会ったことがない人、あるいは一生会う機会がないような人とも、自分の作品や発言を通してコミュニケーションをしていくことなんだ。
そこに僕は生きがいを感じる。
これはとても起業家らしい名言だと思います。
日本の人口は1億人、世界の人口は80億人と言われますが、その全ての人とコミュニケーションすることは現実的にできません。
しかし、自分が作った作品やプロダクトであれば、認知してくれる可能性がありますよね。
岡本太郎はそれを「コミュニケーション」と表現しているのです。
僕はこうしなさいとか、こうすべきだなんて言うつもりはない。
「僕だったらこうする」と言うだけだ。
それに共感する人、反発する人、それはご自由だ。
これは主体性MAXの名言だと思います。
他人の考え方は尊重しつつ、自分の主体性を曲げるつもりもない、という強い意志を感じます。
目の前にはいつも、なんにもない。
ただ前に向かって身心をぶつけて挑む、瞬間、瞬間があるだけ。
未来のことなんて誰にも分かりません。
将来には不確実性しかないのです。
ただ今現在があるだけなのです。
芸術は爆発だ
これは岡本太郎の名言の中でも、一番有名な言葉だと思います。
この言葉の意味を岡本太郎は下のように解説しています。
「自分に忠実だなんていう人に限って、自分を大切にして、自分を破ろうとしない。大事にするから、弱くなってしまうのだ。自分自身を突き落とせばいいのだ。炎はその瞬間に燃え上がり、あとは無。爆発するんだ。全身全霊が宇宙に向かって無条件にパーとひらくこと、それが爆発だ。」
この考え方が理解できた時、この名言の意味も理解できるはずです。
財産が欲しいとか、地位が欲しいとか、あるいは名誉なんていうものは、僕は少しも欲しくない。
欲しいのはマグマのように噴出するエネルギーだ。
財産、地位、名誉などはすべて外形的なモノです。
岡本太郎は自分の中にある「情熱」や「やる気」を欲しがったのです。
面白いねぇ、実に。
俺の人生は。
だって、道がないんだ。
だから僕は「本職は人間だ」と答えてやるんだ。
これはとても人間臭さを感じるユニークな人間だと思います。
親から言われた通りに過ごしている人や、大企業に勤めている人は、既にある道をただ進めばいいだけです。
しかし、岡本太郎のような野心家は、自分で道を切り開くしかありません。
でもそれは人間らしい生き方(=主体的に考える生き方)なので、岡本太郎は「本職は人間」と言っているのです。
ズバリ答えよう。
金と名誉を捨てたら人間の”生命”が残るんだ。
金とか名誉とか外形的なものを捨てた時、人間として本質的な存在だけが残ります。
そこが人間としての出発点なのです。
まとめ
ここまで岡本太郎の名言集をご紹介してきました。
岡本太郎の言葉は難解な言い回しが多いですが、壁をぶち破る勇気をくれたり、行動する決意を促す名言ばかりです。
どれも素敵な言葉ばかりなので、ぜひお気に入りの名言を座右の銘にしてください。