大人っぽくなるのでおすすめです。
そして、洗練されたデザインの「エクシード」は大人っぽさを演出することができるので、頼りがいがある営業マンを演出したい時にピッタリだと思います。
【おすすめの腕時計】 カシオ(CASIO)
カシオは、G-SHOCKでお馴染みの、日本を代表する腕時計メーカーです。
G-SHOCKの人気はグローバルでも凄まじく、認知度も抜群です。
IT系の営業マンなどは、敢えてG-SHOCKで外しを効かせたりしていますよね。
ビジネス向きでは、テクノロジーとデザインを融合させた「オシアナス」がメジャーだと思います。
機能美に満ちたメタルウォッチの「エディフィス」も外せません。
メタルな質感はビジネススーツとの相性も抜群ですが、”機能性の良さ”も人気の秘密みたいです。
30代におすすめの腕時計
30代の営業パーソンは経験豊富になってきた上に、まだまだバリバリ働ける年代だと思います。
会社のトップセールスといわれるビジネスマンはこの年代の人が多く、まさにサラリーマン人生の全盛期といった感じでしょう。
この年代の営業職は比較的高収入になっているはずなので、ある程度のブランド時計を身に付けた方が良いと思います。
なので、メジャーな高級ブランド時計をおすすめしたいと思います。
【おすすめの腕時計】ロレックス(ROLEX)
ロレックスは、世界で最も有名な高級腕時計メーカーだと思います。
ロレックスの腕時計は資産価値も高いので、所得が高くなってきた30代にはぴったりですよね。
ロレックスの代表ブランドといえば、なんと言っても「デイトナ」です。
多くの著名人が愛用しているモデルなので、資産価値も高いと言われています。
スタンダードなデザインの「エクスプローラー1」は、普遍的なデザインなので一生モノの腕時計にできるでしょう。
ダイバーズウォッチの「サブマリーナ」は、ロレックスコレクターだけでなく、出来るビジネスマンがつける腕時計の代名詞的な存在になっています。
サブマリーナのゴツめなデザインはカッコいいですよね。
「迷った場合はロレックスを買っておけば間違いない!」と言われるほどメジャーな腕時計なので、「とりあえずロレックスを買う」くらいの感じでも良いと思います。
【おすすめの腕時計】オメガ(OMEGA)
オメガといえばロレックスと並ぶほど有名な高級時計ブランドですよね。
NASAの公式時計や、オリンピックの公式時計にも採用された実績は信頼の証ですし、アポロ計画でも活躍した「スピードマスター」は超有名だと思います。
無骨な見た目の中にも洗練されたデザインが光るので、エントリーモデルにもピッタリです。
都会派向けの「デ・ヴィル」はビジネスシーンだけでなく、プライベートでも通用するベーシックなデザインなので、公私ともに使える万能時計だといえます。
ダイバーズウォッチの「シーマスター」は、ネーミング通りですがブルーが人気モデルになっています。
スポーティな印象を与えたい人や、普遍的で洗練されたデザインを求める人にはぴったりだと思います。
【おすすめの腕時計】タグ・ホイヤー(TAG Heuer)
カーレースなど”スポーティーなイメージ”があるタグ・ホイヤーですが、クロノグラフの開発に注力していることでも有名です。
ブランドの代表モデルである「カレラ」は、優秀な営業マンがさりげなく身に付けていますよね。
「カレラ」はビジネスマンご用達のカッコイイ腕時計だと思います。
洗練されたデザインが人気の「モナコ」はとてもお洒落なイメージがありますよね。
モナコはスーツとの相性抜群なので、スーツに合わせたいビジネスマンにオススメです。
プロユースにも耐えられる「アクアレーサー」は、タグ・ホイヤーの中でも比較的低価格なので、手が出しやすいモデルだと思います。
タグ・ホイヤーの腕時計は、スポーティーな印象を与えたい営業マンにオススメです。
40代におすすめの腕時計
40代の営業パーソンは、もはやベテランですよね。
何も言うことはありませんが、そんなベテランこそ良い腕時計を身に付けて欲しいと思います。
ベテラン営業マンには後輩社員のお手本になるような、大人の雰囲気を感じさせる高級時計をオススメしたいと思います。
【おすすめの腕時計】オーデマ・ピゲ(AUDEMARS PIGUET)
オーデマ・ピゲ(AUDEMARS PIGUET)は世界的に人気なラグジュアリーウォッチブランドです。
”余裕のある大人の営業マン”を演出するには、ぴったりの腕時計でしょう。
腕時計の傑作と言われている「ロイヤルオーク」は、多くのセレブに愛されていて、芸能人やプロ野球選手にもコレクターがいるほどです。
「ロイヤルオーク」は年収2000万円以上の高年収ビジネスマンが身に付けるべき筆頭といえる腕時計でしょう。
横オーバルケースが特徴的な「ミレネリー」は、誰もが憧れる高級時計なので、稼いでいる40代のベテラン営業マンにおすすめです。
【おすすめの腕時計】パネライ(PANERAI)
元々はイタリア海軍で活躍した軍用時計でしたが、その高機能と洗練されたデザインが世界的に人気を博しています。
パネライが最初に制作したブランド「ラジオミール」は、シンプルなデザインの中にも飽きの来ないラグジュアリー感があって普遍的なデザインだと思います。
優秀な営業パーソンやビジネスマンはラジオミールを好んでつけていますが、恐らく、大ぶりなケースや、普遍的なデザインが支持されているのだと思います。
他にも、ベストセラーモデルである「ルミノール」も忘れてはいけませんよね。
デザインはシンプルですが、個性が主張できる腕時計だと思います。
【おすすめの腕時計】ブライトリング(BREITLING)
パイロット(空のプロフェッショナル)から信頼を受ける高精度クロノを搭載した腕時計メーカーで、「プロのための計器」がコンセプトのブランドです。
中でも44mmのケースが存在感を放つ「クロノマット」はギラギラしているので、証券営業や保険営業など、金融マンに大人気です。
他にも、男らしいデザインが人気で、ロングセラーモデルになっている「ナビタイマー」などがあります。
芸能人にもファンが多いモデルなので、選択肢としては外せないでしょう。
ブライトリングの腕時計は、少しイカツめな印象があるので、金融系や不動産系、外資系の営業マンにオススメできます。
ゴツめのデザインなので、”体格の良い営業マン”や”頼りがいのある営業マン”を演出したい人にもオススメです。
高級時計を身に付けた方がいい理由
営業パーソンの中には、高級腕時計をつけることに抵抗感がある人は多いと思います。
その理由は様々ですが、単純に「高いから」という他に、「印象が悪くなる」と考える人が多いようです。
確かに、身の丈に合っていない数百万円の高級時計をつけると、印象を悪くする可能があります。
しかし、オメガやタグホイヤーのように数十万円で購入できる腕時計もありますし、それでも十分「高級時計」と言えはずです。
そのような腕時計でも構いませんが、営業職である限り腕時計は絶対に身につけるべきだと思います。
次はその理由について解説していきたいと思います。
腕時計は”営業に役立つ”
営業職には、高級時計をつけるべき”ちゃんとした理由”があります。
その理由とは、
- 自分自身のブランディング
- 営業実績を証明
する為です。
高級ブランドの時計は、ブランドによって世界観が異なりますが、
- 洗練されたイメージ
- スポーティーなイメージ
など独自のブランディングをブランドごとに行っています。
これは自動車や洋服なども同じですよね。
そこで、自分が印象づけたいイメージに合うブランド時計を身に着けることで、そのブランドが発信しているイメージを身にまとうことができるのです。
つまり、結果的にブランドの力を借りて、自分自身のブランディングができる事になります。
また、高級時計を買えるという事は、営業職としてのステータスを表します。
営業職は「売ってナンボ」の世界なので、成績の良い営業ほど報酬(給与)も良くなりますよね。
つまり、高級な腕時計を買えるという事は、それだけ実績を挙げている証拠にもなるのです。
よって、営業職が敢えて高級時計をつけるメリットとしては、「お客様に対して”できる営業パーソン”であることを暗示できる」ということになります。
高級時計のレンタルサービスもある
ここまで見てきた人の中には、「いくら高級時計が良いって言われても、高すぎて買えないよ…」と思っている人もいることでしょう。
そんな時には、腕時計のレンタルサービスを活用してみましょう。
近年はシェアリングエコノミーという概念が一般化してきており、その流れは腕時計にまで波及してきています。
- ROLEX(ロレックス)
- IWC(アイダブリューシー)
- FRANCK MULLE(フランクミュラー)
- BREITLING(ブライトリング)
- Grand Seiko(グランドセイコー)
- OMEGA(オメガ)
- Cartier(カルティエ)
- AUDEMARS PIGUET(オーデマピゲ)
- HUBLOT(ウブロ)
- BREGUET(ブレゲ)
- PANERAI(パネライ)etc.
高額な腕時計を買わなくて済むことはもちろんですが、色々な腕時計を気分によって付け替えることができるのは、とても気軽で良いですよね。
「モノを所有しない」という現代的なサービスなので、気になる人はチェックしてみましょう。
金色はNG!?腕時計の色はどうする?
ここまで読んだ人は、腕時計が単なるアクセサリーや装飾品ではなく、営業職にとっての”武器”になることが理解できたはずです。
腕時計にはたくさんの種類があるのと同時に、たくさんの色がありますが、この色を何にするかで迷っている人は多いと思います。
プライベート用であれば何色でも構いませんが、営業活動の一翼を担う腕時計なのであれば、色のチョイスは重要です。
良く聞かれる質問に「営業職ですが、金色の時計をつけても大丈夫ですか?」というのがありますが、答えはもちろんNGです。
その理由は、印象が悪くなるからです。
これまで解説してきた通り、腕時計をつける理由には”印象操作”が含まれます。
そのような観点からすると、金時計のイメージとは、
- 成金
- サラ金
- やくざ
など営業マンにとって最悪のイメージになります。
セールスパーソンがお客様にマイナスイメージを与えるメリットなんて一つもありませんよね?
なので、ビジネスマンは金色の腕時計を避けた方が無難だと言えるのです。
営業職におすすめの腕時計色とは?
それでは、営業職はどんな色の腕時計をチョイスするのが良いのでしょうか?
それは、シンプルですが個性を主張できたり、ブランドイメージが良い腕時計になります。
中でも、相手の印象が良くなりやすいのは、白か黒の文字盤時計になるでしょう。
その上で、メタルバンドか革ベルトの腕時計をチョイスするのが無難です。
スポーティー(スポーツタイプ)なベルトは、相手の印象が分かれますので注意しましょう。
スマートウォッチはあり?
ここまで比較的、従来型の腕時計について解説してきましたが、最近ではApple Watch(アップルウォッチ)を代表としたスマートウォッチがたくさん出ていますので、こちらについても触れていきたいと思います。
スマートウォッチの特徴はとにかく多機能であることです。
そして、スマートフォンと連動するので電話やEメールはもちろん 、音楽再生や体温の検温 、電子決済まで出来てしまいます。
これだけ便利なモノなので、スマートフォンとスマートウォッチさえあれば、ほとんどの日常行為は賄えるレベルだと思います。
しかし、営業パーソンがスマートウォッチをつけることは、果たして問題ないでしょうか?
まず結論から言ってしまうと、全然問題ありません。
スマートウォッチが出始めの頃は、ビジネスの現場でスマートウォッチをつけているのは IT系のビジネスパーソンぐらいでしたが、現代では広くスマートウォッチが普及しているので「スーツ×スマートウォッチ」という組み合わせでも全く違和感を感じなくなりました。
さらに言ってしまうと、スマートウォッチを使いこなしている人は、先進的なイメージが付きまとうので、業種業界によってはプラスイメージに働く可能性すらあります。
なので、もしスマートウォッチが好みなのであれば、全然気にせず身につけましょう。
しかも、スマートウォッチの値段は昔と比べてだいぶ安くなっています。
特にブランドを気にしなければ、1万円以下で買える物がほとんどなので、一度チェックしてみてもいいかもしれません。
女性営業の腕時計
女性営業の人は、「腕時計をつけた方が良いのか?」と気になっているかも知れません。
結論から申し上げると、女性に限っては、腕時計をつけることがあまり重要ではありません。
なぜかと言うと、印象操作があまり効かないからです。
前述しましたが腕時計をつけることで、各メーカーのブランディング効果を享受することができます。
しかし、商談相手に多い男性は「腕時計好き」が多いのですが、あくまで男性物の腕時計しか興味ありませんし、女性物の腕時計には詳しくありません。
しかも「高級時計を着けているのは水商売の人」という偏見もあるので、決して営業職らしいイメージではないはずです。
なので、ロレックスやブルガリ、カルティエなどメジャーな高級ブランド以外の腕時計を着けても、印象操作は難しいと言えます。
つまり、女性営業が腕時計をチョイスする際には、
- アクセサリーなど”装飾品”としてのデザインを重視する
- ”時間を見る”という基本的な機能を重要する
くらいの感覚で良いと思います。
まとめ
今回は「営業職やビジネスマンの腕時計」について詳しく解説してきました。
営業は全てが合理的で計算されたものであった場合、お客様は違和感すら覚えることなく、こちらの戦略通りにハマることがあります。
つまり、
- 単なる腕時計と考えるのか?
- 腕時計すらも営業戦略の一つと考えるのか?
で大きく結果は変わる可能性があるということです。
なので、営業職の人は腕時計を購入する時にも、この記事で得た情報を参考にしてみましょう。