人の徳慧術知あるは、恒に疢疾(ちんしつ)に存す。
訳)人生を生きていく知恵は、逆境の中で身についていく。
「徳慧術知」は素晴らしい知恵や、優れた知謀という意味の言葉です。
逆境は自分を成長させてくれる糧となります。
逆境を楽しみたい人は、そのやり方をプロアスリートから学んでください。
仁は人の心なり、義は人の路なり。
訳)仁は人の心そのものであり、義は人の踏み行うべき道である。
孟子が特に重視していた徳は「仁」と「義」です。
「仁」とは思いやりの心、そして「義」とは正しい行いのことを指しています。
リーダーとして活躍したい人は、必ずこの2つを身につけなければいけないと語っています。
この辺りを深堀りしたいのであれば、孔子の考え方も知った方が良いと思います。
為さざるあり、而る後に以って為すあるべし。
訳)してはならないことをしない。そうであってこそ、なすべきことをやり遂げることができる。
とても短い言葉ですが、「義」について語った名言です。
「してはならないこと」とは「義」から踏み外すことです。
これは短い言葉なので、座右の銘にもぴったりだと思います。
座右の銘を探している人は、下の記事をご覧ください。
人のその言葉を易くするは、責めなきのみ。
訳)口が軽いのは、責任を自覚してないからである。
リーダーの発言は責任重大です。
発言する前に、ちゃんと言葉を選びましょう!
行ないて得ざるものあれば、皆反りてこれを己に求む。
訳)実行しても成果が上がらない時は、自分の努力がまだまだ足りなかったのだと反省する。
失敗を反省することはとても大切だと思います。
もちろん過去を引きずる必要はありませんが、その失敗から学べることがたくさんあるからです。
謙虚な姿勢で失敗から学びましょう!
まとめ
ここまで古代中国の賢人「孟子」の名言をご紹介してきました。
最後まで読んだ人は孟子の考え方が大枠理解できたと思うので、リーダーを目指す人はぜひ参考にしてください。
古代中国の思想家はとても優秀なので、他の諸子百家の名言集を見たい人は下の記事もご覧ください。