
前田裕二(まえだゆうじ)は”若手起業家”として注目されていますよね。
早稲田大学を卒業後、外資系投資銀行であるUBS証券へ新卒入社し、そこからIT企業のDeNA(ディーエヌエー)へ転職、社内起業家(=イントレプレナー)としてSHOWROOM(ショールーム)を立ち上げました。
女優の石原さとみと交際していた?ことでも話題になったので、なんとなく華やかな印象がありますが、実はとても泥臭くて努力家だと言われています。
そこで今回は、前田裕二の名言集をご紹介したいと思っています。
仕事で大きな成果を残したいビジネスパーソンはぜひご覧ください。
前田裕二の名言集まとめ
お金に関して不自由であったことは、僕自身、大きなコンプレックスでした。
前田裕二には物心ついた頃から父親がおらず、母親も8歳の時に亡くなったので、小学3年生頃には「両親がいない」という家庭環境でした。
10歳年上の兄と一緒に親戚の家へ預けられていたので、「とにかく稼ぎたい」「大金持ちになって自由になりたい」と考えていたそうです。
スナックと同じで「常連客」を「中の人」にできると、コミュニティは一気に強固になります。
前田裕二が経営しているSHOWROOMは、いわゆるファンコミュニティです。
ただオーディエンスとして傍観しているだけでなく、「一緒にコミュニティを育てる」「一緒に参加する」という気持ちがあれば、ファンは「中の人」になるそうです。
コミュニティ運営とは、1つの村を作るようなものです。
村にはルールがあったり、共通言語が存在しますよね。
コミュニティを作るというのも、概念的にはそれと同じみたいです。
僕はSHOWROOMを立ち上げる前から、今のエンターテイメント業界に疑問を持っていました。
エンターテイメント業界は生まれ持ったルックスや、業界のコネクション(2世タレントなど)という要素が強すぎるので、自分の努力や工夫だけで成り上がれるケースが少ないと感じていたそうです。
だからこそ『後天的な力』で成り上がれる仕組みを提供したかったそうです。
SHOWROOMでウケるコンテンツは「共感」がキーワードです。
これはSNSも同じですよね。
人間は仲間を求める習性があるので、「いかに共感を得るか?」がポイントなのだと思います。
SHOWROOMの配信は、素人がただ駄弁っているだけで、質が低いものだと、揶揄されることがあります。
前田裕二は「演者のクオリティとは何か?」という部分を、とことん突き詰めたそうです。
別に歌が上手くなかったり、話が下手くそでも、コンテンツの供給者と受け取る側の心が繋がれば、クオリティは二の次でも問題ないと考えているそうです。
アバターは、「自分であって、自分ではない」ということ。
インターネット空間においてはアバターが活用されています。
メタバースでもアバターが動き回るのですが、これは自分と違う別人格であり、第二の自分だと考えているそうです。
この考え方はこれからの時代に必要とされるので覚えておきましょう!
事業を立ち上げる時、僕は世の中の人々が、エンターテイメントに何を求めているのかについて、頭を絞って考え抜きました。
その答えは「インタラクション」だったそうです。
ちなみにインタラクションとは、英語の「 inter(相互に)」と「action(作用)」を掛け合わせた言葉です。
例えば美術館へ絵画を見に行った場合、絵の前にいる他の観客は邪魔でしかありませんよね。
これは『インタラクションがない状態』です。
一方で、ライブ会場へアーティストを見に行った場合、そこにいる観客はオーディエンスなので、一緒に会場を盛り上げてくれる存在だと言えます。
なので、決して邪魔に感じません。
つまりこれが『インタラクションのある状態』なのです。
このように考えれば前田裕二の語る「インタラクション」という概念が理解できるはずです。
運営するSHOWROOMでは、このようなインタラクションを重視しているそうです。
どれだけ優秀な人でも個人プレーでは、地球全体は動かせません。
新卒入社したUBS証券では、チームプレイの重要さを理解したそうです。
実はどの分野でも、基本中の基本をやり続けている人は、意外と多くない。
これはプロスポーツ選手でも同じみたいですが、プロアスリートたちの名言集は下の記事をご覧ください。
人に好かれるのは、自分の意思では本当にどうにもなりません。
自分でコントロールできないことに悩んでも仕方ありません。
自分でコントロールできるのは「人のことを好きになる」という部分なので、前田裕二はとにかく無条件に人を好きになる努力をしたそうです。
紙のメモは、コミュニケーションツールとしても極めて優秀です。
紙のメモは、相手に「話を聞いていますよ」とアピールするのに使えたり、後から読み返す実用性も兼ね備えています。
ビジネスパーソンであれば、アナログノートを使いこなすべきでしょう。

僕は、人より本を早く読むことができます。
これは速読について語った名言です。
本の内容を具体的に読むのではなく、抽象的に読むことで、その本に書かれている構造が理解できるそうです。
時間は有限なので、得られる成果が変わらないのであれば速読した方が良いと思います。
カルピスの原液にソーダを掛け合わせると別の飲み物になるように、最初の原液さえ持っていれば、別の何かで薄めることで全く違う新しいものが生み出せるかもしれない。
この名言にある「原液」とは知識や経験のことです。
それがたくさんあれば「チャンスも増える」ということです。
組織のマネジメントにおいて、部下に期待を伝えることは大切です。
何かクリエイティブな仕事を依頼する場合、その部下に『求める期待』を伝えなければコミュニケーションミスが起こります。
なので、できるだけ定量的に表せる期待を伝えましょう。
- 悪い例)これまでで一番良い販促企画を考えてほしい。
- 良い例)売上が3%上がる販促企画を考えて欲しい
- 悪い例)SNSでバズりそうなプロモーションを考えて欲しい。
- 良い例)SNSのフォロワーが1000人以上増えるプロモーションを考えて欲しい
SHOWROOMを立ち上げる時も、実は、最初は完全なる直感でした。
前田裕二はロジカルに”石橋を叩いて渡るタイプ”だと思っていたので、これは意外な事実ですよね。
やはり挑戦する時には、直感的に動くことも必要なのでしょう。
自分の「感性に引っかかる言葉」を一つでも多く書き留めておくことをおすすめします。
前田裕二は「言葉をストックしておくこと」を推奨しています。
芸人の”ネタ本”のように、常にアナログノートを持ち歩いて、いいなと思った言葉や気になるフレーズをメモしておくのです。
このような日頃の努力は、きっと将来実を結ぶはずです。
時代は「可処分所得」の奪い合いから、「可処分時間」の奪い合いへ、そして今は「可処分精神」の奪い合いに移っている。
可処分所得とは「お金」のことで、可処分時間は「時間」のことですよね。
可処分精神は耳慣れない言葉かもしれませんが、それは「共感」のことです。
いかにたくさんの”共感”を得るかというのが、今後のキーになるのだと思います。
まず「自分を知る」ことが何よりも重要です。
これはビジネスにおいてもプライベートでも重要なことだと思います。
いわゆる「自己分析」のことですが、自分がどういう人間なのか言語化できるようにしましょう。
DeNA創業者の南場智子さんは、「良質な非常識」といった、パッと聞いて意味がわかるし平易だけど、なんだかハッとさせられるような言葉を使います。
前田裕二はDeNAに在籍しながらSHOWROOMを立ち上げました。
なので南場智子のビジネス精神を受け継ぐ愛弟子だと言えます。
南場智子は日本を代表する女性起業家ですが、それでもやはりDeNAの創業期はとても苦労したそうです。
DeNA創業者である南場智子の名言集もぜひご覧ください。
大きなトレンドや世の流れなら、ある程度の予測はできます。
「5年、10年後にどうなっているのか?」というのを当てるのは不可能だと思いますが、もっと長期的かつ抽象的であれば、ある程度予測できますよね。
ビジネスにおいては、このような予測ができるか否かで勝ち負けが決まると思っています。
人生を組織に委ねることで生きていけた時代も、終焉を迎えつつあります。
大企業だったとしても終身雇用を守れなくなりました。
そのような前提があるので、全ての会社員が実力をつける為に”パラレルワーク”するべきだと思います。
個の時代においては「オタク」が最強。
オタクというのは、ある特定ジャンルの”プロフェッショナル”であることを意味します。
これからの時代は、そのようなプロフェッショナルだけが生き残っていけるのだと思います。
答えは、必ず今までの人生の中にあります。
人間の人生は点が線になって構成されます。
なので、過去を遡れば、必ずそこに答えがあるということです。
行動こそが、夢が手に届く場所に僕らを連れて行ってくれます。
行動する勇気をくれる名言集は下の記事をご覧ください。