「JFK」といえば、第35代アメリカ大統領であるジョン・フィッツジェラルド・ケネディのことですよね。
元々はハーバード大学を卒業した後、アメリカ海軍へ入隊したのですが、その後に政界へと進出します。
下院議員や上院議員を経て、43歳という若さでアメリカ大統領に就任しますが、1963年、遊説先のダラスで暗殺されました。
この時の映像が残っているので、とてもショッキングな出来事として今でも語り継がれていますが、3年ほどの短い就任期間でも多くの人の記憶に残っている偉大な大統領だと言えます。
歴代アメリカ大統領の中でも『屈指のスピーチ名人』と呼ばれていたので、今回はジョン・F・ケネディの名言集をご紹介したいと思います。
ビジネスリーダーを目指す人は、ぜひ参考にしてください。
ジョン・F・ケネディの名言まとめ
アメリカ国民の皆さん、あなたの国が何をしてくれるかではなく、あなたが国のために何ができるか問うてください。
これは大統領就任時の演説の一節ですが、J・F・ケネディの墓石にも刻まれている有名な言葉です。
国民自らにアクションを起こす大切さを訴えた名言で、これによってアメリカ国民は当事者意識が強くなったそうです。
結束してこそ、多くが成し遂げられます。
分裂からは、実りある成果が得られません。
色々な人種が混在しているアメリカらしい名言ですよね。
東西冷戦など、数多くの困難を抱えていた当時、J・F・ケネディは諸外国との結束を求めたのです。
私たちの立場は大きく異なりますが、お互いに補完し合っています。
なぜなら、ゴールが同じだからです。
様々な価値観が存在している社会だからこそ、一致団結するにはチームワークが求められます。
目指すべき目標が同じであれば、きっとみんなで協力できるはずです。
最も危険なのは、何も手を打たないということです。
何もしなければ、何も前進しません。
それはすなわち”衰退”を意味するので、とても危険な行為だと思います。
私たちは月へ行くことを決意しました。
私たちは10年以内に月へ行き、次なる取り組みを行います。
アメリカとソ連は宇宙開発競争をしていましたが、常に劣勢だったアメリカを奮い立たせたのが、ケネディ大統領の”ムーン・スピーチ”だと言われています。
この演説の中で「10年以内」と期限を定めて、国民に対してケネディはコミットメントしたのです。
実際、7年後にはアポロ11号が人類初の月面着陸を成功させたのですが、その映像をケネディ大統領が見ることはありませんでした。
せっかく勝ち取った自由も、無為に過ごし、成果に甘んじ、進歩の流れに逆らえば、危険にさらされるでしょう。
現代社会は”自由”そのものですが、これは過去の偉人たちが、戦い抜いて権力者から勝ち取ったものです。
それを忘れた現代人は、選挙に行くことすらありませんよね。
そのような状況を危惧した言葉だと思います。
過去の成功に溺れてはなりません。
現状に満足しないことが、永続的な発展を生み出すのです。
常に進歩していかなければ、いずれ衰退するハメになります。
毎日一歩ずつ、少しずつでもいいので前進しましょう!
自由、それは学習を伴わないと危険になります。
学習、それは自由を伴わないと空虚になります。
これはとてもユニークな名言だと思います。
ケネディに言わせると「自由と学習は表裏一体」ということですね。
変化は命あるものの法則です。
過去や現在にしがみついている者は、未来を逃すことになるでしょう。
変化を恐れる必要はありません。
未来に向けて前進しましょう!
私たちの目標は力で勝つことではなく、正義を貫くことです。
これは素晴らしい名言だと思いますが、重要なのは「正義とは何か?」を正しく理解することだと思います。
それを正しく理解したい人は、下の記事をご覧ください。
私たちはラテンアメリカの皆さんを歓迎します。
どうか私たちの生活や文化を豊かにしてください。
皆さんの国の文学や歴史、伝統を教えてください。
私たちは皆さんの国の音楽や芸術や哲学を学びたいのです。
これはケネディの政治的スタンスが理解できる名言だと思います。
ケネディ大統領はアメリカ社会に根強く残っていた”人種差別”と戦い抜きました。
そして1963年6月11日に公民権法案を提出し、『1964年公民権法』を成立させるに至ったのですが、ケネディ大統領は1963年11月22日に暗殺されたので、その成立を見ることはありませんでした。
『1964年公民権法』とは?
1960年代のアメリカ黒人の公民権運動が盛り上がり、ケネディ大統領が政策として進め、その暗殺後、ジョンソン大統領の時の1964年に制定された総合的な黒人差別を無くす立法措置。とくに選挙権登録での読み書きテストを禁止して選挙権制限をなくし、平等な人権を保障した。
私たちが求めているのは、これまでなかったものを夢見ることができる人々です。
これは人々が求める”リーダー像”を言語化した名言です。
ビジネスリーダーを目指す人は覚えておきましょう!
私たちはこの時代を人類史上最高のものにすることも、人類史上最後のものにすることもできるのです。
自らの努力次第で、人生はどうにでも変えられます。
そんなことを言い表した名言だと思います。
あばら家の集落に住む地球半分の人々、悲惨の鎖から解放されようと苦しんでいる人々に対して、私たちは全力で彼らの自立を助けることを誓います。
ケネディにとって『貧困層の支援』というのは、最も大きな政治テーマの一つでした。
なぜかといえば、自由主義社会は共産主義社会と対立しているからです。
共産主義社会は”貧困層の救済”を目的とした仕組みなので、ケネディは「そもそも貧困層をなくせば共産主義は生まれない」と考えたのです。
交渉することを恐れてはなりません。
ケネディが意識したのは東西冷戦の相手である”ソビエト連邦”ですが、これは何事にも当てはまる言葉だと思います。
試みるのに早すぎるということはないし、対話するのに遅すぎるということもないのです。
何事にも『チャレンジしてみる』ことが重要なのだと思います。
私たちがいま第一歩を踏み出したと歴史に書かせようではありませんか。
視野が広くて、面白い表現の言葉ですよね。
このようなリーダーに人間はついて行きたくなるのだと思います。
私たちは平和を求めますが、自由は放棄しません。
ケネディ大統領の功績といえばキューバ危機の回避ですよね
軍部の強硬派がキューバへの奇襲攻撃を提言したのに対して、それではアメリカとソ連が全面戦争に突入するという理由から、ケネディ大統領は”海上封鎖”の実施を決断しました。
その結果、フルシチョフがキューバのミサイル基地撤去に同意して、キューバ危機は終結となったのです。
キューバ危機とは?
1962年、キューバでのソ連ミサイル基地建設をめぐって米ソが激しく対立した事件。 米国の海上封鎖にソ連が譲歩してミサイルを撤去し、衝突は回避されました。
この時、もしケネディ大統領が判断を誤っていたら、アメリカとソ連は「核戦争に突入していた可能性が高い」と言われています。
この非常事態を上手く回避した功績は大きいと思います。
ここで安心して休んではいられません。
ここは丘の中腹であって、頂上ではないのです。
満足した瞬間に、人間の成長は止まります。
常に向上心を持って取り組みましょう!
目的と方向性を伴わない努力と勇気は、たいして役に立ちません。
間違った努力は、決して良い結果をもたらしません。
しかし、正しい努力は必ず結果へと結びつきます。
「何が正しい努力なのか?」を見誤らないようにしましょう!
努力する大切さを教わりたい人は、下の記事をご覧ください。
安易な人生を祈願するのではなく、より強い人間になれるよう祈願しましょう。
強い人間になるためには、挑戦し続けなければいけません。
それには困難がともなうので勇気が必要です。
その勇気を持ち続けられた人だけが、本当に”強い人”なのだと思います。
聖書に「神の道に沿って生きる人はその人の敵とも友和を与えられる」とあります。
ケネディ大統領はカトリック教徒でした。
それが選挙にはネガティブに影響したのですが、持ち前のスピーチ力でポジティブに変換していったのです。
聖書に書かれている名言を知りたい人は、下の記事をご覧ください。
これらのことは、初めの100日で成し遂げられるものではありません。
最初の1000日でも、私の任期中においても、あるいは地球に私たちが生きている間は成し遂げられないかもしれません。
それでも始めようではありませんか。
これはケネディが大統領就任演説で語った名言です。
とても正直な発言なのですが、それでも決して悲観的な気持ちにはならず、逆に誠実さが聴衆をワクワクさせてくれるスピーチだと思います。
JFKが「スピーチの名人」と呼ばれた所以が、ここに集約されています。
まとめ
ここまでJFKの名言集をご紹介してきました。
アメリカ社会のみならず、全世界に多大なる影響を与えたリーダー『ジョン・F・ケネディ』が残した言葉は、魂を揺さぶる金言ばかりでしたよね。
歴代アメリカ大統領の名言もまとめているので、もし良ければ一緒にご覧ください。