「住宅は3回建て直すと、自分の気に入った家ができる」と言いますが、工場もまったく同じです。
これは全く知らなかった事実なのですが、製造メーカーの経営者が言う話なので本当なのだと思います。
工場建設には、意外と「しまった!」というミスが多いみたいですね。
「売れる」と思って出した車が売れない、逆に思わぬ車が売れる。
これは販売見通しの難しさについて語った名言です。
ユーザーニーズを正確に読み取って、それを販売計画へ落とし込み、完璧に売りさばくのはほぼ不可能だと思います。
それを実現するためには完全受注生産方式にするしかありませんが、それを実現したのがアメリカのテスラモーターです。
テスラモーターCEOであるイーロン・マスクの名言集は下の記事をご覧ください。
自分のところの商品の良さを誠心誠意説明し、お客さんのハートを掴むのがセールスの真髄です。
セールスには絶対的な成功法則などありません。
営業マンによっても個性が違うので、自分なりの営業スタイルを確立しなければ売れないということです。
セールスの本質が知りたい人は下の記事をご覧ください。
一旦規則ができると、自分の頭で考えずにそれに従う人が出てきます。
このような人たちは「大企業病にかかっている人たち」だと言えますが、鈴木修は「このような姿勢の社員が一番頭にくる」と語っています。
もしダメな部分を発見したら、それを改善するようにしなければ、きっとその企業は徐々に衰退していきます。
それは自分たちの生活をも不幸にするので、会社員の人でも経営者と同じような危機意識を持つべきだと思います。
会社のトップが会長、社長なら、そのうち1人は技術者であるべきだ。
これはメーカーの経営者らしい金言ですよね。
自動車を作るのはエンジニアであって、彼らに対して本当に寄り添えるのは技術者出身の経営者だけだということです。
クルマづくりはGMから学んだ。
スズキは1981年にアメリカのゼネラル・モーターズ(GM)と資本業務提携しました。
当時のGMは世界最大の自動車会社であり、スズキとは雲泥の差だったのですが、お互いの強みを生かせるということで資本提携に至ったのです。
結果的にスズキはGMから多くのことを学んで、その後飛躍するのですが、この名言にはアライアンスの重要性が隠されているように感じます。
「製造業は1円のコストダウンが生死を分ける」と言われます。
スズキは日本を代表する大企業なので、「1円くらい気にしなくても良くない?」と思いますよね。
しかし、スズキのビジネスモデルを紐解いてみると、一部品あたり1円50銭を積み重ねた結果が利益になっているそうです。
なので一部品あたりのコストは、文字通り「生死を分ける」ということです。
工場にはカネが落ちている。
これは言葉の通りではなく、あくまでも比喩表現です。
工場の無駄を省けば、それが会社の利益を押し上げて、社員や株主へ還元される原資が増えることを「カネが落ちている」と表現したのです。
自動車メーカーにとって「生産」と並ぶ二本柱は「開発」です。
自動車メーカーにとっての「開発」は進歩を意味します。
これがなければ存続することすら危ういので、研究開発費というモノの重要性が理解できる名言だと思います。
「死に金は一銭たりとも使わない」というのが私のポリシーです。
鈴木修はコスト意識の高い経営者として有名です。
よく言えば庶民派なのですが、同じくコスト意識の高い経営者と言われているのが、Amazon創業者であるジェフ・ベゾスです。
大金持ちでも飛行機はエコノミークラスに乗ったり、使わなくなったドアをテーブルにしたり、ドケチな逸話は数多く残されています。
ジェフ・ベゾスの名言集は下の記事をご覧ください。
会社というのは、色々手間がかかってもイチから自分で作り上げた方が、いい結果が出る。
これはM&Aについて語った名言です。
できる限りM&Aをせずに、とにかく自社開発にこだわり続けている企業といえば、サイバーエージェントですよね。
その経営精神を知りたい人は、藤田晋の名言集をご覧ください。