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マネーフォワードは、日本を代表するクラウド会計サービスですが、その創業者である辻庸介について知っている人は少ないかもしれません。
素晴らしい肩書きに反して、意外なことに泥臭くて不器用な人物みたいなので、今回は辻庸介の名言集をご紹介したいと思います。
独立起業を目指している人や、新規事業に携わっているビジネスパーソンはぜひご覧ください。
辻庸介の略歴
辻庸介(つじようすけ)は、1976年大阪生まれの起業家です。
2001年に京都大学農学部を卒業後、ソニー株式会社へ入社します。
2004年にマネックス証券へ転職ますが、2011年にアメリカのペンシルベニア大学ウォートン校でMBAを取得し、2012年にアメリカ留学時に知り合った共同創業者と株式会社マネーフォワードを設立します。
2017年には東京証券取引所のマザーズ市場(現在の東証グロース)へ上場し、日本の会計サービスをアップデートし続けるリーダーとして活躍しています。
弊社(WEBX Inc.)も会計ソフトはマネーフォワードを利用していますが、とても便利なサービスなのでおすすめですよ。

辻庸介の名言まとめ
自分は完璧とは程遠い。
だから人の手を借りなければ生きていけない。
- 京都大学卒業
- 海外留学の経験あり
- MBAホルダー
- 上場企業の社長
このような肩書きを見ると、なんとなく『アグレッシブな完璧人間』というイメージになりますが、自己評価は「頼りないダメ人間」という感じみたいです。
僕は失敗しても落ち込むのは一瞬で、立ち直りが早い。
失敗を『ネガティブなもの』だと考えていないので、辻庸介は基本的にポジティブな性格だと自己評価しています。
もう少しお伝えすると、社員から呆れられるほどポジティブな人間みたいです。
世の中の誰も、僕たちのことを知らない。
誰にも期待されていない。
注文の電話もなければ、クレームさえもない。
起業した当時は、びっくりするぐらい何も起こらなかったそうです。
そう考えた場合、クレームが入るというのは幸せですよねw
何もしなければ、何も起こらない。
これは当たり前のことですが、辻庸介は起業してから気づいたそうです。
だからこそ辻庸介は、とにかくバッターボックスに立って、バットを振り続けたそうです。
具体的には1日18時間も働き続けました。
僕がマネーフォワードという会社を作った動機を一言で表すなら、「強烈な憤り」なのだと思う。
新卒入社したソニーでは、経理担当として膨大な数字が記録されたファイルと毎日格闘したそうです。
この不合理な業務に嫌気がさし、なんとかして合理化できないかと考えたそうです。
起業家だって、ただの人間だ。
「起業家」と聞くと、何か特別な能力を身につけているスーパーマンのように感じるかもしれませんが、その実態は単なる人間です。
何か特別優れたスキルを身につけているわけではないので、誰だって起業家にはなれると思います。
何も知られぬまま埋没していったプロダクトは、ごまんとあるはずだ。
これは起業家であれば100%共感できる名言なのですが、「ものすごい反響があるかもしれない!」という期待感を抱いて、意気揚々とプロダクトをリリースしても、「何一つ反応がない…」というのは至極当たり前の光景です。
マネーフォワード社が最初に1年以上かけて開発し、ローンチしたサービスも、全く反応がなく、たった数ヶ月でクローズしたそうです。
実は弊社(WEBX Inc.)も、一番最初にローンチしたサービスは6ヶ月もかけて開発したのですが、リリースしてからたった2ヶ月でクローズしました…
この時はとても悲しかったのですが、「クローズする」という判断ができなければ会社を存続させることができないので、経営者はこのようなシチュエーションを想定しておくべきだと思います。
夕方に窓を閉めなくてもいいオフィスに早く移るのが目標だ!
最初のオフィスは高田馬場のワンルームマンションだったのですが、そこは昼間下水の臭いがひどくて窓を開けることすらできなかったそうです。
そのワンルームマンションには創業メンバーの男性8名がすし詰めになっていたので、なんとなく起業の泥臭さが伝わってきますよね。
反応は”超”がつくほど渋かった。
マネーフォワードの初期プロダクトは、広告モデルを想定していたので、広告主となりえる企業に営業をして回ったそうです。
まだ完成していないプロダクトの資料を見せながら、「ここに広告を出してもらえませんか?」とセールスしたのですが、見たことも聞いたこともないものに対して、広告費を出してくれるクライアントはいなかったそうです。
僕は、なぜか日本にはびこる「お金は汚い」「お金の話をすることは良くない」という価値観に、強烈な違和感を持っていた。
お金は単なるツールでしかありません。
つまりお金に色はないのです。
「お金をどう活かすか?」という部分が重要なので、これを知るためには経済学を学ぶ必要があると思います。
近代経済学の第一人者といえば、ドイツが生んだカール・マルクスですが、マルクスの名言集は下の記事をご覧ください。
最初からユーザーがつかないのは当たり前なのだ。
プロダクトの開発者は淡い妄想ばかりを抱くので、なんとなくサービスが軌道に乗っていくイメージを想像しますが、ゼロベースの起業がそんなに上手くいくはずありません。
かと言って「こんなサービス使われるわけない…」という思いで、サービス運営する人もいませんよね。
この辺りのバランス感覚はとても難しいので、起業当時は大きなストレスを抱えることになります。
「ユーザーはきっとこう思うだろう」という安易な決めつけは、サービスづくりにおいては危険だ。
ITサービスはユーザビリティを考慮しながら作られるのですが、実は的外れであることが多いです。
そのようになってしまう原因は、サービスを自分自身がヘビーユーザーとして使っていないからだと考えています。
これはITサービスのあるあるなのですが、サービス提供者側はただ運営しているだけで、自分自身が使ったことなかったり、アクティブに使っていないケースが散見されます。
こうなってしまうとユーザー目線が抜け落ちるので、どうしても独りよがりなサービス提供になってしまうのです。
大事なのは、失敗から学ぶこと。
まず前提として、何か新しいことにチャレンジして成功する確率はそれほど高くありません。
なので、必然的に失敗を受け入れる必要がありますが、その失敗には多くの学びがあります。
歴史上の偉人たちも、失敗から学ぶことを推奨しているので、決して失敗を恥じる必要はないと思います。
PMFとマネタイズ。
この2つの順番も重要だ。
PMFは「プロダクトマーケットフィット」と呼ばれており、マネタイズは「お金の稼ぎ方」を意味しています。
PMF(プロダクトマーケットフィット)とは、提供しているサービスや商品が、顧客の課題を解決できる適切な市場で受け入れられている状態のことを指します。 ソフトウェア開発者のマーク・アンドリーセンが広めた概念と言われ、ベンチャー企業や新規事業を始める際によく聞く言葉です。
基本的にはPMFを最優先とし、PMFができてからマネタイズに取り組むというのが正解だと思います。
キレたら負けだろ?
これはサイバーエージェント創業者である藤田晋の名言なのですが、辻庸介はVC(ベンチャーキャピタル)巡りをしていた時、何度もこの言葉を思い出したそうです。
勝率の低いスタートアップ企業に対して、エンジェル投資家やVCはかなり上から目線で接してきます。
その態度は本当に頭にきますが、辻庸介はグっと我慢して堪えたそうです。
藤田晋は日本を代表する経営者なので、その名言集は下の記事をご覧ください。
もしもこれから、新しいものづくりにチャレンジしようとする人がいたら「最初から理解を示し、お金まで出してくれる人は滅多にいない」という前提に立った方がいい。
スタートアップ企業を立ち上げる場合、とにかく大変なのが投資家(出資者)探しです。
弊社(WEBX Inc.)もエンジェル投資家探しを経験していますが、感覚的には「投資家巡りを10人にした場合、その中で1人~2人くらい興味を持ってくれて、そのような興味を持ってくれた人が5人出てくれば、1人ぐらい出資してくれる」というイメージでした。
なので感覚的には30人くらいの投資家と会えば、1人ぐらいは出資してくれると思います。
スタートアップの強みは「情熱とスピード」だ。
逆に言ってしまうと、スタートアップ企業にそれ以外の強みはありません。
この2つだけをとことん突き詰めましょう!
チームや組織が成長する過程には、必ず痛みが伴う。
辻庸介は、この現象のことを人体に例えて「成長痛」と表現しています。
権限委譲をしなければ、組織は大きくならない。
権限委譲はとても難しいですよね。
部下への権限委譲に悩んでいる人は、ドン・キホーテ創業者である安田隆夫の名言集をご覧ください。
変化や未知のものを避けて現状維持を望む「現状維持バイアス」は、僕たちが思ってる以上に強くて深い。
「現状維持バイアス」は、有名な心理術ですよね。
ビジネスに使える心理テクニックは多いので、ビジネスパーソンは押さえておきましょう。