戦略プランニングにおいて競合他社の存在を考慮するのは当たり前だが、必ずしも最優先事項ではない。
まず考えるべきは顧客ニーズである。
「顧客ニーズを重視すべき」ということは、経営学者であるピーター・F・ドラッカーも同じことを言っています。
ドラッカーは「経営学の父」と呼ばれた偉人なので、代表的な著書である「マネジメント」は絶対に読んでおくべきだと思います。
時間がある人は、ドラッカーの名言集もご覧ください。
会社というものは「顧客に奉仕すること」以外の目的をもってはいけない。
売上至上主義や利益至上主義の経営者を見かけることがあります。
しかし、そのような経営者は顧客の方を向いていないので、いづれ手痛いしっぺ返しを食らうことでしょう。
私はいつも、カスタマー(顧客)、コンペティター(競争相手)、カンパニー(自分の会社)の3つのCで考えろと口を酸っぱくして言っていた。
これは大前研一が考案した「3C分析」と呼ばれるマーケティングの有名なフレームワークです。
3CとはCustomer(市場・顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)の3つを指します。
ビジネスパーソンは覚えておきましょう!
先輩社員が新入社員を教育するということは、新入社員をその企業の秩序、言い換えれば従来の鋳型にはめ込む作業をしているということだ。
もし会社を変えたいと思うなら、「新入社員研修を変えろ!」と大前研一は言っています。
入口が変わらなければ、出口も変わらないということです。
人生にはあらかじめ決められたキャリア・プランなど存在しない。
それは自分で作るものなのだ。
優れたキャリア・プランを作るための秘訣はたった一つだけです。
それはただ「行動する」ことです。
待っているだけでは何も変化は起こりませんし、何も進展しません。
私の結論はただ一つ。
「そのうちに…」ということは人生では禁句なのだ。
「そのうちに…」いう言葉には、期待感や先送り感が含まれています。
- そのうちに受注できるだろう
- そのうちになんとかなるだろう
- そのうちにやればいいだろう
どれも行動を先送りしているだけに過ぎません。
人間が変わる方法は3つしかない。
- 1番目は時間配分を変える
- 2番目は住む場所を変える
- 3番目は付き合う人を変える
この3つの要素でしか人間は変わらない。
もし自分を変えたいと思っているなら、この3つの行動をした方が良いでしょう。
個人的に一番重要なのは、3番目の「付き合う人を変える」ことだと思います。
今を楽しめない人は一生楽しめない。
現時点で好きなことがやれていない人は、第二の人生でもやっぱりできないのである。
新しいことに挑戦するのは勇気がいりますよね。
何らかのリスクを取らなければいけません。
しかしそれを恐れていたら、何も変化しないのです。
リスクを恐れずにチャレンジしていきましょう!
40歳になってからキャリア・プランを立てるのでは遅いのではないか、と心配する人もいるかもしれない。
だが、少しも遅くない。
大学を卒業して就職したとしたら、40歳は中間折り返し地点に過ぎない。
今は転職が当たり前の時代です。
一つの会社で終身雇用を貫くことは、決して美徳とは言えないでしょう。
大企業でも倒産する時代なので、会社に残ることが「勝ち組」になるとは限らないのです。
5年後、10年後…、どのような自分になりたいか、しっかりと考えましょう。