目的を持たないことが僕の目的だった。
つまりね、限定された目的なんか持ちたくない。
いつも目的を越えて平気でいる。
そこから自分がひらけていく。
これはとても前向きでポジティブな名言だと思います。
今の限界を超えれば、またひとつ自分が成長して、新しい世界が見えてくるのです。
それを繰り返していれば、今は無理だと思っていることが、1年後は当たり前にこなせるくらい成長していることでしょう。
人間にとって成功とは一体何だろう。
結局のところ、自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか、努力したかどうか、ではないだろうか。
成功の定義は人によって違うかもしれませんが、そのようになってしまう理由は、結果だけを求めるからです。
そうではなく、岡本太郎は「過程」に成功の定義を求めたのです。
何かをやって失敗すると、その失敗したことにこだわってクヨクヨ悩んだり考え込んだりするものだ。
そんなことは一切気にしちゃ駄目なんだよ。
悩んだり考え込んだりする時間があったら、もう一度その失敗したことを全く新しい気持ちでやってみるんだ。
失敗して反省するのは良いことですが、それを引きずるのは良くありません。
そんな暇があるなら、別のやり方で試してみましょう。
そうすれば、いづれ成功するはずです。
感性を磨くという言葉はおかしいと思うんだ。
感性というのは、誰にでも、瞬間にわき起こるものだ。
感性だけ鋭くして、磨きたいと思っても駄目だね。
自分自身をいろいろな条件にぶつけることによって、初めて自分全体の中に燃え上がり、広がるものが感性だよ。
この名言も、岡本太郎らしい難解な言葉だと思いますが、感性というのは「生を追求する衝動」のことだと思います。
自分の身体を色々な環境に投げ出すことで、知識や経験が加わり、やり遂げるべき目標が見えてくるのです。
それが爆発した時に、人間は限界突破できるのです。
決意するのだ。
よし、駄目になってやろう。
そうするとモリモリと力が湧いてくる。
「駄目になってやろう」というのは「失敗してもOK」と割り切ることです。
そう考えれば、チャレンジする勇気が湧いてくるはずです。
劣等コンプレックスから抜け出すためには、その劣っている面じゃない、素晴らしい方の面から自分を見返して、ダメならかえって面白いじゃないかというように発想を変えてみることだね。
発想の転換は、物事を解決する重要なポイントになります。
「劣等コンプレックス」は、個人心理学を研究したアルフレッド・アドラーも使っている言葉ですよね。
岡本太郎は哲学を専攻していたので、多少なりともアドラーに影響されたかもしれません。
アドラーの名言集は下の記事でご覧ください。
自信なんてことを目標にしなくていい。
また、すべきじゃない。
自信なんてことを考えるから、人の目が気になるんだ。
他人の目が気になる人は多いはずです。
しかし、案外周りの人はあなたのことなど全然気にしてはいません。
人の目を気にするような人に限って、人から注目されてもいないのに、人目が気になっているケースがほとんどなのです。
自信に満ちて見えると言われるけれど、僕自身は自分を終始落ち込ませているんだ。
徹底的に自分を追い詰め、自信を持ちたいなどという卑しい考えを持たないように、突き放す。
とてもスパルタに思える言葉ですが、きちんとした論理が存在しています。
人間は「もういいや」「もう十分」と思った瞬間に、成長が止まってしまう生き物なのです。
なので、常に向上心を持って生きるためには、「もっともっと…」という貪欲さがなければいけないのです。
挑戦は美であり、スタイルだ。
何かにチャレンジして失敗することを恐れてはいけません。
たとえ失敗したとしても、何もしなかった人よりは大きな成長が期待できるはずです。
他人が笑おうが笑うまいが自分で自分の歌を歌えばいいんだよ。
人からどう見られているかを気にする必要などありません。
たとえ自分がダメだったとしても、それを受け入れることが大切なのです。
そうすれば自分のやることに自信が持てるからです。