誰でも青春の日、人生に初めてまともにぶつかる瞬間がある。
その時、ふと浮かび上がってくる異様な映像に戦慄する。
それが自分自身の姿であることに驚くのだ。
この名言は少し難しいですが「異様な映像」というのは、無力な自分のことだと思います。
つまり人生には大きな壁が立ちはだかるのですが、それを経験したことない人は根拠のない自信を持っていたはずです。
しかし、目の前に立ちはだかる壁に太刀打ちできないと悟った時、これまでの自分の人生に無力感を感じたり、自分の存在価値について疑問を抱くのです。
それこそが青春の始まりなのです。
人生は、他人を負かすなんてケチ臭い卑小なものではない。
人と競争するなんて、小さな話ですよね。
人生は自分との戦いなので、「全人類、世界、地球にどれだけ貢献できるか?」という大きな視点で考えましょう。
格好だけ世間にうまく売り込んだだけの一流を相手にしても意味はない。
たとえマスコミに知られない無名の人でも、自分を貫いて生きている人がいたら、そういう人を見つけて付き合うことだ。
あくまでも個人的な話ですが、私は「格好だけ世間にうまく売り込んだだけの一流」の人のことを「偽物」と呼んでいます。
逆に「自分の信念を貫いていて、きちんとしたロジックを持っている人」のことを「本物」と呼んでいます。
実は「本物」か「偽物」かは、少し話せばすぐに分かってしまうのです。
どうやら岡本太郎も同じ意見のようですね。
人生はキミ自身が決意し、貫くしかないんだよ。
あなたの人生を導いてくれる人などいません。
全て自分で決めて、自分で行動するしかないのです。
僕は忘れるというのを素晴らしいことだと思っている。
負け惜しみではなく、忘れるからこそ、常に新鮮でいられるんだ。
新しい出会いはワクワクしますよね。
岡本太郎が言いたいのは、何事も常に好奇心をもって、前向きに取り組むべきということです。
僕は口が裂けても「諦めろ」などとは言わない。
これはとても有名な岡本太郎の名言ですよね。
何か難しいことを成し遂げたい場合、人間は必ず失敗します。
そこで諦めるのではなく、別の解決策を探せばいいだけなのです。
あらゆる対象への無条件な挑戦を続けることが、人間的であり、生きがいだと信じている。
岡本太郎の名言には「無条件」という言葉がよく登場します。
この言葉に込められている意味とは「頭で考えず、心で行動する」ことだと思います。
信念のためには、たとえ破れると分かっていても、己を貫く。
そういう精神の高貴さがなくて、何が人間ぞと僕は言いたいんだ。
この名言は、まさに武士道を表現したような言葉だと思います。
主君への忠義を尽くすため、武士はたとえ死ぬと分かっていても、戦うことを美徳としました。
そのような考え方こそが日本人としての感性であり、倫理観なのです。
この辺りは、新渡戸稲造の「武士道」にも記載されているので、もし興味がある人は読んでみてください。
日本史が好きな人は、戦国武将の名言集も併せてご覧ください。
死ぬと大騒ぎするけれど、死ぬことと生きることは、僕に言わせれば同じことなんだ。
これは個人的に一番共感した名言です。
批判を承知で言いますが、死ぬことには大した意味がありません。
なぜかと言うと、一生懸命生きていれば人生に悔いなどありませんし、むしろ死があるからこそ生きる意味が際立つからです。
例えば、あなたが不老不死の状態になったとします。
いつまで経っても死ぬことがないので、その状態で頑張ろうと思う人などいないですよね。
これはつまり、夏休みの宿題があるのに、夏休みの終わりはないという状態だと思います。
このような状態に陥った場合、人間は堕落するので、死というものを怖がるのではなく、むしろ歓迎した方が論理的なのです。
親の顔色をうかがって言いなりになるとしようか。
だが、それは君自身の人生なんだろうか…、そうじゃないだろう。
これは、10代の人に届けたい名言No.1ですよね。
とてもいい名言だと思います。