アーセン・ベンゲル監督の名言
一度勝利の味を覚えさえすれば、クラブには勝者のメンタリティや哲学が芽生える。
<アーセン・ベンゲル>
アーセン・ヴェンゲル監督は、日本の名古屋グランパスで監督をしていたので、知っている人は多いですよね。
名古屋グランパスエイトでは、監督に就任した1年目に天皇杯を制するという偉業を成し遂げています。
その翌年にはイングランドプレミアリーグの名門クラブ「アーセナル」の監督に就任します。
常勝軍団を作るためには「勝利を味合わせなければいけない」と、ベンゲル監督は語っています。
スーパースターを買うのではなく、育てる。
<アーセン・ベンゲル>
ベンゲル監督のやり方は、若手有望株を安く買って、その選手をじっくり育てるというやり方です。
この方がコストが安いのはもちろんですが、チームに馴染んだ選手が出来上がるのです。
個人が突出し、さらにその選手がカリスマ性を帯びてしまうと、その個人だけが注目されてしまうような状況が生まれるものだ。
<アーセン・ベンゲル>
あるスター選手だけに注目が集まってしまうと、その他の選手は陰(かげ)になってしまいます。
このようなチームは「一人だけに頼ったチーム」なので、非常に脆いとベンゲル監督は語っています。
そうではなく「多様性を持った攻撃力」こそが、アーセナルが目指すサッカーだと言うのです。
明確なビジョンを持った、リーダーらしい名言だと思います。
数値の高い選手はやがて大成していった。
<アーセン・ベンゲル>
ベンゲル監督は「知将」と呼ばれていますよね。
そのように呼ばれる理由は、様々なデータを活用するからです。
旧態依然のやり方にイノベーションを起こし、選手のパフォーマンスを全て数値化し、分析することがベンゲル監督のやり方です。
その結果を分析すると、数値が高い選手ほど、成長率も高かったのです。
この世界では才能さえも落とし穴となり得る。
<アーセン・ベンゲル>
ベンゲル監督は選手を見る場合、短所ではなく長所を見るようにしています。
しかし、周りの選手よりもズバ抜けているプレイヤーは、その長所が落とし穴になり得るのです。
なぜかといえば、自分のスキルやテクニックに溺れて、努力や練習を怠るようになるからです。
監督は常にイノベーター(改革者)でなければならない。
<アーセン・ベンゲル>
ある程度の結果を出すと、今度はその地位を守りたくなります。
しかしそれは「衰退」を意味するので、絶対に避けるべきだとベンゲル監督は語っています。