信頼が関係性を保つ鍵であり、そして、そのすべてです。
「信頼」とは、無条件で相手のことを信じることです。
お互いの信頼関係さえあれば、企業とお客様はさらなる高みを目指せるはずです。
もし商品に問題があった場合、文句も言わず、そのまま遠ざかっていくのが普通なのです。
一番恐ろしいのは、何も言わずに離れていくお客様です。
なぜかといえば、そのお客様は自分たちが知らない間に悪評を広めてしまいますし、その顧客を復活させる労力はとてつもない大きさになるからです。
これはとても大きな問題なので、経営者や営業責任者はしっかり認識しておきましょう。
マーケティングというと、有り金をはたいて広告宣伝に賭ける人がいます。
これが最も危険なことです。
マーケティングにおいて失敗はつきものなので、最初は小さくテストする必要があります。
ギャンブルのようなマーケティング活動はやめましょう。
見出しを変えただけで、売上を5倍にしたこともあります。
家具店での挨拶を変えただけで、売上が35%も増加したこともあります。
ビジネスはほんの少しの掛け違いで、売り上げが増減していきます。
マーケティングに携わる人間として、この部分はとてもダイナミックで面白いと感じています。
特にセールスライティングは非常に重要なので、そのノウハウが知りたい人は下の記事を参考にしてください。
全ては市場が決めるのです。
これは市場経済について語った名言です。
経済学の父と呼ばれたアダム・スミスは、市場経済のことを「見えざる手に導かれ…」と表現しました。
アダム・スミスが書き残した「国富論」は、経済学における最重要書物の1つだと言われているので、ビジネスパーソンは必ず読んでおきましょう!
ビジネスにおいて最も重要なのは、そのビジネスを行う目的です。
つまりは理念です。
- そのビジネスを通じて、どのような世界を実現したいのか?
- そのビジネスを通じて、どのように社会貢献したいのか?
このような考えのないビジネスは、遅かれ早かれ衰退すると思います。
ジェイ・エイブラハムは「ほとんどの人が間違った目的でビジネスを行っています」と語っています。
すでにある価値を市場から奪い、減らす人であれば、そのビジネスはやがて消滅の運命です。
既存の商品をただ代理販売するだけのビジネスは、パイの取り合いをやっているだけです。
何のイノベーションも起こしていないので、そのようなビジネスの先行きは暗いでしょう。
中小企業の95%が目的を達成できずに終わります。
そもそも中小企業では目的を定めている経営者が少ないので、目的を達成できるはずありませんよね。
目的とは、「売上1億円」とか「利益1000万円」という話ではありません。
その事業を推進する社会的意義であり、会社の存在意義とも言えます。
ほとんどの経営者は自分が儲かることだけを追い求めているので、そもそも明確なゴールを持っておらず、そのような状態では目的を達成できるはずありませんよね。
これは明確に言える話ですが、自分の利益など考える必要ありません。
「どうすれば社会に貢献できるのか?」「どうすればお客様は喜んでくれるのか?」「どうすれば世の中はもっと良くできるのか?」という部分だけを愚直に追求しましょう!
本当の意味での”成功”がわからなければ、成功することはできないということです。
自分自身をコモディティ(一般消費財)化させてはいけません。
ビジネスパーソンは、誰しもがプロフェッショナルを目指すべきだと思います。
ある特定分野のプロフェッショナルとして突き抜けましょう!
単に生きるのではなく善く生きる。
これは哲学的な名言ですよね。
ただ飯を食って、時間を浪費し、人生を消化するのはもうやめましょう。
この考え方を理解するためには、孔子の論語が最適だと思います。
まだ読んでいない人は、下の記事をご覧ください。
まとめ
ここまで、マーケティング界の巨匠「ジェイ・エイブラハム」の名言集をご紹介してきました。
どれもマーケターの心にグサグサ刺さるような金言ばかりだったと思いますが、マーケティングとセールスは表裏一体なので、営業職の人もマーケティングについては勉強するべきだと思っています。
もしマーケティングについての知識を得たいと考えている場合には、まずはマーケティングの名著から手をつけてください。
マーケティング本の名著を探している方は、下の記事を参考にしてください。