フース・ヒディンク監督の名言
一旦ボールが転がりだしたら、監督にできることは3度の選手交代しかない。
<フース・ヒディンク>
フース・ヒディンク監督は、オランダ、韓国、オーストリア、ロシア、トルコなどの代表監督を経験しています。
日韓ワールドカップの時には韓国代表の監督をしていたので、フース・ヒディンクという名前は聞いたことがありますよね。
試合中にサッカーの監督ができることは少ないので、試合前の万全の準備が重要だと語っています。
まずやらなければいけないのは、その国がなぜそういうサッカーをするのか、本質的なルーツを知ることだ。
<フース・ヒディンク>
いくつもの国の代表監督を務めたヒディンクらしい名言ですよね。
その国の精神を理解しなければ、勝つための戦略が決まらないと語っています。
お前たちの意思で監督が変わった今、お前たちが何かを見せる時じゃないのか。
<フース・ヒディンク>
これはオランダのクラブチーム「PSVアイントホーフェン」の監督だった頃の名言です。
PSVはオランダの古豪ですが、なかなか成績が上がらず、監督が解任されてしまったのです。
その時、PSVのコーチをしていたヒディンクが、たまたま繰り上げで監督に指名されたのです。
クラブチームとしては一時しのぎの監督指名でしたが、フース・ヒディンクはそれをチャンスと捉えました。
そして選手たちに「前監督はお前達が結果を出さないから解任された。つまりお前達の意思で解任したんだ!監督がダメだから実力が発揮できなかったと言うなら、本当の実力を見せてみろ!」と言ってチームを鼓舞したのです。
その結果低迷していたチームはオランダリーグ3連覇、そしてチャンピオンズカップ優勝まで果たしたのです。
気難しい選手を引き抜かなければ、チームの運営には何ら問題ない。
だが成功もない。
<フース・ヒディンク>
一流選手の中には、なかなか言うことを聞かなかったり、扱いの難しい選手が一定数存在します。
そのような選手を見限ってしまう監督も多いですが、フース・ヒディンクは「気難しい選手を引っ張っていくのが監督である」と言って、うまく扱ったのです。
たった一度の成功のためにどれだけ多くのチャレンジをしているのかが、サッカーでは重要なのである。
<フース・ヒディンク>
サッカーは、大量得点が入るスポーツではありません。
しかし、失敗するのを恐れていては、得点を入れることなどできないのです。
相手に劣等感を感じれば、消極的になる。
消極的になれば、戦術的に失敗してしまうだけだ。
<フース・ヒディンク>
戦う前から負けを意識すると、体が硬くなります。
失敗も多くなります。
昭和の時代に活躍したプロレスラー”アントニオ猪木”は、「出る前に負けることを考えるバカがいるかよ。」という名言を残しています。
このようなポジティブな名言を探している人は下の記事もご覧ください。
楽しむプレイをすればいいサッカーができる。
だから、サッカーを楽しめ。
<フース・ヒディンク>
勝ちにこだわる”サッカー監督”らしくない名言ですよね。
しかし選手のメンタルが沈んでいたり、モチベーションが上がらない場合には、このような言葉を投げかけるのもリーダーの務めだと思います。